KUBOTA AGRI FRONT
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概要

食料・水・環境の事業領域で、社会課題の解決をミッションとするクボタ様は、北海道ボールパーク内に“食と農業”の魅力・可能性を楽しくおいしく学ぶ農業学習施設を開設しました。本施設では、子どもをメインターゲットとし、あらゆる人が未来のために共に学び、考える場所をコンセプトとし、食と農業が抱える課題解決に大切な3つのカギをめぐる体験ストーリーが構築されています。特に小学校4年生以上の児童・学生を対象とした「AGRI QUEST(アグリクエスト)コース」では、農業経営者の一人となりチームで取り組むことで農業経営の面白さと多様性を学んだり、「TECH LAB」では最先端のスマート農業や植物工場に触れることで、アグリテックの重要性を体感できます。また、こだわりの食材を使ったメニューを提供するカフェも併設されています。当社グループは企画・設計・制作施工にとどまらず、施設運営、カフェ運営、イベント装飾といった幅広いソリューションを提供しました。

課題・要望

食と農業は、世界の人口増加、地球環境問題、就農人口の減少やフードロス問題など、多くの課題を抱えている分野です。一方、人間が地球上で生きるうえで必要な食と、その食を支える農業を支えるために、さまざまな立場の人々、組織や企業、行政が解決に向けた取り組みを始めています。そうした社会的背景の中で、クボタ様が新たに立ち上げる農業学習施設として、何を目的とし、どのような体験を提供するのか、プロジェクトのビジョンづくりや、体験・空間設計から運営まで、共に考え、実装していく「プロジェクト全体のパートナー」としての役割を当社に期待されていました。

解決策

食と農業が抱える課題は複雑で、フードバリューチェーン全体で取り組むこと、さらには進化し続けるアグリテックを活用することが重要です。当施設では「農業は地球からの宿題だ」をメッセージとし、宿題を解く3つのカギをめぐる体験づくりを行いました。また持続可能かつさまざまな方々と連携したいというクボタ様の想いに共感し、「食と農業の未来を志向する仲間づくり」をコンセプトとして、関わった人々の顔が見える展示を心掛けました。チームで農業経営にチャレンジするゲーム「AGRI QUEST」や、実際に味わいながら、食の楽しさを感じてもらうなど、「食と農業には課題があるけれど、未来に向けたチャレンジは楽しい!」と感じてもらえる体験・空間づくりを行いました。

お客さまの声

乃村工藝社様にコンセプト企画から体験づくり・空間設計までプロジェクトの核をリードいただき、さらには施設・カフェの運営も円滑な対応を行っていただいています。他のパートナー様では実現できない価値ある施設を作り上げていただいたと考えております。

プロジェクトメンバー
営業
森 祐介、岩本 恭兵
企画・基本構想
柳原 朋子、坂爪 研一、瀧 このみ、勢古口 遥、徳盛 哲之、下國 由貴
デザイン
田村 憲明、堀田 真澄、阿見 俊輔、濱﨑 麗奈、中澤 厚子
設備設計
坪井 優也
システム設計
CIC:長田 聖也、河合 伴治
制作
岩崎 司
施設運営
角田 裕美
基本情報
オープン

2023

所在地

北海道

クライアント

株式会社クボタ様

ソリューション

企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、指定管理・運営委託

受賞

「2024年度グッドデザイン賞」グッドデザイン賞
※クボタ様による受賞となります。

施設情報や社員情報はオープン時点のものです。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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