MIRAI-Bitは、日本科学未来館が2023年11月にリニューアルオープンした常設展示のうち、誰にでも訪れる老いを疑似体験できる「老いパーク」、ロボットと人が共に暮らす未来をテーマとした「ナナイロクエスト」、地球環境に関する「プラネタリー・クライシス」に関連する一部のコンテンツを個人の端末でオンライン体験できるサイトです。また、全国の科学館などからもMIRAI-Bitを体験することができるよう、各地で巡回展を行っています。当社はコンテンツ制作ならびに巡回用の展示什器の設計施工を担当しました。
主要空港に、旅行用品や雑貨などの販売店を展開する「トコ―プラス」の福岡空港出店プロジェクトです。福岡空港国際線の出発フロアという立地に対し、旅先への準備のための各種トラベルグッズを取り揃え、安心と楽しさを届けながら、「UPLIFTING FEELING」というコンセプトのもと、高揚感の演出につながる空間デザインを実現しました。
北海道内最大級の遊園地を有するルスツリゾートのお化け屋敷プロジェクト。当社が手掛けた「死霊の館」は2004年の誕生以来、長年全国的にも愛されていますが、新たな続編にあたるお化け屋敷「死霊の鏡」も企画から施工までのトータルプロデュースをいたしました。迷路のように続く空間、リアルな造形、音響、メカギミックに加え、3Dホログラムサイネージの映像により迫力と没入感を演出しています。さらに来場者自身が結末を選択するマルチエンディングを導入するなど、過去に類をみない恐怖感、驚きや迫力、没入感を持つホラーアトラクションです。当社が長い歴史の中で培ってきたお化け屋敷のナレッジを活かし、ウォークスルータイプお化け屋敷に最新演出技術を導入することでリアル体験の拡張に挑戦しています。
日本科学未来館は、2023年11月に「ロボット」をテーマとした「ハロー!ロボット」「ナナイロクエスト ―ロボットと生きる未来のものがたり」を新たに常設展示としてオープンしました。「ハロー!ロボット」は、ロボットたちとのふれあいや、最新ロボティクス研究の紹介を通して、未来の多様なロボットとのくらしを想像し、新しい可能性を見つけることができる展示です。「ナナイロクエスト」は、人とロボットがともに暮らす未来のまち「ナナイロシティ」で起こったトラブルを解決するために、専用タブレットを使って展示空間を探索し、住人との会話や、まちで活躍するロボットの情報などを手がかりに、人とロボットとのさまざまな付き合い方に触れ、新たな気づきを得る展示となっています。当社は基本設計・実施設計・施工を担当しました。また、2023年9月にリニューアルした「ノーベルQ」の設計・施工も担当しました。
ブリヂストン様が東京都・小平市にイノベーション拠点「Bridgestone Innovation Park」を開設。中心となるイノベーションセンター「B-Innovation」は、社内外の人々の交流をさらに促進し、ブリヂストンへの共感を共創へつなげ、イノベーションを加速するための施設です。この「B-Innovation」の入口となる、ブリヂストンのコア技術や製品を実際に見て触ってアイデアを膨らませる場「Bridgestone Open Innovation Hub」(ブリヂストン オープン イノベーション ハブ)の企画・デザイン設計・環境演出・施工業務を当社が担当しました。また、ブリヂストン様と協議を重ねながら、なりたい心理に導くための行動科学に基づく運用・空間設計を行っています。
千葉県・舞浜新浦安エリアに開業した「星野リゾート 1955 東京ベイ」は「OLDIES GOODIES」をコンセプトとし、1955年頃のアメリカの世界観をモチーフにデザインされた総客数638室のホテルです。夜遅くや、朝早くにも出来立ての食事が楽しめるレストランや、24時間利用できるパブリックスペース「2nd Room」、お子さまが一緒でも安心の客室やアメニティなど、テーマパーク旅を便利で快適にするホテルサービスを追求しています。また、客室はさまざまなタイプの部屋を用意し、当時のアメリカを思わせるデザインやカラーリングのインテリアの中で、ファミリー・カップル・友人やグループなど、多様なシーンや年代層が利用できる空間となっています。当社は「星のや」、「界」、「OMO(おも)」など同社が手掛ける数々のブランドの空間づくりに携わり、本施設にも構想段階から参画。ブランディングの軸となる空間コンセプト策定から、アートディレクション、デザイン・設計、施工まで総合的に担当しました。
「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」は、国内最大級のEV(電動)カートを中心とした都市型サーキットで、東京23区内では唯一のサーキットコースを擁する、モータースポーツとテクノロジーが融合したエンターテインメント施設です。本施設は、専用のEVレーシングカートとシミュレーターを使用し、屋外および屋内コースで本格的な都市型レーシング体験を提供します。屋内コースでは、プロジェクションマッピングなどを活用した演出のほか、モータースポーツファンからファミリー層までが一日中楽しむことのできる空間となっています。EVをはじめとするテクノロジーを活用することで、あらゆる方々に新たな都市型サーキット体験を届けることと、次世代モビリティによるウェルビーイングの推進、EVを用いたサステナブルな社会の実現など、SDGsへの貢献をミッションとしています。当社は共同企画社として、事業構想から運営後の付加価値向上まで、多岐にわたる領域に対応しています。今後は、トムス様と共に、モビリティエンターテインメントの拡大に向けて、当事業を今後全国展開していくことを見据えています。
新宿センタービル内のオフィステナント向け従業員専用ラウンジの企画・設計・施工プロジェクトです。当社は、本プロジェクトの川上から参画し、事業企画・基本構想、運営サポートのご提案、コンセプト・ネーミングのご提案を行いました。実証実験の場として、他エリア(空き区画)にもそのまま空間を転用させることを視野に入れたデザインとして対応しました。
“人と会社が互いに波(共鳴、共振)を起こし、大きな波(影響)に成長する”をテーマとした新オフィスのプロジェクトです。ケアリッツ・テクノロジーズ様の持つ「革新性と創造性に富んだ、成長し続ける企業であり続ける」という意思を、「水」が持つ透明感や、さまざまな色や形に変化する意外性で表現すべく、波紋のように広がり動き続けるイメージに重ね合わせデザインしました。
グローバル不動産企業であるHines(ハインズ)様の日本初の物流施設投資プロジェクトの内装基本デザイン業務とFF&E設計施工業務です。テナント共用部分に関わる内装とランドスケープの基本デザインおよび家具や意匠照明、植栽などのFF&Eの選定を行いました。
オルクドール・サロンAOYAMAは、東海東京フィナンシャル・グループ様が運営する富裕層向け会員制サロンです。2016年名古屋、2019年東京・日本橋に次ぐ3拠点目として青山に計画された本施設は、会員である“富裕層”と“スタートアップ起業家”を結びつける新たな「大人の好奇心を刺激する社交場」をコンセプトに空間をつくり上げています。より多くのお客さまを多面的かつ記憶に残る驚きで迎えられるサロンづくりを目指して、空間性・アート・サステナブル・技巧を楽しめる、唯一無二の空気感をつくり上げました。
中野駅から徒歩10分に位置する中野区立中央図書館「児童コーナー」のデザイン設計・内装改修・什器制作を担当したプロジェクトです。「親子ともに居心地良く過ごすことができ、本の楽しさが“めばえる”空間」を目指しました。小上がりスペースには、ベンチ・紙芝居用本棚・木のモチーフの制作設置に加え、回転ブロックや身長測定ができる仕掛けなどを施しました。そのほか、ポスト付きの掲示板・半球型椅子・可動式本棚なども設計制作し、木製什器の制作に当たっては、木育の観点から東京都の地域木材である「多摩産材」を使用しています。また、中央図書館オリジナルキャラクターなどの11種類のブックスタンドを制作し「遊び心」と「あたたかみ」のある空間を実現しました。
千里中央公園再整備にかかる活性化事業として、旧公園管理事務所の建築・内装・ランドスケープをリノベーションし、千里中央公園について地域住民と共に考え、共につくる施設を計画しました。当社では、コンセプトであるPLAY 1OOORE SCENESの「3つのO」(Open・Ordinary・Organic)の考え方をベースに、公園ならではの体験価値を楽しめるカフェ「SEN℃」、ミニショップ「パークローソン千⾥店」、コミュニティスペース「LABO」の企画協⼒、デザイン・設計、施工、公園活性化事業企画・運営を行っています。地域住民と共に行う取り組みとしては「色をみつけて、色をつくる」「たてもの丸ごとぬる」のイベントの開催・運営を通じて、公園内で見つけた色でラボ棟の外壁を彩り、ここにしかない価値を創出しました。
持続的に緑とともに生きる社会を考えるきっかけを創出することを目的とし、三井不動産様とディスカバー・ジャパン様の主催により、“木”を知り、学びを深めるイベントとして東京ミッドタウン日比谷にて開催されました。2023年8月刊行の雑誌『Discover Japan』の特集「木と生きる」をテーマとしたリアルイベントです。本イベントを象徴する空間として、1階アトリウムをイントロダクションエリアとしました。木彫作品のインスタレーション展示にあたり、当社は木彫作品を包み込む空間を実現するため、木の香りや音、光に包まれながら、五感で体験する「木とのかかわり合い方」をコンセプトとしました。当社は本空間演出のデザイン・設計、施工を担当しました。また、東京ミッドタウン日比谷 地下通路でのパネルエキシビジョンでは、当社R&D活動の“手で考えるデザイン「手ザイン」”の活動紹介と試作品実物展示を行いました。
2007年に工場見学を開始した神戸工場では、2019年秋に従来の工場見学を休止し、見学施設のリニューアルが計画されました。本リニューアルによって、子どもたちが楽しみながら身近な牛乳・乳製品への理解を深めるともに、SDGs目標達成に向けて食の安全を守る工夫や環境に配慮した取り組みを学べる施設に生まれ変わりました。途中、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりオンライン工場見学を実施していましたが、2024年3月に対面での工場見学を再開しました。当社は、施設のコンセプトから、空間デザイン、展示設計制作、各種コンテンツ制作まで、トータルにプロデュースしました。
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