本プロジェクトは、東急株式会社様の渋谷駅東側エリア市街地再開発事業で、渋谷と青山をつなぐ新たなランドマークビルを誕生させるもので、当社は、コンサルティング、リーシング、内装監理から、什器制作、制作・内装施工、デザインクライテリア業務を担当しました。
「渋谷アクシュ」という名称には、青山(AOYAMA)と渋谷(SHIBUYA)の街をつなぎ(Ⅹ:交差する)、多種多様な人々が行き交う場所で、交流を誘発する施設になっていきたいという想いを、また、あいさつや友好のしるしである「握手(アクシュ)」の意味から、異なる人々や文化がこの場所でつながり・交じり合い、そこから新たな価値が生まれていく様子を表現しました。
渋谷アクシュが位置する渋谷駅東口エリアの渋谷駅から青山方面へと続く地域(以下、青渋)は、幹線道路に囲まれ、周辺エリアとの円滑な回遊が妨げられてきたことやオフィス中心のエリアということもあり、人々が集い、にぎわいが生まれる場所が不足しているという課題がありました。
そこで、本ビルは「TSUNAGI-BA」をコンセプトに、渋谷二丁目の飲食ゾーンと青山の文教エリアとのつながりを生かし、渋谷を代表するエリアの奥渋や渋南などに続く “青渋”のアイコンになることを目指しています。
本ビルは1階から4階は商業施設、5階から23階はオフィスで構成されています。新業態やエリア初出店を含む飲食店、アートギャラリー、健診センターなど15店舗が出店する商業フロアにより、これまで通り道だった青渋エリアが、ひと時の休憩や食事を楽しむことができる交流の場となります。
渋谷エリアと青山エリアをつなぐ、路面型の商業スポットとして、業務開始当初より、路面型店舗の誘致を意図し、取り組んでいきたいというご要望がありました。その中で、一般的なナショナルチェーン企業とも異なる点や、さらに、世間がコロナ禍明けだったことから、路面型店舗の誘致がより一層難しい局面にあるという課題を前提としながら、業務が進行していきました。
渋谷周辺エリアを理解している企業や、路面型店舗の運営を軸に行っているテナント企業のリストアップを事業者様と丁寧に取り組み、店舗ごとに何の店か、逸品や名物を持つ店かなどを意識しながら、各テナントには、単なる商業施設ではなく、ストリートや広場空間ともつながる、路面型運営が適う稀有な施設形態である点を訴求しながら、出店機運を高める働きかけを行いました。
- オープン
2024
- 所在地
東京都
- クライアント
東急株式会社様
- ソリューション
コンサルティング、リーシング、内装監理、什器制作、制作・内装施工、デザインクライテリア業務
- 写真提供
渋谷アクシュ
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