Project Introduction
プロジェクト紹介

乃村工藝社でのプロジェクトの流れ

お客さま(クライアント)の​空間に関するあらゆる課題を​解決することが、​私たちの仕事です。​

生活者発想を基点とする集客力の高い環境の創造により、お客さま(クライアント)の事業繁栄とそこに集うお客さま(エンドユーザー)の心の豊かさを創造し、お客さまに歓びと感動を提供する。 ​
私たちは、その空間に​訪れることによってはじめて感じる​ワクワクやドキドキといった「感動体験」を演出し​空間の中でヒトとヒト、ヒトとモノ​、ヒトとコトが直接出会うコミュニケーションを創出します。​
商業施設、ホテル、博物館​、ショールーム、展示会、イベントなど​人が交わる全ての“場”の魅力を​最大限に高める「空間プロデュース企業」です。​

乃村工藝社でのプロジェクトの流れ

プロジェクトとメンバーの関わり

営業職プランニング職デザイナー職ディレクター職
① 調査・企画・コンサルティング
① 調査・企
画・コンサル
ティング

お客さまの要望や課題に関する各種調査・分析、コンセプトや事業・運営プランなどを策定

②デザイン・設計
②デザイン・
設計

コンセプトや企画に基づくデザイン・設計

③ 制作・施工
③ 制作・施工

デザイン・設計に基づく展示物の制作、施設内外装の施工

④ 運営・管理
④ 運営・管理

事業・運営プランに基づく施設やイベントの運営・集客支援、活性化およびメンテナンス

さまざまなプロジェクトメンバーが関わり、切磋琢磨して築き上げた実績

Culture社風を知る

アプローチとアンテナで未来を創る。人とのつながりを軸に新たな価値を生み出す存在へ

アプローチとアンテナで未来を創る。人とのつながりを軸に新たな価値を生み出す存在へ

2017年に経験者採用で入社した野村 尚紀。前職までで培った人とのつながりを基盤にさらに人脈の輪を広げ、空間づくりを通じてさまざまな事業を生み出しています。自身の仕事を「煙が立ちそうなところに火をつけにいく」仕事と表現する野村が、仕事に対する想いや情熱を語ります。 対話から生まれる新たな可能性。多様なステークホルダーと紡ぐ新たな空間づくりビジネスプロデュース本部 第一統括部 新領域プロジェクト開発部 開発課で課長を務める野村。その仕事内容は一般的な乃村工藝社の業務の枠にとどまらない、独特な広がりを持っています。野村 「新領域プロジェクト開発部では、今から世の中に出てくるような計画に関してアンテナを張っています。情報をキャッチしながらステークホルダーとの関係性を作り、我々の事業参画のポジションやきっかけを作ることが主な仕事です。関わるプロジェクトは複合施設やオフィス、公園などの企画開発から、国家プロジェクトまで幅広いことが特徴。さまざまな領域の空間づくりを得意とする乃村工藝社の強みを活かしつつ、プロジェクトの初期段階からステークホルダーと共に考え、魅力ある場づくりを目指します」野村の仕事を語る上で欠かせないのが「人とのつながり」です。野村 「私たちの仕事の主軸はコミュニケーション。さまざまな事業会社、デベロッパーや金融機関の方、はたまた地主の方など幅広い人と会話します。さまざまな人々の意向を踏まえながら、施設、空間づくり、そして街づくりの初期段階から一緒に計画を組み立てていくのが役割です」野村は自身の仕事を「煙が立ちそうなところに火をつけにいく」と表現します。これは潜在的な可能性を見出してそこに事業機会を創出する役割を指し、そのために、常に幅広い情報収集と人脈形成に努めていると言います。野村 「人と会うことによって発見があるんです。いろんなものから情報を得ることは当たり前ですが、それ以上に人と話をすることで得られるものが非常に多い。そこから気づきやヒントを得て、新しい取り組みができないかと考えています。情報の渦の中に自分を置いておかないと、世の中で何が起こっているかわからないし、人と会話するときに不安になるんですよね。常にアンテナを張ってさまざまなことに触れるようにしています」野村の知的好奇心は、人に対しても発揮されます。野村 「人に対して『なんでこう考えるんだろう』『どうしてこう感じたんだろう』などと感じることが多いので、一緒に働く人のルーツや趣味、考え方についてはコミュニケーションを取る中でよく聞くようにしていますね。相手のことを深く理解することによって、自然と信頼関係も築けますし、一緒に仕事をする上でも役に立ちます。ただ、そのためにはまずは自分を理解してもらうことから始まると考えています。また仕事をする時はもちろん『会社のために』と考えますがまず『世の中のために何かできないか』という目線で物事を考えます。会社のことばかり考えても可能性が狭まってしまう。会社だけでなく、世の中やステークホルダーにも目を向けて物事を考えることを大切にしています」好奇心が導いた「乃村工藝社」への道。人脈や知識を活かし仕事を生み出す乃村工藝社で7社目になる野村の経歴を振り返ると、そこには「0から1を作る」という一貫したテーマがありました。野村 「乃村工藝社に入社するまでも、さまざまな会社で0から1を作る企画開発の仕事に携わってきました。ただ、きっかけや明確な志向があったわけではなく、気づいたら街や施設、新しい業態のお店作りという仕事をしていたという感じです」コミュニケーションの中で「利他の心」を大事にしている野村は、特に印象的だった出来事について語ります。野村 「あるお客さまから『ここで商業施設を作りたい』という相談を受けました。しかしいろいろと検討した結果、不向きだと感じたので『やめた方がいいんじゃないですか』と提案したんです。引き受けたら会社の利益にはなっていたでしょうが、それがお客さまにとってベストな選択ではないと判断したら、止めるのも我々の役目だと思うんです。その直後はお客さまを怒らせてしまったのですが、後々『あの時にちゃんと向き合ってくれて嬉しかった』と言ってくださって。そのお客さまからは今でもご相談を受けることがあり、交流が続いています」このような深いつながりと経験を積み重ねてきた野村が乃村工藝社への入社を決意したのは、リーディングカンパニーの仕事を体感してみたいという思いからでした。野村 「『乃村工藝社』という会社がどのような仕事をしているのか単純に知りたいと思い、好奇心を抱きながら入社をしました」乃村工藝社に入社してからも、野村の仕事のスタイルは変わりません。野村 「入社以来、形態は変化しつつも基本的に同じ領域の仕事を続けています。これまでの人脈や知識を活用して『煙が立ちそうなところに火をつけにいく』スタイル。会社から与えられたある国家プロジェクトには、長期プロジェクトということもあり、入社当初から今でも携わっています。またこのプロジェクトをきっかけに、他の国家プロジェクトにも関わることになるなど新たな機会創出につながっていて、自身の仕事に新たな広がりができてうれしいです」つながりが生み出す成功の連鎖。都立明治公園プロジェクトに見る、新時代の空間づくり▲ 『都立明治公園』乃村工藝社という看板を掲げながらも独自のスタイルで仕事に取り組む野村。その仕事の醍醐味は人と人とのつながりを活かし、新たな価値を創造することにあります。その一例が、都立明治公園のプロジェクトです。野村 「幸いなことに、これまで交流があったメンバーがいろんなところで活躍していて、ネットワークが形成できています。都立明治公園も、以前働いていた会社の同僚や後輩が、その開発を担う事業会社にいたことがきっかけで始まったプロジェクトでした。都立明治公園は東京都が推進する公民連携による公園活性化プロジェクトのひとつ。事業会社との協力体制を深め、さまざまな地方のコンペティションに応募していく中で、ようやく実を結んだのがこのプロジェクトです」このプロジェクトで乃村工藝社は全体の構想や企画を担当し、デザインの監修も行いました。野村  「都立明治公園のプロジェクトを進めている際に、お客さまから新規の事業をやりたいというお話がありました。もともと事業会社に温浴施設開発の知見があったこともあり、そこから話が広がって公園内の都市型スパ施設『TOTOPA』の開発にもつながりました。私自身の役割としては今回のプロジェクトだけに関わらず、事業の構想段階から参画し、適切な人財やリソースを結びつけながらプロジェクトを伴走していくこと。例えば当社から相性が良さそうなプランナーを紹介。この仕事をきっかけに不動産会社とプランナーが意気投合し、今でもタッグを組んで仕事をしています。ほかにもプロジェクトメンバーのつながりからメディアを紹介したことで、テレビで施設を紹介してもらえることになったり。このように、自分の持っている人脈やアイデアを惜しみなく使って、プロジェクトを進めていくことに喜びを感じます」野村の仕事は単なる空間づくりにとどまりません。野村が仕事をする上で意識していることについて語ります。野村 「私は空間づくりというより、事業づくりというイメージで仕事をしています。空間をつくってもそれがお金を生み出さなければ、結局は事業にならないですよね。世の中には事業をつくる仕事が多々ありますが、私は空間という軸で事業の話をしているイメージです」 あふれだす好奇心──新たな可能性への果てしない挑戦これまでの人とのつながりや信頼関係を大切にしながら、空間づくり、ひいては事業づくりに邁進する野村が描く今後の展望とは。野村 「これまで築いた人間関係を大切にしながら、今後も仕事を続けていきたいと考えています。その関係性が新しいプロジェクトなどなんらかのカタチにつながることを期待しています。よく驚かれるのですが、私は今に至るまでほとんど営業活動をしたことがないんです。常に人と交流して、アンテナを高く張ることによって、自然と面白い話が舞い込んでくる。そんな流れで仕事をしています」野村にとって当社は7社目。これまで培ってきた人とのつながりにより、幅広い分野の専門家と交流を持っています。野村 「長年の人との付き合いもあり、現在はさまざまな縁を通じて、自分が携わりたい分野にアプローチできる環境にあります。将来的には、これらのつながりをさらに拡大していきたいですね」野村は、乃村工藝社の「起点」になりたいという強い想いを持っています。野村 「私は社内外の人々にとって『野村と一緒なら何かできる』『野村に聞けばどうにかなる』と思ってもらえるような存在を目指しています。このポジションは誰にも譲りたくないですね。『野村の周りには面白い話がある』と思ってもらえるように常に高いアンテナを張り、積極的にアプローチしていく必要があると感じています」最後に、乃村工藝社の魅力について語ります。野村 「会社が私に多くの機会を与えてくれていると感じています。さまざまな場所に行かせてもらい、多くの接点を作る機会を提供してくれています。この環境のおかげで、さらに多様な人と出会うことができましたし、幅広い知識や情報を得ることができました。また私のアイデアに賛同し、一緒に行動してくれる仲間が多いことも魅力のひとつです。例えば、私がとある事業にも関心を持ち、突然『このイベントに行こう』と提案した時も、興味を示して付き合ってくれる仲間がいるんです。自分に可能性を感じてくれていると思うと、嬉しいですね」野村の語る未来像は単に個人の成長にとどまらず、乃村工藝社全体、そして業界全体に新たな風を吹き込む可能性を秘めています。人とのつながりを大切にし、常に新しい挑戦を続けるその姿勢は、これからの時代に求められる理想像を体現しているといえるかもしれません。 ※ 記載内容は2024年9月時点のものです 

本質を捉え、感動を創造する──ジャンルを超えた20年来の挑戦が紡ぐ、空間デザインの新境地

本質を捉え、感動を創造する──ジャンルを超えた20年来の挑戦が紡ぐ、空間デザインの新境地

企業のショールームから文化施設まで、幅広い分野で空間デザインを手がけてきた高橋 建司。展示物の本質を捉え、独自の視点と切り口で感動体験を生み出すことにこだわり続けた高橋が、20年以上に及ぶキャリアで培った空間づくりの極意と、デザイナーとして大切にしている想いを語ります。 本質を捉え、独自の切り口を探る。感動体験を求めた挑戦はジャンルの枠を超えてクリエイティブ本部 第二デザインセンター デザイン7部で、ルームチーフとして9名のメンバーを率いる高橋。市場領域を超えたさまざまなプロジェクトに取り組んでいます。 高橋 「大阪事業所のデザインチームは、商業系、企業系、文化系と大きく3つの分野に分かれていますが、私たちのルームは企業のショールームやミュージアムから文化施設の展示空間まで、分野を問わず幅広く手がけています。 現在も複数のプロジェクトが同時進行していますが、どの分野でもその施設の本質を捉え、それをどう伝えるかを考えるプロセスは同じです。最近では事業の構想段階から関わり、展示空間だけでなく、建築デザインの提案にまで携わる機会も増えてきました」これまでに高橋が担当してきたプロジェクトは多岐にわたります。現在進行中のプロジェクトは、そんなキャリアの集大成ともいえるものです。高橋 「いま携わっているプロジェクトは、製品展示フロア、体験展示フロア、ワークショップ、カフェ、ショップからなる複合施設です。水族館や博物館、飲食店、物販店、テーマパークのアトラクション、そして建築デザインの経験も生かしながら、これまで培ってきた技術と知見を総動員して取り組んでいます」 選り好みせず、あえて幅広い仕事に挑んできた高橋。デザイナーとして譲れない信念があります。高橋 「お客さまとの対話を重ね、もっとも伝えたいメッセージを見つけ出し、それをどう表現すれば来場者の心に深く響くかを追求しています。扱う商品やコンテンツは施設ごとにさまざまです。常に新鮮で独自性のある切り口を意識し、お客さまにワクワクしていただけるような提案を目指してきました。 私たちつくり手が感動できないものに、来場者が共感し感動することは難しいと考えています。写真や資料を見て理解したつもりになるのではなく、現地や現物を確認することも大切にしています」シンプルな表現で紡ぐ、いのちの物語。顧客との信頼関係がクリエイティビティの源泉に▲ 日和山海岸ミュージアム入社後、主に企業系展示会の分野で活躍してきた高橋でしたが、その一方で、コンペに積極的に取り組んできたことが、キャリアの幅を広げるきっかけになりました。高橋 「初めてコンペに参加したのは、デザイン部の部長から声を掛けられたことがきっかけでした。何度か挑戦するうちに、展示会と並行してコンペにも主担当として携わる機会が増え、社内の営業担当とも顔馴染みになっていきました。 コンペは他社との競争であり、高い創造力と迅速な対応力が不可欠です。大変ではありますが挑戦のしがいがあり、その経験がデザイナーとしての基盤になっていると感じています」2014年にルームチーフに昇進した高橋。その翌年、「日和山海岸ミュージアム」のプロジェクトを任されたことが転機になりました。高橋 「日和山海岸ミュージアムは、『城崎マリンワールド』内にある施設で、『いのち』をテーマにした“語る”ミュージアムです。繁殖活動を通じて得た知識や気づきを、施設で働く飼育員自身が語り伝えるというコンセプトのもとで空間全体をデザインしています。 飼育員の方々と直接お会いし、彼らが生き物とどう向き合い、どんな葛藤を抱えてきたのかを伺う中で、私が心を動かされた言葉をそのまま展示に採り入れることを提案し、それをデザインに落とし込んでいきました。自分が表現したいデザインに真っ直ぐ向き合い、それが結果としてお客さまの共感を呼び、うまくかたちにできたプロジェクトだったと思っています」このプロジェクトで高橋は、展示だけでなく、建築デザインから基本設計、施設ロゴデザインまでトータルに手掛けました。その背景には、長年かけて培われた顧客との信頼関係がありました。高橋 「通常、建築と展示は別々に進められることが多いのですが、このプロジェクトでは建築のデザインも内部のコンセプトも、お客さまと膝を突き合わせて『本当にこれでいいのか?』と約3年にわたって議論を重ねながら共につくり上げてきました。 私は40年来のお付き合いを引き継いでいる三代目のデザイナーなのですが、企画の初期段階からパートナーとしてプロジェクトを進められたのは、歴代の先輩方がお客さまと信頼関係を築き、クリエイティビティを発揮できる環境が整っていたからこそだと思っています」2019年のオープン後、「日和山海岸ミュージアム」は国内外のさまざまなデザイン賞を受賞。デザイナーとして、高橋は確かな手ごたえを得ました。高橋 「展示では、横30メートルに及ぶ壁面を1枚の大きなキャンバスに見立て、メッセージ性のあるコピーを起点に、ビジュアルや展示をシンプルに配置しました。ミュージアムというとどうしても文字情報が多くなりがちですが、表現を極限まで削ぎ落としたことが受賞の評価につながったのかもしれません。 約20年のキャリアを経て、ようやく信頼できる仲間と共に自分の肩の力を抜きながら、表現やデザインにとことんこだわり粘り抜くことができるようになったと感じています」人と空間がつながるデザインで導く感動体験。ふたつの事例で見えた新たな価値と可能性▲ 城崎マリンワールド 魚類展示エリア「SeaZoo」日和山海岸ミュージアムに続くプロジェクトとして、2024年に高橋は同じ城崎マリンワールド内にある魚類展示エリア「SeaZoo」のリニューアルも担当しています。高橋 「展示コンセプトの立案段階から参加し、前回と同じ担当者や飼育員の方々と共に、空間全体のデザイン、水槽周りの壁面、生き物について伝えるためのコミュニケーションデザインを詰めていきました。 SeaZoo内の新しい展示『CUBE』のコンセプトは、『もっと、会話のある水族館へ』です。20個のキューブ型水槽や飼育員の方々との会話、イラスト、グラフィックボードを活用して、新たな驚きや発見を促す展示スタイルを目指しました」「SeaZoo」では、余白を緻密にデザインし、主役である水槽を美術館の作品のように見せる構成を採用。コミュニケーション型の展示が、新たな体験を生み出しています。高橋  「水族館というと、壁面に水槽が並び、来館者がその前をただ通り過ぎて行くだけということが少なくありません。そこで、水槽のそばにコミュニケーションボードを設置し、飼育員の方々が生き物を観察する中で面白いと感じたことや感動したこと、注目してほしいポイントなどを、あえて表現を統一せず、本人の言葉で短くテキスト化しました。 すると、水槽を見た後にコミュニケーションボードを読み、飼育員の方々の視点や想いを共有した上でもう一度水槽に目を向ける、という流れが生まれたんです。学術的な解説がただ並んでいるだけだと、来館者はボードに目もくれず先に進んでしまいますが、飼育員の生の言葉やイラストに足を止めてくれる方が増えました。また、等身大の飼育員があらわれて語り掛けるモニターを随所に設置したことも功を奏し、来館者の滞留時間が大幅に延びました」一方、2021年に当社クライアントと共に挑んだ「菊池環境工場クリーンの森合志」の「ごみ処理見学ルート」のコンペでも、大胆なデザインにチャレンジした高橋。これもまた、デザイナーとして大切にしてきた挑戦心が結実したプロジェクトでした。高橋 「通常、このような施設では壁面で情報を提供するのがセオリーですが、壁と床の境界をなくし、説明グラフィックや展示コンテンツ、サイングラフィックを一本のラインでつなげた『すごろく』形式の情報空間をデザインしました。 見学ルートでは、ボードゲームのように壁や床に情報を点在させ、見学窓から見えるごみ処理設備の解説を読んだり、クイズに挑戦したりしながら、楽しくごみ処理工程を学べるようにしています。子どもたちを最後まで飽きさせないよう、絵本のページをめくるように次の工程へ進んでいける設計を目指しました。どんな仕事であっても、その中に楽しめる要素を見つけ、自分が満足できるデザインを生み出すことが成功の鍵だと考えています。ジャンルを理由に取り組むか否かを判断するのではなく、どうすればそのプロジェクト自体を魅力的にし、お客さまに喜んでいただけるかを常に模索してきました」 本質を見極め新たな表現を追求し、感動をかたちに▲ 菊池環境工場クリーンの森合志 「一つのラインに導かれ、物語をめぐる。ごみ処理見学ルート」空間に独自の価値や体験をもたらすデザインの切り口や、感動を生み出す手がかりを見つけたときにやりがいを感じると話す高橋。ルームチーフとして、またデザイナーとして目指す姿があります。高橋 「既存のセオリーに従う必要はありません。人によって着眼点はさまざまです。それぞれのメンバーが感動したことや、その強い想いを臆せず素直に伝え、それが結果としてお客さまの満足につながるようなデザインのできるプロ集団を目指していきたいと考えています。 個人的には、常に新しい表現を追い求めるデザイナーでありたいですね。現在は展示空間だけでなく、商業系施設の仕事も担当していますが、本質を見極め、それをどう伝えるかが重要である点は変わりません。今後もさまざまなジャンルに挑戦していきたいと思っています。周囲からは『楽しそうに仕事していますね』と言われることが多いのですが、楽しみを見つけながら、自分が本当に良いと思えるデザインに取り組めているときがもっとも自分らしいと感じます。常識を疑い、不思議に感じたことを深掘りしながら着眼点を見つけ、デザインへと落とし込む。これからも自分が表現したいデザインと正面から向き合っていくつもりです」そして最後に、20年以上にわたりデザイナーとして第一線に立ち続けてきた立場から、高橋は未来の仲間に向けてこう呼びかけます。高橋 「乃村工藝社は、空間はもちろん、グラフィックや映像、そして建築まで、やる気さえあればやりたいことに何でも携われる会社です。ぜひこの理想的な環境で自分なりの楽しさを見つけてほしいと思います」20年を超えるキャリアを積み重ねてなお、尽きることのない高橋の新たな表現への探求心。本質を見極め、感動をかたちにするその挑戦は、未知なる領域へとさらに広がり続けます。※ 記載内容は2024年11月時点のものです

多角的な視点で道筋を想い描く。空間をつくりあげる制作管理の醍醐味

多角的な視点で道筋を想い描く。空間をつくりあげる制作管理の醍醐味

ディレクター職として制作管理を担い、2024年からは課長を務める井上 大輔。これまで、水族館や博物館、展示会など幅広い分野のプロジェクトに携わってきました。社内外の各所と協力しながらひとつのものをつくり上げるやりがいや学び、後進の育成に向けた想いなどを語ります。 お客さまやデザイナー、制作管理の意見をすり合わせ、よりよい着地点を探る営業推進本部 近畿事業部 プロダクト・ディレクション2部第1課で課長を務める井上。多岐にわたる分野に横断的に対応するチームで、10人のメンバーを束ねながら、さまざまなプロジェクトに携わっています。 井上 「現在は、主に2025年に開催される大阪・関西万博のプロジェクトに携わっています。私の役割は、メンバーの各プロジェクトへの割り振りや進捗管理、うまく現場を取りまとめられているか、確認やフォローアップなどですね。制作管理は、デザイナーが描いたデザインを実際の『空間』として具現化するのが仕事。現場に立ち会って、工程の管理はもちろん、安全や品質の管理、さらにはコストバランスも考えながら制作・施工の現場をディレクションしていくのが仕事の基本です。私も課長になるまでは、日々そのような仕事をしていました」デザイナーが描いたデザインを、実際の施工に落とし込む過程ではさまざまな調整が必要になります。井上 「デザインがお客さまに承認されると、実際にモノをつくるために協力会社に内容を説明して施工図に反映していきます。コストバランスを考えて経済寸法を検討したり、ここは人がよく触って汚れそうだから素材を変えた方がいいと代案を提案したりと、調整を重ねながら最善策を見つけていきます。 デザイナーにはデザイナーのこだわりがありますし、お客さまの考えもあります。我々制作管理としては安全や品質を担保しなければなりません。それぞれの意見をすり合わせ、より良い着地点を探るような仕事です」 もちろん、プロジェクトを進める際には、営業担当者との連携も欠かせません。井上 「工事の費用は、契約した金額で進めることが第一ですが、進めていく中でやることが増えたり減ったりすることがあります。そういった現場の情報を、営業にきちんと伝えるのも仕事のひとつです。スムーズにプロジェクトを進めるためには、社内においても営業、デザイナー、そして制作管理が密にコミュニケーションを取ることも大切だと思っています」管理職となってマネジメントする立場となった井上には、普段から心掛けていることがあると話します。井上 「現場に顔を出したり、積極的に声をかけたりしてメンバーとのコミュニケーションを取るように心掛けています。自分もそうだったのですが、気にかけて貰っていると思うと、何かあったときも話しやすいのではないかと思うんです。それから、現場のメンバーの負担を減らすために、社内のやり取りや調整などはなるべく自分が引き取るように努力しています」水族館の大水槽の改修へ。大手ゼネコンなどと協働し、新たな気づきを得る井上がこれまでに携わったプロジェクトで特に印象に残っているのは、入社3年目で任されたある公共資料館の展示改修工事だと言います。井上 「それまでは主に展示会を担当していましたが、部署異動で初めて文化施設に携わることになりました。仕事の厳しさを知ったのはこの時です。例えば、搬入に使う道路は公道か私道かまできちんと確認するなど、細かなところまで目を配り、さまざまな調整や配慮をしなければ、お客さまや関係者にご迷惑をおかけしたり、工事が遅れてしまう可能性もあると学びました。この他にも、提出する書類の取りまとめや手順なども一から学び、制作管理の根本を改めて理解したように思います」それから4年後には、世界最大級の規模を誇る水族館のサンゴ礁大水槽の改修という大規模プロジェクトで制作管理を託され、大きなやりがいを感じたと振り返ります。井上 「オーストラリア北東部沖に広がる世界最大のサンゴ礁『グレートバリアリーフ』をテーマにした水槽です。周りは専門知識を持った人たちばかりだったので、イメージを膨らませるために、現地を紹介する動画を繰り返し見てサンゴ礁の知識をつけました。水槽内につくる擬岩の形状を決めるにしても、生き物への細かな配慮が求められます。例えば、岩に凹んでいるところがあると水溜まりになってプランクトンが発生するとか、トンネルは大きくしないと魚がつまるとか。ウミガメが食べてしまわないようにアクリル材のシール部分をカバーするなどの作業も必要と、普段とは違う配慮が多くて大変でしたが、こうした生き物に関わる仕事自体が新鮮でしたし、多くの方々の目に触れる場所をつくり上げるやりがいも感じました」このプロジェクトでは、水槽を施工する大手ゼネコンと水槽内の設備を手がける会社、そして乃村工藝社という3社が同じ現場事務所に駐在。「協働を通じて新たな気づきを得た」と話します。井上 「ひとつの事務所の中に違う会社が席を並べること自体が初めてのことでしたし、3社が同じ目標に向かって邁進するプロセスが楽しかったですね。各社との関係が徐々に深まると、『この部分は当社が先に進めさせていただきますね』などとコミュニケーションがいっそう活発になり、作業がスムーズに進みました。また、近い距離感で各社の仕事を目にする中で、仕事の進め方や段取りの仕方、安全書類のまとめ方など参考にしたい部分が見えてきて、とても学びの多いプロジェクトでした」幅広い分野の仕事を学ぶ機会を与えられ、鍛えられて広がった視野▲ 京都鉄道博物館携わるプロジェクトが展示会から文化施設や企業のショールームなどの常設施設へと広がってきた井上。一見すると異なる仕事に思えますが、実は多くの共通点があります。井上 「施工期間が2、3日しかない展示会の場合は、その後の解体を見据えてなるべく簡略化できるものは簡略化するという特徴があります。しかし、天井に始まり、壁、床に取りかかるという作業手順や、人員の配置方法などは、展示会も常設施設も本質的には変わりません」2015年には、「京都鉄道博物館」の新設プロジェクトを任され、施設全般の制作管理を担いました。鉄道会社のルールにのっとった安全基準の策定などに心を砕いたと言います。井上  「デザイナーが描いた図面を見て、どの部分にどのようなルールを適用するかを鉄道会社側と共に調整し、施工図に反映させていく作業が大変でした。例えば、スロープの斜面と踊り場では、見てすぐ分かるように床の色を変えたり、手すりを決められた構造に設定したりと、お客さまの細かいルールにきちんと沿うことに神経を使いました」当時、構造計算の専門家とのやりとりを通じて新たな視点も得られました。井上 「例えば、建築物や構造物の設計においては、上部よりも基礎部分の強度を高めなければならないなど、ある程度の知識を身に付けることができました。そういった知識を踏まえた上で描いたスケッチをもとに構造計算を依頼することで、作業を手戻りなく効率的に進めることができました。また、お客さまも含めて鉄道ファンの方も多かったので、SLの希少なナンバープレートなど、その場その場で豆知識を手に入れられたのもとても楽しかったです」これまで携わってきたプロジェクトに想いをはせ「上司が幅広い分野を学ぶ機会を与えてくれた」と感謝する井上。井上 「仕事が舞い込むたびに『過去の経験だけでは通用しそうにないから、やり方を考えないと』と試行錯誤を重ねるからこそ、鍛えられて視野が広がるんです。同じことを続けるのが性に合わない私の性格を見抜いた采配に、今でも感謝しています」そして制作管理の仕事を続けてこられたのは、何よりも「達成感」があるからだと言葉に力を込めます。井上 「朝早い日や残業になる期間もありますし、協力会社の方々に現場で段取りよく動いてもらうために苦労する場面も多いです。でも、手がけたものが完成し、訪れる人たちが喜んでいる姿を見ると『ああ、よかったな』と苦労がすべて吹き飛びます。次の仕事に向け、また頑張ろうと思えるんです」 「枯れた技術の水平思考」。制作管理の仕事に活かし、新たな価値の創出をさまざまな現場を経験してきた井上は、「携帯ゲームの父」とも呼ばれた横井 軍平氏の「枯れた技術の水平思考」という言葉に共感していると言います。井上 「既存の技術を違う分野に活用することで、新しい価値を生み出すという意味です。この考え方は、私たちの仕事にも共通するところがあるのではないかと思っています。ひとつのやり方があったとしたら、それを多角的に、表からも裏からも横からも見ることで新たな打開策が生まれてくる。どんな課題に対しても、さまざまな角度から検討し、出来る方法を考える、我々制作管理の仕事に通じるものがあると思います」井上は自身のキャリアに目を向け、これからも制作管理の道を歩んでいけたらと考えています。井上 「自分は制作管理として、協力会社をはじめとしたさまざまな人に動いてもらい、知恵や知識も借りながら完成に導いていくことに面白さを感じています。今後もこの仕事で世の中に貢献していきたいです」さらに、自らの経験を活かして後進の育成にも力を入れていきたいと語ります。井上 「私がかつて上司に鍛えられたように、柔軟な発想で臨まなければ成功しないようなプロジェクトにチャレンジできる機会を、多くつくっていきたいですね。後輩たちには、しんどいことがあっても周りの人たちと協力して進め、最終的に達成感を味わってほしいと願っています。言われたことをただこなすのではなく、自分の裁量でできることを見つけて取り組んでいけば、おのずと仕事の楽しさを実感できるのではないかと思います」最後に、乃村工藝社の魅力として、先人たちが築き上げてきた歴史と実績を挙げます。井上 「歴史や実績が物語る通り、乃村工藝社では大きなプロジェクトも含めた数多くの仕事を経験することができます。その中で自分の関心のある分野ややりたいことを仕事に結びつけていくチャンスが数多くあります。やる気さえあれば、社員一人ひとりの可能性は無限に広がっていくのではないでしょうか」分野を問わず、マルチに活躍してきた井上。今後はそのノウハウや仕事の醍醐味を後輩たちに伝え、仲間や会社の未来をいっそう明るく照らしていきます。※ 記載内容は2024年10月時点のものです

メンバーの力を集結してカタチにしていく──社内外を繋ぐプロジェクトリーダーの軌跡

メンバーの力を集結してカタチにしていく──社内外を繋ぐプロジェクトリーダーの軌跡

2020年に営業職として経験者採用で入社した小貫 智章。ホテル市場の担当として、プロジェクトマネジメントを推進しています。冷静に動いてチームをうまくまとめ上げ、入社間もないころから大きなプロジェクトに挑み続けてきた小貫が、これまでを振り返りながら仕事観や今後のビジョンについて語ります。 顧客と社内メンバーをつなぐ、プロジェクトリーダーとしての営業2020年に乃村工藝社に入社した小貫。所属する営業推進本部 第二事業部 営業第1部は、国内外のホテルの案件を扱う部署です。2課で15名のメンバーが所属し、それぞれが各プロジェクトのリーダーとしてプロジェクト管理を行っています。 小貫「私の役割は、お客さまとコミュニケーションをとってニーズを把握し、納期や予算を考慮しながらプロジェクトを推進すること。社内の設計者、デザイナー、制作陣との調整業務が中心です。大きなプロジェクトになると、週に1回は、プロジェクト全体での定例会議があるのですが、その準備として社内打ち合わせやお客さまとの事前打ち合わせが多くあります。デザインは基本的にデザイナーにお任せしていますが、予算に合わない材料選びや難しい仕様のデザインになっている場合は、予算に合わせた調整を依頼することもありますね」」乃村工藝社の強みは、継続的な顧客との関係性にあり、高いリピート率を維持しています。小貫「新規開拓も営業の役割ですが、既存のお客さまからのご紹介や、デベロッパー、設計事務所からの依頼が多くあります。リピート率が高いことは当社が信頼されている証だと思っています」 仕事をする上で、小貫が大切にしていることがあります。それは、「ポジティブでいること」。複雑なプロジェクトを円滑に進める鍵となっています。小貫「プロジェクトを進める上で、途中でお客さまから新たな要望が出てくることは多々あります。そんなときも、慌てず冷静に対応します。実現が難しい場合はどこに落とし所を見つけるか、社内のデザイナーやディレクター(制作管理)と話し合った上でお客さまに提案します。メンバーが活躍できる役割は何かを考えて、皆がいい雰囲気の中で働けるよう意識しています」顧客にも社内メンバーにも誠実に向き合う小貫。背景には家族の存在があります。小貫「私には息子がいるのですが、彼に『格好悪い』と思われるような働き方はしたくないと思っています。実直に働いて、いつでも胸を張れる自分でいたいと思います」入社直後から大規模ホテル案件に従事。メンバーに支えられながらやり遂げる▲ ホテルオークラ京都 岡崎別邸大学卒業後、小貫はカーテンメーカーと内装施工会社で内装業の経験を積みました。小貫「カーテンメーカーでは営業職として床材などを取り扱う業務を通じて、業界の基礎を学びました。内装施工会社では、最初の2年ほどは営業、その後ジョブローテーションをきっかけに制作も担当するようになり、担当する領域においての内装工事の流れは、現場で一通り経験できましたね」その後転職した、商業店舗に特化した内装会社で海外ラグジュアリーブランド店舗の営業兼制作に関わったことを機に、小貫にある想いが生まれます。小貫「『もっといろいろな分野の仕事をしてみたい』と思うようになりました。ちょうど40歳という節目もあって、自身の能力をさらに追及し、それを実現できる環境に飛び込んでみたいという気持ちが生まれ、新たな挑戦への決意につながりました」そうして新天地として選んだのが、乃村工藝社。決め手は手がける案件の幅広さにありました。小貫「乃村工藝社は商業施設や文化施設など対象が幅広く、さまざまな市場のプロジェクトに関われる可能性があることに惹かれました」小貫は入社直後から大きな案件を任されます。『ホテルオークラ京都 岡崎別邸』のプロジェクトです。小貫「私がプロジェクトへ参画したのは設計が終わって、施工を推進していくタイミングでした。そのとき、コロナの影響で計画変更があり、客室とロビーレストランの設計から施工までを全て見ることになりました。このプロジェクトには、東京と大阪合わせて12人ほどの社員が関わっており、最初の半年ほどは前任の営業担当と伴走し、その後は一人で担当しました。当時はコロナ禍でオンライン中心のやりとりだったことに加え、すでに推進中のプロジェクトへの途中参加であること、さらに距離が離れた大阪のメンバーとの仕事など、戸惑いも多くありました。少しでも気になることがあればコミュニケーションを取るなど工夫しましたが、何よりデザイナーやディレクター(制作管理)のメンバーに進め方のフォローをしてもらったことで、無事にまとめあげることができました」この案件を通して、前職で手がけていた領域である商業店舗と、ホテルの設計の違いを感じたと小貫は言います。小貫「商業店舗は働くスタッフの方の目線をメインに設計されることが多かったのですが、ホテルはスタッフの方と同時に宿泊者目線も重視しているところに違いを感じました。また客室は数が多く、例えば100室あるホテルで1部屋2万円分のミスをしたら合計200万円分の損失が出ます。規模が大きいゆえの難しさも、実践しながら学ぶことができました」社内最大級のホテルプロジェクトでJOBリーダーとして奮闘小貫にとって、乃村工藝社での経験は、まさに挑戦の連続でした。入社後、設計と施工両方を担う大きな案件を複数やり遂げたことから、外資系ラグジュアリーホテルの改装プロジェクトにおいてJOBリーダーに抜擢されます。小貫「当社のホテルプロジェクトとしては過去最大級の規模でした。設計から施工までをトータルで受注し、私は客室と低層階フロア、22階と大きく3つのエリアを担当。ホテルを営業しながら約10カ月で全面改装するという、極めて難しいプロジェクトでした。最も苦労したのは、関係者の多さです。社内外合わせて約100名のメンバーと調整する必要がありました。社内のデザイナーや設計者の他に、PM(※1)会社の方やAM(※2)会社の方もいて。誰に承認を取り、合意を得るか、人間関係も考えながら、お客さまの要望をかなえるべく適切に振り分けていきました」大規模プロジェクトを成功に導くため、小貫が心がけたのは「行動量を増やすこと」でした。小貫 「主体的に動き、さまざまな人と連絡を取りながら、やるべきことをこなしていきました。アナログですが、ノートにタスクリストとメモを書き込んでいき、どんどん消していくようにしたんです。このプロジェクトの1年半くらいで、合計4冊のノートを使いましたね」プロジェクトを通じて、小貫は自身の仕事の魅力を再認識しました。小貫「関わる人数が多いことは大変ではありますが、楽しくもあります。社内のメンバーと工夫していろいろなアイデアを出し合い、お客さまの要望に応える。自分一人でできることは限られますが、適材適所にメンバーを采配しながら大きなプロジェクトをまとめあげられるところに、やりがいを感じます」※1 プロジェクトマネジメント。プロジェクトの品質、工程、コストなど、総合的に管理し、推進する会社。※2 アセットマネジメント。投資資産の運用や保全をオーナーに代わり代行する会社 プライベートを充実させながら、乃村工藝社で新たな挑戦を重ねる小貫が乃村工藝社に入社して4年。大規模なホテルプロジェクトを成功させたいま、さらなる高みを目指しています。小貫「『大規模ホテル案件は小貫に任せれば安心だ』と思ってもらえるような存在になりたいですね。そしていずれはホテル以外の分野にも挑戦したいと思っています。転職の理由の一つだった『もっといろいろな分野の仕事をしてみたい』という想いも実現できつつあります。これまでと違った分野の規模も金額も大きいプロジェクトにおいて、社内の個性豊かなメンバーたちと共に最高のものづくりを追求する。まさに求めていた環境だと感じています」乃村工藝社の魅力として、ワークライフバランスの良さも挙げます。小貫「前職と比べると、働き方が大きく改善されました。おかげで息子が望んでいた犬を飼い始めることができ、週末は公園で犬との散歩を楽しんでいます」これから乃村工藝社に入社を考えている人たちへ、小貫がメッセージを送ります。小貫「いろんな仕事をやってみたい、大きな仕事をしたいという意欲がある人には特に向いていると思います。入社してすぐでも大きなプロジェクトを任せてもらえることもあります。チャンスであると同時に責任も伴いますが、そういった挑戦を通じて成長できる環境が整っていると思いますね。私と同じように新しいことに挑戦したい人たちと一緒に働ける日を楽しみにしています」乃村工藝社という舞台で、小貫の新たな挑戦はまだ始まったばかり。メンバーの力を束ね、顧客の夢をカタチにする小貫の仕事が、乃村工藝社の真価をさらに高めていきます。 ※ 記載内容は2024年6月時点のものです

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