トップメッセージ
2022年、おかげをもちまして乃村工藝社グループは創業130周年を迎えました。
創業以来、私たちが変わることなく目指してきたことは
空間を通して人々に歓びと感動を提供し、より良い社会の実現に貢献することです。
今、企業においてサステナビリティ・SDGsをテーマとした事業の重要性が語られています。
その時、空間創造のプロフェッショナルとして、私たちにできることは何なのか。
昨年度、私たちは「ソーシャルグッド」というキーワードを事業の中心に掲げました。
「ソーシャルグッド」とは、社会、人々の空間に「未来につづく幸せ」を創り出すことです。
お客様の事業、都市や地域社会が向き合う課題を解決する空間であるだけでなく
これからの人々が持続的に豊かさと幸福を手にすることができる空間であること。
その土地の歴史や記憶を受け継ぎながら、未来に向けて愛着と文化を育める空間であること。
そして10年後、20年後、100年後も、その空間があって良かったと思っていただけること。
私たちはさまざまな社会課題を空間の力で解決することに加えて
変化する時代のなかで人々が求める豊かな人間環境づくりをお客様と共に実現していきます。
そして、そのために必要な事業構造、働き方・人財育成、研究開発体制の強化をさらに進めてまいります。
今年度は中期経営計画の最終年でもあります。
私たちは中計で掲げてきた「社会から選ばれるノムラ」というビジョンを
次のステージへと進化させる時を迎えています。
空間がこれからの人々・社会に届けなくてはならない意味と深く向き合い
実現することができる可能性をさらに広げていくために。動き続ける乃村工藝社グループに
変わらぬご支援とご期待を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役 社長執行役員
榎本 修次
