高知県の足摺岬の突端に位置するホテル「TheMana Village」の改装プロジェクトです。旧足摺パシフィックホテルをアジア屈指のリゾートホテル「TheMana Village」として生まれ変わらせるべく、2020年から始動しています。本プロジェクトでは新たに2タイプの客室と共用部、インフィニティデッキのバリューアップ工事を行いました。新たな客室は7部屋の和室と、ホテルスタッフと当社デザイナー双方が若手同士で手掛けたコンセプトルームで構成され、「アートのような新しい海の楽しみ方」を提供すると共に高知の魅力を発信し、高知とお客さまとの縁をつなぐことを目指しました。時間をかけて丁寧に改装を重ねていくことで、ホテルが生まれ変わっていく様を宿泊されるお客さまとも共有しながら、期待感を増幅させていく、現在進行形のプロジェクトです。
広島県呉市に開業した「シャトレーゼ ガトーキングダム せとうち」は、呉市の所有する旧グリーンピアせとうちを菓子事業と連携した滞在型リゾートホテルへリブランディングしたプロジェクトです。〝自然との共生・美しいせとうちを感じる唯一無二のリゾート″をデザインコンセプトにエントランス、ロビー、客室、レストラン、カフェ、中庭、温浴施設を改修し、新たなリゾートホテルへと生まれ変わりました。瀬戸内海の多島美を一望できる客室、施設限定のスイーツが楽しめるカフェなど、さまざまなシーンで年代問わず利用できます。当社は基本構想から参画し、空間コンセプト策定からデザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、内装施工、FF&Eまでクリエイティビティを生かし、総合的に担当いたしました。
「ひろしまゲートパーク」は、広島都心部に位置する旧広島市民球場跡地をパークPFIにより再整備した、広島の新しい顔となる市民公園です。大規模イベントも開催可能な約6,500㎡の広場を囲むように、8棟の商業施設を点在させ、園内の回遊を促すと共に、イベントや店舗のにぎわいに一体感をもたらしています。加えて、イベントを中心にさまざまな活動や交流が生まれ、屋外で過ごす新たなライフスタイルを育む拠点となることを目指しました。当社は、公募提案書作成段階から参画し、全体構想、敷地利用計画、配棟計画、MD計画、リーシング、インテリアデザイン、サイングラフィック、テナント設計施工、内装監理、ブランディング、ネーミング、ロゴ作成、コミュニケーション戦略などを担当しました。
「スカイパティオ」は広島の中心部に位置する基町クレドの商業施設「パセーラ」の6階に位置する屋上庭園です。1994年より広島城を中心とした広島の街を見渡すことができる市民の憩いの場として使われてきました。本プロジェクトは、2023年8月に閉館したそごう広島店新館跡と現パセーラを含む基町クレドの施設構成を刷新し、新生「パセーラ」とするための、基町クレド再生プロジェクトの第1弾として位置付けられています。新たな「スカイパティオ」では、新設した大画面モニターやナイトビューを生かしたルーフトップバーなどによる非日常体験の提供や、親子連れのお客さまも楽しめるせせらぎや芝生の丘などの整備を通じて、多様な楽しみ方ができる環境の創出と、新たな基町クレドへの期待感を育む空間を目指しました。
高知県の足摺岬の突端に位置するホテル「TheMana Village」の改装プロジェクトです。旧足摺パシフィックホテルをアジア屈指のリゾートホテル「TheMana Village」として生まれ変わらせるべく、2020年から始動しています。本プロジェクトでは新たに3タイプの客室と露天風呂の改修工事を行いました。新たな客室には若手のホテルスタッフとデザイナーが「宿泊客に楽しい思い出をつくってもらいたい」との思いを込め、今までの「TheMana Village」にはない遊び心のあるコンセプトルームをつくり上げました。ホテルが生まれ変わっていく様を宿泊客とも共有することで、期待感を増幅させていく、現在進行形のプロジェクトとなっています。
鳥取市青谷町にある国史跡「青谷上寺地遺跡」は、港湾集落ならではの多種多様な出土品から「地下の弥生博物館」とも呼ばれ、本施設は同史跡である「弥生の里」復元の一端を担っています。ガイダンス展示室では、「青谷の里めぐり」をテーマに準構造船(交易船)をシンボルとしながら、遺跡と弥生時代の世界観を表現しています。また重要文化財展示室では、みごとなデザインをされた工芸品ともいえる弥生時代に製作された品も数多く出土し、従来の考古博物館とは異なる、青谷の出土品の「美しさ」を引き出す「弥生の美術館」をテーマにデザインしました。
信頼のギアとアウトドアライフを提案する1914年創業の老舗アウトドアブランド「ogawa」の直営店「ogawa GRAND lodge」。ビギナーへの丁寧なレクチャーから、ベテラン向けの最新ギアの紹介、廃番になっている旧モデルのリペアサービスまで提供するアウトドアストアです。中国地方の直営店としては一号店となります。2023 年春、旧広島市民球場跡地に誕生した市民公園に生まれ変わった「HIROSHIMA GATE PARK」に立地し、同プロジェクトのリーシング業務を担当していた当社が、出店のご案内、デザイン・設計、施工まで携わりました。デザインにおいては、これまで展開されているストアよりもグレードアップした内装を提案し、HIROSHIMA GATE PARKに融合するストアとなりました。
ベンダ工業様の新本社技術研究所設立に伴い、展示スペース「BENDA INNOVATION TEC GALLERY」を新設しました。当社はデザイン・内装展示施工を担当しています。 「メイドインジャパンの技術力を世界へ」を力強く発信し、取引先をはじめ、従業員の関心・満足度向上および共感を図るため、コーポレートカラーであるベンダブルーを基調にして、強く印象に残る空間を創出しました。GALLERYの中心からINNOVATIONが広がり、交わり、世界を円(リング)で繋つないでいく、100年先のさらなる飛躍に向けた起点となる空間を目指しました。
高知県の足摺岬の突端に位置するホテル「TheMana Village」の改装案件です。旧足摺パシフィックホテルを新生「TheMana Village」として生まれ変わらせるべく2020年から始動しています。 2022年のプロジェクトでは新たに5タイプの客室と施設内のイタリアンレストラン「Assurrissimo」の拡張工事を行いました。新たな客室の中にはツインタイプで96㎡と広く、専用のサウナや水風呂、露天風呂を完備し室内には暖炉を有する特別な客室もあります。 アジア屈指のリゾートホテルを目指し、特別な宿泊体験を提供するための改装プロジェクトは、そのホテルが生まれ変わっていく様をホテルスタッフの方々の丁寧な接客により宿泊のお客さまとも共有し応援していただきながら、次期の改装につなげている現在進行形のプロジェクトです。
本プロジェクトは、全国で宿泊事業や地方創生を手がける株式会社ARTHグループ(土佐清水リゾート合同会社)が、高知県足摺岬で長年親しまれてきた老舗旅館「足摺パシフィックホテル花椿」をアジア屈指の滞在型リゾート施設「TheMana Village(ザマナ ヴィレッジ)」として再生し、土佐清水市全体の活性化を目指すものです。 当施設は、足摺宇和海国立公園という自然豊かな地域に位置します。絶景を臨むものの、ホテルは昭和から時間が止まったかのような古い内装がそのまま残っている状態でした。当初、小さなカフェエリアを設置するという計画から始まりましたが、打ち合わせを重ねていくなかで、ホテルだけでなく高知全体や土佐清水市を盛り上げたいというARTH様のビジョンが広がりました。足摺の自然を体感できるラグジュアリーな空間の、イタリアンレストランを含む複合施設へと生まれ変わりました。 当社は、施設の魅力向上に向けた企画デザインの構想段階から参画し、ホテルの顔となるファサード・ロビー共用部・客室・レストランの空間プロデュースを担当しました。(客室・イタリアンレストランはデザイン監修) 2021年に担当した「LOQUAT 西伊豆」(古民家をオーベルジュに改装)をはじめ、当社はARTH様のクリエイティブ・パートナーとして、魅力ある街づくりや活性化につながる空間プロデュースを手掛けています。
島根県出雲市に新たにオープンした温泉旅館のプロジェクトです。施設の西側には石造灯台として日本一の高さを誇る日御碕(ひのみさき)灯台が望め、東側には出雲松島と謳われる風光明媚な景色が楽しめる立地にあり、施設内はご当地楽「神楽」を楽しめる広場やブックラウンジ、お食事処、露天風呂付大浴場、総客室数39室の多様な客室タイプを有しています。
「瀬戸内の大らかな自然を体現した食空間」瀬戸内は、多くの島々が織りなす美しい風景や温暖な気候、豊かな自然に恵まれています。複合型施設『杜の街グレース』の商業・ヘルスケア施設棟『杜の街プラザ』。そのなかにある、岡山・瀬戸内の魅力を結集したオンリーワンの大型フードホール(約2800㎡)。このフードホールでは、その大らかな自然から着想を得て、心地よく伸びやかな食空間を計画しました。約70mの吹き抜け空間には、瀬戸内の穏やかで雄大な波動を想起させる天井ルーバーを計画。ゆったりと伸びゆくウェーブデザインが店内全体をつなぐとともに、客席全体を寛容に包み込みます。また中央には、1階と2階を地形のようにつなぎ、新たなコミュニティを生み出す「丘」を設けました。さまざまな用途に利用できる集いの場として、軽食をとったり、読書をしたり、くつろいだり、各々が好きな場所を見つけて過ごせる場所となります。さらに椅子やソファには、この地ならではの魅力を体感できるよう、岡山の産業を代表するデニムを使用しました。このフードホールが『杜の街グレース』全体の豊かな環境と調和しつつ、人々が瀬戸内の魅力を楽しみ、食を通じてつながり、未来への希望を育むことができる食空間として、長く愛されることを願っています。
岡山城は日本100名城のひとつで、豊臣秀吉の身内であり、若くして五大老を務めた宇喜多秀家が築城した城です。全国的にも珍しい不等辺五角形をした三層六階建ての天守は、黒い下見板張りの外観から、「烏城」の名でも親しまれています。当社は、1996年の大規模改修(築城400年記念事業)に続き、「令和の大改修」においても天守の展示改修を受注しました。今回の改修では、「初心者にとっても分かりやすい、岡山の歴史の入り口」をコンセプトに、一般的な観光客を主要ターゲットとして、岡山市内の歴史観光に誘う拠点としての整備を行いました。展示内容は、岡山市出身の歴史学者・磯田道史氏が監修しました。新たな知見も交えながら、岡山城の魅力や特徴、歴代城主の活躍、岡山のまちの成り立ちなどを分かりやすく紹介しています。
広島県が推進する厳島港宮島口地区港湾整備事業に伴い、2020年2月より供用を開始した「宮島口旅客ターミナル」の隣接地にて、同年4月に開業した広島電鉄グループが運営する観光商業施設「HIRODEN etto」。 「DISCOVER MIYAJIMAGUCHI」をコンセプトとし、県内に本社を置く企業を中心に16店舗で構成しています。日常(地元)非日常(観光)の楽しみを広島らしさでもてなし、「楽しい、美味しい、新しい広島」を体験いただける施設として観光客は勿論、地域の皆様とのつながりによって、新たな広島の魅力を発信しています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 地域の方々の生活動線でもある国道2号線の慢性的な渋滞緩和策として、都市計画道路の新設計画が浮上しました。これに伴い、埋立地拡張による老朽化した旅客ターミナルの再整備、広島電鉄グループ直営の観光物産施設と広電宮島口駅舎/軌道の移設が決定しました。 中長期的な段階開発のシナリオづくりと旅客ターミナル隣接地における広島電鉄グループが新設する施設の在り方について、宮島詣でのプロローグとエピローグに相応しい提案をしてほしいとの要望をいただきました。 【解決策】 宮島への通過点に終始する「宮島口」に「場力」を備えるための地域ブランディング視点での開発戦略構築が重要と考えました。 ・色のない宮島口に新たなアイデンティティを付与するためのネーミングやVI計画(※) ・未来の広島/宮島口への投資家を探す旅のようなリーシング ・瀬戸内海の水面を感じる照明計画や材木のまち廿日市を想起させる木材を積極的に採用する など、「宮島口のまちびらき・第1弾」に華を添える場づくり、空間づくりに、ソフト/ハードの両面から、アプローチしました。 これにより、県内事業者を中心に、新たな商いの場を提供することで、新たな雇用機会を創出し、県内での経済循環に貢献しています。また、行政主導型の再整備事業への民活による地域創生のモデルケースとして、広島電鉄グループの経営ビジョンである「人と人とをつなぎ、地域の魅力ある未来を拓く」を具現化し、後発開発への期待感を醸成しました。 (※)VI:Visual Identity(ヴィジュアル アイデンティティ)の略。ロゴマークやシンボルマークの図案を指す。 【お客様の声】 構想検討段階から具体的な施設計画に至るまで、ソフト及びハード両面から多大なご協力をいただいたことでコンセプト通りの施設を作り上げることができました。 宮島詣でのプロローグとエピローグにふさわしい施設として成長していくことを期待しております。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】森本 一郎 【コンサルティング・企画・ソフトディレクション】天間 真代 【リーシング】平木 貴章、森田 絵理 【デザイン・設計】土居 一美、尾﨑 友加里 【制作・施工】杉野 勝則 【プレ内監・内装監理】鈴木 俊道 【ブランディング】綿本 有里 【開業プロモーション・PR】軽部 大介、大浦 緋花瑠 ~関連リンク~ 【お知らせ】 ・「第54回 日本サインデザイン賞」銀賞ほか受賞のお知らせ
文化の森総合公園に所在する考古・歴史・民俗・美術工芸の人文系と動物・植物・地学・恐竜の自然史系を合わせた総合博物館(公開承認施設)の常設展リニューアルです。 新たなコンセプトを「徳島まるづかみ ―“いのち”と“とき”のモノ語り―」として、常設展示室の全面リニューアルをおこないました。 新常設展示室は、豊富な展示資料から徳島の魅力や特色を実感し、博物館をより楽しむことのできる内容となっています。インクルーシブデザイン、展示評価の両ワークショップを通じて、展示内容の方向性確認と体験展示の検証、ユニバーサルデザインの実施をおこない、「地域の顔」としての博物館を念頭に、新たに作られる「コミュニケーションゾーン」から「ミュージアムストリート」をめぐるなかで、学芸員と来館者、来館者同士が資料(モノ)をとおして対話や交流を大切にする展示としました。 徳島の魅力を、「豊かな自然・伝統文化・先進性」と捉え、その魅力を伝える阿波遊山の拠点として、常に新鮮な驚きがあり、気楽に楽しめる博物館へと進化し、利用者への一方的な情報提供ではなく、実物資料(モノ)を核としながら、4K・VRやAR等のXR・ハンズオンなどの参加体験型の展示手法で、徳島の魅力を遊び学べる展示空間となっています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・既存の常設展は、基本的には30年前の学問水準にもとづく展示であり、活動の蓄積により、自然・歴史・文化に関する知見や収蔵資料も大幅に増えましたが、部屋の構造や展示ケースの制約から展示替えが容易ではなく、陳腐化していました。 ・旧展示は、特色が明瞭ではなく「地域の顔」となっておらず、後発他館と比べ内容の住み分けができていませんでした。 ・モノ(資料)を介した発見や学びの喜びを伝える取り組み、ハンズオンや参加体験型要素の増加など、社会的要求への対応が求められていました。 ・外国人や障がい者への対応を中心とするユニバーサル化、経年劣化による破損・褪色、空調の不調、LED照明への対応が必要となっていました。 【解決策】 ・学芸員と協議の上、展示内容の総入れ替えをおこなうとともに、インクルーシブデザイン、展示評価の両ワークショップを通じて、展示内容の方向性の確認と体験展示の検証、ユニバーサルデザインの実施をおこない、「地域の顔」としての博物館づくりとともに、「コミュニケーションゾーン」を中心に、「ミュージアムストリート」から各展示コーナーをめぐる動線の整理により、単なる一方通行動線から部分的選択動線を採用しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】森本 浩一 【企画】岸田 匡平、西村 世津子、堀井 麻央、美馬 弘宜 【デザイン設計】満長 正明、湯浅 忠、赤嶺 剛央、森田 理恵、香川 玲子 【制作・施工】一万田 隼人、井上 禎人、大石 優、高橋 浩一郎
お問い合わせ/お見積もり依頼/資料請求は下記よりお気軽にご連絡ください。お問い合わせの多いご質問や、よくいただくご質問は別途「よくあるご質問」ページに掲載しておりますので、ご活用ください。
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