「Marunouchi Street Park」は、東京・丸の内仲通りの今後の在り方や活用方法を検証する社会実験プロジェクトです。2019年にスタートし、9回目の開催となった「Marunouchi Street Park 2024 Winter」は、これまでの丸の内仲通り3ブロック分から新たに行幸通りを含む5ブロック分へ拡大し、過去最大規模での実施となりました。当社は総合企画パートナー・運営担当として参画しました。今回のテーマは、「Bright Street」です。冬の丸の内の風物詩であるイルミネーションを生かした空間設計・施工・運営を当社で担当しました。例年人気の環境配慮型の樹脂製スケートリンクや豊富なラインナップを揃えたグラスハウスマーケット、ホリデーシーズンにぴったりの似顔絵コンテンツやストリートミュージックなどを企画から運営までサポートしました。(開催期間:2024/11/14~12/25)
当社は、2022年より取り組んでいるR&Dプロジェクトの一環として、“素材=地球資源”をテーマにした「マテリアルレコード(material record)」を立ち上げ、その第一弾プロダクトとなる音響装置「noon by material record(ヌーン バイ マテリアルレコード)」(以下、「noon」)を発表しました。同プロダクトは、地球を構成するさまざまなサステナブル素材に目を向けて、“音”と“素材”を結び付け、空間設計を得意とする乃村工藝社グループの創造性が詰まった、体験型アートピースです。今回の「noon」のリリースに当たり、俳優の仲野太賀、映像ディレクターの上出遼平、写真家の阿部裕介による旅サークル「MIDNIGHT PIZZA CLUB」とのコラボレーションを実施しました。2024年12月12日に発売された、旅の記録をまとめた書籍「MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st BLAZE LANGTANG VALLEY」の出版記念イベント(12月13~15日開催)の空間デザインも担当したほか、「noon」を設置し、旅の途中で撮影したネパールの写真展示と共に、上出遼平が旅先で収集した音源から制作したアンビエント・サウンドを「noon」で再生しました。
国内最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2023」に「わたしたちの未来へ- SCRAP MATERIAL UPCYCLE PROJECT- SCRAPTURE」を出展しました。「SCRAPTURE(スクラプチャー)」は、建材や内装素材から排出される「SCRAP」を「FURNITURE」へ、さらに再生素材としてリユースし地球に還元するアップサイクルプロジェクトです。普段は目にすることのない内装にまつわる廃棄物を身近に感じ、感情と記憶に訴え続ける実用的かつ持続的なメッセージアートとしてのファニチャーを制作しました。その後も新たな内装材として循環させ、共創の輪を広げるメディアとして、より良い未来を考えるきっかけになることを目指しています。
「GINZA SKY WALK 2024」は、環境や人、社会に配慮した行動やライフスタイルを意味する“エシカル”をテーマとして、「ひと・まち・環境に優しいモノ・コトを利活用する未来の歩行者空間」の一端を体験できるイベントです。当社ではこれまでの経験を生かして、イベント全体の企画・空間デザイン・施工・運営・タイアップ企業誘致までをトータルにサポートしました。本イベントの体験概要としては、新橋から京橋までの東京高速道路(KK線)全線約2kmを歩きながら、都心の景観と共に、高速道路という特別な空間での、東京都吹奏楽連盟や東京消防庁音楽隊などによる演奏やパフォーマンスを楽しめるステージに加え、地域産品ショップやマルシェの出店、アート展示などのエシカルなコンテンツ体験を実施しました。また、早朝のランニングやヨガプログラム、銀座の夜景を楽しめるナイトプログラムも実施し、日中とは異なるKK線の新たな魅力を体験できる機会づくりも行いました。イベントテーマの“エシカル”に紐づけて、イベント後に再利用可能な東京ゆかりの木材を使用した什器の設置や、再生材を用いたアートワークショップの実施、エシカルに共感するタイアップ企業の誘致など、ひと・まち・環境に優しいイベントを目指しました。
東京・丸の内仲通りで、屋外空間の過ごし方を観察し、将来の車道/歩道の在り方を考える社会実験プロジェクトです。2024年夏はあつまりかたの様相をカタチの操作で緩やかに規定し、居心地を探ることを試みました。コンセプトは「i-ma-i(アイマイ)」。四角い可動ブロックベンチ、長くて対面距離が徐々に変化するビッグテーブル、集中と拡散を混ぜた丸いベンチ、車道と歩道を手すりで混ぜたボラード活用ベンチなど、家具に幾何学的な操作でカタチを与え、周囲環境のマテリアルと呼応するラッピングを施しました。イベンチャルなプロダクト故に常設化へ向けては変数を加味する必要がありますが、新たなあつまりかたを実証することができました。(開催期間:2024/7/25~8/18)
「Marunouchi Street Park」は、東京・丸の内仲通りで、「道路空間」を快適な「都市公園空間」へと変える、未来のエリアマネジメントの実証実験として取り組んでいるプロジェクトです。2023年冬の開催は、夏に引き続き、常設化に向けた都心の公園の在り方を検証しながら、丸の内エリアの冬の風物詩であるイルミネーションを引き立たせ、来場者が楽しめるフォトスポットをはじめ、メリーゴーランド、スケートリンクのほか、飲食物販と豊富なラインナップを取り揃えたグラスハウスマーケットなど、ホリデーシーズンにぴったりの各種コンテンツを用意しました。今回は「Bright Street - まちもみんなも輝く、冬の仲通り -」をコンセプトとし、2022年冬に使用した各マーケットブースの再利用や、2023年夏の開催時に好評だったブランコ型ベンチに新たに装飾を施してフォトスポットにリメイクするなど、SDGsや時代のトレンドにあった取り組みを行いました。他にも2023年夏に制作した「寄り道ベンチ」をアップグレードし、イルミネーションを見上げながらくつろげるベンチにするなど、これまでのノウハウを生かしたコンテンツづくりに取り組みました。また、ストリート上で披露される公式ミュージシャンによる演奏は夏同様に実施しながら、今回新たに似顔絵アーティストを招致するなど、企画面でも新しい取り組みを行いました。加えて、2021年冬に実施した「目の不自由な方のためのイルミツアー」を継承するかたちで、健常者が目隠しをして歩くことで目の不自由な方への理解を深める対話ツアーを開催し、誰にとっても過ごしやすいストリートの在り方を議論する機会を創出しました。
「Jeddah Events Calendar」(以下JEC)は中東サウジアラビアの第2の都市ジェッダで行われる国家戦略の一環であるエンターテインメントイベントです。世界的なアーティストによる音楽ライブやジェットコースターなどのアトラクション、さまざまなレストランやショップに加え、同国で非常に人気の高い日本のアニメやマンガをはじめ、日本文化を伝える「Anime Village」が集客の柱の一つとなっています。当社は、Avex Asia Pte. Ltd.様と共に初期の企画から全体のプロジェクトマネジメント、デザイン、設計、ソフト制作、現地の設計監修まで担当しました。
持続的に緑とともに生きる社会を考えるきっかけを創出することを目的とし、三井不動産様とディスカバー・ジャパン様の主催により、“木”を知り、学びを深めるイベントとして東京ミッドタウン日比谷にて開催されました。2023年8月刊行の雑誌『Discover Japan』の特集「木と生きる」をテーマとしたリアルイベントです。本イベントを象徴する空間として、1階アトリウムをイントロダクションエリアとしました。木彫作品のインスタレーション展示にあたり、当社は木彫作品を包み込む空間を実現するため、木の香りや音、光に包まれながら、五感で体験する「木とのかかわり合い方」をコンセプトとしました。当社は本空間演出のデザイン・設計、施工を担当しました。また、東京ミッドタウン日比谷 地下通路でのパネルエキシビジョンでは、当社R&D活動の“手で考えるデザイン「手ザイン」”の活動紹介と試作品実物展示を行いました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の大林組の取り組みをPRする目的で、万博現場事務所内にビジタールームを設置し、大林組様のステークホルダーと、博覧会協会様のゲストに対しアテンドを行う施設を計画しました。展示構成は万博の大屋根リングをイメージさせる円形シアターを中心に、周囲には万博の開催概要や大林組様施工のパビリオンの解説とモックアップを展示しています。展示什器は木製単管で制作し、プロッター出力したグラフィックをクランプを用いて掲示するなど、現場事務所という背景を生かした「現場感」と、この場所で万博がリアルタイムにつくり上げられていく「臨場感」を表し、現場の「今」が展示できるように更新性を持たせた計画としています。また、大屋根リングの実証実験で使用したCLTパネルを再利用したマテリアルや、図面枠をモチーフにしたグラフィックや最新の工事写真を展示し、大林組様らしさを出すデザインと万博の開催まで現場とともに成長していく展示空間を目指しました。
CES 2024 「パナソニックグループブース」の展示プロジェクトです。「CES 2024」で当社は、地球環境問題の解決とよりよいくらしを両立した「パナソニックグループが思い描く将来のくらし」を紹介するブース全体のデザイン・設計を担当しました。具体的には、「Sustainable Energy(CO2排出削減)」、「Circular Economy(サーキュラーなものづくり)」、「Resource Optimization(資源の最適化)」の3つのカテゴリーで、パナソニックグループが描く将来のくらしと取り組みを紹介し、さらに、一人ひとりの「くらしの質」の向上につながる最新の製品やソリューションを展示しました。
本展は、2022年5月にスペシャルオリンピックス日本様と中京大学様が包括連携協定を締結したことを契機に実現しました。身体文化の多様な価値を追求する中京大学スポーツミュージアムの空間において、スペシャルオリンピックスの活動の歴史・特徴、国内での取り組みなど、スペシャルオリンピックスの魅力を感じ、知ることのできる企画展です。また、スペシャルオリンピックスでは、知的障害のある人たちだけで行う競技だけでなく、「共生社会」や「ソーシャル・インクルージョン」を掲げる世の中の流れとともに、ユニファイドスポーツ®を推進しており、本展を通じて「多様な人々が生きる社会の実現」につながることへの願いがこめられています。
「Marunouchi Street Park」は「道路空間」を快適な「都市公園空間」へと変える、未来のエリアマネジメントの実証実験として、2019年から東京・丸の内仲通りで実施されています。「Popping Summer Street -訪れる人が夏らしさを感じ、心躍るような丸の内仲通り-」をコンセプトとし、ラグビー/SDGsなど時代やトレンドにあった取り組みとのコラボレーションや、風力発電や太陽光発電の機能を備えたテーブルの設置、地域で働く方や来街者を巻き込んだ音楽演奏の場づくりなどを検証事項として実施しました。
ショッピングセンター関係者が一同に集まる業界最大のイベント「SCビジネスフェア2024」に乃村工藝社ブースを出展しました。2024年1月24日~26日の3日間、パシフィコ横浜 展示ホールで開催され、当社はブース出展のほか、イベント初日に無料セミナーを開催しました。今回のブーステーマは「乃村工藝社が考えるサステナブルデザイン」です。当社ではソーシャルグッドR&D活動の一環で、意匠性・機能性・環境性を実現する『サステナブルデザイン・マナーブック』の作成を進めており、ブースはマナーブックの基本方針に沿って構成しました。サステナビリティへの取り組みが多様化するなか、当社もアップサイクル素材の開発など、さまざまなチャレンジを続けています。しかし今回は空間を構成する上で欠かすことのできない素材、今後も深く関わり続けていくであろう素材であるベーシックマテリアルに立ち返り、それぞれの特性を理解することにフォーカスした構成としています。ベーシックマテリアルとしては木、セメント、アクリル、銅、鉄を採用し、それぞれの角材を配列して格子上に組みながらも空間にアンジュレーション(起伏)を持たせることで、ブース内を回遊していただきながら会話を楽しんでいただける構成としました。各マテリアルの使用本数の割合は、建物のライフサイクルにおけるエンボディドカーボン排出量から算出し、視覚的にもマテリアルの特性を感じ取ることができるように工夫しました。また、繋ぎにはビスや接着剤を使わず、クランプ(※)を利用することで素材の二次利用が可能となり、解体時の廃棄物が圧倒的に少なくなるという、本質的な環境貢献の考え方を象徴的にデザインしました。 これからのサステナブルデザインのアプローチを来場者の皆さまと共に考えていくため、そしてマテリアルに対する責任や感謝を示しながらも新たな気づきや発見が得られるようなブースを目指しました。 ※日建設計様が企画・プロデュースされている「つな木」プロジェクトの専用クランプを使用させていただいております。
東京ビッグサイトにて開催された店舗総合見本市「JAPAN SHOP 2024」の展示デザインプロジェクトです。当社は、リリカラ株式会社様のブース全体のデザイン・設計・施工を担当しました。今年のテーマは「サステナブル×意匠決定者にとっての体験型素材探し」です。廃棄物を再利用した新商品の壁紙や床材をはじめ、リリカラ様の「サステナブル商品」を見るだけでなく、実際に触れて質感や踏み心地を確認したり、来場者自らが「体験」できるポイントを各所にちりばめました。インテリア商材を扱う企業として、空間的な居心地や実空間でのイメージを含めて3次元に体感できるブースを目指しました。
第6回中国国際輸入博覧会2023「パナソニックブース」のプロジェクトです。輸入博は中国市場の改革開放を世界にアピールすることを目的とした中国政府が主催する最大の展示会です。今回で6回目となり、パナソニック様は初年度から毎年出展しています。区画面積は最大規模の約1000㎡で、パナソニック様にとってB2GやB2B間の関係強化や事業拡大を図る最も重要な展示会となっています。当社は、ブース全体のデザイン・設計と施工を担当しました。
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