New Graduate
新卒採用

動画

動画で知る乃村工藝社

10分で理解!乃村工藝社の会社説明動画です。

募集要項

  • 営業職
  • プランニング職
  • デザイン職
  • ディレクター職

営業職

お客さまの事業の発展・繁栄に寄与する存在となるための窓口となります。お客さまのニーズを把握し、社内のチームを組んで納期や予算を考慮しながらプロジェクトを推進する。新たな顧客の開発も行う。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

専攻学部不問

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

プランニング職

企画構想のスペシャリスト。大規模物件や難易度の高いプロジェクトの企画制作において、各種調査・分析、それに基づく事業提案や企画提案、詳細プランなどをつくり、企画の構想から実現までさまざまなフェーズで関わるキーパーソン。仮想から現実まで空間を幅広く捉え、都市計画からデジタルコンテンツまで構想できる多様性のある職種。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で 社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

専攻学部不問

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

デザイン職

調査・企画の段階から参入し、お客さまの事業テーマ・要望・課題・予算・工程・社会的ニーズも踏まえつつ、質の高い設計・デザインワークを行う。デジタルデバイスを用いた仮想から現実までの複合的な空間演出デザインも含まれる。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で 社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

空間、立体、造形、グラフィック、メディア系デザイン、建築・都市計画 専攻
*デジタルデバイスを用いた仮想から現実までの複合的な空間演出デザイン・設計なども含む

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

ディレクター職

プロダクト(制作管理) お客さまやデザイナーが描いたデザインを、実際に“空間”として具現化する。安全・品質・予算・工程管理などさまざまな視点から、ものづくりを統括する。デジタル/メカニカルな技術的領域における実装のためのディレクション業務も含まれる。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で 社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

建築、土木、都市計画、情報システム、機械制御、特殊造形、設備系(空調/電気/衛生)推奨

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

採用担当紹介

今泉 まどか 
人財開発部 採用課 2016年入社今泉 まどか Madoka Imaizumi

好きを仕事に!

「空港という空間が好き」がきっかけで乃村工藝社に出会いました。様々な企業の中で、自分に合った会社を選ぶことは難しいかもしれません。そんな時は、「この会社好き!ときめく!」といったポイントでぜひ選んでみてください!皆さんとお会い出来る日を楽しみにしております!

杉野 佑樹
人財開発部 採用課 2019年入社杉野 佑樹Yuki Sugino

何事にも全力投球!

乃村の社員は全員仕事にも遊びにも常に全力で本気で向き合うのが特徴です。 「新卒で入社する会社は人生で1度しかない」だからこそ企業の採用担当である以前にいち社会人の先輩として皆さんと本気・本音で向き合いたいと思っています。 イベントや選考でお会いした際は乃村のこと、お互いのことぜひ本音で徹底的に理解できるまでお話ししましょう!

野口 優希
人財開発部 採用課 2022年入社野口 優希Yuki Noguchi

自分が主人公になれる会社!

とにかく「多様性」に溢れているのが乃村工藝社の魅力だと思います。個を大切に、人を大切にしている会社だからこそ、自分自身の色を出して輝ける環境が乃村工藝社にはあります。ぜひ、就職活動を通して自分の強みや好きなこと、やりたいことを見つけ、ご自身の叶えたい夢に向かって共に挑戦していきましょう!

薊 諒
人財開発部 採用課 2020年入社薊 諒Ryo Azami

社員の数だけ個性がある会社!

乃村工藝社の会社としての強みとしてはやはり「人」であると思います。会う人それぞれ個性的で、おせっかいとも言えるぐらい親しみやすい社員が多いのが特徴だと感じています。就活を通して様々な企業・人と交わるなかであなた自身の光る個性(可能性)を見つけてください。就活は楽しんだもん勝ちです!

Culture社風を知る

事業の幅広さが成長の支えに。バリューアップ領域で広がる女性管理職としてのキャリア

事業の幅広さが成長の支えに。バリューアップ領域で広がる女性管理職としてのキャリア

ディレクター職として制作管理を担う酒井 麻衣。商業施設、ホテル、イベントなど多様な現場経験を経て、現在は主にオフィスビルのバリューアップ領域で活躍しています。課長としてマネジメントに携わるほか、採用活動や人財育成プロジェクトにも参加してきた酒井が、ディレクターとして、女性管理職として目指す姿とは。 オフィスビルの価値の最大化に向け、バリューアップに従事酒井が所属する営業推進本部 第五事業部プロダクト・ディレクション2部が手がけるのは、主にワークプレイスやビルバリューアップ市場。とりわけオフィスビルのバリューアップを得意としてきました。酒井  「ビルのバリューアップとは、エントランスなどの共用部をリニューアルすることで、建物に再び付加価値を与えること。市場として今後ますます成長が期待されていることから、当社としてもひとつの領域として注力しています。私の役割は、営業と一体となって新規顧客やプロジェクトを開拓することです。また、バリューアップ工事ではビルの稼働中に作業することが多いため、お客さまと協議しながら工事条件を詰めたり、 施工計画を組んだりすることも大切な仕事のひとつです」制作管理としてプロジェクトに参画する酒井。バリューアップを担うが故に心掛けていることがあると言います。酒井  「お客さまの多くは、ビルの所有者や運営会社の方々です。入居テナントの皆さんに迷惑がかからないよう、安全で円滑な工事を実現するために細心の注意を払っています。また近年は、優れた機能と環境性能を兼ね備えた素材、エコマテリアルへのニーズが高まってきました。乃村工藝社のソーシャルグッド活動においても『環境』がキーワードになっていることもあり、建物の価値向上のため、そうした素材を積極的に提案するようにしています」酒井が同部署に着任したのは2022年。2023年12月現在は、課長として6名のメンバーを束ねています。酒井  「各プロジェクトのメンバーへの割り振りや進捗管理、メンバーのフォローアップ等が課長としての主な業務です。 プロジェクトごとに週1回の進捗確認会を実施して困り事を聞いたり助言したり。初期フェーズではお客さまとの打ち合わせに参加してプロジェクトの道筋を示すこともありますし、中間検査など重要なタイミングで現場に出ることもあります。また、自分が推進を担当しているプロジェクトもあり、プレイングマネージャーのような動き方をしています」一方で、酒井は部署以外の業務にも携わってきました。酒井  「少し前からディレクター職の新卒採用の面接を担当しています。また、制作管理の人財育成プロジェクトのメンバーにもなっていて、教育方法を検討したり適材適所の人員配置を考えたりする活動などにも参加しています」 多様な経験ができる場を求め乃村工藝社へ。プロジェクトの推進役を務めたことが転機に▲ チームメンバーとのミーティング大学院で建築を専攻し、都市計画を学んだ酒井。研究室のプロジェクトで、とある集落の古民家改修に携わったことがきっかけで、制作管理を志すようになりました。酒井  「古民家改修に当たって、職人の手配やスケジュール調整、お金の管理などを担当しました。集落や職人の方々とコミュニケーションするのがとても楽しくて、自分にはデザインや設計よりも、プロジェクトを推進していく仕事が向いていると思うようになりました。自分たちの生活空間に突然押しかけてきた私たち学生を、集落の全員が歓迎してくださったわけではありません。さまざまなイベントを通じて対話を重ねながら、皆さんと良い関係を築いていく過程にやりがいを感じていました」ディスプレイ業界に的を絞って就職活動に挑んだ酒井が、最終的に選んだのが乃村工藝社。決め手は、同社が幅広い市場を手がけていたことでした。酒井  「当初から制作管理を希望していたのでゼネコンに進む道もありましたが、古民家の改修作業に関わる中で内装への関心が高まり、人に与える影響が大きい空間に携わりたいと考えていたんです。乃村工藝社と言えば業界最大手。さまざまな仕事が経験できる環境に惹かれ、入社を決めました」入社後、アパレルや飲食店などの商業施設、ホテル、イベント・展示会など、希望していた通り幅広い市場のさまざまなプロジェクトに携わってきた酒井。制作管理として確かな手ごたえを感じたプロジェクトがありました。酒井 「入社して5~6年目に、ビジネスパートナーや研究機関などとの連携を図る共創の場を目指した『Honda Innovation Lab Tokyo Roppongi』の改修プロジェクトにアサインされ、PM(プロジェクトマネージャー)の方と密に連携しながら推進に関わりました。構想の初期段階からプロジェクトに参画。施工の管理だけでなく、デザイナーや協力会社の方々とのコミュニケーションを含め、 全体を俯瞰する立場であらゆる工程に携わりました。ここでお客さまの同意を得て、次にこれをして、うまくいかないことがあれば軌道修正してという具合に、一つひとつ組み立てながらプロジェクトを進めていくプロセスがとても楽しくて。自分の適性を発揮できたと同時に、大きな成長を実感できる現場になりました」このプロジェクトでの成功を機に、酒井は複数のプロジェクトを掛け持ちしながら同様の立ち位置でチームをリードするように。持ち味を生かしながら、次第に存在感を示していきました。 9年目に課長に昇進。管理職となって見つけた新たなやりがい2021年に酒井は課長に昇進。当時の気持ちをこう振り返ります。酒井  「昇進を打診されたのは、仕事にも慣れ始め、次の刺激を求めていた時期。自分が課長になるとは想像もしていませんでしたが、新たな役割を与えられ、これまでとは違うことに挑戦する好機だと感じ、受けることにしまし」管理職となって部下をマネジメントする立場となった酒井。仕事に新たな意義を見出します。酒井  「意識して雑談するなど、積極的にメンバーとのコミュニケーションを取るよう心掛けていました。本音を引き出すには、普段から話しやすい雰囲気づくりが必要だと思っていたからです。現場での振る舞い方や困りごと、苦手なことなどについて話してもらって、一つひとつ丁寧に自分なりに助言していきました。するとその後、助言を聞いたメンバーたちが、少しずつ出来なかったことが出来るようになっていったんです。彼ら・彼女らが何かをやり遂げたり成長したりする様子を見て、それまで経験したことのない喜びを感じたのを覚えています」酒井がこれまで管理職として一貫して大切にしてきたのが、メンバーの意思を尊重すること。それぞれがやりたいことに、最大限に配慮してきたと言います。酒井  「『このプロジェクトでは、こんなことを期待している』『今回、こういう点で成長できれば、次はこんなことに挑戦してもいいのでは?』と、メンバーが目指すキャリアに合った成長を見越しながら仕事を割り当てるようにしてきました。また、プロジェクトの内容についても詳しく説明して、納得感を持って取り組んでもらうことも大事にしています。以前、あるメンバーに少しハードルが高いと思えるような仕事を打診したところ、とても意欲的に楽しみながら取り組んでくれて。その結果、プロジェクトは成功し、そのメンバーの評価がぐんと高まったことがありました。全て思うようにアサインできているかと聞かれれば、決してそんなことはありませんが、少しずつ手ごたえを感じています」一方、酒井は社内の人財育成プロジェクトにも積極的に参加してきました。酒井  「例えば、2020年ごろに取り組んだのが、『2025年のPD(プロダクトディレクター)を考える会』です。今後の制作管理のあるべき姿を考え、それに向けて若い人材をどう育てていくかについて議論するものでした。いまはそうやって若手を育成していくことに大きなやりがいを感じています」 乃村工藝社だから広がる経験と人脈。いずれは制作管理の女性管理職のロールモデルに乃村工藝社では女性の活躍が着実に広がっている一方、制作管理を担う女性管理職の数はまだまだ少ないのが現状。そのような中、酒井は自らがロールモデルとなって女性の活躍を推進していきたいと意欲を見せます。酒井  「現場担当がいるので管理職が現場に行くことはあまりありませんが、何かアクシデントがあればもちろんすぐに駆けつけなくてはなりません。そんなとき、小さな子どもがいたら現場に急行というわけにはいかない……。工事は昼間とは限らないから、夜だとなおさら……。そんなふうに考えてしまいがちですが、子育てから手が離せないのは男性も同じ。もちろん、制作管理だけの問題でもありません。働き方に対する考え方が大きく変化しているいま、皆でフォローし合うなど、以前と比べてずいぶん融通が利かせやすい状況になってきているはずです。自分の今後のキャリア形成については模索中でまだ答えは出せていませんが、『管理職を目指したい』と思う女性が増えるよう、自分が先陣を切って模範を示していけたらと考えています」さまざまな市場の現場経験を糧にここまで成長してこられたのは、手がける事業領域が広い乃村工藝社だからこそ。同社で働く魅力に触れながら、未来の仲間に向けて酒井はこう呼びかけます。酒井  「担当する市場領域が変われば、そのたびにいちから学び直したり、知識を蓄え直したりしなければならないと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。ある市場で得た知識が別の市場にも役に立つなど、学びが連鎖していく感覚があり、常に成長を実感することができていました。また、 営業やデザイナーなど、市場領域が変われば一緒に働くメンバーも変わるため、社内の人脈が広がるメリットもあります。自分にはないスキルや考え方を持ったバラエティ豊かなメンバーがたくさんいて、チームが変わるたびに『はじめまして』から始まった関係がやがて絆を強め、良いチームへと成長していくのも乃村工藝社ならではの醍醐味です。制作管理の女性管理職を目指す女性と出会えることを楽しみにしています」乃村工藝社ならではの成長機会をものにしながら、着実に成長を遂げてきた酒井。制作管理として、また女性管理職として、可能性とインスピレーションに満ちた彼女のキャリアは、次世代を担うリーダーたちに希望の光を投げかけ続けます。※ 記載内容は2023年12月時点のものです 

街に新しい価値を──商業施設を起点に乃村工藝社プランナーが描く「未来の街」づくり

街に新しい価値を──商業施設を起点に乃村工藝社プランナーが描く「未来の街」づくり

学生時代から街づくりに興味を持っていたという渡会 ちひろ。2007年に入社し、開発営業・リーシングを経験した後、複合開発や商業施設などを手掛けるプランナーを務めています。関わる人たちと丁寧にコミュニケーションをとりながら、未来の街を描いていく、夢あふれる仕事。そんな渡会のキャリアと想いを紐解きます。 大規模な案件を多数担当。重要なのは「小さな判断の積み重ね」クリエイティブ本部 プランニングセンター 企画2部に所属する渡会。部長として20名ほどのメンバーをまとめながら、同時に現場でも活躍しています。企画2部が担当するのは、複合開発や商業施設・スポーツエンタメ分野・官民連携による公共施設・地域創生など、多領域に関わるプランニング。あらゆる分野の場づくりから仕組みづくりにまで、日々向き合っています。プレイヤーとして現場で活躍しながら、部長としてどのプロジェクトにどのメンバーをアサインするのかを決めたり、メンバーが推進する業務のフォローをしたりする日々。業務の中で大切にしているのは「小さな判断」を大事にすることです。渡会  「私の部で扱う案件の傾向は、規模の大きな開発が多いこと。大きければ大きいほどプロジェクトの完成までには多くの時間がかかります。2030年以降に竣工を迎える、先の長い案件もたくさんあります。自分たちがやってきたことがすぐにかたちにならないとか、さまざまな事情で最後まで伴走しきれないとか、焦りやもどかしさを感じることもありますが、どんな大きな仕事も小さな判断の積み重ね。一つひとつの検討や決断を、丁寧に積み上げていくことを意識しています」小さな一歩が積み重なることで、最高の仕事へとつながっていくのです。渡会  「当社の仕事に共通して言えるのは、唯一の正解がないということ。同じ課題や目的でも、アプローチの手段や方法・提案のパターンは無数にあります。お客さまとの対話を通しながら、チームみんなで最適解を模索していく共同作業なのです。どんな案件に対しても、毎回オーダーメイドで新しく考え続けなくてはならないので、大変です。でもそこが面白いポイントでもあります。みんなで意見を交わすうちに、少しずつ最適解に近づいていく感覚が面白いし、やりがいを感じるところです」 街の活性化を目撃した大学時代。街づくりの仕事に可能性を感じた▲「東京ソラマチ」ⒸTOKYO-SKYTREETOWN大学・大学院では都市計画系の学科を専攻。地域再生をテーマにした研究室で、街を活性化するためのアプローチを考えていました。渡会  「研究活動で通い詰めた街で目撃した、忘れられない光景があります。都心部の中小のオフィスビルが立ち並ぶ雑然とした街の一角に、ある日1軒のカフェができたんです。店主の人柄や、開放的で洗練された雰囲気もあって、そのカフェを中心に新しいコミュニティが生まれ、周辺にも新しい店ができ、街が少しずつ活性化していきました。周辺のマンション開発によって居住者が増え、働くだけの場から生活の場へと、街が変化する過渡期のことでした。倉庫だったビルの1Fを、街の誰もが集える場にしたいというビルオーナーさんの強い想いがあってようやく実現した店だったと、後になって知りました。自分の街に対する想いに感動したと同時に、店という存在が持つパワーを実感した出来事です。街にポジティブな変化を生める仕事をしたいと、強く思うようになりました」街づくりに関われるプランナーになりたい。希望を胸に就職活動に飛び込み、乃村工藝社と縁を結びました。渡会  「乃村工藝社の面接で特に印象的だったのは、風通しの良さ。みんな自然体で、役員もまったく気取っていなくて、立場に関わらずみんながすごくのびのびとしていて魅力的でした。また、OB訪問で、先輩の仕事内容を詳しく見せてもらったことも覚えています。いろいろな企画書をもとに、エリアの特性をどう読み解いたのか、街にどんな要素が必要か、どんな利用シーンを想定して企画やデザインをしたのか、一連のストーリーを丁寧に教えてもらいました。これこそ自分がやりたい仕事だと感じましたね」入社後は、営業開発部門で2年間プロジェクトに関わりました。渡会 「最初の仕事は、東京スカイツリーの足元にある商業施設『東京ソラマチ』の基本構想業務でした。新人だったので何ができるわけでもなかったのですが、そばにいてみんなが仕事にかける熱量に圧倒されました。社内外のあらゆる関係者が集まって定例会議を繰り返す日々。その中心にいた営業の先輩は、まるでオーケストラの指揮者のようでした。状況を俯瞰し課題を見極め、先回りして打つべき手立てを判断する、それに呼応するようにプランナーやデザイナーが動く。チームで動くってこういうことなんだ、と強く印象付けられた経験です」2年間営業を経験した後、2009年からはテナントリーシング部門へ。渡会 「テナントリーシングとは、デベロッパーと共に、それぞれの商業施設に適した集客・収益面での戦略を立て、その実現のために最適なテナントを誘致する仕事です。商業施設はテナントの力なしには成り立ちません。一社一社と丁寧に会話を重ね、誘致交渉を行います。リーシング部門では、若手であっても商談には一人で臨むことが常でした。相手は社長や店舗開発の責任者など、当時の私とはとても比較にならないほど経験も知識も豊富な方々。当然最初は怖さがあったのですが、自分の言葉で想いや戦略を伝え、相手からはブランドのコンセプトや未来の展望を伺い、とじっくり対話を重ねる時間が次第に大好きになっていきました。たくさん失敗もしたけれど、その分多くの学びと度胸を得られた期間でした」 都心部におけるエリアの再開発案件にジョイン。業務全体を俯瞰しながら調整を重ねた育休・産休を経て、2018年からはプランニング部門に異動。東京都心部、地方都市など、さまざまなエリアの商業施設やエリア活性に携わる案件に関わってきました。最近担当している大きな仕事は、某東京最都心部におけるエリア再開発です。渡会  「ここは、向こう4~5年にわたって駅周辺での大規模再開発が続くエリア。商業・オフィス・ホール・ホテルなどのあらゆる都市機能を複合した高層ビルが複数計画されているのですが、そのうちのいくつかの案件における低層にぎわいゾーンの基本構想に携わっています。また、一つひとつがどうあるべきかだけでなく、それぞれの開発がどう役割分担をしてエリア全体を活性させていくのか、商業のマスタープランづくりにも関与しました。各案件を担当する関係部署の方々を集め、二十数人と喧々諤々やりました。いろんな人が、いろんなベクトルを向いている状態なので、最初はかなり大変でしたよ」はじめはバラバラだった人たちがまとまっていく姿に、渡会は大きなやりがいを感じたといいます。渡会  「先の長い開発なので、この先方針は変わっていくかもしれない。けれど、いま想うビジョンを言語化して、一旦それに沿って進めてみる。進めながら調整する。そんな動きを促す素地をつくれたことに、手応えを感じました」 「無限の芸風」をいかに生かすか。プランナーのアサイン業務にも注力 学生時代に夢見ていた、街づくりのプランニングに関わる日々。難しい案件も多いですが、これからも真摯に向き合います。渡会  「商業施設は営利事業ですが、街にあらゆる人の居場所をつくるという意味では、とても公共性の高い事業でもあると思っています。例えば、孤独などの社会課題に対するアプローチや、子どもを地域で見守る共育て、地域独自の魅力や資産を生かした取り組みなど、地域の中心点として求められる役割を持った施設づくりを行ってみたいです」これからもメンバーを鼓舞しながら、歩みを進めます。渡会  「当社にはいろんなキャラクターの社員、いろんな芸風を持った社員がいます。600人クリエイターがいるので、2人集まれば36万通り、3人集まれば2億通りのアウトプットが出る。社内では、『無限の芸風』という言葉で語られます。だからこそ、どんな業務にどんなタイプのメンバー構成で挑むのかがとても重要。より良い成果を生むマッチングに向け、タレント事務所の敏腕マネージャーのように振舞えたらいいなと思っています」部署だけでなく、会社全体のさらなるアップグレードも目指します。渡会  「いまでこそ子育てをしながら働くプランナーが大分増えましたが、私が育休復帰した当時はこの部門で唯一私が働く母。だからこそ、これから子どもを持つことになるかもしれない後輩たちが、“自分もできそうだな”と思える働き方をしたい、とは常々思っていました。過度に頑張り過ぎることも、変に抑制し過ぎることもなく、普通に頑張って、普通に活躍できるような。それをサポートするためにまだまだできることはたくさんある。業務の効率化や仕組み化などの環境整備にトライしたいです。またビジネスの面では、プランニングをもっと高く売り出せる工夫もしたいです。アウトプットの質量に対して、コスパが良過ぎる業務も多いと感じています。乃村工藝社のプランニングの価値と意義を正しく理解してもらい、社会からの評価につなげていきたい。プランナーのポジションをもっともっと上げていければと思っています」豊かなアイデアと思考力で、街をつくる仕事。たくさんの人を巻き込みながら、これからもワクワクする未来を実現していきます。 ※ 記載内容は2023年12月時点のものです 

職務の枠を超え、心からおもしろいと思える仕事を。空間づくりを支える制作管理の哲学

職務の枠を超え、心からおもしろいと思える仕事を。空間づくりを支える制作管理の哲学

2007年にディレクター職として入社した日野 潤平。課長としてマネジメント業務に対応しながら、自らも現場に立ちプレーヤーとして制作管理に携わっています。「一歩踏み出すことで仕事の本当のおもしろさに気づくことができる」と話す日野。転機となったプロジェクトを振り返りながら、制作管理の醍醐味を語ります。 プロジェクト全体をディレクションできるのが制作管理の醍醐味日野が籍を置くのは、営業推進本部 第三事業部 プロダクト・ディレクション1部。イベントや展示会などの制作管理を主に手がける部署です。日野  「モーターショーなどのイベントやショールーム、ポップアップストアや短期間の展示会など、演出の要素を加える造形を得意としています。乃村工藝社らしい仕事を担当している部署と言えるかもしれません」課長としてチームメンバーのマネジメントを担う立場にありながら、日野は積極的に現場に足を運んできました。その背景には、制作管理に携わるがゆえのこだわりがあると言います。日野  「制作管理には、現場を数多く手がけなければ答えを出せないようなことが少なくありません。場面ごとに学びを深めてほしいという考えから『ここに気をつけた方がいい』『こういうときはこう進めるとうまくいく』という具合にその場でアドバイスができるよう、いまもなるべく現場に出るようにしています」現場に立ってプロジェクトを円滑に進めることが制作管理の役割だと思われがちですが、そうした捉え方に異を唱える日野。仕事の醍醐味についてこう話します。日野  「現場をコントロールするのも大切な仕事ですが、経験を積んでいくにつれて、プロジェクトの初期段階から関わる機会が増えていきます。デザイナーや営業と意見を擦り合わせながら、プロジェクト全体をディレクションできるところに、制作管理の本当のおもしろさがあると思っています」一方、日野には、制作管理の仕事について社内向けに情報発信する「PD NEWS」編集長としての顔も。日野  「当社は規模が大きいこともあり、他部署がどんな仕事をしているのか知る機会があまりありません。そこで、各事業部のメンバーにインタビューをして、仕事内容について紹介する記事を作っています。 展示品が美しく見えるための小さな治具を考える瞬間もあれば、大々的に映像装置を駆使して活気あふれる空間を作り上げる時もあります。乃村工藝社にはそのノウハウをもった人財がいて、それができるチャンスがあることを、若手だけでなく中堅社員にも知ってもらうことで、仕事の幅を広げるきっかけにしてもらえたらと思っています」 ある後輩との出会いを機に一変した仕事観。制作管理のおもしろさへの目覚め▲ 梅田 蔦屋書店大学ではデザインを専攻した日野。学ぶ過程で、特に内装デザインに興味を持つようになり、指導教官に勧められて出会ったのが乃村工藝社でした。日野が当初志望していたのはデザイン職。ディレクター職として入社するに至った経緯をこう振り返ります。日野  「面接の際、『場所に活力や価値を与えるのが建物だとしたら、その建物を魅力あるものにするのが内装だと思っています』と面接官に話したところ、ディレクター職を打診されたんです。空間をデザインするのがデザイナー、空間をつくり上げていくのが制作管理だと説明され、おもしろそうだと思って入社を決めました」ただ当初はデザイン職への思いを断ち切れていなかったこともあり、入社前後で仕事内容にギャップを感じる場面も。入社1年目の終わり、そんな日野に早くも最初の転機が訪れます。日野  「今から思えば恥ずかしい話ですが、最初から自分でコントロールしながら仕事を進められると想像していたので、上司や先輩社員からあれこれと指示を出される環境に馴染めずにいました。そんなある日、展示会の現場を任されることになったんです。そこでは営業や協力会社の方々と一緒に、初めて自分がリードするかたちでプロジェクトを進めることができました。苦労はありましたが、自分の手で空間をつくり上げていく実感があり、制作管理の仕事の楽しさに気づくきっかけになりました」早く独り立ちしようと懸命に知識と技術に磨きをかけた日野にとって、二度目の転機となったのが「梅田 蔦屋書店」を担当したときのこと。仕事観を大きく変える出会いがありました。日野 「プロジェクトを一緒に担当することになった後輩が、外部のデザイナーに対して『こうしたらどうでしょう』『こうするともっと良くなると思います』と、制作管理として相手の立場に立って提案しているのを見て衝撃を受けました。それまで私は制作管理の仕事に対して固定観念のようなものを持っていて、デザイナーが描いた図面通りに仕上げるだけの、杓子定規な対応をしていたところがあったんです。デザイナーの意見や考えに寄り添い、さらに良いものを目指して提案する後輩の誠実な姿勢を目の当たりにし、仕事への向き合い方が大きく変わりました」その後、仕事の進め方を一変させた日野。デザイナーやお客さまと密に連携しながら、以前より一歩踏み込んだ提案をするようになったことで、プロジェクトが終わるころにはそれまでとはまったく違う景色が見えていました。日野 「制作管理として安全性や品質などの面から助言するなど、デザイナーと一緒に図面を練り上げていきました。共に力を合わせてより良いものにしようという考えが芽生えたことで、デザインチームとコミュニケーションを取る機会が大幅に増えたと思います。また、自分をさらけ出しながら相手の心を解きほぐしていく後輩のコミュニケーション手法を真似て、時に雑談を交えながら、打ち解けた雰囲気づくりするようになったのも大きな変化です。その甲斐もあって、竣工後、それまでは『お疲れさま。またお願いします』で終わっていた関係性が、お客さまからその場で別プロジェクトの相談を受けるなど、頼りにしていただけているのがわかりました。自分らしい仕事ができた手ごたえを得ると同時に、以前とは違う関係性が生まれたと感じられたプロジェクトでした」 空間デザインに踏み込んだことが、制作管理として成長するきっかけに▲ 富士スピードウェイホテル/富士モータースポーツミュージアム日野にとって、制作管理として自信を高めることにつながったプロジェクトがありました。日野  「2020年から翌年にかけて某大手企業の研修施設のプロジェクトに携わり、その企業から絶大な信頼を得ている社内のデザイナーと一緒に仕事をする機会がありました。とにかくディテールにこだわる方で、本当にここまでやりますか?と何度も思いました。今思い返せば、必死になってくらいつき、がむしゃらにやっていたなと思いますが、細部へのこだわりが空間の価値を高める部分でもあると、この時に教わりました。そんなデザインの要となる細部がなかなか詰め切れないときに、そのデザイナーがひと言『日野君に任せるよ』と。デザインチームのメンバーと自分が中心となって、実際の空間デザインへと落とし込んでいたこの時期が一番大変でしたが、仕事の楽しさをさらに教えてもらった時でもありました」デザインチームが頭を悩ませていた場面では、日野の提案がきっかけで解決につながったことも。日野  「研修施設には創業者ゆかりの木材を加工して壁面にディスプレイすることになっていたのですが、どう並べるべきか答えが出せず、こう着状態が続いていました。そこで、『ひとまず並べてみましょうよ』と提案。実際に自分が倉庫で仮組みしたものをデザイナーに見せたところ、『これでいいじゃないか』となって。金具が見えないよう工夫した点などが評価され、そのまま提案が採用されることになりました。『噂は聞いているけれど、どこまでできるか試させてもらうね』と言われ、プレッシャーを感じる中での作業でしたが、デザインの提案も積極的にさせてもらえるなど、制作管理として大きく成長できたプロジェクトでした」その後、日野は2023年の「富士モータースポーツミュージアム」でも、再びそのデザイナーとタッグを組むことに。日野  「『どうすればいい?』と意見を求めてくださるなど、デザイン、収まりの両面で前回に増して信頼してもらっているのがわかりました。印象的だったのが、CGパースだけを渡されて『図面を制作管理側で描いてみて』と言われたこと。実施図などがない中、照明の入り方に至るまで、デザインチームのメンバーと一緒に空間デザインをつくり上げていきました。もともとデザイナー志望だった私にとって、制作管理としての集大成とも言える仕事になったと思います」 お客さまから指名される制作管理に。空間づくりの無限の可能性を追い求めて制作管理にやりがいを感じながら取り組めていると言う日野。入社面接でかけられた言葉を思い返しながら、仕事の醍醐味についてこう話します。日野  「制作管理の本質が理解できるようになってから、デザイナーや営業、お客さまにも積極的に提案できるようになり、空間づくりをディレクションできる立場になれた実感があります。『空間づくりが制作管理の仕事だ』と話してくださった面接官の言葉の意味が、いまになってようやく分かるようになってきました」そんな日野の今の目標は、バイネームで仕事をすること。制作管理として描く明確な将来像があります。日野  「いまは部署に割り当てられた仕事を担当していますが、自分が得意とするような領域のプロジェクトがあったときなど、部署を超えて関われるようになれたらと考えています。デザイナーが『あのデザイナーにやってほしい』と仕事を頼まれることがあるように、『日野に担当してほしい』と指名されるような制作管理になりたいですね。そのためには失敗も許されませんし、覚悟が求められますが、責任ある立場でさまざまな仕事に携わっていきたいと思っています」社内にはかつての自分のように、仕事に行き詰まりを感じている制作管理のメンバーもいると言う日野。彼ら・彼女らに向けてこんなエールを送ります。日野  「制作管理は、踏み込んで行けばいくほどおもしろい仕事。現場の施工管理だけでなく、デザインの領域まで踏み込んで空間づくりに携われるのも制作管理です。実際に、デザインの領域に踏み込めるだけの能力を備えた人財が社内には少なくありません。固定観念を取り払って、一歩を踏み出して欲しいと思います」空間づくりのキープレーヤーとして、これからも日野の挑戦は続きます。※ 記載内容は2023年12月時点のものです

ワクワクドキドキで世界をつなぐ。国境を超えるエンターテインメント空間の創出に向けて

ワクワクドキドキで世界をつなぐ。国境を超えるエンターテインメント空間の創出に向けて

CICクリエイティブ・ディレクション部を率いる山田 竜太。空間を通じて人をワクワクさせたいという想いを軸に、エンターテインメント空間の領域で卓越した成果を上げてきました。「エンターテインメント空間デザインに国境はない」と話す山田が一貫して大切にしてきたこと、乃村工藝社だから実現できることを語ります。 想像を超える感動を。エンターテインメントクリエイティブディレクターが目指すものコンテンツを起点に空間実装をしていくコンテンツ・インテグレーションセンター(CIC)(※)のクリエイティブ・ディレクション部に所属する山田。空間づくりにおけるクリエイティブ領域の全体統括を行っています。山田  「クリエイティブ・ディレクション部ではあらゆる空間を取り扱っていますが、お客さまから『エンターテインメント』というキーワードが出た瞬間が、私たちの出番です。近年はマンガやアニメといったキャラクターコンテンツを空間実装する仕事を多く手がけています。自身をエンターテインメントクリエイティブディレクターと位置づけ、デザイン自体はデザイナーに任せながら、俯瞰した視点から空間全体をディレクションするのが私の役割です」山田が得意とするのは、おしゃれな空間よりもワクワクドキドキといった感情を誘う演出空間。来場者の想像を超えた感動を生み出すことを目指してきました。山田  「今の時代はSNSなどを通じて、多くの人が、訪れる空間について前情報を持っています。ですから、実際に空間を訪れた人が『想像通りだった』では期待を超えていません。例えば、物語に出てくるキャラクターを原寸大にしたり、照明や音響、動くギミックなどの演出性を高めたりします。空間を訪れたからこそ生まれる感動や、驚きに満ちた体験をつくり出そうと努めています」ワクワクドキドキをかたちにする上で鍵を握るのが、実績と経験。乃村工藝社だからこそできることがあると山田は言います。山田  「乃村工藝社には長い歴史の中で積み重ねてきた膨大な実績があり、さまざまな経験と感性を持った人が在籍しています。『こんな仕掛けを入れたら驚くだろうな』『これ作れたら感動するけど、どう作る?』といったアイデアや疑問が浮かんだ時、その領域に長けたデザイナーや制作管理など、経験とスキルを持った人が必ずいるのが当社の強みです。ひとりでは決してできないことを、共に実現できる仲間が多くいることに、頼もしさを感じています」そんな山田がいつも大切にしているのが、さまざまな空間を自らも“体験”すること。ひとりの来場者として、現場からインプットすることに時間と労力を惜しみません。山田  「その場にいる人の反応をリアルに見ながら、何をどう感じているのか想像したり、時には話しかけたりして、驚きや感動を生み出す仕組みや仕掛けについて考えを巡らせます。空間を創り出す近道は、空間を体験すること。感覚を常に研ぎ澄ませておくためにも、リアルな場所に足を運ぶことには時間を惜しみません。先日も、ある展覧会を見てきたのですが、iPadで描かれた全長90メートルに及ぶ作品には圧倒されました。展覧会では飾るものがあらかじめ決まっていますが、展示の仕方で見え方や生まれる感動は大きく変わるもの。空間を実際に体験することで、ワクワクドキドキを生み出すための手がかりが見つかると思っています」※ CIC (Content Integration Center:空想実装集団)は、コンテンツへの深い理解を起点に、心躍るような「空想」を新たな体験価値へ変換し、あらゆる空間へ、そして社会へ「実装」させていく乃村工藝社のクリエイティブチームです 幼少期の記憶が原点に。エンターテインメント空間デザインの最前線で歩んだキャリア ▲「井上雄彦 最後のマンガ展」幼少期を海外で過ごした山田。3歳の時にフロリダのディズニーワールドを訪れたことが空間づくりの原点だと言います。山田  「記憶は定かではないですが、楽しいところに行った記憶だけが漠然とあって。その後、日本に帰国してから、その思い出を辿るようにほぼ毎週、友人を誘って東京ディズニーランドに通っていました。その非日常的な空間に魅了され、パークに流れるBGMを録音して家に帰ってからも現地にいるような雰囲気を楽しんだものです。今になって思えば、そのころからエンターテインメント空間を創り出すことに興味があったのかもしれません」父の影響もありテーマパークのロボットをつくるエンジニアを志し、大学で機械工学を学んだ山田。しかし、一般教養の授業で「空間デザイン」を知ったことが転機に。テーマパークそのものをつくる道を目指したいと、他大学に進み、環境デザインを専攻。指導教授に勧められて選んだ就職先が、乃村工藝社でした。2002年の入社後、それまで温めてきたエンターテインメント空間への想いを実現する機会が、早くも訪れます。1年目の終わりに、山田は北海道のお化け屋敷のアトラクション制作メンバーに抜擢されました。山田  「空間、小道具、お化け造形のデザインだけでなく、照明、BGMやセリフなどの台本をつくってそれを具体的に形にしていくところまで、すべてのプロセスに携わらせてもらいました。施設のオープンに立ち会い、恐怖におびえ泣きながら出てくる子どもたちの姿を見て、確かな手ごたえを感じたのを覚えています。当時、エンターテインメント空間のデザイン案件はほとんどありませんでしたが、人を楽しませる空間づくりに関わっていく決意を固めました」そんな山田にとって、もうひとつの転機となったのが、7年目の2008年に「井上雄彦 最後のマンガ展」を担当したこと。マンガを空間化する難しさと直面しながらも、ファンの期待を超えた空間づくりには、たくさんのこだわりが詰め込まれていました。山田 「2次元のマンガ世界を3次元の空間に変換するには、ストーリーの中から要素を丁寧に汲み取り、一つひとつ空間へと落とし込んでいく必要があります。『最後のマンガ展』では、展示室の奥の壁を鏡張りにすることで空間に奥行きを持たせ、ストーリーが長く続いていくことをダイナミックに演出したり、屏風状の壁面に作品を陳列することで、ページをめくるリズムを表現してみたり。マンガを読む動作と展示空間での動きをシンクロさせるような工夫を施しました。また、マンガの中の主人公が幼少期を振り返る場面では、曲線の壁を黒く塗り照明を落とすことで、自分自身を見つめる時の心の在り様を映し出そうと試みました。展覧会のハイライトとなる部屋では、井上先生のアイデアで、マンガの中の主人公が手から落とした木刀を実際の展示空間に置いたのですが、さらにその片側を浮かせて、床に落ちた瞬間にこだわった時のことを今も思い出します」 「進撃の巨人展」の成功とその後。空間づくりを通じて日本と海外の橋渡しをする存在に▲「Jeddah Events Calendar 2023 -Anime Village at City Walk」その後も、韓国のテーマパークのお化け屋敷を世界コンペで受託し、全体ディレクションを担当して好評を博するなど、活躍を続けた山田。2014年に携わったのが「進撃の巨人展」でした。山田  「原画展示では人間が巨人に襲われる残酷なシーンを赤く照らしたり、戦いの躍動感を表現するために額縁を斜めに設置したり。入社してから培ったエンターテインメントデザインを惜しみなく盛り込みました。また、マンガを知らない人にも巨人に襲われる恐怖をリアルに感じてもらいたくて、体感型オープニングシアターを作りました。音や光だけでなく風や可動メカなどを仕込んで、襲ってくる巨人の気配を感じられる演出を施しています」当時は漫画『進撃の巨人』の人気絶頂期。大きなプレッシャーと戦いながらのプロジェクトでしたが、展覧会は盛況のうちに閉幕。大きな反響を呼んだことが、のちの海外プロジェクトへとつながります。山田  「『進撃の巨人展』を手がけたことがきっかけで、物語のその後の世界観を表現した『進撃の巨人展FINAL』にも関わることになりました。国内だけでなく、サウジアラビア、シンガポール、台湾、インドネシア、韓国と巡回しています。『進撃の巨人』を愛する世界各国の方々からも好評を頂けたことが、自分にとっては非常に思い出深く、大切なプロジェクトになりました」そして2022年と2023年には、サウジアラビアの都市ジェッダで開催されたエンターテインメントイベント「Anime Village at City Walk」をクリエイティブディレクション。それまで未知の世界だった中東地域での成功は、山田にとって大きな自信になったと言います。山田  「国が異なっても、ワクワクドキドキしたい気持ちは同じ。自分が信じるエンターテインメントデザインを貫けば、幼い日の私がアメリカのテーマパークに魅せられたのと同じように、異なる文化圏の人にも喜んでもらえたことが実感でき、感慨深かったです。日本のマンガをはじめとするコンテンツの空間実装化は、アジア以外の地域にもまだまだ可能性を感じています。それぞれの文化的な背景に配慮しながらも、国境を越えて人を笑顔にすることは、まさに私がやりたいこと。人が笑顔の時に、争いは起きません。これまでに培ってきたエンターテインメントデザイン力がどこまで通用するかを確かめる意味でも、大きなやりがいを感じています」 チームの力で感動と驚きの空間をかたちに。乃村工藝社のDNAを未来へ今後もワクワクドキドキする空間づくりに取り組んでいきたいと話す山田。将来像をこんなふうに描いて見せます。山田  「言葉が通じなくても伝わるという意味で、エンターテインメントデザインに国境はありません。説明しなくてもワクワクドキドキを感じられる空間を、国内・海外を問わず、これからもひとりでも多くの方に届けていきたいと思っています。『エンターテインメントデザインをやっているヤマダという人間が、日本にいるらしい』と噂されるような存在になれたらいいですね」山田は2023年で入社22年目。ベテラン社員の立場から、乃村工藝社の魅力、可能性について次のように話します。山田  「かつて舞台の大道具を担った乃村工藝社の創業者が、作り物の馬に涙を流す“からくり” を施したことで、観客が驚き、感動をしたと聞きます。それ以来、『人を楽しませたい、驚かせたい』という想いが当社には脈々と受け継がれてきました。そのDNAを私もしっかりと受け継いでいると思います。そして繰り返しになりますが、さまざまな知見を持つ人たちが総力を結集し、ひとりでは決してできないような空間をつくることができるところに、乃村工藝社の魅力、可能性があると考えます。それが、いまも私がこの会社にい続ける理由でもあります」乃村工藝社のDNAを次の世代へと引き継ぐために──「人を楽しませたい、驚かせたい」という決してブレない想いを軸として、ワクワクドキドキする空間づくりに、山田はこれからも全力で挑み続けます。※ 記載内容は2023年12月時点のものです

PAGE TOP
Contactお問い合わせ

お問い合わせ/お見積もり依頼/資料請求は下記よりお気軽にご連絡ください。
お問い合わせの多いご質問や、よくいただくご質問は別途「よくあるご質問」ページに掲載しておりますので、
ご活用ください。