環境省伊勢志摩国立公園横山ビジターセンターのリニューアルプロジェクトです。伊勢志摩国立公園の最大の魅力である「人と自然のつながり」を発信する場として、伊勢志摩の自然と共生する人びとの営みを象徴する3つのテーマ(海女文化、真珠養殖、神宮の森)を中心に展示を構成しています。リニューアルの核として体感型シアターを整備し、壁3面および床面の計4面をスクリーンに「伊勢志摩の特徴的な景観、豊かな自然、人びとの営み」を没入感ある高精細映像で展開しました。スクリーンに表示されるアイコンをタッチすると生きもののビジュアルや解説を見ることができるなど、子どもが楽しみながら学べる場としてインタラクティブ手法を導入しています。
池袋のサンシャインシティ隣接地の東京国際大学内に併設されたGOOD HEALTH CAFETERIAとINTERNATIONAL CAFETERIAのプロジェクトです。学生が日々の大半を過ごす生活空間の充実、飲食のみならずさまざまな活動ができる快適な環境実現のため、内装デザイン設計・制作・内装施工を当社が担当しました。2つのカフェテリアでは、学生が自然と集い、日本の健康食や世界各国の食を通して、お互いの文化を知り、交流が促されるような環境を提供することで、キャンパスライフの新しい拠点となる場を目指しました。
小学生が平日の放課後に学童保育で過ごしながら、科学館の学芸員とコミュニケーションし、科学を身近に感じるきっかけを提供することを目的としたイベントです。当社が2013年から指定管理者として運営する多摩六都科学館と東京都小平市内の放課後児童クラブをオンライン中継で結び、風船を使った科学実験ワークショップを開催しました。「落とす」「浮かす」「のばしてもどす」「振るわす」などの実験をクイズ形式で行い、風船の不思議について楽しみながら理解を深められる内容としました。
北海道初の科学館「室蘭市青少年科学館(1963年オープン)」の後継施設として、新たに「環境」をテーマに加えて新築オープンしました。子どもを中心に、幅広い世代が日常的に科学に親しみ、地球や地域の未来に希望を感じる展示を目指しています。環境コーナーは、ものづくりで培ってきた室蘭の個性や強みを活かす環境イノベーション事業や、持続可能な未来への取り組みを紹介しています。特にメイン展示「ウォッチングモルエラニ」は、床に広がる室蘭の衛星写真の上を歩き、ARタブレットを使ってものづくりや再生可能エネルギーの現場、自然のスポットを探索するバーチャル展示です。工場の360度映像や自然景観のドローン映像など、通常は実見しがたい景色を体感できます。科学体験コーナーは、科学の基礎や原理を体験する装置で構成しました。旧館の装置も一部リメイクして再設置し、施設の歩みと市民の思い出を引き継いでいます。点在する装置を実験カウンターでつなぎ、対面のコミュニケーションスペースを充実させ、室蘭の自然をモチーフにした大型遊具など、遊びの要素も展示に取り入れています。
福井県立恐竜博物館常設展示室のリニューアル工事を行いました。常設展示室の生命の歴史コーナー、ティラノロボット周りの壁面撤去に伴う展示改修工事およびダイノラボの全面改修を担当しました。また映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の国内PR用に作製されたティラノサウルスモニュメントを屋外常設仕様につくり替えて、設置を行いました。
魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)は、児童文学の小さなノーベル賞と言われる「国際アンデルセン賞」を受賞された角野栄子氏の想像力あふれる夢いっぱいの世界観とその功績を後世に伝えていくために計画された江戸川区様の公共施設です。児童文学の素晴らしさを広く世界に向けて発信し、子どもたちが自由に本を選び、手にとって親しむことで、夢のふくらむ豊かな創造力を育むことができる場として誕生しました。本プロジェクトにおいて、当社は展示基本計画・基本設計・実施設計を隈研吾建築都市設計事務所様のもとで担当し、続く展示制作まで担当しました。※2023年開館時より指定管理者業務を受託
本施設は、既存のEXPO'70パビリオンと一体的に運営する施設として増設されました。1970年日本万国博覧会(大阪万博)のシンボル「太陽の塔」の頂部に1992年まで設置されていた初代「黄金の顔」の常設展示および1970年大阪万博関連資料の展示を目的としています。
小学生が平日の放課後に学童保育で過ごしながら、科学館の学芸員とコミュニケーションし、科学を身近に感じるきっかけを提供することを目的としたイベントです。浜松科学館「みらいーら」と、浜松市内の放課後児童会をオンライン中継で結び、紙コップやアルミホイルなど身近な材料を使って実施可能な科学実験ワークショップを行いました。当社は設計・施工・運営を一体としたDBO方式により、浜松科学館のリニューアル業務を2019年に受託しました。運営形態は当社が「指定管理者」としてSBSプロモーション様と共同で運営しています。※DBO方式(Design, Build, Operate):設計・建設・維持管理・運営を民間事業者に包括的に一括発注するもので、官民連携の一つの方式
松本城公園内に1948年に開館した博物館の老朽化に伴う移転新築工事です。当社は展示空間の基本構想の策定からデザイン・設計、施工までを担当しました。1階は市民・観光客に開かれたオープンスペースとなっており、松本市のまちづくりに積極的にアプローチする博物館として建設されました。
北陸新幹線の福井駅開業に合わせ、福井駅東口に新設する観光交流センターの屋上広場に、恐竜モニュメントを設置しました。「恐竜王国ふくい」を強く印象づけ、福井の認知度向上を図り、市内への誘客を促すことが目的です。恐竜モニュメントは、新幹線のホームや車窓からも見える位置にあります。福井県立恐竜博物館が発見した「フクイティタン」は、福井の子育て環境の良さや、家族愛を表現しており、寄り合う二頭の姿がハート形に見えます。また、福井で化石が見つかった恐竜や、人気のある恐竜のモニュメントを配置し、一緒に写真を撮ったり、スマートフォンをかざすと拡張現実(AR)で恐竜が飛び出すように見える仕掛けも用い、まるで恐竜のいる世界に入ったかのような、楽しい新名所として整備をしました。
静岡市歴史博物館は、「静岡の過去を学び、今を知る。そして、未来を考える。」をテーマに掲げ、静岡市の歴史価値と魅力を発信し市民へ歴史をより深く伝え、子どもたちの郷土愛を育むことを目的とした、静岡市として初めての総合歴史博物館です。当社は基本計画から関わり、1階ギャラリーおよび、2階、3階常設展示室の展示設計施工を担当しました。
計画当初、秋草学園様よりお話いただいたのは、体育館耐震改修工事のご相談でした。 耐震工事と、体育館ファサードと内装の一新に伴い、校舎と体育館をつなぐ通路が「ジメジメした雰囲気で暗く、明るくて清潔感のある通路にしたい。学園としても次代に残せるような空間としたい」とのご要望があり、秋草学園のアイデンティティが表現された通路空間をデザインすることになりました。 本計画で、最も重要視したのは、“愛着を持ち続ける空間”とすることです。 そこで今回は、デザインの原点をワークショップにて学生と共に創りだし、愛着を生み、かつ継承されていくための“経過のデザイン”に取組みました。 生徒には、「秋草らしさ」が表現される写真を持参してもらい、“#〇〇”という形で言語化したものから込められた想いを抽出し、デザインとして昇華させ、通路にあしらうこととしました。 生徒が自分ごととしてデザインを咀嚼し、周囲に拡散することで、「秋草らしさ」が代々受け継がれ、愛着をもって空間と接し続けてもらえるよう推進しました。
「道の駅かでな」では極東で最大の米空軍基地「嘉手納飛行場」が一望できます。本プロジェクトは、建物3階にある「学習展示室」の改装事業で、修学旅行生・観光客を対象とした「平和学習の場」、地元の人びと・子どもたちの「地域学習の場」として充実させることを目指しました。展示の内容は、嘉手納町が、町域の82%を米軍基地が占める、まさに「基地の町」であることを伝えるプロローグに始まり、経済・文化・交通の中心地として栄えた戦前、嘉手納基地形成の始まりとなった沖縄戦、ますます基地が拡大されていく米軍統治時代、基地負担が継続していく復帰後、そして現代に至るまでの基地をめぐる嘉手納町の歩みを辿りながら、「なぜ、基地はここにあるのか? なぜ、基地はなくならないのか?」を考える構成となっています。「ぼくの町には基地がある」をキーワードに、嘉手納基地と隣り合わせで生きてきた〝ぼく〟や〝ぼくの家族〟の視線から基地の存在を紐解く展示として、嘉手納町に暮らす人びとへのインタビュー映像や、〝ぼく〟と〝ぼくの家族〟が登場するマンガ解説を導入しています。基地の町のくらしを、騒音や匂いを体験しながら考える展示や、嘉手納基地を地図上の自分の町に配置して大きさを実感する展示など、人びとが自分に引き寄せて考えることができるよう、工夫を凝らしました。
設計・デザイン監修を担当した2013年の15周年リニューアルに引き続き、企画業務から参画させていただいた20周年リニューアルです。数回のリニューアルを経て全体のリニューアルが完了する節目のプロジェクトとして、2019年にオープンとなりました。1階のウェルカムスペースおよび5階のレストランフロアの全面改装、館内サインの刷新とデジタルサイネージの新設を行いました。15周年の際のコンセプト「Romanticship海ほたる」を基にリニューアルし、全面海側の開口を取った4階とは異なり、内向きの開口部のみで特殊装飾を施しながら空間のイメージをつくり上げました。
富山県富山市と株式会社乃村工藝社は、“閉じた体育館から、外につながる体育館”をテーマにした新しいライフスタイル拠点「TOYAMA TOWN TREKKING SITE」をオープンしました。本プロジェクトは、自治体の保有する公共施設をクリエイターなどの民間活力で再生し、新たなビジネス拠点とする、総務省の平成28年度「公共施設オープン・リノベーション事業」として採用されました。富山市総合体育館のデッドスペースを、リノベーションにより住民がタウントレッキング(まち歩き)等を行う、多世代の交流拠点として「再生」することを目指しています。「TTS」はカフェ、スポーツショップ、スタジオを併設した複合施設です。タウントレッキングをサポートする施設(ハード)を整備、「食育」・「体育」と健康教育的なイベントプログラム(ソフト)を定期的に開催し、富山市民の健康をサポートしていく新しい公共サービスの一環として同施設を運営します。年間140万人が訪れる環水公園に隣接するロケーションを活かし、富山市総合体育館の利用者だけではなく、広くエリア散策の拠点として活用してもらうことで、市民の皆様に「健康寿命の延伸」や「暮らしの質(QOL)の向上」を体感していただくとともに、行政として「住民の健康行動と地域経済の好循環モデル」の構築を目指す、国内においては先進的なプロジェクトです。「TTS」は“人とまちの健康づくりに必要な、時間だけじゃない、空間だけでもない、人間を育てる時間と空間”を提供し、誰のものでもないあなただけのものを、誰かと共有する「間」を、ゆっくり創っていきます。
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