国内最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2023」に「わたしたちの未来へ- SCRAP MATERIAL UPCYCLE PROJECT- SCRAPTURE」を出展しました。「SCRAPTURE(スクラプチャー)」は、建材や内装素材から排出される「SCRAP」を「FURNITURE」へ、さらに再生素材としてリユースし地球に還元するアップサイクルプロジェクトです。普段は目にすることのない内装にまつわる廃棄物を身近に感じ、感情と記憶に訴え続ける実用的かつ持続的なメッセージアートとしてのファニチャーを制作しました。その後も新たな内装材として循環させ、共創の輪を広げるメディアとして、より良い未来を考えるきっかけになることを目指しています。
テトラパック様は、1951年にスウェーデンで誕生した食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディングカンパニーです。御殿場テクニカルセンターは、日本法人である日本テトラパック様の国内技術サービスにおける中核拠点として、充填包装システムのデモンストレーション、品質管理、紙容器の分析評価などを行い、製品サポートの重要な役割を担う施設です。同施設は1999年の御殿場への移転以来、25周年を迎えました。そこで今回、新製品開発のためのイノベーションやサステナビリティへの取り組みを展示やデジタルツールを通じて体感可能な空間にリニューアルすべく、大規模改装プロジェクトを行いました。デザインはパイク様、プロジェクトの全体統括はジョーンズラングラサール様が担当され、当社は内装の統括施工会社として本プロジェクトに参画しました。テトラパック様の高い技術力に説得力を与えるデザインを実現するため、ゲストを迎え入れるエントランスロビーでは同社のビジネスの根源である紙を折ったような鋭い造形、それらの折り目を強調するライン照明、食品に携わる企業としての安全性に対するプライドを表現するピュアホワイト、これら3つの要素をデザインの核として空間を構成しました。実際の商談が行われるショールームでは、上記のコンセプトを踏襲しつつ、さらにテトラパック様の持続可能性へのアプローチを表現した木目調のカラースキームを取り入れています。
竹本油脂様は、「マルホン胡麻油」を中心とした食品事業と、界面化学を基盤とする化学品事業を展開する、創業300年の歴史を誇るグローバル企業です。このたび当社は、本社エントランスの改修業務を担当しました。来訪者(国内外のお客さま、地域の方、就活学生)に企業の文化や歴史を感じていただくとともに、社員のエンゲージメント向上を図り、企業のストーリーを語れる空間づくりを目指しました。
リファインバースグループ様は Waste to Wealth を掲げ、廃棄物を資源として「新しいモノづくり」に取り組んでいます。今回のオフィス移転に伴い、当社はデザイン設計から内装造作工事の施工を担当しました。
「ニンテンドーミュージアム」は任天堂様の宇治小倉工場をリノベーションした施設です。これまで任天堂様が発売した数々の製品の展示や、最新技術で生まれ変わった新たなあそび体験をはじめ、ワークショップ、カフェ、ショップなどがあり、任天堂様が大切にするものづくりの歴史とこだわりを知り、体験することができるミュージアムです。当社グループは、本プロジェクトにおいて延べ100名以上のメンバーによる総合力を結集し、一丸となって推進に取り組みました。施設構想から計画全般をサポートしながら、デザイン、設計、施工を担当しました。また、ミュージアム運営事業については、グループ会社であるシーズ・スリーがスタッフ部門、ノムラメディアスが保守・メンテナンスおよびショップのテナント運営を行っています。
高知県の足摺岬の突端に位置するホテル「TheMana Village」の改装プロジェクトです。旧足摺パシフィックホテルをアジア屈指のリゾートホテル「TheMana Village」として生まれ変わらせるべく、2020年から始動しています。本プロジェクトでは新たに2タイプの客室と共用部、インフィニティデッキのバリューアップ工事を行いました。新たな客室は7部屋の和室と、ホテルスタッフと当社デザイナー双方が若手同士で手掛けたコンセプトルームで構成され、「アートのような新しい海の楽しみ方」を提供すると共に高知の魅力を発信し、高知とお客さまとの縁をつなぐことを目指しました。時間をかけて丁寧に改装を重ねていくことで、ホテルが生まれ変わっていく様を宿泊されるお客さまとも共有しながら、期待感を増幅させていく、現在進行形のプロジェクトです。
白糠町では、先住民であるアイヌの人たちの精神と文化を次代へ伝えるため、町全体が「イオル(伝統的生活空間)」と考えのもと、まちづくりを推進しており、この度、町に伝わるアイヌ文化を紹介する白糠アイヌミュージアム「ポコㇿ」を開設しました。施設名称の「ポコㇿ」には、白糠のアイヌの人々の“生まれ育った場所を大切にしたい”という想いが込められており、その想いをアイヌの暮らしを表現した精巧なジオラマや、隅々までリアルに再現したチセ(アイヌの住居)、伝統的な工芸品と美しい衣装、そして館内全体を包み込む“イオル(伝統的生活空間)”のサウンド・スケープで表現しています。生き生きと映し出される豊かなアイヌの暮らしを五感で感じ、厳しくも雄大な自然と生きてきたアイヌ文化に触れることで、より理解を深めることができる施設です。
株式会社ダイヘン様の東京本社新設に伴い設置された、首都圏での営業活動、広報・採用・IR機能の強化を目的とした展示室です。当社は展示・コンテンツの設計・施工を担当しました。脱炭素社会の実現・労働力不足の解消・デジタル化の推進などの社会課題解決に貢献する最新鋭の製品や技術を中心に展示されており、ダイヘン様ならではの製品価値や特長が体感できる空間となっています。
長野県にあるセイコーエプソン様の豊科事業所・第二工場棟の改装工事に関して、当社は設計・施工を担当しました。プロジェクター製品の歴史展示や実物展示を体験できる展示スペースと、25mの特大スクリーンや360度スクリーンを導入し、さまざまな用途に応じてフレキシブルに利用できるLABスペースからなる、ビジュアルプロダクツ事業部のビジョン・技術・ケイパビリティを可視化・体験化した共創空間です。
「カカオティエゴカン」は、生産地に足を運び、カカオ農家と共に豆から妥協せずにチョコレートをつくり上げています。店内の設えには、チョコレートの製造過程で廃棄されるカカオの薄皮「カカオハスク」を粉砕し練り込みました。カカオの実から丁寧につくられたチョコレートと、「カカオハスク」に包み込まれた店内、それらが共鳴し合い、カカオの魅力を全身で体感できる特別な空間となりました。
ZOE銀座は、銀座並木通り沿いの商業施設ビルとして竣工から20年が経過し、本プロジェクトでリニューアル計画を行いました。当社は、外装と1階/エレベーターホール、各階環境のデザイン・設計、施工を担当しました。
大気社様は、エネルギー、空気、水に関わる先進技術で社会へ貢献する、世界トップクラスのグローバル環境エンジニアリング企業です。本プロジェクトでは、新たな価値創造に向けて、大気社様のお客さまをはじめ、学術研究機関やスタートアップ企業などとのオープンイノベーションを生み出し、研究施設の一部に外部のお客さまとの協創を実現すべく、新たにコミュニケーションエリアを計画しました。先行して2023年4月に開設した新宿のサテライト施設「TAIKISHA INNOVATION GATE Shinjuku」に引き続き、当社では企画・デザイン設計・デジタルコンテンツ制作・内装制作を担当しました。
日産自動車様は、国内最大の栃木工場に次世代の生産技術による独自のクルマづくりコンセプト「ニッサン インテリジェント ファクトリー」を導入しました。本プロジェクトでは、その革新性を発信するために工場内のゲストホールと工場見学コースをリニューアルしました。心に深く刻まれるコミュニケーションデザインをテーマに、空間や展示体験のデザインを再現するため、当社のナレッジを結集しました。
「GINZA SKY WALK 2024」は、環境や人、社会に配慮した行動やライフスタイルを意味する“エシカル”をテーマとして、「ひと・まち・環境に優しいモノ・コトを利活用する未来の歩行者空間」の一端を体験できるイベントです。当社ではこれまでの経験を生かして、イベント全体の企画・空間デザイン・施工・運営・タイアップ企業誘致までをトータルにサポートしました。本イベントの体験概要としては、新橋から京橋までの東京高速道路(KK線)全線約2kmを歩きながら、都心の景観と共に、高速道路という特別な空間での、東京都吹奏楽連盟や東京消防庁音楽隊などによる演奏やパフォーマンスを楽しめるステージに加え、地域産品ショップやマルシェの出店、アート展示などのエシカルなコンテンツ体験を実施しました。また、早朝のランニングやヨガプログラム、銀座の夜景を楽しめるナイトプログラムも実施し、日中とは異なるKK線の新たな魅力を体験できる機会づくりも行いました。イベントテーマの“エシカル”に紐づけて、イベント後に再利用可能な東京ゆかりの木材を使用した什器の設置や、再生材を用いたアートワークショップの実施、エシカルに共感するタイアップ企業の誘致など、ひと・まち・環境に優しいイベントを目指しました。
急速な発展を見せるインドネシア・ジャカルタの人工島Pantai Indah Kapuk(PIK)の中心に位置する自然公園における、“% ARABICA”としてアジア圏初となるドライブスループロジェクトです。2つの異なる建築が交わり合うような構成とし、1つの建築はラウンド型のガラスファサードと極限まで削ぎ落した構造により開放感と視角的な広がりと抜け具合を追求しながら、外部からは店内のにぎわいを感じられるオープンな空間となっています。対して、もう1つの建築はマッシブなつくりにプライバシーと設備機能を配置したクローズドな空間となっており、それぞれの建築の役割を明確に整理しています。円芯から外に向かって、焙煎室、コーヒーカウンター、客席と放射状のレイアウトにすることで、焙煎やサーブを主役としながらもバリスタは店内全体を見渡すことができます。一方でゲストからの視線は自然と外の景色へと向かうように設えたことで、それぞれの視線が適度に合わないように配慮され、360度パノラマビューによる緑豊かな自然公園を眺めながらコーヒーを楽しめる特別な時間を提供できています。
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