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新卒採用

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動画で知る乃村工藝社

10分で理解!乃村工藝社の会社説明動画です。

募集要項

  • 営業職
  • プランニング職
  • デザイン職
  • ディレクター職

営業職

お客さまの事業の発展・繁栄に寄与する存在となるための窓口となります。お客さまのニーズを把握し、社内のチームを組んで納期や予算を考慮しながらプロジェクトを推進する。新たな顧客の開発も行う。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

専攻学部不問

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

プランニング職

企画構想のスペシャリスト。大規模物件や難易度の高いプロジェクトの企画制作において、各種調査・分析、それに基づく事業提案や企画提案、詳細プランなどをつくり、企画の構想から実現までさまざまなフェーズで関わるキーパーソン。仮想から現実まで空間を幅広く捉え、都市計画からデジタルコンテンツまで構想できる多様性のある職種。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で 社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

専攻学部不問

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

デザイン職

調査・企画の段階から参入し、お客さまの事業テーマ・要望・課題・予算・工程・社会的ニーズも踏まえつつ、質の高い設計・デザインワークを行う。デジタルデバイスを用いた仮想から現実までの複合的な空間演出デザインも含まれる。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で 社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

空間、立体、造形、グラフィック、メディア系デザイン、建築・都市計画 専攻
*デジタルデバイスを用いた仮想から現実までの複合的な空間演出デザイン・設計なども含む

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

ディレクター職

プロダクト(制作管理) お客さまやデザイナーが描いたデザインを、実際に“空間”として具現化する。安全・品質・予算・工程管理などさまざまな視点から、ものづくりを統括する。デジタル/メカニカルな技術的領域における実装のためのディレクション業務も含まれる。

募集対象

新卒採用の応募については、下記3つの条件を満たしていましたらご応募いただけます。
①入社時点で30歳以下
②入社時点で 社会人経験3年以下
③該当年度の4月1日に入社が可能であること

募集学科・専攻

建築、土木、都市計画、情報システム、機械制御、特殊造形、設備系(空調/電気/衛生)推奨

雇用形態

正社員 (試用期間3か月)

勤務地

初任地 東京または大阪  *その後各拠点に転勤する可能性あり

本社(東京)
東京都港区台場2丁目3番4号

大阪事業所(大阪)
大阪府大阪市浪速区難波中2丁目10番70号
パークスタワー19階

給与

勤務地によって初任給が異なります。詳細はマイページをご確認ください

賞与

年2回(6月、12月)

勤務時間

午前9時00分~午後5時30分  *フレックスタイム制あり(試用期間3か月は対象外)

諸手当

通勤手当、在宅勤務手当、超過勤務手当、住宅手当 など

休日休暇

【休日】 完全週休2日、祝日、年末年始
【休暇】 有給休暇(入社初年度10日、以後毎年2日加算、最高20日まで)
      リフレッシュ、慶弔、転勤、産前産後、育児、介護、公傷、ボランティア休暇 など

福利厚生

【制度】 各種社会保険、退職金、企業年金、共済会、確定拠出年金制度、テレワーク勤務制度、フレックスタイム勤務制度、育児・介護短時間勤務制度、従業員持株会、社内レクリエーション各種クラブ活動 など
【施設】 男女独身寮、転勤者社宅、契約保養施設 など

労働組合

あり

採用担当紹介

今泉 まどか 
人財開発部 採用課 2016年入社今泉 まどか Madoka Imaizumi

好きを仕事に!

「空港という空間が好き」がきっかけで乃村工藝社に出会いました。様々な企業の中で、自分に合った会社を選ぶことは難しいかもしれません。そんな時は、「この会社好き!ときめく!」といったポイントでぜひ選んでみてください!皆さんとお会いできる日を楽しみにしております!

杉野 佑樹
人財開発部 採用課 2019年入社杉野 佑樹Yuki Sugino

何事にも全力投球!

乃村の社員は全員仕事にも遊びにも常に全力で本気で向き合うのが特徴です。 「新卒で入社する会社は人生で1度しかない」だからこそ企業の採用担当である以前にいち社会人の先輩として皆さんと本気・本音で向き合いたいと思っています。 イベントや選考でお会いした際は乃村のこと、お互いのことぜひ本音で徹底的に理解できるまでお話ししましょう!

江村 泰輔
人財開発部 採用課 2023年入社江村 泰輔Taisuke Emura

好奇心を実現する会社!

中途で入社した際は130年以上の歴史を誇る厳格な会社をイメージしていました。しかし会社を知るに連れて、「面白そう!」「ワクワクする!」を社員の皆さんがベースに持っていることに気づきました。そんなマインドで仕事できることは素敵な環境だな、と日々思っています。選考でお会いできることをお待ちしております。

Culture社風を知る

人々の心を動かす空間を創る。世界基準のデザインチームを目指すデザイナーの挑戦

人々の心を動かす空間を創る。世界基準のデザインチームを目指すデザイナーの挑戦

2007年に入社後、現在はクリエイティブ本部第一デザインセンターでルームチーフを務める吉村 峰人。商業空間から個人邸まで幅広いデザインを手掛け、「空気まるごとデザインする」という独自の哲学で人々の心を動かす空間づくりに取り組んでいます。仕事への情熱と、デザイナーとしての新たな挑戦を語ります。 「空気まるごとデザインする」。新しい価値を生み出すプロジェクトの裏側アニヴェルセル  表参道乃村工藝社のクリエイティブ本部 第一デザインセンター デザイン5部に所属する吉村。ルームチーフとして、ときにプランニングチームと共に商業空間からレジデンスまで幅広い領域のデザインを手掛けています。 吉村「具体的には、個人邸を含めて10軒以上の住宅のデザインを手掛けているほか、カジュアルなイタリアン料理店や銀座の高級時計店、富裕層向けの会員制サロンとさまざま。ライフスタイルにまつわる大空間から小空間まで、多岐にわたるプロジェクトに携わっています」吉村の仕事は、単なる空間づくりにとどまりません。そこには、人々の心の動きや空気感までをデザインするという一貫した想いがあります。吉村「私はよく『空気まるごとデザインします』とお客さまにお伝えするんですが、ただ斬新に空間をかっこよくしようとしているわけではありません。そこで過ごす時間がどう素敵な空気を纏ってくれるのか、そこに重点を置いて平面構成を熟考しています。これは住宅のみならず飲食やホテルにも共通していますね」 吉村の仕事の特徴の一つが、企画を担うプランニングチームとの協働。特に、新しい価値を生み出したいプロジェクトではその効果が顕著に表れます。吉村「例えば『アニヴェルセル  表参道』。開業25周年にあたっての大型改修工事プロジェクトでは街にもっとオープンな存在でありたい、結婚式場のみならず新たな活用方法にチャレンジしたいというお客さまからのご要望がありました。プランニングチームが入ってくれたことで表参道に来る人たちの特徴や結婚式市場の動向、企業パーティーで求められている世界観など、デザイン以外の視点から関連データの深い分析ができました。そしてデザインに対する言語化もうまくしてくれたことで各フロアごとのデザインに深みが出て、お客さまにも伝わりやすくなりました。チームの垣根を越えて協力し合える環境が乃村工藝社の面白いところだと思いますし、私自身の学びも多いですね」吉村の仕事に対する姿勢は、常に新しいものを生み出そうとする挑戦精神に溢れています。吉村「ほぼ全てのお客さまが、今までにはなかった新しい活用方法やシーンを創出したいと考えており、新しい世界観や考え方の提案を期待しています。日本だけでなくグローバルな視点も求められることもあります。このような挑戦的なプロジェクトに取り組む中で、常に心掛けているのはデザインを楽しむことです。新しいものを生み出そうとすると、いろんな壁にぶつかります。でも、その過程すら楽しむことが大切だと思っています。『完成が楽しみになってきたね』という言葉が出始めたら、それはいいデザインに向かっているサイン。最終的には自分が大切な人を連れて行きたいと思える空間になっているか、ワクワクしているかどうかが、大事な指標なんです」「人々の生活に溶け込む空間を」。人と空間をつなぐデザインへの情熱吉村が空間デザインの道に進むきっかけとなったのは、高校時代の一つの体験だと言います。吉村「高校生の頃、勉強のために地元のコーヒーチェーン店によく通っていたんです。そこで気づいたのが、たった140円のコーヒー1杯で、その空間がさまざまな人の生活に入り込んでいるということ。毎週決まった時間に来る常連のおじいさんや英会話教室をする人、いつも同じ席で話をする二人組。140円で過ごせる空間が人々の生活を豊かにしている。そう気づいた瞬間に、こういうお店の空間をデザインしてみたいと思ったんです。そこで美術の先生に相談し、美大のことを教えてもらった翌日から美術予備校に通い始めました」空間デザインへの強い情熱を持ち美大に進学。在学中、乃村工藝社の現エグゼクティブクリエイティブディレクターである鈴木 恵千代(すずき しげちよ)の授業を受ける機会があり、授業後の交流を通じて会社に興味を抱き始めます。吉村「毎回、ニコニコしながら楽しそうに仕事の話をするんです。当時の鈴木は50代半ば。多くの部下を持つ立場の方が嬉々として仕事の話をしているのを見て『この会社はデザイナーが生き生きとしていて勢いを感じるな』と思いました。そこで実際に乃村工藝社について調べるようになり、面接を受けて入社を決意しました」入社後、吉村は商業環境カンパニーのデザイン職としてキャリアをスタート。そして2010年、『A.N.D.』というデザインチームに所属することになります。吉村「A.N.D.は小坂 竜(乃村工藝社 上席執行役員 チーフデザインオフィサー)を筆頭として、クオリティの高い空間を生み出すことに特化したデザイナー集団。そこで約10年間、小坂から徹底的にデザインの真髄を叩き込まれました。その中で、『GENIE'S TOKYO』という飲食店の案件を初めて任されたときのことが今でも忘れられません。飲食店の収益性や設備、店員やお客さまの動線などさまざまなことを考えながら作っていく難しさを学びました。デザイナーとして絵を描くだけじゃなく、あらゆる業種の人たちと協力して一つのお店を作り上げていきました」この経験を通じて、吉村は自身の描いた線一本で多くの人とお金が動くというダイナミズムと、それに伴う責任の重さを実感します。吉村「自分が描いた絵と図面を元に作ってもらったら、ミスが起きてしまったことがあって…。そこで頭を下げて直していただくなど、失敗の重みを直に感じた案件でもありました。同時に、人とのつながりの大事さを大いに学びましたね。ありがたいことに現場の方々と仲良くさせてもらって、その後の仕事で困ったときに助けられたことも。デザインだけじゃなく、現場の方々との関係性の大切さも身にしみて感じました」斬新なデザインアプローチで、住まいの豊かさの未来を描くディアホームズ三田2021年から乃村工藝社に戻って自身のチームを持ち、ルームチーフとしての役割を担うようになった吉村。その後、印象深い二つのプロジェクトに取り組むことになります。吉村「一つめは『ディアホームズ三田』(富裕層向けマンションのリノベーションプロジェクト)。A.N.D.にいた頃の仕事がきっかけで、担当したお客さまから『吉村さんが乃村工藝社所属に戻られたと聞きました。ぜひ今回も仕事をお願いしたいです』と連絡をいただいたんです。正直驚きましたね。A.N.D.という小坂さんがいるチームの一員としてではなく、私個人への仕事の依頼。当時の仕事に対する丁寧さやデザインに対する考え方を評価していただけて、とてもうれしかったです」お客さまの期待に応えるべく、気合を入れて取り組んだ案件だと話す吉村。新しい視点でレジデンスデザインに挑戦しました。吉村 「富裕層向けの住宅市場では、安らぎを求める落ち着いたトーンと色使いが主流でした。でも、私は飲食や商業施設の経験からもっとアップテンポで気分が高揚するような色使いやデザインを住まいに取り込んでもいいんじゃないかと考えたんです。例えば、通常の家だと白色が主要な箇所にあえて色を使ってみたり、棚板をひっくり返すと木から色味のあるレザーに変わったりなど、洋服の衣替えのように簡単に模様替えできる仕掛けを提案しました」この斬新なアプローチは、次のビッグプロジェクトへとつながっていきます。吉村「nomlog(ノムログ)*の対談企画でアートディレクターの川上シュンさんとお話しした際に、この住宅の設計プロセスや、住宅の豊かさに対する表現手法にとても興味を持っていただき『ぜひお仕事をご一緒したい』と声をかけていただいて、LIXILの新しいバスルームコンセプトデザインの仕事につながりました」このプロジェクトで吉村は、浴室空間の概念を根本から見直す機会を得ました。吉村「リビングや寝室の間取りは壁の位置や収納の見え方、目線の動き、色など細かく考えるのに、お風呂の中の空間構成はあまり考えていなかったと気づいたんです。使う人がいろいろ選択できるお風呂の楽しみ方を提案したいと思い、時間軸を切り口にデザインしました。お風呂の中に小さな曲線壁を一つ設けるだけで、体を洗う時間とお湯に浸かる時間で気持ちが移ろうような工夫を提案。さらに、選択肢の幅を広げることの重要性も強調しました。住宅って、人生で最も高額な買い物の1つなのに、スタイルが限られているように感じていて。携帯電話や洋服を選ぶときのような選択肢の広さをバスルームデザインにも反映させることが住宅の豊かさにつながると考え、色やデザインの選択肢を増やしました」これらのプロジェクトを通じて、吉村は住宅の豊かさについて深く考察し、新しい価値観を提案。その空間で過ごす人々の心の変化を生み出しています。*nomlog(ノムログ): https://www.nomlog.nomurakougei.co.jp/“空間”と“体験”の可能性を追求する乃村工藝社グループのメディアです。空間づくりのプロフェッショナルたちが、プロジェクトの裏側、日々の取り組み、独自の考察などを発信します。 「選ばれるデザイナーチームを目指して」。人とつながり、空間を創る吉村ルームの挑戦吉村にとっての仕事のやりがいは、人とのつながりにあると話します。吉村「空間づくりは1人ではできないということを強く実感しています。どんなに優秀なデザイナーがいても、それを形にしてくれる職人の方たちがいなければ実現しません。もちろんお客さまがいなければ始まりません。だからこそ、みんなで作り上げたという達成感が大好きでこの仕事を続けています。長期案件が終わったときにお客さまへのプレゼントとしてフォトアルバムを作ってお渡しすることもあります。今まで見せてなかったデザインのスケッチや、工場での検査の様子、今まで撮りためていた写真など。みんなで良いものを作れたことをシェアできる瞬間が本当に好きですね」人とのつながりを大事に取り組んできた吉村は、今後のビジョンについてこう語ります。吉村「数年後に世界でどこまで通用するか、チャレンジしていきたいですね。日本で担当した施設であっても、利用するのは世界中の素敵な場所を見てきたお客さま。いろんな方々に『素晴らしい』と思っていただけるものを作らなければいけません。そう考えると、自分の美意識や感度が本当に海外でも通用するのか体感したい気持ちが強くなってきています」「吉村ルーム」としても、明確な目標を掲げています。吉村「『選ばれるデザイナーチームになる』ということを、ここ4年間ずっと掲げています。これはかなり大きなワードで、簡単には達成できないもの。でも、目標は大きく設定し続けて、最終的には海外から指名で依頼が来るようなデザイナーになることを目指しています」最後に、吉村は乃村工藝社の魅力について語ります。吉村「乃村工藝社の魅力は、助けてくれる人がたくさんいることと、尊敬できる先輩や刺激を与えてくれる後輩がいることですね。自分の会社で尊敬する先輩や『この人は優秀だな』と思える後輩がパッと頭に浮かぶって、なかなかないんじゃないでしょうか。日常的にデザインについて議論できる環境で自分を高められるのはとても恵まれていると感じています。それが当社の良いところなので、今もここに居続けていますね」刺激的で成長できる環境で、世界を見据えながら。一つひとつの空間に丁寧に向き合いながら、吉村はこれからも空間デザインの未来を切り拓いていきます。 ※ 記載内容は2024年9月時点のものです

デザイン思考で本質的な課題解決を。事業部門と両輪でのビジネス実現を目指して

デザイン思考で本質的な課題解決を。事業部門と両輪でのビジネス実現を目指して

2019年入社の佐川 桃子。営業部門での現場経験を経てキャリアチェンジを果たし、現在は経営戦略室で短中期の経営戦略の策定や経営層に対する支援などに携わっています。デザインの力を信じ、キャリアを通じて相手の視点に立った課題解決に取り組んできた佐川。乃村工藝社だから描けるビジネスの未来図を語ります。 多様なバックグラウンドが生むシナジー。未来を見据えた戦略的経営の実現を目指して佐川が所属するのは、経営戦略室。短中期経営戦略の策定や役員の意思決定支援などを主に手がけています。 佐川「私たちのミッションは、社会、産業、お客さま、競合他社、そして全てのステークホルダーの動向を捉えて当社の置かれている環境を俯瞰的に分析しながら、経営戦略を立案することです。その際には、社内の現状と、外部環境の変化を踏まえて当社のあるべき姿を考え、適切な対応策を検討し実施することで、経営に貢献することを目指しています。経営戦略室が設立されてまだ数カ月。中長期の経営戦略を担う経営企画室はもちろん、事業部門も含めた社内のさまざまな部署と密に連携しながら取り組んでいます」経営戦略室を構成するのは、営業、事業企画、ディレクター(制作管理)など、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルたち。それぞれの専門性を活かしながら業務にあたっています。佐川「私は現在、社内でもっとも組織規模が大きい営業推進本部を担当しています。営業推進本部は、一つひとつの空間づくりをお客さまとともに進める役割を担っています。その事業強化を主導している執行役員や各事業部の戦略と取り組みを理解し、それを踏まえてどう全社としての事業を発展させていくかを検討することが主な業務です。データマネジメントも重要な役割のひとつで、蓄積したデータの効果的な活用方法や精度向上にも取り組んでいます。戦略立案の初期段階では主に執行役員を含む経営陣とのやりとりが中心ですが、具体化のフェーズでは各事業部長やチームメンバーと綿密なコミュニケーションを取りながら進めています」 入社6年目を迎える佐川。キャリアを通じて大切にしてきたのはデザインという考え方です。佐川「デザインとは単に図面を描いたり設計したりすることではなく、人の心や感性に向き合いながら問題の本質を捉えて解決策を見いだすプロセスだと考えています。こうしたデザイン思考は、あらゆる業務に適用可能だと思いますし、普遍的な価値観として、私の仕事の基盤となってきました。例えば、データはファクトを示すものですが、それは意思決定のためのひとつの要素に過ぎません。相手との対話の中で、言葉に含まれる真意やその真因、背景を理解することを重要視しながら、一方でファクトも捉えることで、現状を正しく理解することができ、問題の本質に対して最良の判断をすることができると信じています」一冊の本が課題解決への道を拓くきっかけに。境界なきクリエイティビティを求めて佐川がデザインに関心を持ったのは、高校生のころ。きっかけは、父親から贈られた一冊の本でした。佐川「デザインの仕事をしている父がくれた『エネルギー問題に効くデザイン』という本を通じて、思考そのものがデザインであり、それがさまざまな社会課題を解決する手段になり得ることを知りました。それまで、デザインはセンスのある一部の人の領域だと考えていたので、大きな衝撃を受けたのを覚えています」その後、大学で空間デザインを、大学院でプロダクトデザインからまちづくりまで幅広く学んだ佐川。卒業後、ゼロからイチを創造する仕事ができる環境を求めてたどり着いたのが、乃村工藝社でした。佐川「ほかの業界と迷った末、ディスプレイ業界を選びました。より人々の生活に近く、接点の多い空間づくりに携わることでたくさんの人の心を動かすことができると考えたからです。中でも乃村工藝社を選んだ理由は、前例のない新しいことに挑戦できる可能性があると感じたから。前例のないような企画であっても、お客さまのために革新的な提案ができて幅広いデザインに取り組めるのは、業界トップの地位にあるからこそ。提供できる価値の幅広さは非常に魅力的でした。組織風土に惹かれたことも入社を決めた理由のひとつです。面接では学生と面接官という関係を超えて、人対人としての対話ができたことが印象に残っています。会話を通じて、自由さやフレキシビリティ、カスタマーファーストの姿勢が強く伝わってきたことが印象的でした」入社後、佐川は営業部門へ。自ら希望した配属先でした。佐川「お客さまと直接対話し、課題の本質を深く理解した上で、空間の設計・デザイン業務以外の側面からも価値提供できるポジションに就きたいと考えたからです。また、私の強みである建築やデザインの知識を活かし、お客さまのご要望を細かく理解した上で社内のディレクター(制作管理)に作り方を相談したり、デザイナーの意図を咀嚼してお客さまにできるだけ分かりやすく説明したりと、いわば通訳のような役割を果たしたいとも考えていました」約4年にわたって現場経験を積んだ佐川。学んだのは、相手の立場に立つことの重要性でした。佐川「お客さまによって空間づくりへの理解度はさまざまです。図面を読める方もいれば、そうでない方もいます。お客さまの特性に応じて、イメージ図を添えた資料を作成したり、見積書に概要をまとめた別紙を添付したりするよう心掛けていました。単にご要望通りの図面を提出するだけではなく、担当者の方が社内へ持ち帰ったときに説明しやすいように配慮して取り組むことも意識していました。営業としてお客さまが本当に必要としていることに寄り添う経験は、現在の業務にも活かされています」営業の現場から、戦略部門へ。現場経験を武器に、組織的課題の解決に挑む営業職では商業系を中心にさまざまな案件を担当した佐川。「商業施設士」の資格を取得するなどプロジェクトの成功に向けて尽力しました。佐川「全国展開する業態の店舗でも、地域特性や顧客属性、店舗の特徴に応じて緻密なカスタマイズが求められます。できる限りの知識でお客さまの課題解決に寄り添いたいと思い、商業施設の設計・計画から店舗運営、マーケティングなど、幅広い知識の習得に努めました。その結果、お客さまからパートナーとして信頼いただき、空間プロデュースのプロフェッショナルとして意見を求められることに、とても大きな責任とやりがいを感じていました」さらに業務をきっかけに事業戦略や経営の知識も深めた佐川。組織に貢献したいという意欲が、キャリアの大きな転換点につながりました。佐川「コーポレート部門の業務に、営業経験や現場視点を取り入れることで、より全社が一丸となってチームワークを発揮することができないかと思ったことをきっかけに、自己申告制度(※)を活用して経営戦略室(旧事業戦略部)への異動を希望しました。経営戦略室には実務経験者が多く在籍していますが、全社的な戦略強化の流れの中で、若手人財の視点が必要とされていたことが、私の自己申告の希望が受け入れられた理由だと思っています」原動力となったのは、「誰かの役に立ちたい」という想い。これまで育ててくれた先輩方やお客さま、そしてその先にある社会に向けての気持ちが佐川を駆り立ててきました。佐川「私は『誰かのため』となると気持ちが入る性格。営業時代はお客さまに向けられていた気持ちが、現在は会社や同僚に向けられているだけで、根本的には何も変わっていません。経営戦略室への異動後、関わる人の範囲が格段に広がりました。営業時代は、物件が竣工してお客さまやエンドユーザーの笑顔が見られたり、感謝の言葉をいただいたりするのがとてもやりがいがありましたし、お客さまを通じて社会にも影響を与えられるポジションだったように思います。いまは自分の携わった施策等が、社員の方々や会社の意思決定に少しでも役立っていると思うと同じようにやりがいを感じますし、数多くの社員の方々が以前の自分と同じように、お客さまを通じて社会への影響を生み出していると思うと、間接的ですが影響力がとても広がっているなと感じています。その分、やりがいと同時に、大きな責任を感じますし、できるだけ早く良い影響を提供したいという思いで業務にあたっています」経営戦略室に異動して1年以上になる佐川。営業時代の経験が現在の職務に大いに役立っていると言います。佐川「これまでは現場が労力を費やして収集した貴重な情報を、集積するだけで業務に十分活用されていないという課題がありました。そこで、現場の社員が収集したデータを自動的に見える化し、入力者自らが実務に活用できる仕組みを提案し、データ活用ツールの開発を実装しました。結果として、社員の生産性向上と戦略立案の質的改善が実現し、事業部門をはじめとする多くの関係者から高い評価をいただきました。営業時代に培った現場目線も発揮できて、非常にうれしかった経験です」※ 自己申告制度 :キャリア開発の一環として勤続3年目以上の社員を対象に部署異動の希望を出せる制度 社員一人ひとりの力を、組織の力に。戦略部門が描く組織体制の未来図全社一丸となって同じ方向に進むための指針を示し、旗を振るのが戦略部門として目指していきたい役割のひとつです。経営戦略室の一員として、佐川にはかなえたい未来があります。佐川「コーポレート部門の活動内容は、事業部門から見えにくいように感じています。透明性を高めて私たちが事業部門と同じ方向を向いていることを可視化し、会社全体が協力し合う姿勢を社員一人ひとりが実感できるような組織づくりを目指しています」それが実現できるのは、乃村工藝社だからこそ。同社の魅力とあるべき姿について、佐川は次のように話します。佐川「乃村工藝社の最大の魅力は、前例のない課題に対してチームワークを発揮し、独自のアプローチで革新的なソリューションを生み出せる点にあると思っています。周囲を見渡してみても、これほど面白いものづくりで社会貢献している企業はなかなかないのではないかと自負しています。この創造的な課題解決能力こそが、当社の競争優位性の源泉だと考えています。お客さまに空間を提供する事業部門の各社員が楽しく幸せに働きつづけられる環境づくりを私たちが先導し、もてる力を存分に発揮できる場を整えることができれば、組織としての可能性は今以上に高まり、より豊かで幸せに満ちた空間をお客さまに提供し続けられると信じています」これからも佐川はデザイン思考を駆使し、課題の本質を見据えながら、乃村工藝社の進化と新たな価値創造を支え続けます。 ※ 記載内容は2024年7月時点のものです 

仲間と共に困難を乗り越えた経験こそが宝物。営業として、管理職として歩む私のキャリア

仲間と共に困難を乗り越えた経験こそが宝物。営業として、管理職として歩む私のキャリア

仕事の規模やインパクトよりも、メンバーと一緒に取り組んだ時間の方が印象深い──そう笑顔で語る鴇田 敬子。複数のプロジェクトを率いる営業担当として、日々多くのステークホルダーと向き合っています。チームをまとめる管理職としても歩き始めた鴇田が語る、営業の醍醐味、乃村工藝社の魅力とは? 多くのプロジェクトを抱える営業1課。大切なのは日常的なコミュニケーション営業推進本部 第5事業部 営業1部第1課で課長を務める鴇田。同部は専門店市場を担当する部署で、6名の課員と共に常時複数のプロジェクトを推進しています。 鴇田 「私たちの課で担当するのは、商業施設内のアパレルショップや物販店をはじめ、ブライダル施設のバンケットやリゾート施設のレストラン、さらには専門学校や歴史ミュージアムなど実に多岐にわたります。乃村工藝社では一つひとつの案件を“JOB(ジョブ)”と呼んでいますが、社内でもJOBの数がものすごく多いのが私たちの課の特徴。課長としては、チームの売り上げや勤怠を管理するのはもちろん、課員が担当する個々のJOBの進捗を把握し、アドバイスなども含めて推進をサポートすることも重要な役割です」膨大な数のプロジェクトを管理する上では、メンバーとの密なコミュニケーションが欠かせないと鴇田は話します。鴇田「基本的には週報に各案件の進捗を記載してもらい、毎週開催している課会で共有するようにしていますが、より重要なのは日々のコミュニケーション。大規模な案件や難しい交渉、トラブルがあるケースでは、担当のメンバーに直接声をかけたりチャットをしたり、個別に細やかにキャッチアップするようにしています。そうした日常的な会話を増やすことで、いつでも相談できる雰囲気や関係性をつくれると思っています」 一方で、プレイヤーとしても現在3~4つの大きなプロジェクトを担当する鴇田。メンバーとの役割分担について、次のように説明します。鴇田「乃村工藝社に相談が来る場合、『ここからここまでの仕事をお願いしたい』『こういう工事内容をこの価格でお願いしたい』など、最初からお客さま側ではっきりと依頼内容が決まっていないことも多いのです。そのため、私たち営業がまずお客さまのご要望を具体的に整理し、双方の役割や責任区分、業務内容を明確にして見積りを提示します。最近は案件が大型化しているので、最初の整理がさらに重要になっています。私がこの整理をリードし、JOBが具体化し始めたらメンバーが主導していくという流れが多いですね」 大ピンチすらも、あえて笑顔で。そんな仲間と一緒に乗り切った大型案件乃村工藝社で営業職を担当するようになって約11年。数々のプロジェクトを手がけてきた鴇田ですが、中でもとくに印象に残っているのが某施設の大規模リニューアルだと言います。鴇田 「私が『この仕事はやりがいがあったなあ』と感じるのは、プロジェクトの規模や成果そのものよりも、完成までにJOBメンバーといかに濃密な時間を過ごせたかによるところが大きいです。会社や社会へのインパクトももちろん大事なのですが、メンバーと一緒に困難を乗り越え、価値あるものを創り上げた、という仕事の方が印象深いですね。そういう意味でも、JOBリーダーとして約1年6カ月に渡って携わったこのプロジェクトは忘れられません。実はパースなどを提示した後に、大幅に予算を調整する必要があるという事態になり、それまでに類がないほど困難な状況だったんです」お客さまが望んだのは、CD(Cost Down)ではなく VE(Value Engineering)。必要な機能やデザインは残したままで、いかに予算内に収めるか──鴇田たちは試行錯誤を繰り返しました。鴇田「床下の構造を変更したり仕上げ材を変更したり、品質や見た目に影響が出ないように気をつけながら、削ぎ落とせる部分がないかみんなで知恵を出し合いました。一部にはお客さまの既存店舗の家具を転用するなど、3カ月かけてVE調整した結果、なんとか予算内でカタチにすることができたんです。これほど大変な状況だったにも関わらず、メンバーが集まるとお互いを労いながら他愛もない話をして笑い合う、みたいなとても明るい雰囲気で(笑)。だからこそ乗り越えられたと思いますし、私の中で特に印象に残る仕事になりましたね」同案件は設計と施工のフェーズが別で、鴇田は施工フェーズから加わりチームを牽引しました。初めて一緒に仕事をするメンバーも多い中で、心がけていたことがあると言います。鴇田「まずは私のことを知ってもらい、信頼関係を築くことに注力しました。このチームで目指すもの、成し遂げたいことを明確にし、チームで使う共通言語やツールも統一して『みんなで良いパフォーマンスを出そう!』というムード作りも大事にしましたね。また、メンバーには『どんな失敗があっても私がフォローする』『みんなのために、チームのために動く』という強い意志を持って、一つひとつの課題に向き合ったことで信頼や協力を得られたと思います」父から受け継いだものづくりのDNA。子育てと両立できる環境で新たなキャリアに挑戦父親が和風照明器具を作る職人だったため、幼い頃から「ものづくり」が身近な環境で育ったという鴇田。鴇田「父の工房に大きな材木が搬入されて、しばらくするとそれが商品となって出荷されていく──そんな光景を子どもの頃から当たり前のように見ていました。父からものづくりについて何か教わったわけではありませんが、この原体験が今の仕事にも少なからず影響しているような気がします」大学卒業後、アパレル企業の営業職に就いた鴇田は、そこで店舗ディスプレイに興味を持ち、内装会社に転職。6年ほど勤務したのち、結婚を機に退職を選択しました。鴇田 「前職は小さな会社だったため、営業にとどまらず発注から現場対応まで制作業務にも携わっていました。やりがいを感じていたものの、結婚後はもう少しゆるやかに働きたいと考えていたところに、乃村工藝社の事務職の求人を見つけ、派遣社員として就業しました。でも、私の性格には事務の仕事が向いていなかったようで(笑)。第一子を出産するタイミングで派遣社員就業を終え、出産後にあらためて営業職として入社しました」営業職として活躍する中で、鴇田は育児との両立にも挑戦。子育ての難しさを感じながらも、周囲の理解ある仲間たちに支えられたと言います。鴇田「子どもの体調不良で急に休まなければならないとき、みんな嫌な顔ひとつせず『大丈夫だからお迎え行ってあげて』『チームで仕事をしているからなんとかなります』と言ってくれるので、本当に助かりました。また、社内には産休育休後に復帰して働いている先輩がたくさんいるので、復職後のイメージを持ちやすかったですね。こうした助け合う環境や多様な働き方を受け入れる雰囲気があるからこそ、仕事を続けてこられたんだと思います」そんな鴇田のキャリアの転機となったのが、課長就任。それまでの想いを、次のように振り返ります。鴇田「数年前から、乃村工藝社での営業の仕事ならそれなりに難しい案件でもなんとかクリアできると自信がついた一方で、次の目標がなかなか見つからなくて……。何か新しいことに挑戦したい、自分のキャリアの土台となるものを見つけたい、と考えていたところ、上司が管理職に推薦してくれたんです。正直に言うと迷いもありましたが、チャンスをいただけるのなら頑張ってみようと決心しました。課長としてはまだまだ駆け出しですが、今後は働き方も含めてメンバーの指標となるようなキャリアを築けたら嬉しいですね」 フルオーダーの期待に応える醍醐味。ものづくりが大好きな仲間と共に成長を続けたい鴇田に乃村工藝社の営業職の魅力を尋ねると、目を輝かせながら次のように語ります。鴇田「お客さまから毎回完全フルオーダーのご依頼をいただくことですね。お客さまのご要望を引き出し、それに対して私たちができることを探っていくのがこの仕事の醍醐味。目に見えないお題に対して、乃村工藝社の中で企画・デザインし、目指す空間を創り上げていく──その過程が一番楽しいと感じます。また、仕事を通じていろんな業種のお客さまに出会えるので、毎日社会勉強をさせていただいているようですごく刺激的ですね。『こんな事業があるんだ』とか『こんな情報知らなかった』とか、お客さまと面談するたびに学びがありますし、それについて自分でも調べることで知識が広がっていくのも嬉しいです」また会社の魅力として、鴇田がとくに強調するのが「人の良さ」。鴇田「営業やデザイナーなど職種や立場は違っても、ものづくりに対する熱い想いを持っている人が多いですね。周りを気遣える人ばかりなので良いチームワークが生まれますし、だからこそどんな困難があっても一緒に乗り越えられる──そんな仲間たちと、ああでもない、こうでもないとワイワイ話しながら仕事をしていると、『この会社でよかったなあ』と心から思えます」そんな鴇田は最後に、営業職に興味を持つ学生や転職希望者に向けて力強いメッセージを送ります。鴇田「営業と聞くと、お客さまとの調整役としてフロントに立つなど、精神的にも肉体的にもハードなイメージがあるかもしれません。でも、乃村工藝社の営業職は、1人で抱え込まなくて大丈夫。困ったことがあればチームのメンバーが支えてくれますし、上司や先輩が相談に乗ってくれて、時にはお客さまのもとに帯同して交渉をサポートしてくれます。営業だからと言ってすべて1人で考えて判断する必要はなく、組織全体でサポートする体制が整っているので、安心して仕事に取り組めると思います。営業に求められるのは、なんでも1人でこなすバイタリティというより、細やかな気遣い。お客さまに対しても、社内の仲間に対しても、小さなことに気づいて配慮できると喜ばれますし、私もそういう方と一緒に仕事できたら嬉しいですね」周りには常に笑顔と活気があふれる鴇田。彼女のひと言でチーム全体が明るくなり、困難な状況でも前を向く勇気が生まれる──そんな鴇田の輝きが、これからも乃村工藝社の未来を照らし続けることでしょう。 ※ 記載内容は2024年7月時点のものです  

「デジタル技術をいかした空間体験」をつくり出すデザイナーが、新たな道を切り拓く

「デジタル技術をいかした空間体験」をつくり出すデザイナーが、新たな道を切り拓く

テクノロジー、プログラミングなどデジタル技術と空間を融合し、体験をつくり出すデザイナー、吉田 敬介。社外のアーティストやクリエイティブチームとの共同プロジェクトにも数多く参画し、さまざまなスケールのプロジェクトに携わっています。「つくり続けることに意味がある」と語る吉田が、仕事にかける想いを語ります。 空間に体験を織り交ぜる──コンピュテーショナルデザインで新たな価値を生み出す▲渋谷スクランブルスクエアの展望施設「SHIBUYA SKY」|移行空間「SKY GATE」クリエイティブ本部コンテンツ・インテグレーションセンター(※)のクリエイティブ・ディレクション部に所属する吉田。「体験」を伴うような空間づくりを得意としています。 吉田 「単に空間をデザインするだけではなく、体験を伴うコンテンツと組み合わせたり、デジタル演出を入れたりと、テクノロジーやプログラミングなどのデジタル技術と融合した空間づくりをしています。企業ミュージアムもあれば、アートワークや渋谷スクランブルスクエアの展望施設『SHIBUYA SKY』、7月25日にまちびらきをした『Shibuya Sakura Stage』の賑わいや文化発信を担う環境演出作品など、さまざまなスケールや領域のプロジェクトに横断的に携わっています。私の場合は、社外のクリエイティブチームやアーティストなどとチームを組んで仕事をすることも多いですね。今もいくつか平行してプロジェクトに取り組んでいます」中でも、吉田が得意とするのは「コンピュテーショナルデザイン」です。吉田「コンピュテーショナルデザインは、デザインの仕組みをプログラムすることで、構造や機能など複雑な条件を解きながらデザインを生成する手法です。人間の手を使うより、時間を短縮するという使い方もできますし、人のチカラだけでは再現できないような精度の高いカタチをつくり出すこともできます。コンピューターだから誰でも同じものができると思われるかもしれませんが、実はプログラムをする人の作家性やオリジナリティが反映されるので、別のデザイナーが同じ手法を使っても同じ結果にはならないんです。そこが面白さでもあります」 コンピュテーショナルデザインを駆使した空間体験を今も追及し続けている吉田。同時に乃村工藝社グループのイノベーション・ラボラトリー「NOMLAB(ノムラボ)」(2024年秋サイトリニューアル予定)にも参画しています。吉田「NOMLABでは、クライアントワークでのソフト開発等はもちろん、いくつかの研究テーマを設定して、社外のクリエイターと協力しながらインタラクションや制御を用いた新しい表現装置などのプロトタイプ開発にも挑戦しています。私は2017年のNOMLAB発足当時からチームに加わり、一時離脱していた時期もありましたが、2024年から再びチームに合流しました。始めは2~3人の部活動のような小さな集まりでしたが、今は規模も大きくなってきました。普段の仕事では、最終的なモノは協力社さんに作ってもらうことが多いのですが、NOMLABでは自分たちで手を動かして「ものづくり」ができるので、モノの仕組みが分かるなど勉強になることが多くてとても楽しいです。ここでメディアや制御装置等を組み合わせた空間の可能性を探っているうちに、テクノロジーと空間を融合させたものを創りたいという気持ちが徐々に高まってきて、今の仕事につながっている感じです」※ コンテンツ・インテグレーションセンター (Content Integration Center:空想実装集団)は、コンテンツへの深い理解を起点に、心躍るような「空想」を新たな体験価値へ変換し、あらゆる空間へ、そして社会へ「実装」させていく乃村工藝社のクリエイティブチームです 「ものづくりに携わりたい」漠然とした思いで飛び込んだ乃村工藝社での挑戦と学び▲入社当時に手掛けた、乃村工藝社本社ビル 役員フロアの応接室にて吉田と建築・デザインとの出会いはまさに運命的。学生時代の出会いが、吉田を建築の世界へと誘いました。吉田 「アルバイト先に大学院で建築を学んでいる方がいて、たまたま彼のポートフォリオを見せてもらう機会があったんです。そこには尖った壁や斜めの壁など、普通の建物では見られないような特徴的なデザインの建物がたくさん載っていて。『こんなにも自由な建物が作れるのか』と感動しました。その出来事をきっかけに、大学・大学院と建築を学ぶようになりました」もともとパソコンを使った作業が好きだったと語る吉田。大学院では建築都市システムの研究室で、コンピュテーショナルデザインを学びます。吉田 「就職活動のころ、実はやりたいことがはっきりとは決まっていなかったんです。乃村工藝社に応募したのも、研究室の友人の影響でした。ただ、もともと建築よりスパンが短く、少人数のメンバーで意思決定ができるディスプレイの世界に適性を感じていましたし、とにかく『ものづくりに携わりたい』という漠然とした気持ちで入社しました」そんな吉田が、乃村工藝社の魅力を感じたのは入社後だと語ります。吉田 「入社当初は、上司の指導に四苦八苦しながら、がむしゃらに頑張っていました。なかでも印象に残っているのが、自社の役員フロアにある応接室の改装プロジェクトですね。『乃村工藝社』を深く考える貴重な体験になりました」プロジェクトでは、乃村工藝社の「藝」の字にならって『アートとものづくりの融合』を目指したと語る吉田。会社の一大プロジェクトということもあり、方針の決定には苦労したと言います。吉田 「さまざまなお客さまをお招きする応接室だからこそ、経営層や管理部門、営業部門などさまざまな部署や立場の方々と話し合う機会があり、乃村工藝社の多様性を知る良い機会になりました。また、仕事の面でも非常に勉強になる3年間でした。デザインの技術やクオリティだけでなく、会議の進め方、資料の作り方、議事録の取り方など、仕事の基礎を徹底的に叩き込まれました」この時ほど大変な時期はなかったと笑う吉田。その上で当時の経験が、後の業務に活きていると語ります。吉田 「この後くらいからNOMLABでの活動をはじめ、自分の得意分野でもあるコンピュテーショナルデザインを活かせる仕事に携われるようになりました。入社当初はアシスタント業務をがむしゃらに頑張っていましたが、おかげで仕事の基礎力も身につき、徐々に主体的に動けるようになりました。仕事を自分事として捉えられるようになり、自分の作った空間が社会にどんな影響を与えられるかなどを考えるようになったのは成長ですね」社外のアーティスト・クリエイターから受ける刺激。常に驚かされるアイデアの数々 ▲Shibuya Sakura Stageに立ち並ぶ さくらCHORUSは満開の桜並木のように風を受け、光と音のハーモニーを奏でる社外のアーティストやクリエイティブチームと共にプロジェクトを進めていくことが多い吉田。彼らとの共創に楽しさを感じています。吉田 「クリエイティブ面で常にさまざまな刺激をもらっています。そもそも思考方法がまったく違うので、社内では絶対出てこないような提案が出てくるなど、毎回驚かされますね。映像やビジュアルのプロフェッショナルと働くことも多く、素晴らしいアウトプットの数々に毎回感心しながら仕事をしています。付き合いの長いアーティストさんも多いので、最近は会社を超えたチームとして、みんなで良いものをつくろうという意識が強いです」さまざまなステークホルダーと共に働く中で心掛けていることについて、こう語ります。吉田 「特にアーティストさんと仕事をする時に感じるのですが、彼ら・彼女らの求めるものは想像をはるかに超えていて、実現するのが難しいと感じることも少なくありません。だからこそ私自身が提案するものも、できる限り磨き上げて、最高レベルまで質を高めて出すことを心掛けています。それに、提案の仕方も工夫しています。空間デザインではパースを使うことが多いですが、私は映像を作ってプレゼンテーションするなど、デザインやアイデアの内容が伝わりやすい手法をとるよう心掛けています」 常にアンテナを高く張り、世の中のクリエイターの作品をインプットすることも大切にしていると語る吉田。吉田 「特に素晴らしいと思うのは、生涯にわたって一つの手法を磨き続けているアーティストの方ですね。初期はそこまで印象的でなかったものも、長年時間をかけて磨き上げていくと誰もが目を引くような素晴らしい作品になったりするものです。人が一つのことを突き詰めると、こんなに素晴らしいものができあがるのかと感動しますし、自分の未熟さを感じて『もっと頑張らなければ』と思います」 自由な働き方と真剣なものづくりが融合する場所──乃村工藝社の魅力とは入社から10年が経った今、乃村工藝社に対する想いを語ります。吉田 「当社は自由で個性的な社員が多く、ルールや責任はありながらも働き方が自由なところが魅力だと思います。デザイナーにもしっかりと決定権があり、真剣にものづくりに取り組めるところが好きですね。しかし、私自身は会社の名前に寄りかかることなく、いつでも自分のスキルで食べていけるようにしておきたいと思いながら仕事をしています。そういう気持ちで働く社員が多い方が、結果として強い会社になると思うんです。」乃村工藝社に愛着を感じながらも、自立的なキャリアを意識する吉田。同社の雰囲気についてこう語ります。吉田 「デザインをする時って、頭で考えてからデザインを生み出すと思われがちですが、当社には『考えるよりまず描く、手を動かしながら考える』というタイプのデザイナーが多く、私自身も入社当初大きな影響を受けました。ですからアクティブな方、フットワークの軽い方は当社に向いているのではないかと思います」 吉田自身の今後の展望についても想いをはせます。吉田 「今の自分は、これまでやってきたことの延長線上にいると思っているので、これからも目の前のプロジェクトを精いっぱいこなしていったその先に、新しい道が開けるのではないでしょうか。世の中の素晴らしいクリエイターの作品を見ると、自分の至らなさを悔しく思うこともありますが、そんな中でも諦めずにつくり続けることに意味があると思っています」淡々としていながらも、常に熱意を持って一つひとつのプロジェクトに取り組む吉田。これからも周囲の刺激を受けながら自身の感性を磨き、すてきな空間体験を生み出し続けます。※ 記載内容は2024年6月時点のものです  

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