Works#2017

TOYAMA TOWN TREKKING SITE

TOYAMA TOWN TREKKING SITE

富山県富山市と株式会社乃村工藝社は、“閉じた体育館から、外につながる体育館”をテーマにした新しいライフスタイル拠点「TOYAMA TOWN TREKKING SITE」をオープンしました。本プロジェクトは、自治体の保有する公共施設をクリエイターなどの民間活力で再生し、新たなビジネス拠点とする、総務省の平成28年度「公共施設オープン・リノベーション事業」として採用されました。富山市総合体育館のデッドスペースを、リノベーションにより住民がタウントレッキング(まち歩き)等を行う、多世代の交流拠点として「再生」することを目指しています。「TTS」はカフェ、スポーツショップ、スタジオを併設した複合施設です。タウントレッキングをサポートする施設(ハード)を整備、「食育」・「体育」と健康教育的なイベントプログラム(ソフト)を定期的に開催し、富山市民の健康をサポートしていく新しい公共サービスの一環として同施設を運営します。年間140万人が訪れる環水公園に隣接するロケーションを活かし、富山市総合体育館の利用者だけではなく、広くエリア散策の拠点として活用してもらうことで、市民の皆様に「健康寿命の延伸」や「暮らしの質(QOL)の向上」を体感していただくとともに、行政として「住民の健康行動と地域経済の好循環モデル」の構築を目指す、国内においては先進的なプロジェクトです。「TTS」は“人とまちの健康づくりに必要な、時間だけじゃない、空間だけでもない、人間を育てる時間と空間”を提供し、誰のものでもないあなただけのものを、誰かと共有する「間」を、ゆっくり創っていきます。

#パブリック
菊のまち二本松ブランディングプロジェクト

菊のまち二本松ブランディングプロジェクト

福島県二本松市では、菊人形や一本の茎から数百、数千の菊花を咲かせる「多輪咲」などの「魅せる菊」を作ってきましたが、品評会出展や秋の菊花展示にとどまっていました。しかし、多様なシーンや空間の彩りの中で、今の時代に合った形で菊を活用していただきたいという想いから、2016年に二本松の菊の魅力向上を目指す「菊のまち二本松ブランディングプロジェクト」を立ち上げました。 プロジェクト2年目となる2017年に、明治時代に全国で菊人形展を大規模化し、集客イベントとして拡大したことが創業のきっかけの一つでもあった当社に、ブランディング業務のご依頼をいただきました。 当社は二本松市とともに伝統ある二本松の菊づくりの新たな価値を高め、「菊のまち二本松」を日本へ、世界へ発信するブランドへと進化させていただくお手伝いをさせていただきました。 ◆プロジェクトHP ※外部のウェブサイトに移動します。よろしければ下記URLをクリックしてください。 http://senrinzaki.jp/ ※ご注意 ・リンク先のウェブサイトは、乃村工藝社のウェブサイトではなく、当社の管理下にはないものです。 ・この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。最新のアドレスについては、ご自身でご確認ください。 ・リンク先のウェブサイトについては、リンク先の組織・団体等にご確認ください。   【お客様の課題/ご要望】 菊人形や千輪咲といった高等な園芸菊栽培技術が残る二本松市の菊づくりをブランディング、新規事業化し、多世代交流、まちづくりなどの象徴としたい。また、二本松市の菊がブランド化されることにより、菊に関するセカンド商品(土産品・菊グッズ等)の新規創業・新分野進出、菊を見に来る来訪者の増加により観光業を中心とするサービス業等の雇用増加につなげたい。 【解決策】 ・花卉、ディスプレイ業界へのマーケティング・市場調査、商品供給における課題の整理、販売戦略の立案 ・ブランド・コンセプトの策定 ・ブランドロゴマーク、カラーの策定 ・商品となる「千輪咲」「百多輪」「懸崖」といった二本松の菊を販促するための商品カタログの制作 ・プロジェクト専用LPの制作 ・プロモーション戦略の立案 ・プロモーションムービー(日・英)の制作 ・イベント出展支援・プロデュース ・市内事業者へのブランディング・商品開発セミナーの開催 ・商品開発支援 【お客様の声】  伝統ある「二本松の菊」づくりについて、その魅力をさらに引き出すようなプロモーションツールの制作や、これまで考えもしなかったアートイベントへの出展など、新たな魅せ方のご提案をたくさんいただき、「二本松の菊」のもつ可能性を確認することができました。プロジェクトを通じて、国内外のたくさんの方に「千輪咲」を知っていただけて、初めての海外への展開も実現しました。プロモーションや展示のみならず、地元事業者との関連商品開発や「菊人形展」へのアドバイスなど、多岐にわたってサポートいただき、市民の機運醸成も図ることができました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】横田 浩志 【企画・ディレクション】下國 由貴 【デザイン・設計】深野 友規  中川 百合 【PR】深沢 后礼 【制作・施工(DESIGNART TOKYO 2017/2018出展時)】島田 武 【DESIGNART TOKYO 2018出展時コラボレーション】内山慧子(NOMLAB)    ・NOMLAB  DESIGNART2018出展作品「千輪咲」菊MR  http://www.nomlab.jp/jp/projects/detail/15  ・リリース情報 https://www.nomurakougei.co.jp/uploads/news/attachments/1/a7a75355626e63682aa71e0b4fb11fc91cfaa652524366dc8f100e9f068d9f55.pdf

#パブリック
MRJミュージアム

MRJミュージアム

【プロジェクト説明文】 三菱重工業が開発を進める国産初のリージョナルジェット旅客機「MRJ」の量産組立工場建設にあたり、一般に公開される工場見学施設を整備・併設。航空機の実際の生産現場を見学でき、航空機づくりを体感できる施設。 【お客様の課題/テーマ】 MRJ生産現場の見学、開発への道のりを紹介し、20,000点を超えるパーツによりつくられる航空機産業のダイナミックさ、裾の広さを体感してもらう。併せて、航空機開発も行う三菱重工業の総合力を訴求する施設づくりを目指す。 【解決策】 航空機の生産現場に併設された見学施設というロケーションを最大限に活用。MRJ原寸モックアップ展示の他、リアルに、ここでしか体感できないコンテンツの制作、エントランスから出口まで一貫して「航空機」を演出した空間づくりを行う。 【お客様の声】 施設全体のデザインや雰囲気がMRJの先進性をPRする大きな力となっています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】田中伸幸 【企画】岡邦彦、佐藤英樹 【デザイン・設計】大西亮、井上裕史、金子史彦 【サイン・グラフィックデザイン】森脇清久 【制作・施工】松田有史、種子田慶介、簾内聖一、佐久間慶

#コーポレート
季楽 飫肥 合屋邸

季楽 飫肥 合屋邸

【プロジェクト説明文】 宮崎県日南市飫肥の中に位置する古民家を宿泊施設へとコンバージョンを行うプロジェクト。飫肥は、1977年、九州・沖縄地区で初の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、統一感のある建物が並ぶエリア。それゆえ外部意匠は保存の観点で風景と調和することを前提とした改修を行う必要がありました。そこで、デザイン的に自由度の高い内部意匠や家具装飾品で特徴を出すことで、集客力の高い施設を目指しました。 また、日南市と乃村工藝社は 2017 年 1月28日に日南市の掲げるコンセプト『創客創人』に沿ったまちづくりの実現に向けて、包括的連携協定を締結。2018年10月10日には連携協定の一環で「地域おこし企業人交流プログラム」に調印し、空間プロデュースを手がけるクリエイティブ人財の山野恭稔を日南市に派遣し、地域活性化に取り組んでいます。日南市、関連企業をはじめ様々なプレイヤーとともに、「日南市飫肥地区再生のためのまちづくり指針」の作成や、歴史ある町並みの発展を目指したイベント「DENKEN WEEK(伝建ウィーク)」、古民家の空間プロデュースなどをはじめ、地域活性化に取り組んでいます。 【お客様の課題/ご要望】 (1) 古民家を外国人観光客をメインターゲットとした宿泊施設へ改修を行いたい。 (2) 宿泊事業の強みとして、地域ならではの要素を組み込みたい。 (3) 日本らしさを感じられる空間を目指したい。 【解決策】 古民家は日本の生活文化、いわゆる「暮らしぶり」が最も濃縮された空間の一つです。今回の改修計画では、柱や梁、天井など、かつての情景を伝えるものを極力生かし、その他の要素は現代の人達が心地良く利用できる空間にしたいと考えました。そこで全体コンセプトを「ポストヘリテージ :継承と次世代に紡ぐための変容」とし、新たな文化継承を模索。道具についても一貫した選定テーマで、伝統技法にこだわらず、さまざまなアプローチで日本を紡いでいるもので構成しました。結果として、この宿泊施設は、訪日外国人のお客様には日本に興味を持つきっかけに、国内観光のお客様には日本を誇りに思ってもらえる、感動体験を提供できていると考えています。   <当社プロジェクトメンバー> 【空間プロデュース】山野恭稔 【家具装飾品コーディネート】山野恭稔 【デザイン(内装)】數坂 幸生 【開発】八木 信之 【営業】白井 敏之 ・リリース:宮崎県日南市と乃村工藝社が「地域活性化に関する包括的連携協定」を締結 https://www.nomurakougei.co.jp/uploads/news/attachments/1/bd685168ce469eb3f8f63ef2a5fe43c89bbc9af85df83d352763aa2eeb42e9cf.pdf ・リリース:宮崎県日南市と乃村工藝社が「地域おこし企業人交流プログラム」に調印 https://www.nomurakougei.co.jp/uploads/news/attachments/1/aa565bf338f37cd539f269b55ea67caf32e4e527800fa28c89557f39ddf51f19.pdf ・その他実績:DENKEN PJM https://www.nomurakougei.co.jp/achievements/detail/409

#ホスピタリティ
ISHIYA GINZA

ISHIYA GINZA

【プロジェクト説明文】 「白い恋人」で有名な北海道の洋菓子メーカー、石屋製菓(株)様の道外での初出店舗。 北海道でしか買えない白い恋人ブランドに対し、このお店は道外への店舗展開のためにつくられた看板商品の白い恋人を出さない新しいブランドで、今回はその1号店。銀座(GINZA SIX)の立地を生かしたアンテナショップとしての位置付けで、今後の店舗展開の足がかりとなるお店である。 【お客様の課題/ご要望】 デザイン表現として一番大切なのは、北海道の洋菓子メーカーであるのが伝わるという事。 新しく開発された商品群は、バラエティーに富んだ地の食材をふんだんに使用して個性豊かに仕上げられており、その魅力のルーツが北海道にある事を明快に表すメッセージが必要だと考えた。そこで提案したのが、「雪」をモチーフにした意匠で見え掛かりを印象づける事である。 【解決策】 壁面を覆うこの白い意匠は、雪の結晶をデフォルメし、パターン化してパネルに切削したものである。これは、北海道の風景を連想させるものである事に加え、お菓子のパッケージの雰囲気に合わせたポップな印象のものである事、また、カラーバリエーションの多い今回のMDを受け止めるためのニュートラルな背景として在る事も同時に意図している。フォーカスポイントとなるショーケース内には、商品の視認性を上げるために小さなステージを設け、その立ち上がり面にも同様の切削パターンを施した。これは降り積もった雪の上にお菓子が飾られているような情景を表現したもので、フロアを回遊する来客に対して訴求力を高め、石屋製菓(株)様の新しい試みとして思いのこめられた商品たちをより魅力的に見せる効果を生んでいる。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業】伊野波 彪、松原 忠之 【設計】北村 喜裕 【制作】勝亦 重仁、小村 肇

#アーバン & リテール
WOODY PARTS Factory Office

WOODY PARTS Factory Office

【プロジェクト説明文】 富山県高岡市にあるプレカット工場の2階オフィスエリアを、レセプションとライブラリーラウンジ、ショールームへとリノベーションしたプロジェクト。 工場の独特な雰囲気を生かしながら、オフィスとしての役割や機能を満たす空間を目指しました。「人が共に歩んでいく森林」「人が豊かに過ごせる木空間」をテーマに、木の成長を理解し、木材と人が共に歩んでいくサポートをすることをコンセプトとしています。 【お客様の課題/ご要望】 ●「木」をキーワードに、人が集い、交流する創造空間とすること。 ●木に対する知識・理解を深め、更に実際に木に触れることによって、木を身近に感じていただけるような仕掛けづくり。 ●木を見て、触れるだけでなく、ワークショップを開催することによって木育や職人との接点も視野に入れる。 ●木造住宅の木の部分、主に構造は、暮らしの中では床や壁、天井で隠れてしまいがちなため、興味・関心を持ちづらい。そのような状況において、ウッディパーツが加工する木材の素材そのもの、加工技術、製造スタッフ、製品クオリティを五感で感じていただける仕掛けづくり。 【解決策】 レセプションでは社員や来客が、奥行きのある空間を眺められるように計画。それを象徴的に表現しているのがライブラリーラウンジを構成するテーブルや照明、書棚です。 ショールームは、展示壁面が元工場の空間の雰囲気を邪魔しないようメッシュ素材を壁面に採用。空間の広がりを生かして、BtoBとBtoC向けのプレゼンテーションスペースを用意しています。明快にプレゼンテーションしてもらうため、説明的なショールームではなく、手仕事や技術をビジュアルで構成し、一見アートギャラリーのような空間を計画。時間が経つにつれ陳腐化しないよう、情報のアップデートのしやすさも重視しました。 今後このオフィスで、「住まい」に関して、木材を使った従来の「モノづくり」以外に、「住まう」ことに関しての「コトづくり」が生まれていく空間を目指しました。 【お客様の声】 ●木の香りや質感など、商品(モノ)ではない話題が増えました。 ●既存顧客である住宅会社の現場スタッフの方ではなく、経営層や設計士、プランナーの来客が増えました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】北井琢也・山田佳紀 【デザイン・設計】越膳博明 【制作・施工】平野健太朗 撮影:株式会社ナカサアンドパートナーズ

#コーポレート
Plus D 日南支社

Plus D 日南支社

【プロジェクト説明文】 九州で長い歴史を持つ城下町、飫肥(おび)重要伝統的建造物群保存地区内における築140年以上の武家屋敷を、地域の風土を体感できるオフィスにコンバージョンを行いました。 全体コンセプトを「ポストヘリテージ : 継承と次世代に紡ぐための変容」とし、紡ぐべきポイントと刷新すべきポイントを明確化することで、文化を繋ぐ新たな在り方を試みています。かつての民家の暮らしを現代的に解釈し、地域とつながる空間を目指しました。 デザインは、元の民家で使用されていた床の底板を利用した大テーブルが置かれたコミュニケーションスペースと、開口越しの緑を向くカウンターが開放的なワークスペースという、二つの異なる空間で構成しています。 その間に挿入された砂利敷きの土間は、両空間と外部と内部をつなぐ中間領域となっています。庭に新設された「段々デッキ」は内部と外部を緩やかにつなぎ、地域の人々が集まるイベントや産物のプロモーションスペースとしても使われる等、ヒト・モノ・コトを紡ぐ空間になっています。 【お客様の声】 地域の風土が体感できる、此処にしか無い魅力的なオフィス空間にして頂いた事で、地域住民の方々だけでなく、空き家に関する取り組みをされている、多くの自治体様や企業様からも評価を頂き、そのご縁を元に、新たなビジネス展開が実現出来ております。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発】 山野 恭稔 【営業】 萠抜 徹 【デザイン・設計】 川上 洋一、武田 慎平、清水 良輔

#コーポレート
ルミネ シンガポール(クラークキーセントラル)

ルミネ シンガポール(クラークキーセントラル)

【プロジェクト概要文】 株式会社ルミネ様による海外初出店店舗「LUMINE SINGAPORE」。 好奇心旺盛な働く女性をメインターゲットに、ルミネ独自の視点で[TOKYO STYLE・CULTURE・DESIGN]を発信するコンセプトストア。 ソリッドなマテリアルで構成されたミニマルな空間が、主役の商品アイテム一点一点を引き立てるギャラリーのような世界観をつくり上げています。 また、ルミネ初のカフェ業態となる“Lumine Cafe”を併設し、フォトジェニックでありながら美容や健康を意識したメニューと、女性らしさやセンスを感じさせるような空間を提供しています。 【お客様の課題】 ルミネ自主編集によるアパレルショップ及びカフェ運営。全てがルミネ初の試みの為、0からの店づくりをサポートさせて頂く事を最大の課題としてスタートしました。 285坪の異形の区画に、20ブランド以上のファッション展開とカフェエリア、サブリースエリアで構成しました。 様々なMDの魅力を引き立たせるゾーニングの棲み分けと動線計画、新しいルミネブランドを表現する空間デザインの個性と調和、そして「TOKYO」をテーマとしたシンガポールでは他にはないエッヂの効いた空間が求められました。推進面では、ルミネと現地ビルオーナーとの交渉調整、決定承認遅延が続くタイトな工程調整、制作発注の他国への工場制作・チェックなど、海外施工における課題が発生しました。 【解決策】 異形の区画を利用し、ゆるやかに各エリアに変化をつける事で広がりと動きのあるに空間にしました。 また、区画境界部には、木の庇を通す事であらゆる要素(MD)の詰まった店舗に一体感を与え、新しいルミネブランドの打ちだしを強調させました。 マテリアルは、素材感・本物志向を重視し、モルタル・木・テラゾなど中心に、ミニマルでエッヂの効いた空間をつくりあげました。プロジェクトを推進する中でVMD担当の外部デザイナーとのコラボを行い、アートの要素をプラス。センスやトレンドを感じさせる<東京らしさ>を表現しました。 推進面では、日本チームとの密な連携と乃村シンガポールの迅速な対応で、タイトな工程の中、無事OPENを迎えることができました。   <当社プロジェクトメンバー> 【開発】西幸彦 【営業・プロジェクトマネジメント】 渡部慎平 / 村形勝洋 【デザイン・設計】鈴木洋子、岡本千絵 【制作・施工】村形勝洋 / 吉田明弘 / Daniel Ma

#アーバン & リテール
鹿児島市立ふるさと考古歴史館

鹿児島市立ふるさと考古歴史館

【プロジェクト概要文】 先人が残した文化遺産を通して鹿児島市の歴史への市民の理解を深め、個性豊かな市民文化の創造に資することを目的に設置された市立考古博物館。 とくに考古学者気分を味わえる「発掘体験」や土器の形状を調べる道具を巨大化した「巨大真弧で形をとろう」などの体験型展示は大人気で、子どもたちに考古学とそれが明らかにする歴史への興味を育んでいます。 弊社は基本計画、設計、施工を一貫してお手伝いさせていただきました。 【お客様の課題】 開館後20年を経て、老朽化が目立ち、内容や設備の刷新が求められ、最新の研究成果の発表、体験型展示の導入、明るく更新しやすい展示設備の整備を実現するための展示リニューアルとなりました。 計画の方向性は次の三つで、一つ目は「鹿児島らしさ」を追求する地域特化型展示、二つ目は「参加体験の場づくり」をめざす楽しく学ぶ博物館、三つ目は「より利用しやすい施設の実現に向けた環境づくり」としての展示環境の整備です。これにより子どもから大人まで、ふるさとの考古学を楽しく学べる施設の実現をめざしました。 【解決策】 最初に「鹿児島らしさ」を印象づけるのは、吹き抜け空間を見下ろした中央の、桜島を含む鹿児島市全体の巨大な地形テーブルです。各地の遺跡のわかりやすい解説が付いています。 次に「参加体験の場づくり」の代表格は、数々のハンズオンアイテムから成る楽しく考古学を学ぶための体験コーナー。 そして「より利用しやすい施設の実現に向けた環境づくり」として、湿度管理が可能なエアタイトケース、人に優しいユニバーサルデザインの導入、環境負荷の少ないLED照明の設置などきめの細かい提案を行いました。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発】藤井 達也 【営業・プロジェクトマネジメント】藤井 達也・楠元 夢樹 【企画】神 剛司・岸田 匡平・西村 世津子 【デザイン・設計】稲野辺 翔  【制作・施工】井上 禎人・一万田 隼人・末?ア武・亀岡 伸・堀 七重 【保守管理】山田 克己・中村 隆利

#パブリック
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