日本科学未来館は、2023年11月に「ロボット」をテーマとした「ハロー!ロボット」「ナナイロクエスト ―ロボットと生きる未来のものがたり」を新たに常設展示としてオープンしました。「ハロー!ロボット」は、ロボットたちとのふれあいや、最新ロボティクス研究の紹介を通して、未来の多様なロボットとのくらしを想像し、新しい可能性を見つけることができる展示です。「ナナイロクエスト」は、人とロボットがともに暮らす未来のまち「ナナイロシティ」で起こったトラブルを解決するために、専用タブレットを使って展示空間を探索し、住人との会話や、まちで活躍するロボットの情報などを手がかりに、人とロボットとのさまざまな付き合い方に触れ、新たな気づきを得る展示となっています。当社は基本設計・実施設計・施工を担当しました。また、2023年9月にリニューアルした「ノーベルQ」の設計・施工も担当しました。
千里中央公園再整備にかかる活性化事業として、旧公園管理事務所の建築・内装・ランドスケープをリノベーションし、千里中央公園について地域住民と共に考え、共につくる施設を計画しました。当社では、コンセプトであるPLAY 1OOORE SCENESの「3つのO」(Open・Ordinary・Organic)の考え方をベースに、公園ならではの体験価値を楽しめるカフェ「SEN℃」、ミニショップ「パークローソン千⾥店」、コミュニティスペース「LABO」の企画協⼒、デザイン・設計、施工、公園活性化事業企画・運営を行っています。地域住民と共に行う取り組みとしては「色をみつけて、色をつくる」「たてもの丸ごとぬる」のイベントの開催・運営を通じて、公園内で見つけた色でラボ棟の外壁を彩り、ここにしかない価値を創出しました。
盛岡市立図書館の耐震改修を含むリニューアル工事のプロジェクトです。約2年半の休館期間を経て、2024年4月2日にリニューアルオープンしました。図書館のコンセプトは「知がめぐり、人と、まちと、のびやかに育つ図書館」です。目の前に広がる「高松の池」の生態系のように、盛岡の知や人が自然に集まって、つながり、地域へと循環していく図書館を目指しています。当社は施設の内部空間の企画・設計・制作・施工のほか、ロゴなどのVIも担当しました。
ジェイアール名古屋タカシマヤの2023年6月全館プロモーション「LIFE+DESIGN~創造的な暮らし、見つかる広がる~」において、当社はロゴ・ビジュアル・店内装飾デザインおよび販売促進企画(クリエイターズトークショーへの登壇)を担当し、全館プロデュースを行いました。
T-LOGI福岡アイランドシティは、周囲を海とコンテナターミナルに囲まれた、福岡市で唯一の人工島に位置します。本施設は、東京建物様、東急不動産様、西日本新聞社様、丸紅様が共同で開発を行った、延床面積約4.5万坪の九州最大規模の物流倉庫施設となります。当社はデザインコンセプトの立案・基本構想から参加し、従業員休憩室とアプローチの設計・施工、施設共用部分の設計を担当しました。
「としまえん」跡地に建設された「スタジオツアー東京(ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター)」オープンに伴う、西武鉄道線「豊島園駅」「池袋駅」のリニューアルプロジェクトです。■豊島園駅「イマジネーションが日常に溶け込む駅」をコンセプトに、日常と非日常空間をつなぐゲートをイメージしたシンプルなデザインに、魔法の世界を感じられる仕掛けをプラスした駅舎となっています。ホーム上の柱や駅名標、自動販売機などは、ホグワーツ魔法魔術学校へとつづく「ホグズミード駅」を彷彿とさせる赤を基調とした意匠に改修しました。また、ファサード上部のガラス面を使用した、シースルーLEDによる映像を時間帯やシーズンごとに変化させ、浮遊感のある魔法を感じる演出としました。さらに、2020年8月に閉園した「としまえん」のレガシーとして、模型列車や電話ボックスオブジェ、ベンチ、としまえん内で育った木を使用したオブジェなどを新たなコンセプトに合わせてリメイクし、展示することで、地域の皆さまからも親しまれる駅となりました。■池袋駅英国・ロンドンにある「キングスクロス駅」を参考にした、豊島園行きの電車が主に発着する1・2番ホームの壁面をレンガ調に、駅サインもネイビーを基調に改修しました。「ファンタジーの世界へつづく道」をコンセプトに、随所に魔法使いやフクロウのイラストを施すことで魔法の世界観を創出し、魔法の世界へつながる玄関口の駅となりました。
「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」の会場である沖縄アリーナ屋外広場に選手を描いたアートモニュメントを展開しました。選手を等身大のラインで描くことで選手の高さやスピード、跳躍などの身体能力を体感できます。B.LEAGUEパーパス「ココロ、たぎる。」の世界を表現し、「PARK」というコンセプトのもと来場者と複数会場をつなぐコミュニケーションを触発するデザインとしました。
大阪にある世界最大級の水族館「海遊館」。「いのちぐるぐるサンゴ展」は水槽内の背景になりがちなサンゴを主役にした特別展です。展示テーマは、たくましく生きるサンゴの「生命力」で、サンゴの魅力を知り、水槽の新たな見方に気付き、さらにはサンゴのファンになってもらうことを目指しました。また、館最大の水槽である「グレート・バリア・リーフ」水槽のリニューアルと併せて相乗的に盛り上げていくことを目的としています。
北海道小清水町に誕生した「日常時・災害時の居場所づくりで、町のにぎわいと持続可能なまちづくり」を目指す、公民連携で取り組んだコミュニティ再生・防災拠点です。役場機能のほか、カフェやランドリー、フィットネスジム、コミュニティスペースなどを併設し、役場を従来の「用事がないと行かない場所」ではなく、新たに「自然と訪れる場所」に変化させることで、町が抱える過疎・高齢化の課題に向き合い、役場と町民が一緒になって町を盛り上げていくための中心施設となることを目指しています。
大阪梅田にある赤い観覧車が目印の商業施設「HEP FIVE」の7階飲食フロアが、オープン以来初のリニューアルを実施しました。共用部環境を多く用意し、テナント区画内だけでなく、テイクアウト利用も促し、フロア名称「TAMLO(タムロ)」の通り、多くの方が集まるフロアへと変わりました。
京都発のコーヒーショップブランド“%ARABICA”のサウジアラビア第2号店のデザイン設計・施工監修業務です。クライアントから約900㎡の倉庫を改修し、特注の巨大なロースティングマシーンを設置するというご要望がありました。そこで、広大な空間を生かしながらも、巨大なロースタリーを魅せる空間として、シアターのような店舗を計画しました。店舗奥にはどの席からも見える壇上を設け、主役となるロースティングマシーンを中央に堂々と設置しました。その周りを“%ARABICA”の象徴ともいえるビーンズセラーがぐるりと囲み、主役を盛り上げます。この店にはオーケストラとなる“%ARABICA”の優秀なバリスタがおり、彼らも主役の一つです。店の中央にU字型のキッチンカウンターを構え、バリスタの華麗なパフォーマンスとともに、心地よい音が店内全体に鳴り響くようにしました。この2つの主役のライブ感を客席のどこからでも楽しんでいただくために、柱のない大きな吹き抜けと、それを取り囲むように座席を配置しました。客席のメインとなるのは、シアーカーテンで仕切られたBOX席です。男女の距離間を気遣うサウジアラビアの人々に配慮したこの席は、吹き抜けの両袖に2層分をレイアウトしています。他にも、バリスタを目の前で鑑賞できるキッチンカウンターまわりのベンチ席や、店内全体を見渡せるカウンター席など、さまざまな客層の方が各々の楽しみ方ができるように客席にバリエーションを持たせました。吹き抜けの天井からは、パンチングメタル越しに心地良い光が降り注ぎます。これらにより、明るく開放的な空間を生かしながら、おいしいコーヒーとシアターを意識したデザインと演出を五感で味わえる店舗が実現しました。
「MITSUKOSHI BGC」は、「NEXT MANILA LIFESTYLE」をコンセプトに、国際都市ボニファシオ・グローバル・シティを舞台に、日本とフィリピンが共創する新しいライフスタイルを届ける複合型商業施設となります。当社にて環境共用部の基本構想およびデザインを担当し、買い物の楽しさを演出するオープンな店が軒を連ねる構成と開放感あふれる商空間に「参道」や「通り庭」といった日本の伝統的な場づくりの要素を取り入れることで、ヒューマンスケールで居心地の良い施設を提案しています。施設中央部では、フィリピンと日本の懸け橋になるという本プロジェクトの想いを表現する象徴的なデザインとして、手と手が組み合わさったイメージを和の味付けでアイコン化した「Joining Hands」の天井がお客さまを出迎えます。
魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)は、児童文学の小さなノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」を受賞された角野栄子氏の想像力あふれる夢いっぱいの世界観とその功績を後世に伝えていくために計画された江戸川区様の公共施設です。児童文学の素晴らしさを広く世界に向けて発信し、子どもたちが自由に本を選び、手にとって親しむことで、夢のふくらむ豊かな創造力を育むことができる場として誕生しました。本プロジェクトにおいて、当社は展示基本計画・基本設計・実施設計を隈研吾建築都市設計事務所様のもとで担当し、続く展示制作まで担当しました。※2023年開館時より指定管理者業務を受託
株式会社ZOZO様の5拠点目となる物流施設「ZOZOBASEつくば3」における従業員休憩室のプロジェクトです。当社は、1階と5階の休憩室の基本計画から施工まで担当しました。1階はデニム、5階はプレイド(格子柄)、とフロアごとにファッションに関連するデザインコンセプトを設けています。
2023年3月、北海道日本ハムファイターズの新球場を含めたエリア、「北海道ボールパークFビレッジ」が誕生しました。約32ヘクタールという広大な敷地面積の中で、自然と共存する次世代ライブエンターテイメントや心身を育むウェルネスソリューション、文化交流が活発な街づくりを目指す、まったく新しいクリエイティブなコミュニティスペースです。乃村工藝社は「誰も経験したことのない新しい観戦体験の創出」をテーマに総力を結集して、複数エリアの企画、デザイン・設計、制作、展示施工を担当しました。メインとなるスタジアムの「ES CON FIELD HOKKAIDO」では、プレミアムエリア内にある『BALCONY SUITE』や砂被り席とダイニングが組み合わされた両翼の『docomo CLUB LOUNGE』『Panasonic CLUB LOUNGE』、客室からフィールドが一望できる個性豊かな『tower eleven hotel』、世界初の温泉を汲み上げた『tower eleven onsen & sauna』をはじめとした空間づくりを行いました。 新球場のレフト後方に位置するランドマーク「TOWER 11」には前述の通り、世界初の球場内温泉・サウナ、日本初のフィールドが一望できる球場内ホテル、ミュージアムなどの施設が揃い、通年で楽しめる革新的な球場となっています。例として世界初の“フィールドを一望できる球場内天然温泉とサウナ”には、半屋外の水着着用ゾーンに24席の“ととのえテラスシート”があり、サウナ室や浴槽からも試合を見ることができます。プロサウナー「TTNE・ととのえ親方」こと松尾大さんと一緒に、これまでにない新しい観戦スタイルを創り上げました。「北海道ボールパークFビレッジ」全体としては、屋外エリア全体の企画のほか、ウェルカムモニュメントの制作も行っています。球団が目指す、ファン、パートナー、地域の皆様と一緒になって、地域社会の活性化や社会への貢献につながる“共同創造空間”に今後も寄与してまいります。
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