太陽の家は日本の障がい者スポーツの父と呼ばれた中村裕博士によって1965年に創設され、「保護より機会を(No Charity,but a Chance)」を理念に、障がい者の生活・仕事・スポーツを通し自立を支援している施設です。創設者中村裕博士や日本の障がい者福祉と太陽の家の歴史、そして1964年の東京パラリンピック競技大会のレガシーと障がい者スポーツの歴史を振り返りながら、今なお生きにくさを感じている身体・知的・精神・発達障がい者が、夢と希望を持てるような場として、太陽ミュージアムの設立が計画されました。このミュージアムは「学ぶ」「体験する」「感動する」をコンセプトとし、資料やアーカイブの閲覧、障がい者の暮らしをサポートする道具や、障がい者スポーツの体験などができます。また、太陽ミュージアムは、地域交流の場であり、これからの共生社会へ情報発信を続けていくための拠点でもあります。自分自身の可能性を見つけてもらい、だれもが自分らしく生きられる社会へ。本当の共生社会の実現に向けた活動の輪を別府から国内外へ広げていくことを目指しています。