BLUE YARDはJR大阪駅直結の駅ビル「イノゲート大阪」内の飲食ゾーン「バルチカ03」に誕生したダイニング/カフェスタンド/レコードショップと3つの業態をシームレスにつなげた複合型店舗です。
ダイニングではロースターマシンで焼き上げる肉料理をはじめとするモダンアメリカンスタイルの料理が楽しめるほか、本格的な音響のセンターステージではライブも不定期で開催されます。また、カジュアルに利用できるカフェスタンドとレコードショップも併設しています。駅ビルのテナントながら200坪を超える面積を持ち、朝・昼・夜の多種多様なニーズを満たす座席のレイアウト、梅田の街並みを一望できる眺望と4.8mの天高を持つ広々とした店内は、利便性と上質感を兼ね備えた居心地の良い上質なエンターテイメント空間を実現しています。
当社はデザイン・設計を担当しました。
ダイニングとカフェスタンド、レコードショップの3業態を1つのテナント内にどのように落とし込むか、また元々2つに分かれていたテナントを1つにまとめた区画であったため、区画内を横断する避難動線と2カ所の避難扉をどのように確保するかが課題でした。
また、新築の施設のテナント環境に伴うレギュレーションがある中、昔からそこに存在していたかのような肩の力が抜けたデザインに加え、上質な空気感の表現と本格的な音響クオリティーが担保できる空間が求められました。
区画を分断していた避難動線を利用してフォトスポットとなるようなアプローチ空間を設え、そこそのエントランスに併設してガラスで囲われた厨房区画と、レコードショップを配置することでオープンなファサードながら店内への期待感を高める仕掛けを施しました。またアクセスしやすい店頭側にはカフェエリアを設け、床と天井の高さレベルを変えることで緩やかにカフェエリアとダイニングエリアを仕切る構成としています。
また、ダイニングエリアは音響クオリティーを最大限に引き出すために計画当初より設備調整を密に行い、最大4.8mの天高を確保しました。店内は古材やモルタル、黒皮鉄など、ベーシックなマテリアルで素材感を引き立たせ、高天井から吊るされた象徴的なペンダント照明と各所にちりばめられたレコードをモチーフとした意匠照明器具が、BLUE NOTEの持つ食と音楽の上質な体験を彩る空間表現を実現しています。
- オープン
2024
- 所在地
大阪府
- クライアント
株式会社ブルーノート・ジャパン様
- ソリューション
デザイン・設計
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