福井県立恐竜博物館常設展示室のリニューアル工事を行いました。常設展示室の生命の歴史コーナー、ティラノロボット周りの壁面撤去に伴う展示改修工事およびダイノラボの全面改修を担当しました。また映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の国内PR用に作製されたティラノサウルスモニュメントを屋外常設仕様につくり替えて、設置を行いました。
魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)は、児童文学の小さなノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」を受賞された角野栄子氏の想像力あふれる夢いっぱいの世界観とその功績を後世に伝えていくために計画された江戸川区様の公共施設です。児童文学の素晴らしさを広く世界に向けて発信し、子どもたちが自由に本を選び、手にとって親しむことで、夢のふくらむ豊かな創造力を育むことができる場として誕生しました。本プロジェクトにおいて、当社は展示基本計画・基本設計・実施設計を隈研吾建築都市設計事務所様のもとで担当し、続く展示制作まで担当しました。※2023年開館時より指定管理者業務を受託
本施設は、既存のEXPO'70パビリオンと一体的に運営する施設として増設されました。1970年日本万国博覧会(大阪万博)のシンボル「太陽の塔」の頂部に1992年まで設置されていた初代「黄金の顔」の常設展示および1970年大阪万博関連資料の展示を目的としています。
松本城公園内に1948年に開館した博物館の老朽化に伴う移転新築工事です。当社は展示空間の基本構想の策定からデザイン・設計、施工までを担当しました。1階は市民・観光客に開かれたオープンスペースとなっており、松本市のまちづくりに積極的にアプローチする博物館として建設されました。
北陸新幹線の福井駅開業に合わせ、福井駅東口に新設する観光交流センターの屋上広場に、恐竜モニュメントを設置しました。「恐竜王国ふくい」を強く印象づけ、福井の認知度向上を図り、市内への誘客を促すことが目的です。恐竜モニュメントは、新幹線のホームや車窓からも見える位置にあります。福井県立恐竜博物館が発見した「フクイティタン」は、福井の子育て環境の良さや、家族愛を表現しており、寄り合う二頭の姿がハート形に見えます。また、福井で化石が見つかった恐竜や、人気のある恐竜のモニュメントを配置し、一緒に写真を撮ったり、スマートフォンをかざすと拡張現実(AR)で恐竜が飛び出すように見える仕掛けも用い、まるで恐竜のいる世界に入ったかのような、楽しい新名所として整備をしました。
静岡市歴史博物館は、「静岡の過去を学び、今を知る。そして、未来を考える。」をテーマに掲げ、静岡市の歴史価値と魅力を発信し市民へ歴史をより深く伝え、子どもたちの郷土愛を育むことを目的とした、静岡市として初めての総合歴史博物館です。当社は基本計画から関わり、1階ギャラリーおよび、2階、3階常設展示室の展示設計施工を担当しました。
計画当初、秋草学園様よりお話いただいたのは、体育館耐震改修工事のご相談でした。 耐震工事と、体育館ファサードと内装の一新に伴い、校舎と体育館をつなぐ通路が「ジメジメした雰囲気で暗く、明るくて清潔感のある通路にしたい。学園としても次代に残せるような空間としたい」とのご要望があり、秋草学園のアイデンティティが表現された通路空間をデザインすることになりました。 本計画で、最も重要視したのは、“愛着を持ち続ける空間”とすることです。 そこで今回は、デザインの原点をワークショップにて学生と共に創りだし、愛着を生み、かつ継承されていくための“経過のデザイン”に取組みました。 生徒には、「秋草らしさ」が表現される写真を持参してもらい、“#〇〇”という形で言語化したものから込められた想いを抽出し、デザインとして昇華させ、通路にあしらうこととしました。 生徒が自分ごととしてデザインを咀嚼し、周囲に拡散することで、「秋草らしさ」が代々受け継がれ、愛着をもって空間と接し続けてもらえるよう推進しました。
「道の駅かでな」では極東で最大の米空軍基地「嘉手納飛行場」が一望できます。本プロジェクトは、建物3階にある「学習展示室」の改装事業で、修学旅行生・観光客を対象とした「平和学習の場」、地元の人びと・子どもたちの「地域学習の場」として充実させることを目指しました。展示の内容は、嘉手納町が、町域の82%を米軍基地が占める、まさに「基地の町」であることを伝えるプロローグに始まり、経済・文化・交通の中心地として栄えた戦前、嘉手納基地形成の始まりとなった沖縄戦、ますます基地が拡大されていく米軍統治時代、基地負担が継続していく復帰後、そして現代に至るまでの基地をめぐる嘉手納町の歩みを辿りながら、「なぜ、基地はここにあるのか? なぜ、基地はなくならないのか?」を考える構成となっています。「ぼくの町には基地がある」をキーワードに、嘉手納基地と隣り合わせで生きてきた〝ぼく〟や〝ぼくの家族〟の視線から基地の存在を紐解く展示として、嘉手納町に暮らす人びとへのインタビュー映像や、〝ぼく〟と〝ぼくの家族〟が登場するマンガ解説を導入しています。基地の町のくらしを、騒音や匂いを体験しながら考える展示や、嘉手納基地を地図上の自分の町に配置して大きさを実感する展示など、人びとが自分に引き寄せて考えることができるよう、工夫を凝らしました。
設計・デザイン監修を担当した2013年の15周年リニューアルに引き続き、企画業務から参画させていただいた20周年リニューアルです。数回のリニューアルを経て全体のリニューアルが完了する節目のプロジェクトとして、2019年にオープンとなりました。1階のウェルカムスペースおよび5階のレストランフロアの全面改装、館内サインの刷新とデジタルサイネージの新設を行いました。15周年の際のコンセプト「Romanticship海ほたる」を基にリニューアルし、全面海側の開口を取った4階とは異なり、内向きの開口部のみで特殊装飾を施しながら空間のイメージをつくり上げました。
科学技術館5階・フォレストにオープンした新コーナー「サウンド」は、音を耳で聞くだけでなく“科学の目で観察する”展示室です。「ジャンボ・ピアノ」「レーザー・ダンス」「アクア・ウェーブ」「クラドニ・パターン(移設)」の4つの体験装置が描くさまざまな“波形”を通して、音の3大要素(振幅・周波数・音色)について遊びながら学ぶことができます。中でも「ジャンボ・ピアノ」は、巨大なピアノの演奏をリアルタイムに波形変換してスクリーンに投影するインタラクティブ装置となっており、子どもだけでなく、幅広い世代に人気を博しています。当社では顧客から示された展示基本計画に則り、そのイメージを実現すべく、装置・コンテンツ・グラフィックの検討と製作を行いました。
兵庫県立兵庫津ミュージアムは、初代県庁が置かれた神戸市兵庫区の兵庫津において、県の魅力発信と県民のふるさと意識醸成の拠点として整備されました。県の成り立ち、歴史、文化、産業など県の魅力を伝える展示施設「ひょうごはじまり館」と、最初の県庁舎を復元した「初代県庁館」の2館体制となっています。 「ひょうごはじまり館」は、ひょうご五国各地の魅力を伝える『ひょうご発見広場』と大型曲面スクリーンを持つシアターからなる「ひょうご五国へのいざない」ゾーン、千年以上の兵庫津の歴史と県の創生期を体験できる常設展示「要の地 兵庫津」ゾーン、そして企画展示室から構成されています。エントランスの北前船型行灯と現代の鳥瞰絵師による県が誕生した150年前の鳥瞰図が、来館者をひょうごはじまりの都市「兵庫津」に誘います。
本業務は、兵庫県立兵庫津ミュージアムにおいて、県設立当時の歴史空間を体験する「初代県庁館」(復元施設)の映像コンテンツ制作および展示物などの製作・設置を行うプロジェクトです。「初代県庁館」は、1868(慶応4)年5月23日の兵庫県誕生とともに県庁が置かれた、旧大坂町奉行所兵庫勤番所の建物を復元した施設となっています。当時の知事執務室を含む県庁舎、旧同心屋敷などが再現されており、失われた幕末・明治の歴史空間を体感することができます。歴史空間を幅広い年代に、より身近に楽しんでもらうために、タイムゴーグルを装着して体験するバーチャルツアー「バーチャルVisit!」では、初代県庁を舞台に繰り広げられた幕末維新のドラマを最新のMR技術で体験できます。
JAXAの寄贈品が展示された宇宙館とプラネタリウムを有する当施設の老朽化にともない、子どもたちが「宇宙のまち」を感じることができる施設としてリニューアルしたプロジェクトです。自然科学館だった1階を「ノビシロ宇宙ラボ」へ改修し、全館を宇宙をテーマとした施設へ統一しました。当社は、展示空間のデザイン・設計から体験装置のコンテンツ設計・制作、施工まで担当しました。
流氷とオホーツク海の生き物をテーマとした観光施設で、本施設のコンセプトは、流氷下の世界へ入る没入感「Discovery Dive」です。流氷という非日常、流氷下の未知なる世界を体感することができます。「流氷海中ライブ」は、ダイバーや生物に導かれながら流氷下へダイブするかのごとく、ダイバー目線の360度映像でまるで潜っているようなライブ感を楽しむことができます。「自然の奇跡が織りなす生命と美の世界」が空間に広がり、来場者を魅了します。また、流氷の自然が生む美しさとそこに暮らす生物をダイナミックな流氷画像やグラフィックで紹介することで、知的好奇心を刺激しながら、工夫を凝らした展示物を通した印象的な体験をきっかけに、来場者ひとり一人の地球環境問題への意識が高まるように計画しました。
公益財団法人 科学技術広報財団からの依頼で当社が手がけた、新潟県立自然科学館のリニューアルプロジェクトです。1981年に開館してから約40年を経て、2階の「ブナ林の環境と生物」「風の力の体験」、および3階の「動く不思議な部屋」をそれぞれ「シンフォニー・オブ・フォレスト」「スケール・アドベンチャー」へリニューアルしました。お客さまから示された【展示基本計画】のイメージを実現すべく、映像空間・コンテンツ・映像システム・グラフィックの検討と製作を進めました。
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