環境省伊勢志摩国立公園横山ビジターセンターのリニューアルプロジェクトです。
伊勢志摩国立公園の最大の魅力である「人と自然のつながり」を発信する場として、伊勢志摩の自然と共生する人びとの営みを象徴する3つのテーマ(海女文化、真珠養殖、神宮の森)を中心に展示を構成しています。リニューアルの核として体感型シアターを整備し、壁3面および床面の計4面をスクリーンに「伊勢志摩の特徴的な景観、豊かな自然、人びとの営み」を没入感ある高精細映像で展開しました。スクリーンに表示されるアイコンをタッチすると生きもののビジュアルや解説を見ることができるなど、子どもが楽しみながら学べる場としてインタラクティブ手法を導入しています。
伊勢志摩国立公園では「国立公園満喫プロジェクト」の一環として訪日外国人利用者を増やすなど世界水準のナショナルパークを目指していますが、現状ではその受け入れ環境の中核となる本ビジターセンターをはじめ、十分な整備が成されていないというお話をいただき、改修計画に反映しました。
映像やグラフィック解説は、英語、中国語(繁体語・簡体語)、韓国語による多言語対応とし、インバウンド対応を強化しました。また、元々1面だったシアターを、壁3面(正面と左右)、床全面の計4面にすることで没入感のあるシアター空間へ改修し、言葉に頼らない情報提供のあり方をご提案しました。映像展開においては、伊勢志摩でしか見られない美しい景観や生き物、人の営みの姿を360°カメラやドローン撮影により臨場感豊かに描くことで、伊勢志摩国立公園特有の魅力を広く紹介するとともに、現地体験への意欲を喚起することに注力しました。
解説情報においても、訪日外国人利用者や一般観光客をはじめ、誰もが伊勢志摩国立公園の魅力を実感し、実際のフィールドへ足を運んでもらえるよう、テーマやトピックの刷新を行いました。
- オープン
2022
- 所在地
三重県
- クライアント
環境省様
- ソリューション
サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、制作・内装施工
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