1586年創業のフランスのクリスタルメゾン「Saint-Louis(サンルイ)」と小林 圭シェフが織りなす新しいスタイルのバーです。伝統に裏打ちされた「Saint-Louis」のクリスタルグラスで提供されるドリンクと共に、シェフが創造する料理とデセールを堪能できます。サービススタッフとシェフがつくり上げる2列構成の新しいバースタイルで、伊達冠石(だてかんむりいし)で構成した特注のカウンターは調理シーンと共に舞台のように浮かび上がります。バーの奥にはテラス席を計画し、日本庭園をベースに上り庭を配し、屋上への階段と共に立体的にデザインしています。「Saint-Louis」と「とらや」、日仏を代表する老舗ブランドのもつ伝統や歴史を空間に表現するにあたり、本物の素材にこだわりながら仕上げています。1列目カウンターの天板には2000年を超え地中に眠り化石化した木といわれる神代杉、2列目カウンターには同じく長い年月の地殻変動によって生み出された伊達冠石を用いて構成しています。フランスと日本、両国の文化が出会うことで石と木が調和した空間に、随所に散りばめられた「Saint-Louis」のクリスタルの輝きが、フランスのエスプリを添えています。