閑静な住宅街の一角にあり、近隣に住む子どもたちが集う中野区立江古田図書館児童コーナーのデザイン設計・内装改修・什器制作を担当したプロジェクトです。1階では、老朽化した内装材を新調し、大型本や紙芝居などが配架できる児童コーナーならではの本棚を制作しました。また、保護者が楽しめるような雑誌エリアも設け、親子一緒に過ごせる空間づくりを行いました。東京都指定無形民俗文化財である「江古田獅子舞」をモチーフとした図書館オリジナルキャラクター「ししまる」と「えごたん」が出迎えるこの空間で、図書館は楽しいところだという印象を子どもたちに抱いてもらうことを目指しました。2階では、カウンターとイスを新設しました。カウンターの一部にアクリル材を使用したことで、太陽の光の暖かさをほのかに感じつつ、静かに読書ができるスペースとなっています。
エア・ウォーター北海道様の新施設「エア・ウォーターの森」は「持続可能な社会の実現」と「安全・安心で豊かな暮らしの実現」のために社会課題に取り組むオープンイノベーション施設です。この施設の中にエア・ウォーターグループ様の取り組みの一つである「農業と食」を発信・共有する場として誕生したのが、レストラン・カフェ「エウレカ」です。施設コンセプトである「サステナブル・豊かな暮らし」がレストランでも感じられるよう建築デザインと連携を取って進めた空間は、店名の「エウレカ」(古代ギリシャ語でみつけた!わかった!の意)と同様に北海道の豊かな大地、その大地が育む食材の本来のおいしさをお客さまに見つけてもらえるデザインとなりました。
本施設は、三井不動産レジデンシャル様のマンション販売のためのショールームです。仙台市中心部のビル1階にあり、屋外からもよく見える立地を生かし、「EN-人と人、まちと人、内と外、縁をつなぐ場所」をコンセプトとして、日本家屋によく見られた“縁側”をイメージとしながら空間構成しました。中心部のプレゼンテーションスペースでは、マンション模型と映像を使いながら、入居者をワクワクさせる展示演出でお出迎えします。その周辺の外とつながる公園のような空間では、「すまい」についての商談も行うことができます。また、同社はダイバーシティ&インクルージョン推進のために、仙台エリアにおける分譲マンションの一部にパラアートサブスクリプションサービスの導入を行なっており、自立支援や活躍できる機会の提供を目指す取り組みを行っています。その取り組みを多くの人に知っていただくため、打ち合わせスペースの一部にもアートを飾り、また歩道からすぐ目に入るマンションのバルコニーをイメージした空間では、パラアーティストを紹介するミニギャラリーも設置しました。
相鉄不動産が展開する住宅ブランド「Gracia(グレーシア)」の情報発信拠点として、ブランドの世界観を実物や映像で体験できる常設型総合販売ギャラリーの新装計画です。横浜の地域に根ざし、親しまれてきた相鉄線が、東急線との相互直通運転で結ばれ利便性が向上したことで、都心住むお客さまにも来場しやすいサロンとして、相鉄不動産の本拠地である横浜と他県とをつなぐHUB機能を有する新横浜にオープンしました。施設内には、イベントも開催できるラウンジや各物件をVRで体験できるプレゼンテーションルーム、グレーシアブランドの「上質さ」を表現したコンセプトルームが配置されています。当社は内装デザイン、造作什器制作、ディスプレイを担当しました。
「家づくり」をひとつの作品をつくりあげるように、「見る・ふれる」「対話する」「体感する」ことで家が出来上がるまでの過程をもっと楽しんでほしい。そんな想いから生まれた体験型住宅ショールームのデザイン・設計、制作、内装施工を担当しました。北海道札幌市に誕生した4階建ての「AI-STUDIO-SAPPORO」は、多層階という点を生かした魅力的かつ機能性を高めたプランとなっており、天井の高さを生かしたスキップフロアの実物展示では4つのシーンを連続的にみせることで空間の豊かさを表現しています。マテリアルコーナーでは家づくりのヒントやアイ工務店様の空間提案のユニークさと工夫を表現し、お客さまが楽しく、ポジティブな気持ちで家づくりを行うことができるショールームです。
東京建物仙台ビル2階エリアにおいて、ビル入居者の満足度向上を目的とした、エントランスおよびカフェスペースのリニューアルを行いました。当社は企画・基本構想段階から参画し、内装・環境デザイン、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、施工まで担当しました。
中野駅から徒歩10分に位置する中野区立中央図書館「児童コーナー」のデザイン設計・内装改修・什器制作を担当したプロジェクトです。「親子ともに居心地良く過ごすことができ、本の楽しさが“めばえる”空間」を目指しました。小上がりスペースには、ベンチ・紙芝居用本棚・木のモチーフの制作設置に加え、回転ブロックや身長測定ができる仕掛けなどを施しました。そのほか、ポスト付きの掲示板・半球型椅子・可動式本棚なども設計制作し、木製什器の制作に当たっては、木育の観点から東京都の地域木材である「多摩産材」を使用しています。また、中央図書館オリジナルキャラクターなどの11種類のブックスタンドを制作し「遊び心」と「あたたかみ」のある空間を実現しました。
持続的に緑とともに生きる社会を考えるきっかけを創出することを目的とし、三井不動産様とディスカバー・ジャパン様の主催により、“木”を知り、学びを深めるイベントとして東京ミッドタウン日比谷にて開催されました。2023年8月刊行の雑誌『Discover Japan』の特集「木と生きる」をテーマとしたリアルイベントです。本イベントを象徴する空間として、1階アトリウムをイントロダクションエリアとしました。木彫作品のインスタレーション展示にあたり、当社は木彫作品を包み込む空間を実現するため、木の香りや音、光に包まれながら、五感で体験する「木とのかかわり合い方」をコンセプトとしました。当社は本空間演出のデザイン・設計、施工を担当しました。また、東京ミッドタウン日比谷 地下通路でのパネルエキシビジョンでは、当社R&D活動の“手で考えるデザイン「手ザイン」”の活動紹介と試作品実物展示を行いました。
東武鉄道の新型特急スペーシア Xの運行開始に合わせた、東武スカイツリーライン「浅草駅」・東武日光線「東武日光駅」のリニューアルプロジェクトです。このプロジェクトは、「つなぐ」をコンセプトとしており、スペーシア Xに乗る前から降りた後までの空間につながりを持たせることを目的としました。また、”つなぐ”というコンセプトには、「日光の旅へと”つなぐ”」、「新旧の駅舎デザインを”つなぐ”」、「沿線地域の歴史や文化を未来へと”つなぐ”」、「創り手の技術や想いを使い手へと”つなぐ”」など、いくつかの意味を重ねています。 “つなぐ”を体現する駅舎デザインとして、栃木県産材の積極的な活用や、日光の自然や歴史文化からひもといたモチーフをデザインに取り入れ、東武鉄道の新たな取り組みとしての“環境保全”や沿線地域の“文化発信”も目指しています。また、その取り組みを伝えるために、“つなぐ”を題材としたグラフィックポスターの制作も当社が担当し、浅草駅・東武日光駅の駅構内に展示しました。
東急不動産様のLOGI'Q(ロジック)ブランドの旗艦施設である「LOGI'Q南茨木」は、関西地区最大級の物流施設として2024年1月に竣工し、当社はデザイン・設計、制作施工、サインデザインなどを担当しました。1階と4階では本施設を特徴づけるような、それぞれデザインテーマが異なるカフェテリアを設計しています。1階エリアは山間部に面していることを踏まえ、木材をふんだんに使用し、高い天井を生かした広々とした空間を実現し、一方、4階エリアでは市街地・工業地域側に位置しているため、金属や石材を使用したシャープでモダンな構成に仕上げています。さらに、屋外には目を引く大型ロゴや、メインエントランスに位置するラウンジもデザインしながら、本施設を訪れるお客さまに心地よい体験を提供するとともに、アートやディスプレイを通じてコミュニケーションを促進するきっかけとなる空間づくりを行いました。
大阪府東淀川区におけるSDGs推進への貢献と、来庁される方々にとってやすらぎや心地よさを感じられる空間を創出するため、東淀川区役所1階・2階の待合スペースを中心に木質化リニューアルを行いました。リニューアルコンセプトは「Treeful」です。これは、木で (tree) 満たされた(ful)状態を表す造語ですが、多種多様な木々が集まり豊かで強い持続可能な山をつくるように、この街で暮らす人々の多様性が豊かな社会をつくっているというメッセージを込めています。東淀川区役所内で多くの利用者の目に触れるエリアに大阪府産木材を豊富に取り入れ、ワークショップを通して区民の方々にもご協力いただきながら、木材の多様な魅力で満ち溢れた空間="Treeful"が誕生しました。 ※当事業は「森林環境譲与税」を活用して実施しました。
上智大学四谷キャンパス15号館は、「街を森にかえる」 をキーワードに、SDGsの達成や脱炭素社会の実現に向けた貢献と地域のサステナブルなランドマークとなることを目指し、 2022年秋より社会人教育や地域交流の拠点としてオープンしました。住友林業が設計・施工した木造3階建て耐火構造の施設で、主要構造部に多摩産材のスギを使ったオリジナル純木質耐火集成材「木ぐるみFR®」を採用しました。十字に交差させた木格子で覆うようなファサードは、上智大学の建学の理念に連なる「多様性」「他者との交流」「真理」「伝統」を表現したデザインです。1階は、一般の方も利用できるカフェの運営、また、地域貢献活動の一環として防災倉庫に利用可能なスペースを近隣町会へ提供することを予定しています。2階と3階は、社会人向け講座「プロフェッショナル・スタディーズ」の教室などにも活用されています。当社は、社会人向け講座の教室として活用されている3階のデザイン・設計、施工を担当しました。集い・学びあい・語らう"智を育む場”としての空間づくりを目指すとともに、空間を構成する素材にも建築からのストーリーをつなぎ、多摩産材と共に江戸のまちを造ってきた飯能の西川材(スギ・ヒノキ)を活用したデザインとしました。
BLUE NOTE PLACEは、多様な価値観やライフスタイルの人々が集う恵比寿の街と調和しながら、食と音楽と文化を融合させたダイニングとして、上質なライブミュージックやDJプレイを食事とともにカジュアルに楽しむスタイルを提案する新業態の店舗です。店内は吹き抜け2階建ての空間を贅沢に使い、ダイニング、バー、ラウンジ、個室、テラスと多様な利用シーンに対応するスペースを完備し、ダイニング・バー営業を主体としながら、テーブルチャージ(席料)でライブやDJなどをより気軽に楽しむことができる、食と音楽をシームレスに融合させた空間となっています。当社はデザイン・設計を担当しました。
北海道小清水町に誕生した「日常時・災害時の居場所づくりで、町のにぎわいと持続可能なまちづくり」を目指す、公民連携で取り組んだコミュニティ再生・防災拠点です。役場機能のほか、カフェやランドリー、フィットネスジム、コミュニティスペースなどを併設し、役場を従来の「用事がないと行かない場所」ではなく、新たに「自然と訪れる場所」に変化させることで、町が抱える過疎・高齢化の課題に向き合い、役場と町民が一緒になって町を盛り上げていくための中心施設となることを目指しています。
三菱地所様から、グループ会社のMEC Industry様のオフィス内装材新商品アイデア提案および開発業務の委託を請け、数あるアイデアの中から、パーティションとOAフロアについて木質商品販売に向けた開発に取り組みました。2023年5月開催の「非住宅 木造建築フェア 2023」では、開発過程で制作したモックアップを三菱地所グループブース内で展示するために、設置可能なデザイン・設計検討も三菱地所様はじめブース各関係者様と連携して行いました。このフェアを経て関係者でフィードバックを行い、実際の販売に向けてデザイン面・施工面・調達面からモックアップをブラッシュアップし、三菱地所様の本社設置に至りました。乃村工藝社では設置にあたっての設計・施工にも協力しています。
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