Works#アワード受賞

CHOOSEBASE SHIBUYA

CHOOSEBASE SHIBUYA

「CHOOSEBASE SHIBUYA」は、株式会社そごう・西武様がオープンした百貨店業態初となるメディア型OMOストア(※)です。西武渋谷店パーキング館1Fをフルリニューアルしミレニアル世代やZ世代の支持を集めるD2Cブランドとの協業を通して新しい小売ビジネスの創出を目的としています。 ご来店いただいたお客さまには、没入感のある空間のなかで、オンラインとオフラインを融合した新しい購買体験をスマートフォンにて楽しんでいただけます。今回リアル店舗と同時にECサイトをオープンし、オンラインで購入した商品を店頭で受け取れる販売形態をはじめとした、新しいショッピングサービスを提案されています。AIカメラなど最先端のテクノロジーを活用し、テストマーケティングや商品企画、サービス改善にご活用いただけるデータを出店者様にも提供されています。 ※OMOストア = 店頭とECで顧客・商品・在庫情報が統一されたストア形態 新しい世代のお客様と新しいブランドとの出会いの場を創ることが、新しい百貨店の在り方ではないかという発想から立ち上がった新規事業です。 百貨店ならではの編集力をテクノロジーの力で増幅させるという最新の技術を活用したメディア型OMOストアでありながら、テクノロジーに寄りすぎない人間的な消費の在り方を体験できる場となるよう、百貨店ならではの「編集」というキーワードをもとに、余白のある世界観の構築を目指しました。 ストア全体は2本の太い導線がクロスした空間構成となり、各エントランスから十字路に向かってわずかに先細りさせることで、没入感を強めています。十字路には「BASE」と呼ばれる4つのエリアが隣接し、共通した世界観の中でそれぞれに素材の個性を与えています。 天井が低い半地下のような既存の特性を活かし、彩度のないワンカラーの世界に、あえて温かみを消したブルーの塗り床が「少しの違和感」として未来の兆しを感じさせるようなアソートカラーとなっています。 2本の通路は、有機的な曲線を描いた光のラインが奥へと誘引し、シルバーからブルーのグラデーションを施したトタンパネルはブルーモーメントを彷彿とさせ、立地ならではのヤンチャさを演出しながらも特別な体験を提供します。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】崎本 浩成 【デザイン・基本計画】no.10:亀田 奈緒、鈴木 祥平、渡辺 淳 【基本設計・実施設計・設計監理】no.10:亀田 奈緒、鈴木 祥平、渡辺 淳 【制作・施工】綿本 泰士、黒川 勝彦

#アーバン & リテール
ホテルオークラ京都 岡崎別邸

ホテルオークラ京都 岡崎別邸

国内のホテルオークラブランドとしては約20年ぶりとなる「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」が2022年1月20日に開業いたしました。 当社の空間デザインチーム 「RENS」がインテリアの総合ディレクションをおこない内装施工および、FF&E施工を担当しました。 京都には、古くから受け継がれてきた技術によって職人の手で生み出される、世界に誇る伝統工芸が多くあります。その伝統工芸を未来へとつなぎ、さらなる可能性を感じることができるホテルをつくりました。 京都の伝統工芸を担う後継者6人によるプロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」とコラボレーションし、新しい工芸品で満たされたスモールラグジュアリーな空間を創り出しています。 大人の隠れ家を思わせ、静謐なひとときを感じられるホテルで、現代的な京の美に癒される滞在をお楽しみいただけます。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ①京都の伝統工芸の活性化 ②地産地消の素材の活用 ③東山と岡崎別院の周辺の自然環境を活かした計画 のご要望がありました。 【解決策】 ①「GO ON」とのコラボレーションによる京都の伝統工芸を各所に配置した計画 ②客室に北山杉を床柱として使用 ③岡崎別院と繋がる庭園の眺望を望めるレストランの計画 【お客様の声】 随所で京文化の美意識を感じることのできる、新時代の京都に相応しい唯一無二のホテルを作り上げていただきました。 ホテルに足を運ばれる方々にも必ずや満足いただけるものと確信しております。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】小貫 智章、疋田 雄毅 【インテリアデザイン総合ディレクション】RENS:松浦 竜太郎 【デザイン・設計・監理】RENS:松浦 竜太郎、日野 寿一、菊地 奈々子 / 山崎 康正、髙畑 庄蔵、植田 数彦、沖本 龍太 【制作・施工】奥野 貴史、山岡 遼平、家下 政之、柄 孝行 【企画】長谷川 里江 ~関連リンク~ ・RENS公式サイト 【お知らせ】 ・乃村工藝社 RENSがインテリア総合ディレクションを担当した「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」が開業

#ホスピタリティ
Bridge for Innovation

Bridge for Innovation

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(旧富士ゼロックス)の新社屋オフィス移転にともなう顧客接点の場構築のプロジェクトです。新オフィスが入る豊洲ベイサイドクロスタワー17階の体験型ショールーム「Bridge for Innovation」の企画・デザイン・設計などを当社が担当しました。 お客様の課題解決の方向性を見出し、成功へとつなげるショールームとしての機能を持たせながら、今後のワークプレイスとしての在り方も同時に求められたプロジェクトであり、当社は「可変空間の俊敏性=Agility」という答えを導き出しました。 ソリューション体感エリアにおいては固定壁を一切建てず、すべて俊敏性の高い可動什器のみで構成し、可変・可動空間を徹底して追求しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 事業戦略に合わせた什器レイアウトのアレンジを短時間で構築できるよう、フレキシブルな運用を可能とする必要がありました。 【解決策】 商品特性や顧客特性に合わせた多様なブース構成を日々アップデートしながら運営していくスタイルに相応させるため、7種類の可動什器を計画しました。 視線を完全に遮断するパーティションや半分だけ通すパーティション、またそれらが重なりさらに透過性のバリエーションを生み出します。 また固定壁を建てず、床と天井の色分けにより空間の境界を意識できるようにすることで自然なゾーニングを可能としました。 床下には電源など設備的にフレキシブルなインフラも整え、将来的に機能変換が容易なように設えています。 可変・可動空間を徹底して追求することは、壁をつくらずに空間機能を有機的にコントロールする挑戦でもありました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】村上 奈津子、川嶋 士雄人 【企画】小林 慶太 【デザイン・設計】大西 亮、阪 信昭、植村 陽理子 【製作・施工】木村 俊作、村田 陸

#コーポレート
LOQUAT 西伊豆

LOQUAT 西伊豆

西伊豆の土肥地区にある旧鈴木邸という母屋と3つの蔵からなる大きな邸宅は、江戸時代より地域の中心的な存在として親しまれてきました。“古美と過ごす価値”を念頭に、このたび宿泊2室のオーベルジュとして各建屋と外構を改修しました。 母屋は閉塞感のある間取りを見直し、上下左右へと空間の広がりをもたせて現代の快適性を確保しました。3つの蔵は各々がもつ空間的個性を活かして最低限のデザインを加えることで昔の雰囲気を継承したいと考え、2棟を贅沢な屋外露天風呂をもつ宿泊棟へ改修し、1棟をラウンジとスパを兼ねた機能としました。 周辺の宿泊施設とも掛け合わせられ、地域に溶け込みそして愛されるオーベルジュが実現しました。   【社会課題/お客様の課題/ご要望】 土肥は、長きにわたり温泉旅館街として人気を得てきた一方で、飲食店のバリエーションが少なく、観光拠点となるカフェや西伊豆の食資源を活かした観光コンテンツがないことなどから、観光客の回遊消費の少なさが長年の課題でした。 この施設整備は事業収益性優先ではなく、この地域のためになる施設にすること、そして観光客ならびに地域住民に受け入れられ愛され続けるような施設にして欲しいというご要望でした。   【解決策】 当社では建物がこの土地で積み重ねてきた時間の経過を尊重し、各建屋が持つ味わいを見つけ出し、それらを魅力へと変えられる設計とデザインが必要だと考えました。 既存不適格の建築物の構造的な負担を考慮しながら間取りを見直し、母屋は奥行きのある小屋組み、ラウンジとした一ノ蔵は粗く塗られた左官壁面、宿泊棟の二ノ蔵はダイナミックなワンルームの空間性、三ノ蔵は二階建ての縦への広がりと板壁の裏に隠されていた土壁など、各建屋の味わいを尊重するとそれがそのまま各施設の魅力そのものになりました。   【お客様の声】 短納期のなか、極めて品質の高いデザイン・施工技術をもって土肥の歴史を代表する旧鈴木邸を再生していただいた結果、「LOQUAT 西伊豆」に来られる観光客のみならず、地域住民の方も毎日のように来館いただき、日々の生活のなかでほんの少しの豊かさを提供する憩いの場となることができました。 連日、宿泊棟のみならず、レストラン、ベーカリーやジェラテリアに関しても、満席や売り切れが続くほどの賑わいを見せています。   <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】平塚 慎也、八木 信之 【企画】二宮 咲 【デザイン・設計】小糸 紀夫、井上 裕史、中島 忠宏、手塚 亮太郎 【制作・施工】遠藤 淳、井上 敬之、菊地 野原 

#ホスピタリティ
ニジゲンノモリ「ゴジラ迎撃作戦 ~国立ゴジラ淡路島研究センター~」

ニジゲンノモリ「ゴジラ迎撃作戦 ~国立ゴジラ淡路島研究センター~」

兵庫県立淡路島公園アニメパーク「ニジゲンノモリ」内の新アトラクションエリア「ゴジラ迎撃作戦 ~国立ゴジラ淡路島研究センター~」は淡路島に上陸した世界最大、全長約120mの実物大ゴジラ※をテーマにした、強大さと迫力を真に体感できる世界唯一のエンターテインメントアトラクションです。当社は、企画ディレクションおよびデザイン・造形監修を担当いたしました。 参加者は国立ゴジラ淡路島研究センターの一員となり、実物大ゴジラの口腔から体内に突入するスリル満点の「ジップライン」や、周囲に飛散したゴジラ細胞を殲滅(せんめつ)する「シューティングゲーム」などのミッションに挑みます。 ※映画「シン・ゴジラ」(2016年)に登場した全長118.5mのゴジラで、上半身と右手と尻尾を地中から突き出した姿を再現。地表から見える部分のサイズは、全長が約52.6m、幅が約25.4m、高さが約23mに達する。アトラクションエリアは、約5,000㎡。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 等身大のゴジラを体験できるニジゲンノモリ過去最大プロジェクトとなります。 本プロジェクトの総合プロデュースとして、版元となる東宝株式会社様、そして事業者となる株式会社ニジゲンノモリ様にとって世界に誇れるアトラクションとなるべく、企画体験性や制作物品質をいかに高いレベルでご提供できるかが課題でありました。 【解決策】 まず長年にわたり世界から愛されているコンテンツへの知識深耕をベースとし、県立淡路島公園内という特異なロケーションを掛け合わせて、日本のみならず世界中から訪れたくなる企画体験を考えました。 また制作物監修においては、海外の工場へも足を運び当社が培ってきたノウハウ・知見を直接アドバイスさせて頂き、最終完成まで導きました。 【お客様の声】 実物大のゴジラの中に飛び込んでいくという、世界からも注目されるオリジナリティ溢れるアトラクションを企画いただきました。また制作物については細部までこだわったディレクションをしていただき、ファミリーからコアファンまで高い満足度が得られるものを制作いただきました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 寺崎 真吾、馬場 翔平 【企画ディレクション、デザイン・造形監修】 川原 正毅、帖佐 泰行、豊田 裕基 TM & © TOHO CO., LTD.

#エンターテインメント
KADODE OOIGAWA

KADODE OOIGAWA

緑茶・農業・観光の体験型フードパーク。マルシェ、レストラン、カフェ、キッズパーク、テナント店舗で構成される県内最大級のマルシェです。地域の農家の所得向上、地域観光のハブとなる場を創出することを目的とし、大井川農業協同組合、島田市、大井川鐵道、中日本高速道路㈱ 4者連携事業として進められました。 当社は基本・実施計画からデザイン・設計・施工、テナントリーシングまでおこないました。なお、このプロジェクトはトコナツ歩兵団プロデュースのもと、当社を幹事会社とする設計JVを設立し、プロジェクトの中心的な立場で開業までの業務を推進しました。   【社会課題/お客様の課題/ご要望】 【農業振興】と【地域振興】がキーワード。 この地域は日本有数の緑茶の産地で、お茶農家の方々はその品質について絶対的な自信を持っているものの、緑茶離れが進むなか、その価値の打ち出し方や売出し方がわからないという課題を抱えていました。また大井川鐵道のSLや大井川流域の豊富な観光資源がありながら、観光客を思うように呼び込めていないという課題もあり、この地域の観光のハブとなる拠点を創出するという目的もありました。 特産品を魅力的に発信し地域農家が自信をもって売れる場づくり、地域の方が地元の魅力に気づき誇れる場の創出という課題に取り組みました。   【解決策】 1.地元に愛されること。2.地域の資源を生かすこと。3.わかりやすく伝えること 地域や農家の方にとって「当たり前」のことがいかに価値のあるものであるか、他の地域の人にとって魅力的なものであるかという考えを伝えていきました。そこにエンターテイメント性やデザイン性を加え他にはない体験にすることで、価値を付加し、魅力的な商品・サービスに仕立てていきました。 大井川鐵道の新駅も開設され、これまでこの地域になかった複合商業施設としたことで大きな話題となり、連日多くのお客様で賑わっています。   <当社プロジェクトメンバー> 【営業】西本 彩、岩佐 圭介 【企画】乃村 隆介 【デザイン・設計】田村 憲明、藤村 完、荒井 翠 【制作・施工】中村 美行、才木 祐来、吉田 明弘、宇田川 宙、川谷 隼裕 【リーシング】西本 彩

#パブリック
AW MUSEUM

AW MUSEUM

アイシン・エィ・ダブリュ様が日本初となる純国産AT、カーナビ開発へと挑戦した歴史、そして世界一へ登り詰めた先人たちの熱き情熱と技術を、若き社員たちへ、そしてステークホルダーへと伝承する施設です。 メイン空間では、欧米の模倣から始め、手探りで独自の技術を築くまでの苦難の姿を、当時の社員たちの目線に近づくような感覚で伝えるため、若者が好むMANGA表現+象徴的シーンの造形による6つのストーリーを展開しました。MANGAを読むような気軽さで感情移入を促し、先人たちの熱量をしっかりと感じ取れる展示としました。さらに当時の社員たちの息吹が残る40 年前の建屋を敢えて利用し、展示の舞台装置として部分的に残しながら機能させ、工場で実際に使用しているATパレットやグレーチング材を什器やステージとして展開することで、社員やお客様の間で「対話」のきっかけが生まれるよう演出しました。 旧会議室エリアは小部屋を繋ぎ、大きな細長い空間とし、空間全体を年表に見立て、製品技術の変遷を紹介。ステージ造作にはAWが世界へと製品を届けてきたATパレットを活用し、社員が親しみと共に誇りをも感じられるものにしました。この空間は、世界初・世界一をつくり続けているAW の技術力のスゴさを一目で、直感で感じられる巨大AW年表となっています。 <当社プロジェクトメンバー> 【クリエイティブディレクション】LHC:吉永 光秀  【デザイン・設計】LHC:小阪 雄造、田中 悠史、村山 明宏 【造形】岸川 研一 【営業・プロジェクトマネジメント】藤岡 拓哉、丹下 由加里 【制作・施工】伊藤 駿

#コーポレート
東京ミチテラス2020

東京ミチテラス2020

医療関係者やエッセンシャルワーカー、ニューノーマルに向けて歩むすべての人びとへ、TOKYOから感謝と励ましのメッセージを贈る、リアルとリモートを融合したニューノーマル・イルミネーション。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 コロナ禍で安全安心に鑑賞できるイルミネーション、そして社会に向けたメッセージ発信イベントをご要望いただきました。 【解決策】 密にならないよう会場を分散化し、展示物の鑑賞だけでなく、安全に自宅でも楽しめるAR体験や、WEBサイトから視聴できる5編のムービーを制作・発信しました。 【お客様の声】 会場での展示物、公式WEBサイトを通じてメッセージを発信した結果、SNSでの反応などから来場者やサイト訪問者に趣旨をご理解いただいたと考えられます。 新型コロナウィルス感染防止対策としては、会場展示物を小型化し、開催期間も従来よりも10日間程度延長し、点灯時間も延長することで来場者の分散を図ることができました。 (会期中、東京都からの要請を受け、12月18日は22時まで、12月21日は20時までの時短の点灯対応をおこないました。) また、ARコンテンツを用意することで夜だけでなく昼間に来場しても楽しめる企画となりました。 密集回避・感染拡大防止に配慮した運営をおこない、来場者には安心して楽しんでいただきました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 熊谷 健 【企画・デザイン・設計・脚本・映像演出・照明演出・ARディレクション・WEBデザイン】 津山 竜治 【AR制作管理】 西川 雅博 【造作制作・施工管理】 前田 和夫

#エンターテインメント
設楽町奥三河郷土館

設楽町奥三河郷土館

愛知県山間部の豊かな自然に育まれた「設楽町奥三河郷土館」は、旧館のメッセージ「ふるさとのくらしとこころを伝える」を継承。新設の道の駅したらに併設し、まちづくりの中核施設として一新しました。大正期から収集してきた地域の宝、数多の貴重な資料で展示空間を埋め尽くしています。設楽町産の桧材格子組をモジュールにした、更新が容易な格子の展示空間は、将来にわたって地域固有の空間インフラとして活用が可能です。 来館者は、豊かな森の情景から生きものの多様性、考古・歴史をたどり、民俗の豊富なコレクションに包まれ、いまも受け継ぐくらしの知恵を知ることができます。作り手と使い手の関わりから、行動と意識変容のリレーションを生み出し表現することで、持続可能なライフスタイルへの気づきを目指しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 1)町の総合計画、森づくり計画に位置付けた、設楽町産材の利用拡大による施設づくり 2)旧郷土館の老朽化に伴い、継承してきた数万点にも及ぶ資料展示と充実した展示環境 3)南の玄関口に立地し、北部や域内資源への案内、フィールドミュージアムとしての再生 4)旧郷土館の手づくりの展示物の再利用、受け継がれてきた“結”の精神の可視化 5)国指定重要無形民俗文化財「田峯田楽」をはじめとして地域資源の映像アーカイブ化 【解決策】 設楽町の指針に沿った奥三河郷土館の展示室は、設楽町産の桧材を現地調達して格子組に加工し、設えています。展示物である民俗資料は、江戸~大正・昭和期当時の木材による自作した民具コレクションを守り受け継いでいます。100年の時を超えてつながる人びとの豊かな森への意識や価値を考え、メッセージする地域固有の空間としてデザインしています。 展示は、豊かな森の情景再現ジオラマから始まり、生きものの多様性・地質などの自然史、考古・歴史をたどることで地域の資源を知るとともに、民俗では往時のくらしをシーン造形で再現。“結”の精神を表現し、民具コレクションを活き活きと感じさせています。展示により「ふるさとのくらしとこころ」に触れ、厳しい山間部を生き抜いた先人たちの知恵と工夫を伝えています。 【お客様の声】 旧館の「ふるさとのくらしとこころを伝える」の継承、分かりやすい展示テーマ構成、展示の更新性、設楽町産材の活用など、多肢にわたる課題を貴社の豊富な経験と技術によって実現していただきました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】栗田 徹也、髙井 照子 【デザインディレクション】志水 俊介 【企画・デザイン・設計】井戸 幸一、宮越 庸一、遠藤 信之 【制作・施工】高橋 浩一郎、末崎 武

#パブリック
PARA HEROes展

PARA HEROes展

「PARA HEROes展」は、4人の若手アーティストやクリエイターたちが「パラ卓球」を題材に競技や選手の魅力を表現することで、ダイバーシティ&インクルージョンの広がりを、日本そして世界へと発信するために企画された展覧会です。 乃村工藝社のスポーツ振興につながる支援活動への取り組みの一環として、また2019年10月に開催した「東京2020パラリンピック開催1年前記念イベント COLORS」のご縁もあり、企画・デザインを提供するという試みでの協賛が実現しました。 アーティストが「パラ卓球」に出合って何を感じ、作品に落とし込もうとしたときに何を思い、作り上げた作品を通して何を伝えたかったか。そこから見えてきたのは、固定観念や先入観なく、それぞれの感性を通して見えたものを表現する姿です。 来館者に対してもまた、アーティストたちの表現を通じて先入観から脱却し、パラスポーツへの共感を高めてほしい、素の心の状態で作品と向き合ってほしいと願い、“Uncoated”を空間コンセプトにデザインをしました。空間を構成する要素も素地を活かし、また、それぞれのアートにちなんだ素地の材料も織り込んでいます。 それぞれのアートの魅力が最も引き出されるように、見せ方にもこだわりました。 乃村工藝社グループが目指している、「環境視点での付加価値の提供」という指針に沿って、本展示でも全体の90%程度をそのままリユースできる仕組みでデザインしました。 使用木材については、フェアウッド応援宣言にのっとって選んでいます。 <当社プロジェクトメンバー> 【企画サポート・デザイン】 山口 茜、大西 亮 ~関連リンク~ 【リリース】 ・乃村工藝社がデザインワーク協賛『PARA HEROes展2』 好評開催中 ・乃村工藝社、社会に幸せなインパクトを生み出し 社会課題解決に貢献する「ソーシャルグッド」の全社活動をスタート 【お知らせ】 ・デザインワーク協賛をした「PARA HEROes展」開催中  

#コンベンション & イベント
ザ・ホテル青龍 京都清水

ザ・ホテル青龍 京都清水

京都 清水の地に残された約90年の歴史を持つ旧清水小学校の校舎を活用し、ホテルへとコンバージョンさせたプロジェクトです。特徴的な意匠を継承しながら、現代にふさわしい快適性をあわせもつホテルへと生まれ変わりました。当社は建築デザイン監修、内装デザイン・設計、FF&Eデザイン・工事を担当しました。 清水小学校は、立地や外観上の装飾、内装デザインに唯一無二の特徴をもつ建築として評価された学校のうちのひとつです。ホテルのコンセプト「記憶を刻み、未来へつなぐ」のもと、歴史的な趣を持つ西洋建築とその内部空間に最大限の敬意を払い、保存継承しながら記憶を蘇られせるデザインとしました。また、新しい機能としての建築と内部空間を融合させ、懐かしさと新しさを表現しました。 【お客様の課題/ご要望】 歴史ある既存の小学校の建築を活かしつつホテルとして機能するよう設計する必要がありました。また京都の地域にも受け入れられるホテルのあり方について議論を重ねていく必要がありました。 【解決策】 建築、ランドスケープ、インテリア、FF&E、アートワーク、グラフィック、ユニフォームと細部に至るまでクリエイターとともに取り組み、全く新しい他にはない空間を創出しました。 かつて小学生が走り回っていた廊下や階段は残しつつ、子供たちが学んでいた教室の扉を開けると、コンテンポラリーな全くの別世界に入り込むことができます。 建築と内部空間の歴史を刻んだ価値ある既存のディテールを最大限に引き立てるため、マテリアルは主張せず素材を引き立たすものにこだわりました。半光沢に映り込む素材の反響が、より既存の建築意匠を引き立たせてくれます。そこにアートワークやグラフィック、ユニフォームなどのデザイントータルコーディネート、内装・FF&Eのデザインをバランスよく調和させ、ここでしか味わうことのできない「見立て」による空間構成を目指しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 萠抜 徹 【デザイン・設計、デザイン監修】 A.N.D.:小坂 竜、浦田 晶平、安田 紘基 / 西川 裕之 【FF&Eデザイン】 A.N.D.:佐野 香織 

#ホスピタリティ
パナソニックセンター大阪Re-Lifeサロン

パナソニックセンター大阪Re-Lifeサロン

「居心地のよい森をつくる技術」 パナソニックセンター大阪Re-Lifeサロンは人々がくつろいでいただけるように、Well Being になれるようにそんな願いを込めて、パナソニックの技術で心地よい森をかたちにした空間です。音響、映像、素材加工、気流制御など様々な技術と自然素材を掛け合わせ自然界における天地を巡る循環を表現し、五感に響く心地よさへと誘います。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 施設テーマである「もっと、くらしを、豊かに」のメッセージをパナソニックの技術を使って、いかに具現化していくかが当社の役割でした。 【解決策】 くらしを豊かにする癒しの要素を取り込み、「森」というデザインコンセプトを軸に空間全体を構成しました。自然要素で構成された空間の中にパナソニックの技術を取り入れ、実際に心地よさを体感できる空間になっています。デザインと技術を掛け合わせ、空間を具現化することで施設全体のメッセージを伝えられる場をつくりました。 【お客様の声】 パナソニックの空間ソリューションの技術をデザインされた森の中に物理的に組み込み、より多くのお客様に自然に体感いただける空間になっております。 現在も多くのお客様が自然と集えるサロンエリアになっており、パナソニックセンター大阪の入口の顔として、機能していると実感しております。企画段階より、乃村工藝社の営業・デザイナー・施工部隊がともに考えていただき、このスペースを具現化するサポートを多くしていただいたと感謝しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】森 祐介、熊谷 秀信 【企画】大樋 真彦 【デザイン・設計】橋本 麻子、森 浩昭 【制作・施工】小川 正翁   ~関連リンク~ 【関連実績】 ・パナソニックセンター東京 ROOM S ・パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館 ・パナソニックセンター大阪「Re Life Story 無邪気に遊び、無にひたれる自然とつながる家」 ・Wonder Life-BOX 2020(パナソニックセンター東京内) ・パナソニックセンター大阪

#コーポレート
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