空間創造によって人々に「歓びと感動」を届ける
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アクアワールド茨城県大洗水族館におけるイルカ・アシカによるプログラム「イルカ・アシカオーシャンライブ」の昼と夜、2つの公演のリニューアルにあたり、当社が企画・演出・設計・施工を行いました。昼公演「WOOOOARAI!-ここから始まる、出会いの物語-」では、新たに透過型ディスプレイを導入しました。目の前に広がる海と連動した映像演出や、各所に設置されたライブカメラによる多視点映像によって、生きものたちの躍動感や個性が輝くライブへとリニューアルしました。また、夜公演「FLOW A LIFE-鼓動する命の海-」では、壁面全体に広がる臨場感のある映像体験を実現しました。映像、照明、音響が一体となった没入演出が観客を海の中へと誘い、命が出会い、交わり、響き渡る大洗の海の世界観を体感できるライブとなっています。
地域に根差す⽼舗博物館である琵琶湖博物館が、「みんなでつくる新⽔槽」を合⾔葉にクラウドファンディングによる支援も募りながら、部分リニューアルが行われました。今回設置された新たなビワコオオナマズ水槽では、琵琶湖の主としての存在感をより際立たせ、深場・浅場の構成や国内に⽣息する4種のナマズ⽐較のハンズオンなど多⾓的な展⽰へ刷新しました。新たなコアユ⽔槽では、漁のワンシーンを切り取った⽔槽演出など、人との関わりを軸に、湖上と湖底を横断する空間演出で湖の命の循環を体感的に伝えています。当社は展示のデザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計・制作、展示施工を担当しました。
重要文化財建築である国立科学博物館 日本館1階南翼展示室の改修計画です。テーマは「自然をみる技」。万物を対象とした先人たちの細やかな観察眼に着目し、来館者に展示室内の傑作コレクションを観覧する際の新しい観覧目線を提供するとともに、各コーナーの解説計画の整備によってわかりやすく観覧を促すことを目指しました。また、重要文化財建築の重厚なイメージを生かした場づくりにも配慮しています。
国内外から多様な目的を持つ人々が行き交う東京・八重洲において、単なる情報提供の場ではなく、「旅の目印(きっかけ)となる案内所」をコンセプトに設計しました。多摩産材を使用し、江戸文化を想起させる意匠を取り入れることで、「Old meets New」を体現する空間を創出しました。観光情報を効率的に提供するだけでなく、訪れる人の興味や好奇心を喚起し、旅のきっかけを生み出すことを目指しています。八重洲という国際的な玄関口から、東京が持つ多面的な魅力との出会いを促す観光案内拠点です。
大阪赤十字病院の1階エントランスホールのリニューアルプロジェクトです。当社は企画、設計、施工を担当しました。対象となるエントランスホールは病院全体のメインエントランスであり、病院の顔となるエリアです。単なる出入口ではなく、外部との接点となる場所であり、同時に病院内においても中心的な場所であると位置づけ、人々が集まり賑わいを創出することを目指しています。その具現化のため、大阪赤十字病院のブランド発信と共に、この場所に新たな価値をもたらす空間提案を行いました。
OSAKA INNOVATION HUB(OIH)は、国内外から人材、情報、資金を引き付け、イノベーションが創出される環境をつくり、大阪・関西の発展をけん引するグローバルイノベーション拠点として、2013年に開設されました。今回、スタートアップおよびそれを支えるエコシステムが成長していく環境を整えていくため、「集う」「つながる」「成長する」をコンセプトにリニューアルし、施設面積の拡充やスタートアップの交流促進および支援強化のための機能を充実していくにあたり、当社は、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、制作・内装施工、コンテンツ設計・制作を担当しました。
鹿児島市立科学館は、1990年の開館以来、自然界の法則や科学技術、宇宙について分かりやすく紹介し、科学への創造性を育むと共に科学知識の向上を図りました。本プロジェクトでは、2つの展示エリアを、「鹿児島と宇宙」および「身の回りの科学」としてリニューアルしました。地方都市ならではの地域に根差した科学館を目指し、JAXAのロケット発射場を有する鹿児島の特性を活かした展示や、特産である桜島大根のグラフィックをあしらった体験装置など、地域と親和性の高い要素をふんだんに取り入れました。科学への敷居を下げつつ好奇心や探求心が自然と醸成される場を創出するために、アナログ的な展示だけでなくデジタル技術も多く取り入れました。目玉展示の一つである「グラビティチャレンジ」では、来場者の動きを反映するキャラクターがスクリーンに現れてさまざまな惑星で陸上競技を行い、惑星ごとの重力の違いを体感しながら学べるゲーム性の高いコンテンツを制作しました。さらに、展示と連動する公式アプリを開発し、クイズやAR体験を通じて100種類以上のアイテムをWeb上で獲得できる仕組みを導入しました。回遊性の向上とリピートしたくなる体験を創出すると共に、市内で配布される教育用端末に標準実装するなど、地域とのつながりを一層高めました。
FUJIなごや科学館所蔵の世界で唯一現存する「ドイツ製B6形蒸気機関車」を修理復元し、旧型客車を含む鉄道3車両を屋外で展示する「鉄道ひろば」の整備事業です。1904年製造の蒸気機関車が動くダイナミックな迫力にふれ、科学技術の原理やものづくりの歴史を学ぶことができる場を目指し、機関車の復元調査から構想計画、設計、施工を当社が担当した10年越しのプロジェクトです。車両の修理復元と長距離輸送に加え、屋外展示施設の建築設計や、透過性LEDパネルを駆使したB6形の動態展示とリンクする演出手法も導入しました。
ながのこども館「ながノビ!」は、旧長野市少年科学センターを全面リニューアルして誕生した屋内遊戯施設です。「子どもたちの生きる力を育む × だれもが居心地よく癒される屋内の公園」をコンセプトとして、自然・動物・科学をテーマに、森や宇宙を想起させる有機的な造形と回遊性の高い空間構成により、0~12歳の子どもたちが全身で遊びながら主体的に学べる環境を実現しています。長野の自然をテーマにした遊び場で、揺れる・回る・登る・つかむ・くぐるといった多様な身体活動を引き出し感覚統合(※)を育む「森のたんけんひろば」と、光による演出空間で全身を使って遊べる「宇宙アスレチック」を展開しています。さらに、サイエンスショーやクラフト、科学原理の体験、デジタル体験などで構成する「科学と創造のひろば」、りんごの木をテーマに音や動きを楽しめる大型ボールコースター、木の温もりを感じられる木育広場など、多様な遊びと学びを体験できます。子どもたちが夢中になって遊び、家族みんなで心地よく過ごせる“屋内の公園”として生まれ変わりました。※感覚統合:さまざまな感覚器官を通じて身体に入ってくる複数の感覚を適切に分類・整理し統合するはたらき
神奈川県川崎市中原区に位置するレジデンス「GATE SQUARE小杉陣屋町」に設けられている地域の方々が集う「陣屋門プラザ」に、土地の記憶を継承する常設ギャラリーを新設しました。「GATE SQUARE小杉陣屋町」は江戸時代から続く原家の旧母屋跡地に立地するレジデンスプロジェクトです。「小杉の記憶を次世代に」をコンセプトに、原家と武蔵小杉の歩みを紐解き、浮世絵モチーフをもとにレジデンスの建築と調和する空間を構築しています。400年の時の流れで変化してきた歴史を現代の住環境へ展開し、日常の中でこの地の記憶や人々の営みを次世代へとつないでいきます。地域活性化を促す新たなコミュニティの場としてデザインを行いました。
「空海室」は、弘法大師空海の足跡を紹介する常設展示室です。今回は、既存グラフィック内容を踏襲しつつデザインを刷新するとともに、空海の道程を示す地図を新たに加えることで、より伝わりやすい展示へのリニューアルを図りました。また、展示室の順路をわかりやすくするとともに、来館者が展示内容を理解しやすくなるよう、導入部のサインなどを新規に設置しました。さらに展示室中央エリアでは、空海の紡いだ5つの言葉を空海像に重ねて投影する演出を加え、歴史的存在である空海がその場に立ち現れるような体験を創出しました。この演出に用いる文字については、香川大学創造工学部の協力を得て、空海直筆の文字を学習したAIにより筆跡を再現しています。視覚情報と空間演出を統合することで、学術性と没入感を両立した展示環境としてリニューアルしました。
本施設は、駅直結商業ビルへの広島市立中央図書館の移転に合わせて整備された広島市郷土資料館の附属展示施設です。広島の歴史や文化を身近に学べる場として、市民の郷土愛を育むとともに、本館への誘導拠点、観光の玄関口となることを目指しています。展示では、広島の成り立ちに大きく関わる「川・海・山」という地理的特性に着目し、交通、産業、暮らし、文化の歴史を紹介しています。新旧写真が見比べられる映像、広島市の魅力が盛りだくさんの床面イラストマップに加え、産業を紹介するエリアでは牡蠣養殖を題材にした体験型ゲームを設けるなど、子どもから大人まで楽しみながら学べる構成としています。 当社は、基本計画・基本実施設計・施⼯を担当しました。
昭和館は、昭和の時代に国民が経験した戦争の記憶を継承し、またその時代の国民生活に係わる歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、その労苦を次世代へ伝える国立の施設で、「戦前・戦中・戦後を通した国民の暮らし」をテーマとした展示を行っています。 本プロジェクトは、エピローグ「昭和のくらし―昭和30年代体験エリア―」のリニューアルで、2023年の基本計画から段階的に整備を行いました。終戦からの復興を経て高度経済成長期へと向かうこの時代は昭和レトロの懐かさと共に、明るくワクワクする魅力満載の展示となっています。展示空間は、商店街の「電気屋」をイメージした再現家屋と「路地裏」です。電気屋には、当時憧れの家電だった各社の“三種の神器”が贅沢に並べられています。板塀に貼られた数々のポスターからは、当時の世相や文化を垣間見ることができます。路地裏は電気屋の裏庭・縁側空間につながり、手押しポンプ・手回し洗濯器シミュレーションによって、電化以前の水仕事を擬似体験できます。広場の紙芝居師の演目は、大人気の「黄金バット」です。 電気屋の一家のシルエットパネル(父親・母親・子ども)はスマートフォンをかざすと、各人の暮らしを昭和30年代から語りかけてくれます。
1979年開館の富山市科学博物館は、変化にとんだ富山の自然を科学の視点でさぐる博物館です。2026年3月、1階・地学展示室「とやま・時間のたび」とロビー展示がリニューアルオープンしました。本リニューアルは、当社が担当した2007年の全館改装以来、約20年ぶりの中規模改装となりました。メインの地学展示室は、多くの岩石や化石標本から、富山の大地の成立ちと生命の歴史を紹介しています。 既存展示品の魅力を生かしながら、「とやま大地の逸品」、「とやまフィールドマップ」、「35億年の生命史」、そして、恐竜アンキロサウルス類の全身骨格「ガストニア ブルゲイ」などのコーナーを新たに整備しました。富山の大地や自然の魅力が直感的に伝わる展示、暮らし・大地・自然を結び付ける展示、映像やデジタル技術で理解を深める展示を実現しました。
栃木県子ども総合科学館は、1988年の開館から35年以上が経過したことによる建物等の老朽化、展示等の老朽化・陳腐化に対応するため、長寿命化工事等と併せてプラネタリウム機器・展示等更新を実施し、当社は展示及び内装・屋外遊具等を含めた大規模改修の基本設計・実施設計から展示等更新の施工までを一貫して対応しました。体験型を基本にAI・ARなどの新技術を取り入れた156点の展示や遊具等を新規製作と既存流用で構成し、長年にわたり県民に愛されてきた展示もクリーニングやリニューアルを行って活用しています。さらに、県内の自然環境や産業をテーマにした企業連携・協力展示や大型シンボル展示、ラウンジ設置などを加え、とちぎらしさを感じられる科学館としての個性を際立たせるとともに、改修費用の抑制と維持管理効率化を図り、安全性と機能性を両立した新しい科学体験空間を創出しました。
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