大阪府河内長野市の長野商店街にある空き地に、かつてのにぎわいを取り戻し、市民一人ひとりの生活をより豊かにすることを目指し、地域・行政・企業が協力して取り組む私設公園「AKICHIDE PARK(アキチデ パーク)」がオープンしました。
当社は、R&D活動の一環として、このプロジェクトの主旨に賛同し、「河内長野駅前再生会議」に連携企業として参画しました。
AKICHIDE PARKの開園に向け、企画・基本構想、空間デザイン監修、協賛、イベントの企画運営協力などの多岐にわたるプロセスに主体的に関与しながら、他の連携企業と共に協力し、開園後の現在も活性化に取り組んでいます。
河内長野駅前に位置する長野商店街は、かつて多くの人々が行き交い、正月には鈴なりのにぎわいを見せた活気あふれる場所でした。しかし現在では、その面影は薄れ、空き地や空き店舗が増えてきています。また、駅前の商業ビルや広場は市街地再開発事業により一定の整備が進められたものの、商店街自体には大きな変化が見られていない状況です。
こうした背景および駅前周辺の活性化という観点からも、かつては河内長野駅のにぎわいを支えた長野商店街の復興が強く求められていました。
河内長野駅周辺および長野商店街に、かつてのにぎわいを取り戻し、市民一人ひとりの暮らしをより豊かにすることを目的に、地域・行政・企業が三位一体となった活動が始まりました。
〇2023年春 「河内長野駅前再生会議」の立ち上げ
吉デを中心に「河内長野駅前再生会議」が発足し、地域・行政・企業が協力しながら、河内長野駅周辺および長野商店街の再生に向けた活動母体として、さまざまなチャレンジが開始されました。
河内長野駅前再生会議 参加団体|
株式会社吉デ、河内長野市、エイチ・ツー・オー リテイリンググループ、南海電気鉄道株式会社、株式会社乃村工藝社、日本出版販売株式会社
〇2023年6月~ 空き地活用実験「AKICHIDE LAB」を開始
長野商店街にある空き地を活用し、商店街ににぎわいを取り戻すための実験「AKICHIDE LAB」がスタートしました。以降、地域の隠れた魅力を発見し、編集・共有するイベントやワークショップを継続的に開催しています。
〇2024年3月 「AKICHIDE PARK」をオープン
「AKICHIDE LAB」の次なるフェーズとして、空き地を常設の私設公園にした「AKICHIDE PARK」が開園しました。子どもたちやファミリーが再び商店街を訪れたくなるような、楽しく暮らせる商店街と地域の未来像を描きながら、空き地から新たなチャレンジがスタートしました。
「AKICHIDE PARK」は、地域や来園者と共に成長していく公園です。遊び場だけでなく、カフェやイベント、地域住民による商いなど、さまざまなチャレンジが可能です。平日は地域の人々が自由に集える場所として、週末には地域団体や企業が主催するイベントが開かれるなど、長く愛される公園を目指しています。そして、私設公園ならではの多彩なアクティビティを展開しながら、長野商店街と周辺地域に新たなにぎわいを育んでいきます。
河内長野駅前再生会議では、「AKICHIDE PARK」の活用を通じて、駅前に不足している機能や店舗を増やすことをミッションのひとつとし、今後もチャレンジを続けていきます。
対外的にも印象的で取り上げたくなり、地元にも受け入れられる、温かみがありつつもデザイン性が担保されている、上品な空間を作っていただきました。
運営部分でも継続的なお付き合いの程、どうぞよろしくお願いいたします。
- オープン
2024
- 所在地
大阪府
- クライアント
河内長野再生会議様
- ソリューション
企画・基本構想、空間デザイン監修
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