2019年、利根工場に新設されたヨーグルトの製造棟です。この新棟において、子どもたちが楽しみながら身近な牛乳・乳製品への理解を深めるとともに、SDGs目標達成に向けて食の安全を守る工夫や環境に配慮した取り組みを学べる工場見学施設を併設するプロジェクトです。当社は、施設のコンセプトから、空間デザイン、展示設計制作、コンセプトムービーを始めとした各種コンテンツ制作まで、トータルにプロデュースしました。
高知県の足摺岬の突端に位置するホテル「TheMana Village」の改装プロジェクトです。旧足摺パシフィックホテルをアジア屈指のリゾートホテル「TheMana Village」として生まれ変わらせるべく、2020年から始動しています。本プロジェクトでは新たに3タイプの客室と露天風呂の改修工事を行いました。新たな客室には若手のホテルスタッフとデザイナーが「宿泊客に楽しい思い出をつくってもらいたい」との思いを込め、今までの「TheMana Village」にはない遊び心のあるコンセプトルームをつくり上げました。ホテルが生まれ変わっていく様を宿泊客とも共有することで、期待感を増幅させていく、現在進行形のプロジェクトとなっています。
ジェイアール名古屋タカシマヤの2023年6月全館プロモーション「LIFE+DESIGN~創造的な暮らし、見つかる広がる~」において、当社はロゴ・ビジュアル・店内装飾デザインおよび販売促進企画(クリエイターズトークショーへの登壇)を担当し、全館プロデュースを行いました。
「都会の中のバルコニー」をコンセプトとしたオールデーダイニング「Balcony by 6th」と、“愛好家”たちのためのバーラウンジ「The Lovers' Lounge」は、麻布台ヒルズ・タワープラザ3階にオープンしました。有楽町で長年愛された「6th by Oriental Hotel」が、歴史の継承と新しい街との調和をテーマに、多くの方がより利用しやすく心地よい飲食空間に生まれ変わりました。「Balcony by 6th」麻布台ヒルズ周辺を見渡せる、開放的で心地よいテラスとボタニカルな雰囲気で、都会の中に緑が溶け込むここにしかない景色が拡がります。ランチ・カフェ・ディナー・バーまで利用できる約200席のオールデイダイニングで、オープンキッチンから生み出されるイタリアンベースの多国籍料理を楽しめます。「6th by Oriental Hotel」を想起させる“クラシカル&オリエンタル”というテイストを再解釈。周辺環境の要素や色を取り込んだ設えで多様な居場所をつくり、利用者がシーンに合わせて自由に楽しめるくつろぎの場を提供しています。「The Lovers’ Lounge(バー)」“愛好家”たちのためのバーラウンジ。好きなことを好きなだけ、考えたり語り合えたりする憩いの場所として「Balcony by 6th」に隣接します。お食事前の待ち合わせや、食後のひと時を過ごす場として、全国から厳選したジャパニーズウィスキーや種類豊富なシグネチャーカクテルなどを、一杯から気軽に楽しんでいただけます。商業施設内は珍しい落ち着いた空間でこだわりのカクテルやウィスキーを愉しんでいただける店内には、「6th by Oriental Hotel」で使われていたインテリアを一部用いるなど、アンティークな側面も備わります。
中国本国でミシュランの星保有数が最も多い中華レストランの初の海外出店です。インテリアデザインは香港に拠点を置くデザイン会社が手掛けており、当社は海外デザイナーによる難易度の高い設計のローカル設計業務と、高い完成度が求められる施工業務を担当しました。
T-LOGI福岡アイランドシティは、周囲を海とコンテナターミナルに囲まれた、福岡市で唯一の人工島に位置します。本施設は、東京建物様、東急不動産様、西日本新聞社様、丸紅様が共同で開発を行った、延床面積約4.5万坪の九州最大規模の物流倉庫施設となります。当社はデザインコンセプトの立案・基本構想から参加し、従業員休憩室とアプローチの設計・施工、施設共用部分の設計を担当しました。
「としまえん」跡地に建設された「スタジオツアー東京(ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター)」オープンに伴う、西武鉄道線「豊島園駅」「池袋駅」のリニューアルプロジェクトです。■豊島園駅「イマジネーションが日常に溶け込む駅」をコンセプトに、日常と非日常空間をつなぐゲートをイメージしたシンプルなデザインに、魔法の世界を感じられる仕掛けをプラスした駅舎となっています。ホーム上の柱や駅名標、自動販売機などは、ホグワーツ魔法魔術学校へとつづく「ホグズミード駅」を彷彿とさせる赤を基調とした意匠に改修しました。また、ファサード上部のガラス面を使用した、シースルーLEDによる映像を時間帯やシーズンごとに変化させ、浮遊感のある魔法を感じる演出としました。さらに、2020年8月に閉園した「としまえん」のレガシーとして、模型列車や電話ボックスオブジェ、ベンチ、としまえん内で育った木を使用したオブジェなどを新たなコンセプトに合わせてリメイクし、展示することで、地域の皆さまからも親しまれる駅となりました。■池袋駅英国・ロンドンにある「キングスクロス駅」を参考にした、豊島園行きの電車が主に発着する1・2番ホームの壁面をレンガ調に、駅サインもネイビーを基調に改修しました。「ファンタジーの世界へつづく道」をコンセプトに、随所に魔法使いやフクロウのイラストを施すことで魔法の世界観を創出し、魔法の世界へつながる玄関口の駅となりました。
とちぎ健診プラザは2024年1月15日に移転・オープンした健康診断(以下、健診)や人間ドックを受診するための医療施設です。人生100年時代といわれる現代において、定期的な健診・人間ドックによる健康管理はこれまで以上に重要になっています。多くの受診者にとって年に一度の受診日が“豊かで特別な一日であってほしい”というお客さまの想いを実現すべく、建築からインテリア・家具デザインに至るまでトータルに、ホスピタリティ溢れる空間としています。お客さまのご要望と幅広いデザイン領域に対応するため、都市計画や建築規模でトータルデザインを得意とするNAU(現・建築プロデュース部)と、ホテルなどのホスピタリティ市場を得意とするインテリアデザインチームとでタッグを組みました。互いの専門力を生かし、建築スケールからヒューマンスケールまで、トータルにデザインすることで、受診者の心理的な不安を和らげ、快適で心地よく過ごせる空間を実現しました。先進的な医療施設を象徴するスマートな佇まいとエレガントな彩りにあふれた空間により、街のシンボルとして、地域に根付き、愛される施設を目指しました。
本展は、2022年5月にスペシャルオリンピックス日本様と中京大学様が包括連携協定を締結したことを契機に実現しました。身体文化の多様な価値を追求する中京大学スポーツミュージアムの空間において、スペシャルオリンピックスの活動の歴史・特徴、国内での取り組みなど、スペシャルオリンピックスの魅力を感じ、知ることのできる企画展です。また、スペシャルオリンピックスでは、知的障害のある人たちだけで行う競技だけでなく、「共生社会」や「ソーシャル・インクルージョン」を掲げる世の中の流れとともに、ユニファイドスポーツ®を推進しており、本展を通じて「多様な人々が生きる社会の実現」につながることへの願いがこめられています。
「B.LEAGUE ALL-STAR GAME WEEKEND 2024 IN OKINAWA」の会場である沖縄アリーナ屋外広場に選手を描いたアートモニュメントを展開しました。選手を等身大のラインで描くことで選手の高さやスピード、跳躍などの身体能力を体感できます。B.LEAGUEパーパス「ココロ、たぎる。」の世界を表現し、「PARK」というコンセプトのもと来場者と複数会場をつなぐコミュニケーションを触発するデザインとしました。
玄海海中展望塔がある波戸岬の周辺海域は、1970年に日本初の海中公園として国定公園「玄海海中公園」(現・玄海海域公園)の一部に指定されています。本施設は、日本海側で唯一の海中展望塔として1974年にオープンしました。波戸岬の陸地から長さ86メートルの桟橋でつながれ、高さ20メートル直径10メートルの大きさがあり、水深7メートルに位置する展望室では、24個の海中窓越しに多種の魚が遊泳する様子や海草・貝類を自然の姿のまま見ることができます。また、海上デッキからは三方に玄界灘の島々を見渡せます。今回、開館50周年を迎えるに当たり、2024年4月1日に初のリニューアルオープンを行い、全国に7カ所ある海中展望塔としては初めてプロジェクションマッピングを導入することで、実際の魚を見ながら、まるで海の中にいるようなイマーシブ(没入感)な体験を楽しめる施設となりました。当社は、基本構想段階から参画し、デザイン、コンテンツ設計・制作から開業時のPR業務まで担当しました。
「Marunouchi Street Park」は「道路空間」を快適な「都市公園空間」へと変える、未来のエリアマネジメントの実証実験として、2019年から東京・丸の内仲通りで実施されています。「Popping Summer Street -訪れる人が夏らしさを感じ、心躍るような丸の内仲通り-」をコンセプトとし、ラグビー/SDGsなど時代やトレンドにあった取り組みとのコラボレーションや、風力発電や太陽光発電の機能を備えたテーブルの設置、地域で働く方や来街者を巻き込んだ音楽演奏の場づくりなどを検証事項として実施しました。
ショッピングセンター関係者が一同に集まる業界最大のイベント「SCビジネスフェア2024」に乃村工藝社ブースを出展しました。2024年1月24日~26日の3日間、パシフィコ横浜 展示ホールで開催され、当社はブース出展のほか、イベント初日に無料セミナーを開催しました。今回のブーステーマは「乃村工藝社が考えるサステナブルデザイン」です。当社ではソーシャルグッドR&D活動の一環で、意匠性・機能性・環境性を実現する『サステナブルデザイン・マナーブック』の作成を進めており、ブースはマナーブックの基本方針に沿って構成しました。サステナビリティへの取り組みが多様化するなか、当社もアップサイクル素材の開発など、さまざまなチャレンジを続けています。しかし今回は空間を構成する上で欠かすことのできない素材、今後も深く関わり続けていくであろう素材であるベーシックマテリアルに立ち返り、それぞれの特性を理解することにフォーカスした構成としています。ベーシックマテリアルとしては木、セメント、アクリル、銅、鉄を採用し、それぞれの角材を配列して格子上に組みながらも空間にアンジュレーション(起伏)を持たせることで、ブース内を回遊していただきながら会話を楽しんでいただける構成としました。各マテリアルの使用本数の割合は、建物のライフサイクルにおけるエンボディドカーボン排出量から算出し、視覚的にもマテリアルの特性を感じ取ることができるように工夫しました。また、繋ぎにはビスや接着剤を使わず、クランプ(※)を利用することで素材の二次利用が可能となり、解体時の廃棄物が圧倒的に少なくなるという、本質的な環境貢献の考え方を象徴的にデザインしました。 これからのサステナブルデザインのアプローチを来場者の皆さまと共に考えていくため、そしてマテリアルに対する責任や感謝を示しながらも新たな気づきや発見が得られるようなブースを目指しました。 ※日建設計様が企画・プロデュースされている「つな木」プロジェクトの専用クランプを使用させていただいております。
本館は前橋の「危機と民力」をテーマとした歴史エンターテインメント施設です。江戸時代に「関東の華」と称され、城下町として栄えた前橋は、明治時代以降も群馬県の県庁所在地「県都」として発展してきました。一方その間に起こった、利根川の浸食による前橋城の崩落や、明治維新による廃藩置県、主力産業であった製糸業の世界恐慌による操業停止、第2次世界大戦中の空襲によって市街地の8割が焼失するといった「四つの危機」を先人たちは「民力」によって乗り越え、再興を果たしました。本館は「関東の華」「県都」として発展した前橋を「華都」と呼び、市民が郷土の歴史をたどり、前橋の未来について考えるきっかけとなることを願い開設されました。
京都発のコーヒーショップブランドで世界各国にカフェを展開する“%ARABICA”のフィリピン1号店(マニラ)のデザイン・設計業務です。世界各国にカフェを展開していることから、その土地の要素や文化を空間に取り入れて独自の店舗を構成することが求められます。本店舗は、経済成長が進むアジア諸国で発展を続けるマニラの未来を示すような近未来的な空間を構成しました。緩やかに曲がる細長い敷地の形状に合わせて、来店者を店舗の奥まで導くために3次曲面形状の鏡面カウンターを配置。床と壁にも同素材を用いて空間全体を反射させることでカウンターの形状と呼応して、マニラの近い将来を示唆する宇宙船のような近未来的な構成としました。
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