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観光拠点再生プロジェクト「海とサウナ」「じょバス!!」

観光拠点再生プロジェクト「海とサウナ」「じょバス!!」

江戸時代からの風光明媚な観光地として知られ、日本遺産候補地域にも選定された千葉県・鋸山エリアでは、東京湾アクアライン・館山自動車道開通に伴う宿泊・周遊観光の減少(日帰りマイカー観光の増加)、2019年の台風15号・19号による被災や新型コロナにより打撃を受けた各観光拠点の再活性化が課題となっています。 厳しい環境に置かれる中、株式会社紀伊乃国屋様を含む5事業者で鋸山エリア観光の再生計画を作成して応募した2021年度観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」に採択され、その一環として、二つの実証実験を実施しました。 1. ビーチサウナイベント「海とサウナ」 かつての観光拠点である海水浴場の再活性化に向けて、観光利用が乏しくなる冬季の有効活用を図る施策としてのビーチサウナイベントの実証実験。 当社は、観光庁への申請に向けた事務局業務を受託し、全体および個々の計画立案から、ビーチサウナイベントの実証実験の推進(計画・デザイン・設営・運営・プロモーション)、効果検証、報告に至るまでの一連の取り組みを推進しました。 2. わたしの好きがあふれる旅「じょバス!!」 長らくの検討課題であった市境を超越えて各観光拠点をつなぐ観光周遊バス(2次交通)について、実証運行イベント。 当社は、観光庁への申請に向けた事務局業務を受託し、全体および個々の計画立案から、実証運行の準備、効果検証、報告に至るまでの一連の取り組みを推進しました。 1. ビーチサウナイベント「海とサウナ」 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 社会的なレジャー産業の多様化と鋸山エリアの日帰りマイカー観光化は、地域を牽引してきた海水浴レジャー客の減少を招くだけでなく、関連する観光事業者の減衰や、視覚的・体感的な活力の低下にもつながりました。 大型台風による被災や新型コロナも重なり、厳しい状況は続きますが、鋸山エリアの魅力をわかりやすく伝えられるイベントとすることが前提となりました。また、紀伊乃国屋様の新たな顧客ターゲット層として検討を進めている「サウナ利用者」についての事業化の可能性や、今後より効果的・効率的にビーチサウナイベントを実施するための知見を培う実験とすることが望まれました。 【解決策】 地域と事業の両方を元気にするサウナイベントの実験ですが、本始動と同水準の実施を行いました。 ブランド戦略に基づくネーミングやアートワーク、ニュースリリース/SNS/インフルエンサー活用など多角的なメディア計画と反響に応じた施策、WEB・電子チケットの導入、新型コロナ対策も含めた運営マニュアル、地域の魅力を伝えるフードマルシェやサウナ、地元のアーティストを起用した環境デザイン、新型コロナによる予約キャンセルも想定した段階的なアンケート調査などを、1つのイベント事業として開催しました。 2. わたしの好きがあふれる旅「じょバス!!」 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 日帰りマイカー観光が主流になったことで、「滞在時間の短期化」「周遊先が限定」「非自動車ユーザーの観光離れ」などが生じ、観光経済の低迷を感じていましたが、定量的な把握・分析をするためのリソースが不足していました。 また、首都圏への観光訴求方法や観光周遊コースの可能性やアイデアの実証においても、同様にリソースの確保や実証の手順を確立することが難しくありました。以上の要望を受け、本事業ではお客さまの中で描いていたアイデアをカタチにしながら、実証運行を本格運行につなげるための足場をどう固めていくかが課題となりました。 【解決策】 実証運行ではありますが、本格運行を想定した手順で推進しました。ブランド戦略に基づくネーミングやアートワーク、2022年1月4日~2月8日の36日の運行期間の約1カ月前からのメディア計画の展開と反響の分析、WEB・電子チケットの試験的導入と乗務員用の対応マニュアルの準備、周遊促進兼行動パターンを把握するデジタルスタンプラリーの導入、新型コロナによる予約キャンセルも想定した段階的なアンケート調査などを、1つのイベント事業として設えた実証運行としました。 「海とサウナ」「じょバス!!」それぞれの実証実験の結果も、報告書そのものがガイドラインとなるように、そして関係各所との今後の協議に活かせるように当社でとりまとめました。 <当社プロジェクトメンバー> 1. ビーチサウナイベント「海とサウナ」 【開発】 西村 昭彦 【営業・プロジェクトマネジメント】 中野 賢司 【デザイン・設計】 井上 裕史、山口 茜 【制作・施工】 高橋 徳行 【調査・企画】 髙橋 武俊、小池 佳保子、鈴木 和博 2. わたしの好きがあふれる旅「じょバス!!」 【開発・プロジェクトマネジメント】 西村 昭彦 【営業】 中野 賢司 【調査・企画】 髙橋 武俊、小池 佳保子、鈴木 和博 ~関連リンク~ 【nomlog(ノムログ)】 ・地元の想いを、紡いでカタチに 千葉県鋸南町活性化プロジェクト

#コンベンション & イベント
シャープ八尾事業所 「八尾第一食堂 Isshoku」

シャープ八尾事業所 「八尾第一食堂 Isshoku」

当社は、2021年11月1日シャープ株式会社(以下:シャープ)八尾事業所にオープンした、社員食堂「八尾第一食堂 Isshoku」の、企画・デザイン・設計・施工を担当いたしました。 企画提案にあたり、単におしゃれな空間ではなく“ノムラだからこそできる提案”を意識し、組織の垣根や世代を超えて「SHARPらしさ」を発見できるインナーブランディングの場であると同時に、来社される取引先や関連会社の方々にも体感していただけるアウターブランディングの場としての食堂をご提案しました。 lunch、work、salon の3つのゾーニングをおこない、社員食堂としてだけでなく、くつろいだり、社内外のゲストとの打ち合わせに使ったり、人びとがつながり、コミュニケーションが生まれる場となるように工夫しました。 食堂の中を貫く、一筋の赤いライン(シャープレッド)で、シャープのこれまでの歴史とこれからの未来を表現しています。 約65年にわたり、白物家電の生産拠点として歴史を紡いだ八尾事業所で今回のプロジェクトでは、その特徴を残しつつ衛生面も担保できるデザインを考えました。また生産製品の製造ラインで使用していた中2階部分を、SHARPを象徴する歴代製品の展示スペースとして活用することにより、廃棄物や撤去コストを低減する、SDGsな視点での取り組みも行いました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 事業部間でのコミュニケーションが希薄なため、社内のつながりをより活性化できるような空間にしてほしいといったご要望をいただきました。 【解決策】 ただ食事をとるためだけの場所ではなく、“働く場所” “リラックスする場所”としての活用ができる提案を行い、また、“社員同士のコミュニケーションが活性化し、シャープの歴史を感じられる・発見できる場所”として、過去の製品展示を提案いたしました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】高橋 由衣 【デザイン・設計】梅谷 翔太、大和 涼葉、中村 裕輔、三浦 彩花 【制作管理】向山 吉嗣 ~関連リンク~ 【お知らせ】 ・乃村工藝社のソーシャルグッド活動:シャープ八尾事業所 「八尾第一食堂 Isshoku」の事例

#コーポレート
「EXPRESS WORK-Lounge」「EXPRESS WORK-Office」

「EXPRESS WORK-Lounge」「EXPRESS WORK-Office」

「EXPRESS WORK」はJR東海様のEXサービス(「エクスプレス予約」・「スマートEX」)会員様向け※1の新たなワークプレイスです。丸の内中央ビルにおいては、ドロップイン型の「EXPRESS WORK-Lounge」と小規模レンタルオフィスの「EXPRESS WORK-Office」の2区画から構成されています。当社はコンセプト策定段階から携わり、プロジェクトマネジメント・空間デザイン・施工を担当しました。「EXPRESS WORK-Lounge」「EXPRESS WORK-Office」は東京駅直結でアクセス抜群の立地であるため、特に新幹線を利用するビジネスユーザーにとっては、非常に利便性の高い環境です。空間は、JR東海様が取り組む地球環境保全・地域活性化をふまえたソーシャルグッドな空間になっています。東海道新幹線700系車両のアルミニウム(以下、再生アルミニウム)をアップサイクル※2した内装材や、東海道新幹線沿線の静岡県富士市から提供された富士ヒノキのブランド材「FUJI HINOKI MADE」の木材を使用し、ヒノキの匂いがほのかに香る、ビジネスユーザーにとって癒しの空間になっています。※1 「EXPRESS WORK-Lounge」のご利用方法:EXサービス会員様であることに加えて、「EXPRESS WORK」の会員登録が必要。※2 アップサイクル(Upcycle)とは:本来であれば捨てられるはずの廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせること。(出典:IDEAS FOR GOOD)

#コーポレート
首里城復興展示

首里城復興展示

首里城は令和元年10月31日に発生した火災を受け、現在復元・復興が進められています。 首里城周辺の地域住民や県民、国内外に暮らす沖縄にルーツを持つ人、観光客、復元事業の関係者など多方面にわたる主体の想いを紡ぎながら、火災の記憶、現場で始まる復元の姿、首里城が有する歴史文化を伝えるとともに、首里城の復元・復興に向けたさまざまな行事や催事などを行うことを通して、沖縄のアイデンティティ・シンボルである首里城の「令和の復興」を目指しています。 令和3年10月一般公開用に新たに見学デッキ通路が設置され、当社では有料区域へ誘導するためのサイネージ、復興の作業風景を伝える仮囲い用のグラフィック、復興までの活動や首里城の詳細内容を伝える解説グラフィックを制作しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・「首里城正殿復興」の認知度アップと本体工事への期待感を醸成し、欠損した御庭の概要を中心に復興工事計画の内容が伝わる展示計画を行いたいこと。 ・来館者をはじめ、さまざまな主体の想いを紡いで、魅力アップに繋げること。 ・沖縄特有の課題として、台風や高温多湿な気候や塩害に耐えうる仕様であることを前提に制作を行うこと。 以上のご要望や課題がありました。 【解決策】 有料区域へ誘導するためのサイネージでは、見所を紹介し、正殿復興の認知度アップと首里城公園全体への関心を高める内容としました。 入り口の奉神門前の仮囲いには、往時の首里城正殿の姿から始まり、復興工事の作業風景、そして現代の催事の様子が分かるグラフィックを、一繋ぎで結ぶことで、 復興の作業と工程が直感的に分かるデザインとしました。 また、そのほか仮囲いに取り付けた詳細解説では、在りし日の首里城と今後の工事内容の解説で構成し、工事の進捗による移設や台風時に考慮し、脱着できる仕様としました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】三輪 晴也、山瀬 浩子 【企画】藤居 重雄、末田 ゆか 【デザイン・設計】湯浅 忠、三條場 未紗 【構造設計】丹田 勝巳 【製作・施工】井上 禎人

#パブリック
パナソニック クリエイティブミュージアム AkeruE(アケルエ)

パナソニック クリエイティブミュージアム AkeruE(アケルエ)

パナソニックセンター東京内に2006年に開設されたRiSuPia(リスーピア)の後継ミュージアムとして、オープンしたクリエイティブ・ミュージアム。STEAM教育をベースに、SDGsなどをテーマとした探求学習を実践する場です。 子供たちの知的好奇心とひらめき力を育む場として、学びと、モノ・コトづくりの双方を体験できる環境を提供しています。 空間は、好奇心と創造へのモチベーションを自由に開放するために「よごしていい感」「自分でつくれそう感」「組みかえられる感」「枠にはまらない感」「みんなでセッション感」の5つを軸にデザイン。 さらにSDGs視点からも、既存環境をうまく再活用し、デザインモチーフとして取り入れながらアップデートしました。前身ミュージアムの歴史に、また新しい歴史を積み重ねたいというプロジェクトチームの想いも、空間デザインの中で表現しています。   <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】 山崎 圭 【ディレクション】 山口 茜 【デザイン・設計】 古賀 紗弥佳、谷 清鳳、佐々井 歩、中出 未来之 【制作・施工】 熊澤 勇汰、浅倉 優美   ~関連リンク~ 【リリース】 ・乃村工藝社のソーシャルグッド活動:AkeruE(アケルエ)の事例 これからの、よりよい循環社会のために子どもたちの知的好奇心とひらめき力を育む空間づくり 【nomlog(ノムログ)】 ・AkeruEができるまで。空間デザインを語る。(前編) ・アップサイクル発想で、地球に後ろめたくないデザイン(後編)

#コーポレート
名古屋市科学館 あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室

名古屋市科学館 あいち・なごやノーベル賞受賞者記念室

愛知・名古屋ゆかりのノーベル賞受賞者について、受賞対象研究の解説や研究にまつわる品々と体験型展示を通じて理解を深めることに加え、生立ちや人柄、観覧者へのメッセージを伝えるために、登録博物館・名古屋市科学館の生命館地下に愛知県と名古屋市が共同で開設されました。可動ユニット展示のため全てを移動・収納しロールバックチェアを展開すると約200席のホールとなるハイブリッドな空間です。当社は、本施設の基本構想・基本計画から施設改修・展示設計、展示物製作・設置工事を担当しました。(制作内容は、ユニット制作、照明・音響設備、映像ソフト・ハード、模型、サイングラフィックなど) 名古屋市科学館生命館:SRC造地上6F/B2F 延床面積6,816.13m² 展示面積(全5室)約2,500u(うち記念室B2F約300u) 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ①ホール(講堂)と展示室の異なる機能を、短時間で転換可能とする「ハイブリッドな改修設計」。 ②大学や研究施設の展示とは一線を画した、受賞者の人となりや科学への情熱の「展示化」、科学館展示としての受賞研究内容の「体験装置化」。 上記二つのご要望をいただきました。 【解決策】 ①について:壁面収納客席(ロールバックチェアー)の採用、自走機能を有する展示ブースと収納スペースの確保、多彩な用途に対応するシーン調光マネージャーの採用をおこないました。 ②について:受賞者への直接取材による、リアルな回答や情報提供のコンテンツ化、受賞研究内容の徹底的な分析から、遊びの要素を抽出した体験・ゲーム化をおこないました。 【お客様の声】 開館時に下記のお言葉をいただきました。 ・日本各地にノーベル賞展示室は数々あるが、ここの展示が最も受賞内容が良くわかります!(天野 浩先生) ・ノーベル賞の展示としては、他に類を見ないさまざまな工夫が凝らされていて、子どもたちも楽しく遊びながら受賞者や研究と向き合うことができます。(科学館学芸課長) <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】菅沼 昭彦、上田 麻衣佳           【クリエイティブディレクション】成田 英樹  【コンテンツ制作ディレクション】堀井 麻央 【調査・プランニング】渡邉 創、中瀬 尚子、堀井 麻央、深尾 望、木内 美和子 【デザイン】芦田 光代、本田 洋一 【施設改修設計】桐岡 栄、川上 洋一 【制作・施工】太田 広成、安藤 慶行、岩間 智史  ~関連リンク~ 【関連実績】 ・名古屋市科学館

#パブリック
Marunouchi Street Park 2021 Winter

Marunouchi Street Park 2021 Winter

2019年からスタートした「Marunouchi Street Park」は、丸の内仲通りの今後の在り方や活用方法を検証する社会実験プロジェクトです。 冬季は「すごそう、冬のストリート」を空間コンセプトとして、約300メートルにわたる3つのブロックごとに、イルミネーションを楽しみながら五感で暖かさを感じられるシーンづくりをおこないました。 ブロック1は「Wonder Dining!」をテーマに、イルミネーションを楽しみながら食事ができるグラスハウス、ツリーハンモックやビッグチェスなど、遊び心満載のエリアを企画しました。 ブロック2は「Wonder Lounge!」をテーマに、総合案内とショップを兼ねた2階建てのヒュッテを中心としながら、購入したXmasカードを投函する炎を疑似演出したポストやイルミネーション下で楽しめるビリヤード台の設置、ストリートピアノを楽しみながらファイヤーピットで暖かくくつろげるシーンを演出しました。 ブロック3は「Wonder Terrace!」をテーマに、ミラーを敷き詰めた「光の回廊」や、暖炉のフェイクファイヤーを囲みながらアーティストが制作活動をする「アーティスト in ファイヤーテラス」などを設えました。 (開催期間:2021/12/2~12/25) 当社主催 「目の不自由な方のためのイルミネーションツアー 2021 winter」 本ツアーは「対話」をテーマに、本当の意味での“誰も”が“居心地の良い空間体験”をしていただくためのウォーキングツアーです。 目の不自由な方をボランティアスタッフがエスコートし、イルミネーションが綺麗な冬の仲通り内の3ブロック(全長約300m)を 心も身体も温まるような対話をとおして楽しんでいただけるプログラムを目指しました。 “Marunouchi Street Park 2021 Summer”(8-9月)の開催時に、目の不自由な方の利用が見受けられたことから、生まれつき目の不自由な方へのヒアリングを実施 したところ、「私の行きたい場所は、一度行ってみて、良かった場所」、「初めての場所に行く時は最初の一歩が不安」、「丸の内が公園になっているなんて知らなかった」、そして「目が見えない分、想像力を含まらせて物事を楽しんでます」という結果が得られました。 そこで、「目の不自由な方にきちんと伝わる告知方法」、「安心なサポート付きでご案内すること」により丸の内の魅力を親切・丁寧に伝えることができれば、「また行ってみたい」と思っていただき、丸の内仲通りをもっと好きになってもらえるのではないか。そして“誰も”が「季節を感じ・つながり・すごせる」ことのきっかけづくりになってもらえるのではないか、という思いから、今回のツアーの実施に至りました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクト統括ディレクター】鈴木 恵千代 【営業】石山 滋之、山本 仁美 【プランニング】CIC:齊藤 佑輔 【運営管理】CIC:安藤 薫 【デザイン】佐久間 統益、小澤 一樹、松原 美和 【建築アドバイザー】NAU:岡本 極 【制作】丸森 幸男、佐々木 郁弥、山口 悠太、川島 彩加 ~関連リンク~ 【お知らせ】 ・乃村工藝社主催 “Marunouchi Street Park Illumination Tour!” 【関連実績】 ・Marunouchi Street Park 2021 Summer

#コンベンション & イベント
Marunouchi Street Park 2021 Summer

Marunouchi Street Park 2021 Summer

2019年からスタートした「Marunouchi Street Park」は、丸の内仲通りの今後の在り方や活用方法を検証する社会実験プロジェクトです。 夏季は「つながろう、夏のストリート」を空間コンセプトとして、丸の内らしい文化/地域/人とのつながりを意識しながら、約300メートルにわたる3つのブロックごとに、各々テーマ性をもたせて展開いたしました。 丸ビル前のブロック1は「Sports & Relax」をテーマに、卓球が楽しめるピンポンカウンターやバランスボールを配したデッキなど、体を動かしたりくつろぎながらリフレッシュができるウエルネスなストリートを計画。 ブロック2は「Enjoy Eating Out」をテーマに、アーティストによるSDGsをコンセプトとした屋外ライブペイントや、ストリートピアノを楽しみながら、フェアウッドに囲われたパークレット空間で食事をする楽しさを提供しています。 ブロック3では「PARKcation」をテーマに、風に揺れる草原の丘を表現した草に囲まれたワークプレイスやサイクルカウンター、沖縄の珊瑚砂を使った夏の浜辺のリゾートシーンなどを設え好評を博しました。 安全衛生面においても、台風やビル風の強風対策や、抗ウイルスコーティング剤を全体に噴霧する特別感染対策なども実施いたしました。(開催期間:2021/8/2~9/12) フェアウッドへの取り組みについて カウンターなどの造作物には、埼玉県飯能市で間伐された杉やカラマツの西川材を使用しています。特徴ある杉の「黒心」と呼ばれる心材や構造用合板など、木目や色味の特徴を活かしながら、意匠設計をおこないました。会期後、使用した一部の木材はリユースされ、役目を終えると再び自然に戻し、苗木・植林・育林へと循環させていきます。   <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクト統括ディレクター】鈴木 恵千代 【営業推進】石山 滋之、山本 仁美 【デザイン・設計】松原 美和、開澤 あゆ子、須藤 亮、佐久間 統益 【プランニング】CIC:齊藤 佑輔 【運営管理】CIC:安藤 薫 【制作】丸森 幸男、山口 悠太、吉田 琢人 ~関連リンク~ 【お知らせ】 ・乃村工藝社主催 “Marunouchi Street Park Illumination Tour!” 【関連実績】 ・Marunouchi Street Park 2021 Winter

#コンベンション & イベント
オパス有栖川

オパス有栖川

本プロジェクトは、リビタ様が展開されている「都心の100㎡超の専有面積を有し、立地と資産価値にこだわり、リノベーションにより本質的な生活を提供していくブランド」=「R100 TOKYO」の集大成プロジェクトです。 当社はデンマークのデザイン会社OEO Studioがデザインを手がけた専有面積約198㎡の東京を代表するレジデンスである「オパス有栖川」のリノベーションにあたり、施工面でお手伝いさせていただきました。 「CROSS-CULTURAL(文化の交差)」と「COMPELLING MINIMALISM(魅了するミニマリズム)」をコンセプトに、スカンジナビアと日本に共通する感性をベースとした、新しい提案を盛り込んだデザインの住空間です。 使い込むほどに味が出る無垢材などの自然素材を多用することで、長く暮らせば暮らすほど、人生に多くの恵みをもたらしてくれる今回の住戸は、「R100 TOKYO」が目指す「100年先を見据えた価値ある住まい」を実現させています。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 昨今の都心高級レジデンス市場では、不動産相場や住宅の機能といった従来の価値観に限らない唯一無二の価値を持った住宅の需要が高まっています。 「日本の住宅・不動産の価値を再生し、未来に残していくために次の常識をつくり続ける。」ということを目指されているリビタ様のプロジェクトの中でも、自然素材や伝統工法を重んじる今回のプロジェクトは、住宅性能として成立するのかという点が課題でした。 【解決策】 多種にわたる石材、左官材、無垢材、版築、陶芸タイルなど、住宅性能を考慮した上で自然素材と工芸を住空間に活かせるように、打ち合わせを重ねて推進しました。 一般住宅では国内初の導入となるデンマークのキッチン工房「Garde Hvalsøe(読み:ガーデ・ヴェルス)」の無垢材製キッチンは、今回の住空間で大きな存在意義を持っており、代替えとなるような無垢材のキッチンが存在しないため、当社のグローバル事業部でデンマークから輸入しました。 【お客様の声】 難しい施工に関する解決策のご提案、ディティールの収まりの精度、工事スケジュールの順守など、高い技術と管理力を発揮してくださったおかげで全体スケジュールに狂いなく進められたことはもちろん、設計者の意図をくんだ素晴らしい空間をつくりあげることができました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プロジェクトマネジメント】原田 雅寛 【プロダクトディレクション】藤高 幹也 【グローバルサプライ】中込 大之

#ホスピタリティ
HIRODEN etto

HIRODEN etto

広島県が推進する厳島港宮島口地区港湾整備事業に伴い、2020年2月より供用を開始した「宮島口旅客ターミナル」の隣接地にて、同年4月に開業した広島電鉄グループが運営する観光商業施設「HIRODEN etto」。 「DISCOVER MIYAJIMAGUCHI」をコンセプトとし、県内に本社を置く企業を中心に16店舗で構成しています。日常(地元)非日常(観光)の楽しみを広島らしさでもてなし、「楽しい、美味しい、新しい広島」を体験いただける施設として観光客は勿論、地域の皆様とのつながりによって、新たな広島の魅力を発信しています。   【社会課題/お客様の課題/ご要望】 地域の方々の生活動線でもある国道2号線の慢性的な渋滞緩和策として、都市計画道路の新設計画が浮上しました。これに伴い、埋立地拡張による老朽化した旅客ターミナルの再整備、広島電鉄グループ直営の観光物産施設と広電宮島口駅舎/軌道の移設が決定しました。 中長期的な段階開発のシナリオづくりと旅客ターミナル隣接地における広島電鉄グループが新設する施設の在り方について、宮島詣でのプロローグとエピローグに相応しい提案をしてほしいとの要望をいただきました。 【解決策】 宮島への通過点に終始する「宮島口」に「場力」を備えるための地域ブランディング視点での開発戦略構築が重要と考えました。 ・色のない宮島口に新たなアイデンティティを付与するためのネーミングやVI計画(※) ・未来の広島/宮島口への投資家を探す旅のようなリーシング ・瀬戸内海の水面を感じる照明計画や材木のまち廿日市を想起させる木材を積極的に採用する など、「宮島口のまちびらき・第1弾」に華を添える場づくり、空間づくりに、ソフト/ハードの両面から、アプローチしました。 これにより、県内事業者を中心に、新たな商いの場を提供することで、新たな雇用機会を創出し、県内での経済循環に貢献しています。また、行政主導型の再整備事業への民活による地域創生のモデルケースとして、広島電鉄グループの経営ビジョンである「人と人とをつなぎ、地域の魅力ある未来を拓く」を具現化し、後発開発への期待感を醸成しました。 (※)VI:Visual Identity(ヴィジュアル アイデンティティ)の略。ロゴマークやシンボルマークの図案を指す。 【お客様の声】 構想検討段階から具体的な施設計画に至るまで、ソフト及びハード両面から多大なご協力をいただいたことでコンセプト通りの施設を作り上げることができました。 宮島詣でのプロローグとエピローグにふさわしい施設として成長していくことを期待しております。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】森本 一郎 【コンサルティング・企画・ソフトディレクション】天間 真代 【リーシング】平木 貴章、森田 絵理 【デザイン・設計】土居 一美、尾﨑 友加里 【制作・施工】杉野 勝則 【プレ内監・内装監理】鈴木 俊道 【ブランディング】綿本 有里 【開業プロモーション・PR】軽部 大介、大浦 緋花瑠 ~関連リンク~ 【お知らせ】 ・「第54回 日本サインデザイン賞」銀賞ほか受賞のお知らせ

#アーバン & リテール
エスパル郡山

エスパル郡山

JR郡山駅に隣接するエスパル郡山の本館1階南側ゾーンをリニューアルオープンしたプロジェクトです。デイリーユースの回遊性を高め、お客様の多様なシーンに応え、暮らしのコーディネートができる多数のショップが出店しています。 提案した環境デザインコンセプトは【RAMBLING STATION TOWN】です。「ぶらぶら街歩きを楽しむように、駅に集い、心地の良いトキを過ごす都市型ショッピングセンター」をテーマに、モードかつ優しげな雰囲気で全体を包みました。具体的には施設ファサードに福島県郡山市=音楽活動の盛んな“楽都”から連想される、間接光をまとった『リズムラインボーダー』を配置しました。駅コンコースを包み込むように展開し、街行く人びととエスパル郡山の新しいパティオを作り出します。また施設内には『譜面』をデザインエレメントとした木と白のリズムラインで構成された折り上げ天井を中島テナント環境と連動させて配置しました。リズムある導きで、人びとを施設奥へ誘引します。エスパル郡山は都市型ショッピングセンターとして、幅広い年代のお客様に支持される場を目指します。  【社会課題/お客様の課題/ご要望】 ・2020年秋のコロナ禍と同時期に推進していたこともあり、集客商業の在り方が問われました。 ・2021年春の震災もあり、安全設計が強く求められました。 ・主動線を変えず既存リースラインを利用する環境のアップサイクルが求められました。 【解決策】 回遊動線のラインは既存ながら、床マテリアルを石畳風に一新し、一部に施設全体をつなぐ木マテリアルを取り込み、ぶらぶら街歩きを楽しむようなストリートとしました。施設の縦回遊の軸となる吹き抜け環境では既存意匠に“楽都”から連想される『リズミカルラインゲート』を追加することで施設全体のデザインシンボルとなる、“新・センターコート”としてリニューアルし、来館者に“モノ× コト× トキ” を複合したナチュラルでシンボリックなパーク環境を提供しています。街行く人びととエスパル郡山の新しいステージをつくり出しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【プランナー】岡崎 広子、綿本 有里 【営業・プロジェクトマネジメント】上杉 宏之 【デザイン・設計】鈴木 健一、三浦 牧雄 【制作・施工】齋藤 丈平

#アーバン & リテール
東京ミチテラス2021

東京ミチテラス2021

東京駅周辺エリアは、「歴史」と「未来」と「文化」が共存する、多様な側面を持った街です。同エリアにおいて、年末の光のイベントは、1999 年の「東京ミレナリオ」の開催以来、恒例の冬の風物詩となっています。 さまざまな苦難が続くなか迎えた2021年は、「夜明けの光景」をテーマに、東京駅丸の内駅舎・東京駅丸の内中央広場・行幸通りを優しい光で染めあげ、訪れる人びとに新しい時代の幕開けを感じていただけるよう演出しました。 【社会課題/お客様の課題/ご要望】 東京の顔と言える歴史的建造物「東京駅丸の内駅舎」のスペシャル・ライトアップを通じて、社会にポジティブメッセージを送ると同時に、二酸化炭素の削減を図りたいとのご要望をいただきました。 【解決策】 東京駅丸の内駅舎から駅前広場、そして行幸通りに至るまで、“夜明けの空”をイメージした色彩でカラーライトアップ演出をおこないました。 樹木の光演出においては、産業廃棄物を極力出さず、樹木の生育に影響が少なく、さらにコストを軽減できる演出方法として、ストリングスイルミネーションではなく、レンタル照明機材によるライトアップを選択しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【営業・プロジェクトマネジメント】熊谷 健 【企画・デザイン・演出】 CIC:津山 竜治 【プロダクトディレクション】小林 拳、千葉 崇弘

#エンターテインメント
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