六本木ヒルズ 森美術館のリニューアルプロジェクトの一環にて、ウェストウォーク3階「森美術館 ショップ」のリニューアル工事とともに、六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビュー内「東京シティビュー ショップ」の新規オープンをサポートしました。 「森美術館 ショップ」 売り場に設置した曲線型のオリジナル什器は、自然な導線を描かせながら高さを変えることでリズム感を演出しました。 また、併設するA/Dギャラリーの白い展示壁面を一部売場へ延長させることで、売場とギャラリーの行き来を促すシームレスな関係を構築しました。 「東京シティビュー ショップ」 通路に沿ったコンパクトな造りとしながらも、より多くの商品をレイアウトできる自立壁面を兼ね備えた店舗となっています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 新島 崇司、砂子田 祐佳 【制作・施工】 竹内 雅人、永見 瞳子 画像提供:森美術館
「非住宅空間における空気質の課題」「ビジネスパートナーと共創する場」「空質7要素を制御した最新のプロトタイプを体感」の3つのテーマを軸にパナソニックの空質空調商品のソリューション拡大を目的とした実験施設です。この場所を通じて”風”を実際に体感し、共創・開発によって顧客ニーズに寄り添うソリューションの推進につなげています。空質空調ソリューションとしてさまざまなロケーションに合わせて風を感じることができるよう、グループワークシート、ミーティングスペース、個室ブースが揃っており、場面ごとの“風”体感を可能としています。この施設の活用が共創を促進させ、さらには人間中心の商品開発プロセスの実践につながることを目的としています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 空質空調ソリューションの領域を広げるべく、最新商品の優れた特徴をより魅力的に伝えるための場所づくりについてのご要望をいただきました。 【解決策】 外光の注ぐガラス面ファサードを生かし、木目、石目など自然要素を感じさせるマテリアルを使って空間を構成し、ソリューションである“風”が重なった際により心地よく感じられる空間づくりを目指しました。内装構成要素のひとつとして“風”の有効性についても訴求できるよう工夫をしています。また各ブースやエリアに組み込まれた空質空調ソリューションに関しても単なる展示としてだけではなく、実際に打ち合わせやワークスペースとしても使いやすいようにレイアウトやゾーニングにも配慮しています。 【お客様の声】 木目、石目などの自然要素を感じるマテリアルをバランスよく提案いただいたことで、植栽を入れた際に植栽が空間になじみ、風と調和してウェルビーイング(Well-being)を感じられる空間が実現できました。また、実際に社員で利用してみて、心地よく、過ごしやすいレイアウトを実感できました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】ノムラメディアス:佐藤 光 【デザイン・設計】森 浩昭 【制作・施工】ノムラメディアス:河端 利明、佐野 和浩
大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシア様が、「職住近接」を実現するレンタルオフィス「MID POINT(ミッドポイント)」の第3弾として、2020年7月に新設した“MID POINT 武蔵小杉”(神奈川県川崎市中原区)のプロジェクトです。 当社は、デザイン・基本設計・実施設計、および制作施工を担当しました。 「武蔵小杉」駅徒歩2分の複合施設「Kosugi 3rd Avenue」への出店であり、仕事場としても接客場所としてもアクセス良好な立地です。 従来の執務スペースに加え、ラウンジには食器や調理器具を常備したキッチンも併設することで純粋なビジネスシーンでの利用だけでなく、契約されている方のイベント開催などにも活用していただけるような空間としました。 また、地域に開けたコミュニティの場としてMID POINTと契約していない方でも利用可能なカフェを併設しています。 当社は以下の店舗も担当させていただきました。 ・MID POINT 大森 (2022年2月オープン) ・MID POINT 渋谷神泉 (2021年12月オープン) ・MID POINT 川崎 (2021年4月オープン) ・MID POINT 目黒不動前 (2018年11月オープン) 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 充分な執務スペース、部屋数を確保しながら、1階にカフェ、契約者の方が使いやすいラウンジスペースを併設することが求められました。 【解決策】 1階中央部に厨房、水回り設備を集約させることで、スペース効率を高めながら、カフェおよびラウンジの席数を最大限確保できるようゾーニングを行いました。また厨房についてはカウンターキッチンにすることで、カフェと執務スペースを区画しながらも、空間全体が見渡せるようなデザインとしています。 【お客様の声】 MID POINTの3拠点目として、既存拠点をバージョンアップしつつ、新しい試みであるカフェの併設を絶妙なバランスで実現していただきました。また、難しい間取りにもかかわらず、レイアウトを調整いただき収支上の賃料を確保しながら一つひとつ空間としての快適性を担保していただけました。 <当社プロジェクトメンバー> ・MID POINT 武蔵小杉 【営業・プロジェクトマネジメント】 嶋 圭太 【デザイン・設計】 二位 裕之、宮根 彩香 【制作施工】 平野 健太朗 【企画、運営アドバイス】 鈴木 早穂子、野村 尚紀 ・MID POINT 大森 【営業・プロジェクトマネジメント】 小堀 貴史、嶋 圭太、市倉 瑞季 【企画】 杉本 たく 【デザインディレクション】 柏瀬 久子、江藤 沙耶香 ・MID POINT 渋谷神泉 【営業・プロジェクトマネジメント】 小堀 貴史、嶋 圭太、市倉 瑞季 【企画】 杉本 たく
木材および建築資材の流通事業を行うナイス株式会社の創立70周年に伴う本社リノベーションのプロジェクトです。プロポーザルコンペの結果、当社が選ばれました。 “樹を知って木を伝える”というコンセプトを掲げ、「木」のスペシャリストが集う拠点を構築し、木を中心にしたサステナブルな循環をつくり出すことで、ひいては木の流通をより活性化できるような「木のある明るい社会づくりに貢献する施設」を目指しました。 来客をお迎えする1・2階、応接室のある8階は顧客にアピールできる場と捉え、ナイス様のオリジナル木材製品を素材に使いながらデザインしました。 ロビーでは吹き抜けの高い天井まで伸びるダイナミックな木の列柱と大きなガラス窓に取り付けたレース素材のバーチカルブラインドが優しく外界との視線をさえぎり、点在させたガラスランプで木漏れ日を表現し、広い空間を最大限に活用したおもてなしの空間となっています。 社員が集う7階には楽しく自発的に「樹木」と向き合えるよう、会議室・図書閲覧コーナーを設け、技術を集結・閲覧することができる匠の場としました。集中できるスペースやコミュニケーションが活発になるスペースをつくることで社員一人ひとりに合わせた働き方に寄り添う、フレキシブルな空間構成としています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 「脱炭素・木質化」などサステナビリティを象徴するデザインと価値観の共有、コロナ禍におけるコミュニケーションの向上が実現するオフィス環境の整備が今回のリニューアルの具体的なご要望でした。 【解決策】 木質化の強い想いを実現するために、ナイス様のプロジェクトご担当者や自社工場のご担当者と密にコミュニケーションを取り、素材や木の色味を決めながらデザインを進めさせていただきました。 社員の方のコミュニケーションエリアはあえて境界をつくらない空間構成とし、アール型の本棚を中心にファミレスベンチや集中して作業ができるソロデスクなどの什器で柔らかくエリアを仕切っています。OAフロアとすることで、フレキシブルな働き方が実現できる機能を持たせました。 【お客様の声】 乃村工藝社様にご担当いただいたことにより、自社では思いつかなかっただろう、上質で落ち着いたホテルのロビーのようなおもてなしの空間が誕生しました。 今回、さまざまな自社商材および樹種を素材として採用いただきました。ともするとちぐはぐな印象になりかねないところを、樹種の特長と空間を絶妙に調和させ、「木」をルーツとする自社にふさわしい木質化リノベーションを実現してくださいました。ひとえに乃村工藝社様の高いデザイン力と技術力によるものと感謝しております。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発】 北井 琢也 【営業・プロジェクト推進】 北井 琢也、中籔 翠、吉井 聖峻 【デザイン・設計】 對比地 幸子、日浦 奈緒 【制作・施工】 廣渡 諒和、岩下 望、菊地 野原
「地域に寄り添う葬祭ホール」 冠婚葬祭をはじめとするライフサポートサービスを展開する株式会社メモリード様による東京都三鷹市での葬祭ホールです。 建築から内装・FF&E・サインのデザイン・設計から施工までトータルで当社が担当しました。2つのホールと一体利用されるお清め会場、霊安室、湯灌室、控室、出棺・駐車スペースからなる葬儀一式を執り行う施設です。 周辺の緑豊かで良好な住環境に対して、「街と共鳴する葬祭ホール」・「質感のある仕上げを用いた邸宅のような佇まい」・「外部から内部へ連続する受け入れる空間」をコンセプトに、低層で緑地を設けながら、ピロティや開口部にて地域と自然や光を受け入れる、周辺環境に馴染む空間構成としました。またピロティから1階エントランス、階段から2階ホワイエへと空間をつなぎ、2階からの光を1階に引き込むことで、外部空間が内部に連続しているような構成としました。内装・FF&Eは「故人との大切な時間を包むオーガニックな空間」をコンセプトに、紡ぎ、重ねてきた時を優しく包む、穏やかで優しい印象のデザインとしました。 併せて、三鷹市の規制や近隣説明にも対応しながら、ハード・ソフト共に、地域に寄り添う葬祭ホールを目指しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 住宅地での葬祭ホールとなるため、ハード・ソフト共に一貫して、近隣への配慮を求められました。 また、最近では2日間に渡って通夜と告別式を行うことは少なく、一日葬・家族葬が主流となっており、加えてコロナの影響で参列者の人数も制限されていることから、短時間・少人数に対応する空間デザインについてご要望がありました。 【解決策】 近隣への配慮としては、低層で道路からのセットバック※や緑地を設けることで圧迫感を軽減し、また質感のある仕上げによる邸宅のような佇まいとすることで葬祭ホールのイメージを極力抑えながら、住宅地である周辺環境に馴染むデザインとしました。 1階のピロティはワイヤーによる緑化とルーバーで目線を遮りながら柔らかく区切られた空間とし、壁で隠すような構成とはせずに、周辺環境を受け入れる空間としました。施設の活動が感じられ、イベント時などは気軽に入れるような空間とすることで、近隣住民に認知・理解される施設として計画しました。 併せて、三鷹市の規制や近隣説明にも対応しながら、ハード・ソフト共に、「地域に寄り添う葬祭ホール」を目指しました。 短時間・少人数に対応する空間デザインとしては、機能重視で温かみに欠ける空間にならないよう、オーガニックな仕上げを用いた内装・FF&Eとすることで穏やかで優しい空間としました。 ※:セットバックとは、土地の境界線から一定の間隔を確保し、建物を建てること <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 崎本 浩成 【デザイン・設計】 NAU:川上 洋一、小糸 紀夫、杉本 渉、渡辺 紅音 / 松澤 景 【サイン】 伊藤 友美 【制作・施工】 井手 啓太、櫻井 稜太
東京都中央区「京橋第一生命ビルディング」のテナントで永く愛されてきた中華料理「國泰飯店」。ビルの建て替えに伴い交差点を挟んだ隣のビル「京橋創生館」に移転してのリニューアルオープンとなりました。 京橋交差点に面しており、東京メトロ銀座線京橋駅よりすぐという好立地によって認知性も高く、日常用途から接客用途まで、移転前と変わらず地域の人びとに親しまれる中華料理店です。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 既存店のビル建て替えによる移転ということで、厨房の使い勝手や、店舗として宴席の需要が多いことから、客席の個室の数や席数についてのレイアウトを踏襲して欲しいとのご要望をいただきました。 【解決策】 既存店のレイアウトを参考にしながら、新規店舗区画に合わせた配置計画を行うとともに、使い勝手について改良を加えながらご要望に応えていきました。 加えて、入口のみ路面に接していた店舗から今回の移転で2面がガラスで道路に接した路面店となったことに対し、一目で中華料理店と認識できるように中華格子を効果的に用いて、より多くのお客様に認知していただくとともに、店内の視認性を高め、入りやすいデザインとしました。 また、個室のプライベート性についても格子戸を有効活用し、外からの視認性とプライベート性といった相反する目的に対しても解決策を施しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 新沼 晴康、緒方 啓亮、杉原 秀彦 【デザイン・設計】 田谷 利之 【制作・施工】 中村 美行、地崎 翔太
恵比寿ガーデンプレイスの商業棟で営業していた三越恵比寿店が幕を降ろし、新名称「センタープラザ」として生まれ変わりました。 2022年秋のグランドオープンに先駆けて、B2階に「フーディーズガーデン」が立ち上がり、その一角に旗艦店となる「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」がオープンしました。 当社は「フーディーズガーデン」オープンに至るリーシングから店舗デザイン、内装施工、商品陳列什器の制作までをサポートさせていただきました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 株式会社ライフコーポレーション様より旗艦店セントラルスクエアの開業に向けて、出店場所である恵比寿ならではのエッセンスを取り入れつつ、セントラルスクエアのブランドを踏襲し、今まで以上に魅力ある店舗づくりを行いたいとのご要望をいただきました。 【解決策】 店舗ファサードのデザインに恵比寿の歴史的モチーフである、ビール工場、駅舎から着想を得た「レンガ壁」を取り入れ、恵比寿の歴史を彷彿とさせる素材を活かし、旗艦店らしい格調あるファサードデザインを実践しました。 店舗内のデザインには、セントラルスクエアで使用されているグラフィック、サインデザインのフォーマットを活かし、セントラルスクエアのイメージを踏襲し恵比寿ならではの店舗づくりとセントラルスクエアのVI(※)との融合を実現しました。 (※)VI:Visual Identity(ヴィジュアル アイデンティティ)の略。ロゴマークやシンボルマークの図案を指す。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発・リーシング】 川井 政和 【営業・プロジェクトマネジメント】 饗庭 健介 【デザイン・設計】 松本 麻里、蛭田 彩子、岡田 愛裕美、佐藤 あや、開澤 あゆ子 【サイン・グラフィック】 蛭田 彩子、伊藤 友美 【制作・施工】 黒澤 幸司、大原 由香、山川 雄一 / ノムラアークス:岡﨑 裕大
株式会社ビジネスブレイン太田昭和(以下、BBS)は創業から50年以上続く「経営会計」のコンサルティング、システム構築・運用、ビジネスプロセスアウトソーシングを提供する会社です。 新しい働き方に適応するためのオフィス面積の縮小と、またカーボンニュートラル社会の実現に向けた配慮などから本社移転が行われ、当社はエントランスと来客会議室エリアのデザイン・設計・施工を担当しました。 レイアウト計画においては、クライアントの経営会計を支えてきた「歴史」と、イノベーションやデジタル革新を支える「近未来」の2つのキーワードを軸に構成しています。また、日本発のコンサルティング企業としての重厚感や100年存続企業に向けた思いも込めています。 BBSらしい「歴史」と「近未来」を表現するため、「歴史」については積み重ねてきた時間をサイズの異なる木リブで表現し、空間全体のベースマテリアルとしました。また、「未来」については木リブと対比させる形でフロア中央に核となる光のBOXを配置し、木リブ同様に繊細なラインのオリジナルガラスフィルムと間接照明を使い表現しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 川島 啓史 【企画・デザイン・ディレクション】 柏瀬 久子 【企画・デザイン】 江藤 沙耶香 【制作管理】 山﨑 勇輔
2020年6月にJR 横浜駅西口に開業した「ニュウマン横浜」は、東京・新宿に次いで2店舗目のニュウマンとして、JR 横浜タワーの1階~10階に位置しています。 内装デザインは Atelier Tsuyoshi Tane Architects 、サインデザインは 10inc. が担当。当社は内装基本・実施設計および設計監理業務、サイン設計施工業務、環境内装施工業務、テナントB工事、内装監理およびA・B工事統括管理業務を担当しました。横浜の新しい商業施設として賑わいを創出しています。 フロアごとにコンセプトを掲げ、ファッション、ビューティー、フード、ウェルネス、カルチャーといったあらゆるジャンルを横断した、ライフスタイル提案型の115のショップで構成されています。 館内を歩いていると目を引く環境デザインは、国際的に活躍する建築家・田根剛氏が担当。各フロアで異なる特注タイルを30万枚も使用し、屋内でありながら街を歩いているような空間になっています。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発】前川 盛次 【営業】西田 進之介 、崎本 浩成 、安藤 隆太郎 、近藤 真史 【設計】原嶋 正樹 、ホラ ラトゥル 、大西 明子 、萩原 淳也 、小室 加津彦 、賀澤 美夏 / NODE:根来 宏文 、猪股 輝子 、伊藤 史哉 、二位 裕之 【制作 ・施工】戸田 圭亮 、辰田 修平 、山本 壮吉 、松本 有未子 、幸繁 武司 / ノムラプロダクツ:高場 賢治 、臼井 宏仁 、有山 輝 、高田 陽生 、村井 里帆 ※2022年3月1日からノムラプロダクツはノムラアークスに業務統合しています。
東洋製罐グループホールディングス株式会社は、金属、プラスチック、紙やガラスなどの素材を生かしたさまざまな包装容器を製造し、世界有数の総合容器メーカーとして、人々の生活のあらゆるシーンを支える製品を提供してきました。 本社15階のイノベーションギャラリー改修プロジェクトとして、本施設を“日常の、仕事の、未来のキッカケになるさまざまな情報や人が出会い、コミュニケーションする場所”をコンセプトにデザインしました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 今回の改修を通して、イノベーションギャラリーを顧客との対話を創出し、活性化させるための情報発信施設とすること。 東洋製罐グループ各社のコア技術をはじめ、最新の技術や取り組みについて発信し、包装容器に関する最新情報を入手できる場所として社内外に認知される施設としたい。 以上のご要望をいただきました。 【解決策】 最新の技術や取り組みを通して、包装容器の「今」を発信するトピック展示コーナーを設け、タイムリーに運用しやすい仕組みとして、モジュールデザインを取り入れました。 またグループ各社コア技術展示コーナーを設け、各社の強みである「コア技術」と、東洋製罐グループの「総合力」を直感的に伝える空間デザインとしました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 山田 佳紀 【企画】 飯塚 篤郎 【デザイン・設計】 上田 薫、山田 明加、暉峻 大信 【制作・施工】 児玉 崇
株式会社ヘラルボニーは知的障害のあるアーティストによって描き出されたアートを「異彩」と定義し、社会のさまざまなモノ・コト・バショへ展開する企業です。銀座の並木通りに位置するハイアット セントリック 銀座 東京とのコラボレーションにおいて、客室の空間デザイン・施工協力をさせていただきました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ヘラルボニーのファッションブランド「HERALBONY」は、「福祉」や「障害」という普段の生活で関わりを持ちづらい分野と生活者の間にある目に見えない境界線を溶かし、福祉を起点とした新たな生活様式をつくり出すために「ライフスタイルブランド」としてその領域を拡張したいとの展望があり、今回は、ライフスタイルブランドが空間を彩る第一歩として、コラボレーションルームをデザインディレクションしました。ホテル客室の装飾にとどまらず、この空間をきっかけとして日常のライフスタイルにアートが溶け込む機会を創出しました。 【解決策】 客室で過ごすひととき、広がり続けるアートの中に入り込んだような、豊かな時間を体感していただけるよう、空間を紡ぎ出し、それによって客室での体験がハブとなり、自宅で過ごす時間軸にアートが溶け込むストーリーの想起につなげるなど、各所に溶け込んだアートを見ながらたくさんの会話と発見が生まれることをイメージした空間づくりを行いました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】上舘 千里 【デザイン】山口 茜、大西 亮、吉村 峰人、加藤 敬 【制作・施工】波多野 篤志、吉田 理紗、小田 智史 ~関連リンク~ 【リリース】 ・乃村工藝社が空間デザイン協力 展覧会「ヘラルボニー/異彩のみらい」 好評開催中 ・乃村工藝社のソーシャルグッド活動:ハイアット セントリック 銀座 東京 HERALBONY ART ROOMの事例 アートと空間デザインの共鳴で社会を変える 【nomlog(ノムログ)】 ・アートと空間デザインの共鳴で社会を変える-HYATT CENTRIC GINZA TOKYO HERALBONY ART ROOM
With/Afterコロナの環境下における新しい働き方を実践する東京のR&D拠点として、Panasonic Laboratory Tokyo(以下、PLT)をリニューアルしました。 PLTは2016年4月に東京都江東区有明に開設され、その後2018年12月に現在の汐留浜離宮に移転し、“ヒトティクス研究所”として人に寄り添った先進技術を開発する技術者を中心に、社内外とのコラボレーションを行うAI-HUB、Robotics-HUBなどの共創型イノベーション活動を行う「共創ラボ」として運営されてきました。 With/Afterコロナの環境下において働く場所をオフィスに限定せず、オンラインを含めた新しい働き方を実現するとともに、開設当初から社内外との共創イノベーションを実践する拠点としての位置付けも踏まえて、オフィスに求められる価値や機能を見直し、「SHARE」をコンセプトとしてPLTメンバーと共に再設計しました。 「SHARE」とは、PLTで共に働く人びとの「思い・体験」「情報・文脈」「仲間・出会い」などさまざまなコトを「共有する」ことです。 PLTは、オフィスリニューアルを新たな「SHARE」のスタートとしながら、くらし・しごとのWell-beingを「問い、感じ、共有する」ためのR&D拠点として、また共創イノベーション活動を活発化させていくオフィスとしても、入居者が主体となり常にアップデートを目指す施設となっています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】菅谷 遼 【企画・デザイン】古賀 紗弥佳、長 良介、eiei haymanmyint 【制作・施工】伊東 洋介
東京スカイツリーでは2021年に開業から10年目を迎えるにあたり、お客さまにわかりやすい入場導線と、対面によるチケット販売窓口数を減らすことによる新型コロナウイルス感染症拡大の防止などを目的に4階東京スカイツリー 入口フロアのリニューアルをおこないました。 リニューアルでは既存のチケットカウンターを移設し、東京スカイツリーが建つ押上地区をはじめとする周辺地域の歩みや電波塔の役割などを映像や写真により年表形式で紹介する新展示エリア「SKYTREE® ARCHIVES」 (スカイツリー アーカイブス)を2021年7月1日にオープンしました。本エリアには1階 団体フロアで展示していた「隅田川デジタル絵巻」を移設しています。当社は、新設チケットカウンターおよび「SKYTREE® ARCHIVES」 、「隅田川デジタル絵巻」に関するデザイン・設計、施工を担当しました。また、2012年オープン時から東京スカイツリータウン®(東京スカイツリー、東京ソラマチ®)の空間づくりを当社がサポートしています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・チケットカウンターは国内、海外を問わず多くの方々が、まずは初めに訪問される場所です。そのため、誰が見ても分かりやすく、環境デザインとの親和性やホスピタリティ、サービス性の向上など要望をいただきました。 ・「SKYTREE® ARCHIVES」は限られたスペースで大型映像、歴史年表、実物展示を展開すること、お客さまに興味をもって見ていただき、且つ理解しやすいデザインと展示手法の要望をいただきました。 【解決策】 ・チケットカウンターの存在を分かりやすく伝えるために、4階入口に向けて配置し、環境に沿った落ち着きある伝統的なデザインにしました。また上部に見やすいサインを設置することと、カウンターバック面に切子細工を使用した装飾材を間接照明で照らし、遠くからでも直観的に分かっていただけるよう工夫をしました。 ・「SKYTREE® ARCHIVES」はグラフィックの色やサイズ、展示物の配置、照明計画など、関係者で現地モックアップ確認を実施して、より理想的な形に近づけるよう検証しました。ご来場された方が東京スカイツリーをはじめ周辺地域を知る“学びの場”となり、その歴史の上に建つ東京スカイツリーからの眺望をより楽しめるものになっています。また「隅田川デジタル絵巻」はすべての絵を連続して配置したことで、絵巻の連続性が強調され、より迫力のあるコンテンツとして生まれ変わりました。 以上の相乗効果により、正面エントランス付近の「SKYTREE® ARCHIVES」→チケットカウンター →出発ゲート(展望台行きエレベーターのりば)へのスムーズな誘導と高揚感の演出により、展望台からの眺望がより魅力あふれるものになりました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】橋田 幸典、猫田 弘樹 【デザイン】平田 和佳子、佐藤 友哉 【制作】奈良 将汰、及川 靖彦、櫻井 稜太、和田 薫
株式会社コロプラは、「“Entertainment in Real Life” エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」というミッションのもと、これまでにない“新しい体験”を生み出し続けてきました。 感染拡大が続くコロナ禍において、新しい体験を人々に提供し続けるには、安心して働けるオフィス環境に加えて、コミュニケーションがとりやすい環境づくりが重要と考え、「科学的根拠に基づく最先端の感染症対策特化型オフィス」を目指したオフィスづくりを行いました。新しい時代に合わせた業務の効率化と独創的なアイデアの創出を図り、従業員が生産性を高めて活躍できる環境を実現しています。 床材や什器には抗ウイルス天然素材でありカーボンニュートラル素材のリノリウムを採用、SDGs・ESGを考慮した持続可能な社会の実現に貢献しています。 立ちミーティングスペース等のコミュニケーションを促する仕掛け、研究開発などの利用を目的に取り揃えたゲームコーナーや、幅広いジャンルの書物を揃えたクマ図書館など、クリエイターのモチベーションや生産性の向上を目指しています。 全体プロジェクトマネジメントをDE-SIGN Inc.、設計デザインをSIGNAL Inc.が担当し、当社は主に内装・什器・サイングラフィックの施工を担当いたしました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】村上 香織 【制作・施工】播野 勝哉、岩下 望、大岩 郁穂
1991年、今からちょうど30年前。リバーシティ21イーストタワーズは、東京ウォーターフロント開発のさきがけであり、眺望を重視したタワー型高層マンションの原型として竣工しました。 立地は、中央区佃2丁目にあり、最寄りが月島駅でありながら、東京駅や銀座駅からもスムーズにアクセス出来る優れた立地環境であり、多様な入居者がいるエリアです。 江戸時代は、石川島とも呼ばれ、現代の街並みの中に月島ならではの食文化や下町情緒漂う商店街など昭和の歴史を随所に感じられ、都内でも独自の文化が形成されています。 本プロジェクトは、公開空地を含むマンション群(4棟)を大々的に改修し新たな入居者の受け入れとともに、新たに資産価値を上げることを目的として計画されました。 【解決策】 お客様の課題解決にあたり、自分の家である1st Placeの周りに、2nd Place としての機能と、3rd Placeとしての時間をつくるという「1.5 Place」という言葉を新たにコンセプトに掲げて計画しました。また、入居者に対するアンケートの実施・分析を通して、新設する居室・空間機能やデザインの方向性に乖離がないことの裏付けをおこないました。 特にアンケート分析からも明確になった入居者の要望に応えるべく、エントランス、集会室、ラウンジなどの機能性向上だけではなく、多様な住まい方・働き方、集い方を想定したコワーキングスペースや、コミュニケーションが生まれる場所を計画しました。これにより「社会性が高く利他的な空間」や「時間が経つごとにその価値が高まるような空間」を創出し、入居者満足度の向上とともに、新たな魅力づくりの実現に結び付けました。 また、SDGsの観点についても提案し、一般論で語られる持続可能な経済的かつ社会的なあり方の解決だけでなく、このプロジェクトにおける場所性やユーザー視点を理解することで、伝統、文化、風土といった暮らしの環境にも影響されるものにも配慮しながら、デザインコンセプトやマテリアルに意味性を持たせて、本物件に適したあり方を実現しました。 当社はこれら解決策の実現にあたって各セクションが三位一体となり、デザイン・設計・プランニング・リサーチ・推進・施工能力を確実に活かすことで顧客の要望に迅速かつ的確な対応をおこないました。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発】北井 琢也、辰巳 果由 【営業・プロジェクト推進】辰巳 果由、中籔 翠 【リサーチ・分析】村田 小百合、市川 愛 【総合ディレクション】no.10:青野 恵太 【デザイン・設計】no.10:横山 尚明、富田 弦、荒木 万愉、富岡 明日香 【サイン・グラフィックディレクション】no.10:富岡 明日香 【プロダクトマネージメント】福田 学、新井 崇 【設備設計】太田 昂弥 【制作・施工・現場監理】新井 崇、近田 勝美、笹 恭輔
お問い合わせ/お見積もり依頼/資料請求は下記よりお気軽にご連絡ください。お問い合わせの多いご質問や、よくいただくご質問は別途「よくあるご質問」ページに掲載しておりますので、ご活用ください。
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