「森永エンゼルミュージアム MORIUM」は、森永製菓創業120周年記念事業の一環として誕生しました。当社は、空間デザイン、展示設計・制作、シアター映像をはじめとする各種コンテンツ制作など、トータルにプロデュースをおこないました。
日立オリジンパークは「小平記念館」「創業小屋」「大みかクラブ」「大みかゴルフクラブ」の4つの施設から構成される、日立製作所様の新たな原点となる施設です。中でも「小平記念館」はすべての社員と一般来館者のエンゲージメントを高める未来志向の記念館であり、創業者小平浪平氏の志に触れ、すべての社員に会社のルーツを伝えるとともに、「和・誠・開拓者精神」を胸に、社会課題解決へ挑戦し続けた社会イノベーションの歴史を、地域の皆さまにも知っていただける展示となっています。また、これからの「社会課題を共に考える場」として、参加体験型のシアターを設け、これまでの展示テーマを振り返り、将来への想いを寄せる展示を実現しました。日立オリジンパークのシンボルとして再復元された創業の原点「創業小屋」では、実機の環境再現に記録映像や立体音響の演出を加え、当時の臨場感を体感することで、創業の息吹を来場者の心に刻む展示となっています。
本プロジェクトは、三共製作所様により収集・活用されていた工作機械をもとに、文化的保全や教育的活用を目標としながら、次の時代に向けて貴重な財産として残すために実施されました。 近代工業史を体現する数々の歴史的な工作機械が結集した、日本随一の工作機械の展示空間となります。 産業の変革をもたらす、時代のトップランナーである工作機械の変革・功績を系統ごと・年代ごとに理解を深めることができ、そして機械・機構を実際に触り、新たな発見や学びに生かすことができます。また、照明によって展示の肝である工作機械を象徴的に演出しています。 当社は、調査段階から参画し、監修者の下、空間デザイン・照明デザイン・グラフィックデザイン・制作施工を担当いたしました。 【お客様の声】 グラフィックデザイン、配色、特に照明のバランスが良くアンティークな雰囲気を演出できました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業】辻井 孝育 【調査】深堀 習太、辻井 孝育 【デザイン・設計】深堀 習太 【制作・施工】前田 和生、西園 有理菜
東京海上グループが短期間で検証や改善を繰り返す「アジャイル開発」の拠点として2021年4月に東京・銀座に新設した施設で、東京海上日動システムズのエンジニアやデザイナーを集約し、デジタルを活用した保険やサービスの開発を進めることが目的のワークプレイスです。 既存ビル4フロア分の改装で、1Fはユーザーインタビュールームを併設したエントランスギャラリー。3F、4Fは東京海上日動システムズが入居する執務スペース。5Fは、社内外の共創を促進するコワーキングスペースとして構成し、働く場としてのオフィスではなく、創造活動の連鎖が生まれるコミュニケーション中心の場「創造の社交場」をコンセプトにデザインしています。 「保険は冒険から生まれ、人びとの挑戦を後押しするために存在する」という東京海上グループのメッセージを施設全体の軸として、①冒険、②挑戦、③多様性をテーマにマテリアルやアートワークなどの選定をおこない、失敗を恐れず何事にもチャレンジする姿勢が空間からにじみ出るようなデザインを心がけています。 保険とデジタルの融合を加速する場として、G/D Lab.(ジーディーラボ)と名付けられたこの施設が、未来に向けた新しい冒険を後押しする場になることを願っています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 お客様は、さまざまな人材が集まる「創造の社交場」というコンセプトを表現するために「多様性」というキーワードを掲げられていたため、この場に集うどんな人でも快適に働ける環境やフレキシブル性を意識して設計することを目標としていました。 【解決策】 快適な環境づくりという視点で、執務エリアの照明計画はサーカディアンリズムの考え方を取り入れて朝から夕方にかけて色温度と照度をタイマー設定できる器具を採用しています。 また、什器のほとんどは可動式として、多様な働き方にフレキシブルに対応できるようにしています。什器マテリアルの一部には、古紙と廃プラスチックをアップサイクルした再生ボード「紙ぽりボード」を採用することで環境にも配慮した設計としています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】浦島 康弘 【企画】乃村 隆介、岡本 悠雅 【デザイン・設計】山野辺 学、中村 駿太、阿見 俊輔 【制作・施工】平野 健太朗、近田 勝美、三澤 一希
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(旧富士ゼロックス)の新社屋オフィス移転にともなう顧客接点の場構築のプロジェクトです。新オフィスが入る豊洲ベイサイドクロスタワー17階の体験型ショールーム「Bridge for Innovation」の企画・デザイン・設計などを当社が担当しました。 お客様の課題解決の方向性を見出し、成功へとつなげるショールームとしての機能を持たせながら、今後のワークプレイスとしての在り方も同時に求められたプロジェクトであり、当社は「可変空間の俊敏性=Agility」という答えを導き出しました。 ソリューション体感エリアにおいては固定壁を一切建てず、すべて俊敏性の高い可動什器のみで構成し、可変・可動空間を徹底して追求しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 事業戦略に合わせた什器レイアウトのアレンジを短時間で構築できるよう、フレキシブルな運用を可能とする必要がありました。 【解決策】 商品特性や顧客特性に合わせた多様なブース構成を日々アップデートしながら運営していくスタイルに相応させるため、7種類の可動什器を計画しました。 視線を完全に遮断するパーティションや半分だけ通すパーティション、またそれらが重なりさらに透過性のバリエーションを生み出します。 また固定壁を建てず、床と天井の色分けにより空間の境界を意識できるようにすることで自然なゾーニングを可能としました。 床下には電源など設備的にフレキシブルなインフラも整え、将来的に機能変換が容易なように設えています。 可変・可動空間を徹底して追求することは、壁をつくらずに空間機能を有機的にコントロールする挑戦でもありました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】村上 奈津子、川嶋 士雄人 【企画】小林 慶太 【デザイン・設計】大西 亮、阪 信昭、植村 陽理子 【製作・施工】木村 俊作、村田 陸
サンシャインシティアルパ3階飲食フロアの空き区画を、株式会社サンシャインシティ様が直営することで実現した、新しいスタイルのコミュニティラウンジです。 当社は企画サポート・デザイン・設計・施工を担当させていただきました。 ワーカーをターゲットにデスクワークが可能なラウンジスペースと、ランチタイムには異なる事業者が営業するキッチンスペースで構成された空間は、仕事だけでなく食事・リフレッシュ・イベント利用など多様なシーンに対応しています。また、オーガニックコーヒーが人気の「BYRON BAY coffee」が出店するカフェスペースも併設しており、“ヒトとヒト”や“ヒトとコト”をつなぐ場所として、多種多様な人びとが集い、新たなコミュニティ促進の拠点として、使い方をあえて規定しないラウンジ空間となっています。 施設名称の「SOLARIUM」とはラテン語で〈日時計〉という意味があることから、時間帯によってさまざまな人びとが集い交流するこの場所に相応しいオリジナルの名称です。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 コロナ禍の変化により、働く場所の選択肢が増えたからこそ、その受け皿となる柔軟なコミュニティラウンジの提案が求められました。 飲食フロアに位置する区画だからこそできるキッチン併設のコワーキングの提案や、ワーカー以外に地域の人も利用できるようなコミュニティラウンジとして、空間のフレキシブル性とコミュニケーションのきっかけづくりが求められたプロジェクトです。 【解決策】 メインとなるテーブルには全てキャスターを付け、多様なシーンに対応できるようにしています。また、居心地よく仕事や食事ができるように、個人作業も可能なボックス型のシート席や、ちょっとした息抜きができるソファエリア、コーヒー片手にカジュアルな会話ができるハイカウンターなど、目的や気分に合わせて選択できる多種のシーティングを用意しています。 地域とのつながりの場であることを発信するために、豊島区出身でグローバルに活躍しているアーティスト〈FACE〉氏に「多様性」や「池袋の街」をテーマに作品制作を依頼し、空間のガラス面に大胆にレイアウトしています。 今までのサンシャインシティのイメージを良い意味で払拭することで、一歩踏み出し、新たな価値観を受け入れる場所であることを表現しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】平松 美南 【デザイン・設計】山野辺 学、田村 憲明、藤村 完 【制作・施工】児玉 崇
アイシン・エィ・ダブリュ様が日本初となる純国産AT、カーナビ開発へと挑戦した歴史、そして世界一へ登り詰めた先人たちの熱き情熱と技術を、若き社員たちへ、そしてステークホルダーへと伝承する施設です。 メイン空間では、欧米の模倣から始め、手探りで独自の技術を築くまでの苦難の姿を、当時の社員たちの目線に近づくような感覚で伝えるため、若者が好むMANGA表現+象徴的シーンの造形による6つのストーリーを展開しました。MANGAを読むような気軽さで感情移入を促し、先人たちの熱量をしっかりと感じ取れる展示としました。さらに当時の社員たちの息吹が残る40 年前の建屋を敢えて利用し、展示の舞台装置として部分的に残しながら機能させ、工場で実際に使用しているATパレットやグレーチング材を什器やステージとして展開することで、社員やお客様の間で「対話」のきっかけが生まれるよう演出しました。 旧会議室エリアは小部屋を繋ぎ、大きな細長い空間とし、空間全体を年表に見立て、製品技術の変遷を紹介。ステージ造作にはAWが世界へと製品を届けてきたATパレットを活用し、社員が親しみと共に誇りをも感じられるものにしました。この空間は、世界初・世界一をつくり続けているAW の技術力のスゴさを一目で、直感で感じられる巨大AW年表となっています。 <当社プロジェクトメンバー> 【クリエイティブディレクション】LHC:吉永 光秀 【デザイン・設計】LHC:小阪 雄造、田中 悠史、村山 明宏 【造形】岸川 研一 【営業・プロジェクトマネジメント】藤岡 拓哉、丹下 由加里 【制作・施工】伊藤 駿
湖池屋様にとって九州初の生産拠点となる九州阿蘇工場において、熊本をはじめ、九州の皆さまに笑顔をお届けする取り組みの一つとして、湖池屋の歴史と創業以来のこだわりを体感いただきながら、工場見学やオリジナルポテトチップス作りを体験することができる「湖池屋GOGO!ファクトリー」を新設されました。 九州阿蘇工場での工場見学を通じて、湖池屋様の魅力を地域の方々へ訴求できる施設となっております。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 所在地である益城町は熊本地震で被害のあった地域であるため、新工場を稼働することによる雇用の創出、高付加価値商品をはじめ、定番の商品まで生産することによって、地域の復興や活性化につなげていきたいとお考えでした。 そのなかで、熊本をはじめ、九州の皆さまに笑顔をお届けする取り組みの一つとして、湖池屋様の歴史と創業以来のこだわりを体感いただきながら、工場見学やオリジナルポテトチップス作りを体験することができる施設を計画されました。 【解決策】 2016年にリブランディングされました「新生・湖池屋」の“ポテトチップスの老舗”としてのイメージを感じられるように、エントランスにはのれんを使用し、「湖池屋 文化思想図」という歴史を知ることができる巨大グラフィックを配置いたしました。また、来場者が施設内に入ると一転、明るく白い空間が広がり、湖池屋様が「イケイケ!GOGO!」の精神で“もっとおいしい”を生み出されていることを表現いたしました。 オリジナルポテトチップス作り体験においても、ロの字型カウンターを使った「板前スタイル」で体験することができ、来場者の方とのコミュニケーションを重視いたしました。 【お客様の声】 非常に短納期の中、高いクオリティの施設をご制作いただきました。 弊社のもつこだわりや目指している企業イメージを大変よくご理解いただき、製作物として形に表していただきました。 今後、地域の方々とのコミュニケーションの場として大いに有効活用できると期待しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】有賀 ひとみ 【企画】柳原 朋子、望月 美那 【デザイン】田村 憲明、山田 明加 【グラフィック】暉峻 大信 【制作】森田 智昭
京葉ガスの千葉県市川市にある市川ショールームを、地域の方々に開かれたコミュニティスペースへと改装しました。「KeiyoGAS Community Terrace(通称:てらす)」という名称には、人と人、街と暮らしの接点となる「縁側=テラス」を通して、みんなの居場所づくりと、企業コンセプトである“つぎの「うれしい!」へ。”を目指す想いを込めています。館内も「縁側=テラス」をコンセプトに、地域の方々の自由な活動と多様な過ごし方を受け入れる、みんなの居場所となれるようなデザインとしました。また、施設スローガン「こどもと、おとなと、まちを照らす。」のもと、利用者がコミュニティづくりに参加できる仕掛けや、地域の暮らしや活動をサポートする取り組みを整備しました。この取り組みを通して、市民や地域とともに成長するコミュニティづくりを目指しました。
「居心地のよい森をつくる技術」 パナソニックセンター大阪Re-Lifeサロンは人々がくつろいでいただけるように、Well Being になれるようにそんな願いを込めて、パナソニックの技術で心地よい森をかたちにした空間です。音響、映像、素材加工、気流制御など様々な技術と自然素材を掛け合わせ自然界における天地を巡る循環を表現し、五感に響く心地よさへと誘います。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 施設テーマである「もっと、くらしを、豊かに」のメッセージをパナソニックの技術を使って、いかに具現化していくかが当社の役割でした。 【解決策】 くらしを豊かにする癒しの要素を取り込み、「森」というデザインコンセプトを軸に空間全体を構成しました。自然要素で構成された空間の中にパナソニックの技術を取り入れ、実際に心地よさを体感できる空間になっています。デザインと技術を掛け合わせ、空間を具現化することで施設全体のメッセージを伝えられる場をつくりました。 【お客様の声】 パナソニックの空間ソリューションの技術をデザインされた森の中に物理的に組み込み、より多くのお客様に自然に体感いただける空間になっております。 現在も多くのお客様が自然と集えるサロンエリアになっており、パナソニックセンター大阪の入口の顔として、機能していると実感しております。企画段階より、乃村工藝社の営業・デザイナー・施工部隊がともに考えていただき、このスペースを具現化するサポートを多くしていただいたと感謝しています。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】森 祐介、熊谷 秀信 【企画】大樋 真彦 【デザイン・設計】橋本 麻子、森 浩昭 【制作・施工】小川 正翁 ~関連リンク~ 【関連実績】 ・パナソニックセンター東京 ROOM S ・パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館 ・パナソニックセンター大阪「Re Life Story 無邪気に遊び、無にひたれる自然とつながる家」 ・Wonder Life-BOX 2020(パナソニックセンター東京内) ・パナソニックセンター大阪
乃村工藝社は、2021年3月に本社ビル(東京・お台場)に隣接する台場ガーデンシティビル内に、ニューノーマル時代に対応した新オフィスをオープンしました。乃村工藝社グループの多様な働き方や価値観を活かしながら、社員がコミュニケーションを活性化しよりよいクリエイティビティを発揮していくことを掲げています。乃村工藝社グループは、社員がより一層の連携と相乗効果を発揮する環境を創ることを目的に、グループ会社拠点集約プロジェクトを2019年に始動しました。コロナ禍により生じる働き方の変化や社会課題と向き合い、「未来の働き方」を創るために「健康」「実験」「ブランド」の3つのキーワードを掲げ、ニューノーマル時代のリアルなオフィス空間の在り方を模索しました。・ニューノーマル時代のオフィスの機能は「仕事場」から、社内外の多様な人財が集まりリアルならではの偶発的な出逢いや意見を活発にかわしあう「コミュニケーションを誘発させるイノベーティブな空間」にさらに変わっていくと当社は考えました。そのため、コミュニケーションスペース「RESET SPACE_2(リセットスペース2)」は“Unique Park”をコンセプトとし、多様で個性的な働き方に合わせて社員が誰でも使える公園のような場所を計画。使用木材100%フェアウッドを実現しています。・CONFERIUM(カンファリウム)は新しい会議室エリアの提案であり、個性的な会議を敢えて積極的に見せる「働き方の行動展示」を試みています。共用通路を暗くすることで会議室内を展示として引き立たせる等、展示空間で使うノウハウをオフィス空間に応用しました。・クリエイティブの執務エリアではグループアドレスを採用しました。またクリエイティブフロアは、空間デザインを行う際に大きな強みとなるスケール感や素材感など「デザインの実感」を意識しながらデザインワークをおこなうことができます。目的を鮮明にすることによりローコストで洗練された空間となりました。本プロジェクトは企画・設計・施工・運営まで乃村工藝社グループで実施しています。
静岡の木内建設様が創業100周年事業として新社屋を建設。その一角に、リクルーティングやクライアントとのコミュニケーションを目的とし、自社の100年史を展示・紹介するギャラリーをつくりたい、というご依頼を受けて計画しました。 創業から今日までの100年にわたる歴史年表や、建設技術への挑戦の軌跡をショーケース化して見せることにより、歩んできた歴史への理解を深めていただくと共に、木内建設様が次の100年を紡いでいくためのコミュニケーションツールとして有効活用できる空間づくりを意識しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・木内建設様の特徴をよく表し、かつ、品格のある設えとすることをご要望されました。 ・リクルーティングやクライアントが理解しやすい情報の見せ方とし、また、協力社の方々にとっても、過去に携わったプロジェクトを思い出して木内建設の社員のみなさまとの会話が生まれるような内容であってほしいとのご依頼を受けました。 ・展示に関しては更新性の担保を求められました。 【解決策】 自社工場を有し、コンクリート事業へ積極的に取り組むことで発展を遂げてきた企業の特性を表現するため、コンクリートを空間表現の核としました。成長を下支えしたコンクリートが展示什器にもなっていることで、歴史の重みを感じることができ、インパクトのある見え掛かりを生んでいます。 壁面は、創業から戦後復興、好不況の波を乗り越えながら常に時代のニーズに応え、成長してきた企業の変遷を見せるグラフィックシート貼りの年表となっています。 中央のショーケースでは、100年の歩みの中でマイルストーンとなってきた技術への挑戦の瞬間を切り取り、ジオラマ模型として見せています。完成した建築の姿を並べるのではなく、建設シーンの模型とすることで、図解として分かりやすくしました。また、建設作業に携わった人々も模型として精巧に表現することにより、現場の音や、木内建設と協力社の人たちの息づかいや声までもが聞こえてくるような臨場感のある展示とし、コミュニケーションのきっかけが生まれやすい内容としました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業】 熊谷 健 【デザイン・設計】 北村 喜裕 【制作・施工】 前田 和生
ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアムはヤマトグループが創業100周年を迎えたことを記念し設立された施設です。ヤマトグループ100年の歴史と未来の取り組みを発信するこの歴史館は、集配センターを核に、歴史館、物流の未来を探る研究所、人材育成をおこなう研修所、障害者の社会的自立を支援するカフェなど複合的な機能を集約し、グループの次世代の拠点として建設されたヤマト港南ビル内に開設されました。輸送トラックが走行する建物外周のらせん状の車路の上下に生み出されたもう一つのらせん状の展示空間を、ヤマトグループの歩んだ「道」と重ね合わせ、来館者が下りながら100年の歴史と世の中の移り変わりを辿る、物流企業ならではの空間構造を持つミュージアムです。創業から現在までを4つの時代で構成し、歴史の舞台となった街並みや当時の営業所、社会や生活者の様子など時代の変化を感じながら、「視覚展示化された」サービス開発の苦心やそこに込められた経営者や社員の思いに触れることで、ヤマトグループ100年の成長を追体験していく、空間と体験が融合した展示をめざしました。
“天使のはね”のテレビCMでおなじみのランドセルメーカー株式会社セイバン様が、創業101年目となる2020年、本社とランドセルの製造工場に、大型直営店とランドセルミュージアムを併設した「セイバンミュージアムパーク」を新設されました。 1階は全国最大規模の直営店「ファクトリーショップ」とランドセル工場、2階は日本初のランドセルミュージアムとなる「セイバンミュージアム」を設けています。 「ファクトリーショップ」の入口では、フォトスポットとして大好評の巨大ランドセルオブジェがお出迎え。売場には子どもたちがプレ通学する気分で楽しくランドセルを選べるよう、通学路をイメージした道路や坂道、階段、平均台などを設置しました。 「セイバンミュージアム」では、各エリアに教室や実験室をイメージした空間をつくり、ランドセルの歴史文化やセイバン様のものづくりへの想い、製品の性能や魅力を多彩な展示演出でご紹介しています。また実際にランドセルを製造している工場ラインが見学できるエリアも用意しています。 ご家族3世代が楽しみながら、ランドセルを見て、触って、体感できる魅力的な施設となっております。 当社は企画段階からデザイン設計・施工まで、業務全般を担当させていただきました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 疋田 雄毅 【企画】 瀧 このみ 【デザイン・設計】 出口 智彦、山地 好古 【制作・施工】 多湖 康人、岸本 大司
AGC様が、総工費約200億円を投じ、AGC横浜テクニカルセンター(横浜市鶴見区)内に建設していた新研究開発棟。同研究棟内に、社内外の協創を加速させる協創空間「AO(アオ/AGC OPEN SQUARE)」を設置し、2020年11月19日にオープンしました。 目玉となるオープンエリアの協創空間「AO」には、「つなぐ」「発想する」「ためす」をコンセプトに据えたエリアがあり、AGCの素材や技術を活かした外部パートナーとの協創展示「AO Gallery」、ユーザーのニーズとAGCのシーズから生み出された製品、価値、最新トピックスをきっかけに対話ができる「AO Park」、AGCの最先端素材や技術に触れられる展示エリア「AO Studio」、外部パートナーと一緒にサンプルを評価し、プロトタイプをつくる協創実験室の「AO Lab.」の4つのスペースで構成されました。当社は、その一つのAO Galleryにて協創展示の企画・デザイン設計・施工を担当しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 AGCの素材や技術を活かした外部パートナーとの協創展示を通じて、AGCの新たな魅力を体感できるギャラリーにしたいというご要望をいただきました。 【解決策】 AGC様がもつ最先端の技術・ハードと当社の創造力の融合によって、すぐそこの未来の新たなガラスを協創で生み出すことができる空間を提供しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクトマネジメント】 齋藤 新之輔 【企画・デザイン・設計】 NOMLAB:吉田 敬介 / 永野 航 【制作】 桐ヶ窪 壮 <関連リリース> ・AGCと乃村工藝社、協業企画展「GLASSMART(グラスマート)展」を開催 <関連実績> ・NOMLAB GLASS MOTION ・NOMLAB PRISMINATION~いきたガラスの空間~
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