千里中央公園再整備にかかる活性化事業として、旧公園管理事務所の建築・内装・ランドスケープをリノベーションし、千里中央公園について地域住民と共に考え、共につくる施設を計画しました。当社では、コンセプトであるPLAY 1OOORE SCENESの「3つのO」(Open・Ordinary・Organic)の考え方をベースに、公園ならではの体験価値を楽しめるカフェ「SEN℃」、ミニショップ「パークローソン千⾥店」、コミュニティスペース「LABO」の企画協⼒、デザイン・設計、施工、公園活性化事業企画・運営を行っています。地域住民と共に行う取り組みとしては「色をみつけて、色をつくる」「たてもの丸ごとぬる」のイベントの開催・運営を通じて、公園内で見つけた色でラボ棟の外壁を彩り、ここにしかない価値を創出しました。
日産自動車様の神奈川県厚木市にあるグローバルデザインセンター内に、リアルとデジタルを融合させたデザインプレゼンテーションホールが新設されました。本ホールは湾曲した24K LEDスクリーン、フルカラー天井スクリーン、リモート照明技術、7.1ch音響システムなどを完備しており、世界中でお客さまが実際にクルマを使用するさまざまな環境を高い精度で再現することが可能です。デザインプロセスをデジタル化させることにより、多様なニーズを満たす商品をよりタイムリーに開発することを目的としています。当社は設計・構造計算・内装施工、およびフルカラー天井スクリーンを担当しました。時間による光の変化、天候や自然の要素もリアルタイムに高い臨場感と没入感で再現することができ、デジタル上で製作したモデルをさまざまな市場環境に合わせて検証、確認することが可能です。
東武スカイツリーラインの沿線価値向上に向けたシンボルプロジェクトとして、獨協大学前エリアに、“カラダとココロの五感を満たすみんなに「心地よい暮らし」”を提案する場所をコンセプトとした商業施設「TOBU icourt/トーブ イコート」が開業しました。 本施設には、獨協大学をはじめとした教育・文化施設や松原団地記念公園などが位置するこのエリアの特徴を生かし、食生活提案型の大手スーパーマーケットのほか、多様化するライフスタイルのデイリーニーズを満たす全24店舗で開業しています。 また、行政や住民・大学など地域との更なる連携を図りながら、地域の魅力を高めるまちづくりを推進する拠点としての役割も担い、隣接する公園を使ったイベント開催など、本施設とともにイベントを通じた交流から生まれる新たなつながりによって、地域のにぎわいが継続されていくことを目指しています。 当社は、本施設の開発企画・リーシング・デザイン/設計監修・施設ネーミング/ロゴマーク開発を担当しました。
株式会社カネカ様が手掛ける「ブノワ・ニアン 銀座」です。当店舗は、元エンジニアという経歴を持つベルギー出身のカカオ職人ブノワ・ニアン氏が2005年に立ち上げたチョコレートブランド「ブノワ・ニアン」の日本初の旗艦店であり、日本国内での新規ファン獲得の場であると共に、カネカのブランド発信基地としての機能も備えています。ブノワ・ニアンは「単一農園」「単一品種」のカカオを用いたシングルオリジンが特長で、自らの工房で焙炒から製品まで一貫生産しています。ショコラティエである前に“カカオ職人”でありたいという思いから生まれた「CRAFTSMANSHIP」という精神・哲学を、今回のショップデザインに反映しました。ベルギーの工房の風景からデザインエレメントを抽出し、コンチングマシンのブルーや秤のブロンズなど、色や質感をデザイン要素として取り入れ、日本でのブランドキーカラーを新たに設定しました。また、店内照明にはカネカの製品「カネカ有機EL照明(カネカOLED照明)」を取り入れることで、ショールームとしての役割を付加しました。カネカOLED照明は、面で発光するやわらかな光と、対象物の影ができにくいことが特徴です。ショコラトリーと照明のショールームという2つの目的が両立する空間をデザインしました。
「SOSiLA」は、人と社会をつなぐ新たな物流施設のブランドです。物流の効率化(Efficiency)、環境への配慮(Ecology)、安全性・BCP対応(Safety)、快適な労働環境(Amenity)がテーマとなっており、習志野茜浜2号棟は、ブランド初となる改修プロジェクトでした。当社は、コンセプトからの立案、そしてアプローチ、風除室、エレベーターホールの設計施工を担当しました。
東武鉄道の新型特急スペーシア Xの運行開始に合わせた、東武スカイツリーライン「浅草駅」・東武日光線「東武日光駅」のリニューアルプロジェクトです。このプロジェクトは、「つなぐ」をコンセプトとしており、スペーシア Xに乗る前から降りた後までの空間につながりを持たせることを目的としました。また、”つなぐ”というコンセプトには、「日光の旅へと”つなぐ”」、「新旧の駅舎デザインを”つなぐ”」、「沿線地域の歴史や文化を未来へと”つなぐ”」、「創り手の技術や想いを使い手へと”つなぐ”」など、いくつかの意味を重ねています。 “つなぐ”を体現する駅舎デザインとして、栃木県産材の積極的な活用や、日光の自然や歴史文化からひもといたモチーフをデザインに取り入れ、東武鉄道の新たな取り組みとしての“環境保全”や沿線地域の“文化発信”も目指しています。また、その取り組みを伝えるために、“つなぐ”を題材としたグラフィックポスターの制作も当社が担当し、浅草駅・東武日光駅の駅構内に展示しました。
2019年、利根工場に新設されたヨーグルトの製造棟です。この新棟において、子どもたちが楽しみながら身近な牛乳・乳製品への理解を深めるとともに、SDGs目標達成に向けて食の安全を守る工夫や環境に配慮した取り組みを学べる工場見学施設を併設するプロジェクトです。当社は、施設のコンセプトから、空間デザイン、展示設計制作、コンセプトムービーを始めとした各種コンテンツ制作まで、トータルにプロデュースしました。
ジェイアール名古屋タカシマヤの2023年6月全館プロモーション「LIFE+DESIGN~創造的な暮らし、見つかる広がる~」において、当社はロゴ・ビジュアル・店内装飾デザインおよび販売促進企画(クリエイターズトークショーへの登壇)を担当し、全館プロデュースを行いました。
「都会の中のバルコニー」をコンセプトとしたオールデーダイニング「Balcony by 6th」と、“愛好家”たちのためのバーラウンジ「The Lovers' Lounge」は、麻布台ヒルズ・タワープラザ3階にオープンしました。有楽町で長年愛された「6th by Oriental Hotel」が、歴史の継承と新しい街との調和をテーマに、多くの方がより利用しやすく心地よい飲食空間に生まれ変わりました。「Balcony by 6th」麻布台ヒルズ周辺を見渡せる、開放的で心地よいテラスとボタニカルな雰囲気で、都会の中に緑が溶け込むここにしかない景色が拡がります。ランチ・カフェ・ディナー・バーまで利用できる約200席のオールデイダイニングで、オープンキッチンから生み出されるイタリアンベースの多国籍料理を楽しめます。「6th by Oriental Hotel」を想起させる“クラシカル&オリエンタル”というテイストを再解釈。周辺環境の要素や色を取り込んだ設えで多様な居場所をつくり、利用者がシーンに合わせて自由に楽しめるくつろぎの場を提供しています。「The Lovers’ Lounge(バー)」“愛好家”たちのためのバーラウンジ。好きなことを好きなだけ、考えたり語り合えたりする憩いの場所として「Balcony by 6th」に隣接します。お食事前の待ち合わせや、食後のひと時を過ごす場として、全国から厳選したジャパニーズウィスキーや種類豊富なシグネチャーカクテルなどを、一杯から気軽に楽しんでいただけます。商業施設内は珍しい落ち着いた空間でこだわりのカクテルやウィスキーを愉しんでいただける店内には、「6th by Oriental Hotel」で使われていたインテリアを一部用いるなど、アンティークな側面も備わります。
「としまえん」跡地に建設された「スタジオツアー東京(ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター)」オープンに伴う、西武鉄道線「豊島園駅」「池袋駅」のリニューアルプロジェクトです。■豊島園駅「イマジネーションが日常に溶け込む駅」をコンセプトに、日常と非日常空間をつなぐゲートをイメージしたシンプルなデザインに、魔法の世界を感じられる仕掛けをプラスした駅舎となっています。ホーム上の柱や駅名標、自動販売機などは、ホグワーツ魔法魔術学校へとつづく「ホグズミード駅」を彷彿とさせる赤を基調とした意匠に改修しました。また、ファサード上部のガラス面を使用した、シースルーLEDによる映像を時間帯やシーズンごとに変化させ、浮遊感のある魔法を感じる演出としました。さらに、2020年8月に閉園した「としまえん」のレガシーとして、模型列車や電話ボックスオブジェ、ベンチ、としまえん内で育った木を使用したオブジェなどを新たなコンセプトに合わせてリメイクし、展示することで、地域の皆さまからも親しまれる駅となりました。■池袋駅英国・ロンドンにある「キングスクロス駅」を参考にした、豊島園行きの電車が主に発着する1・2番ホームの壁面をレンガ調に、駅サインもネイビーを基調に改修しました。「ファンタジーの世界へつづく道」をコンセプトに、随所に魔法使いやフクロウのイラストを施すことで魔法の世界観を創出し、魔法の世界へつながる玄関口の駅となりました。
本展は、2022年5月にスペシャルオリンピックス日本様と中京大学様が包括連携協定を締結したことを契機に実現しました。身体文化の多様な価値を追求する中京大学スポーツミュージアムの空間において、スペシャルオリンピックスの活動の歴史・特徴、国内での取り組みなど、スペシャルオリンピックスの魅力を感じ、知ることのできる企画展です。また、スペシャルオリンピックスでは、知的障害のある人たちだけで行う競技だけでなく、「共生社会」や「ソーシャル・インクルージョン」を掲げる世の中の流れとともに、ユニファイドスポーツ®を推進しており、本展を通じて「多様な人々が生きる社会の実現」につながることへの願いがこめられています。
「Marunouchi Street Park」は「道路空間」を快適な「都市公園空間」へと変える、未来のエリアマネジメントの実証実験として、2019年から東京・丸の内仲通りで実施されています。「Popping Summer Street -訪れる人が夏らしさを感じ、心躍るような丸の内仲通り-」をコンセプトとし、ラグビー/SDGsなど時代やトレンドにあった取り組みとのコラボレーションや、風力発電や太陽光発電の機能を備えたテーブルの設置、地域で働く方や来街者を巻き込んだ音楽演奏の場づくりなどを検証事項として実施しました。
京都発のコーヒーショップブランド“%ARABICA”のクウェート店のデザイン設計業務です。本店舗の立地は、6万人収容可能で、国際大会にも使用されるクウェート最大の競技場ジャービル・アル=アフマド国際スタジアムを望む場所にあります。そのため、周辺エリアを特徴づけるランドマークとしての競技場を店内から直接ダイナミックに見渡すことができるという稀有な立地性に着目し、空間デザインに反映しました。スタジアムの特徴である外形の「オーバル形状」、雨風をしのぎながらも適度に自然光を取り入れる「膜屋根」、軽量かつ構造としての役割も持つ「フレームワーク」、これら3つの要素を抽出し、空間に落とし込むことで、親和性を生み出しています。
京都発のコーヒーショップブランドで世界各国にカフェを展開する“%ARABICA”のフィリピン1号店(マニラ)のデザイン・設計業務です。世界各国にカフェを展開していることから、その土地の要素や文化を空間に取り入れて独自の店舗を構成することが求められます。本店舗は、経済成長が進むアジア諸国で発展を続けるマニラの未来を示すような近未来的な空間を構成しました。緩やかに曲がる細長い敷地の形状に合わせて、来店者を店舗の奥まで導くために3次曲面形状の鏡面カウンターを配置。床と壁にも同素材を用いて空間全体を反射させることでカウンターの形状と呼応して、マニラの近い将来を示唆する宇宙船のような近未来的な構成としました。
自然エネルギー事業、アパートメントホテル事業、物流施設開発事業、ヘルスケア関連施設開発事業などを展開する霞ヶ関キャピタル様の本社オフィス増床プロジェクトです。2020年に移転した本社オフィスにHospitality and Culture Divisionのオフィスを増床しました。ホテル事業のオフィスとして、創造力を刺激し新たな着想が生み出される空間と、実際のホテルの運営をイメージできる機能性を両立させ、生産性を高めることを目指しています。
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