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富士山の裾野に広がる雄大で起伏に富んだ大地に位置する、2025年夏開業のホテル「GORA KADAN FUJI」に近接するゴルフ場「GORA KADAN FUJI GOLF」の改装プロジェクトです。当社は、約2,600㎡規模の2階建てクラブハウスにおいて、エントランス、ロビー、ラウンジ、レストラン/バー、スイートルーム、ショップ、ロッカー/バスなど共用部の内装およびFFEデザイン、また全館の内装実施設計、設備基本・実施設計、監理、内装・FFE施工を担当しました。強羅花壇ブランドの高級ホテルと相互に連携するグレード感を意識し、煉瓦・木・大理石を基調に、モダンで格調高いクラブハウス空間を創出しています。
JR高輪ゲートウェイ駅に直結する街「TAKANAWA GATEWAY CITY」と、その街の中で駅正面に位置する超高層ビル「THE LINKPILLAR 1 SOUTH」は、都心の主要エリアはもとより、羽田・成田空港や品川駅へのアクセスにも優れた抜群のロケーションを誇ります。同ビルの23~30階に位置するJWマリオット・ホテル東京は、創業者J.ウィラード・マリオットの名前を冠した日本で2軒目となるJWマリオットブランドのホテルであり、マリオット・インターナショナル様が展開する30を超えるブランドの中でも最も格式高いブランドのひとつです。2025年10月2日にグランドオープンしたJWマリオット・ホテル東京のロビー、レストラン&バー、プール、宴会場などパブリックエリアの内装施工を当社が担当しました。マリオットをはじめとするラグジュアリーホテルを多く手掛け、国際的評価の高いデザインスタジオであるヤブ・プッシェルバーグ(Yabu Pushelberg)のデザインを体現すべく、3年強の月日をかけてプロジェクトマジメントやローカルアーキテクトと共に推進しました。
鹿児島県・霧島連山の麓の霧島神宮付近に佇む築40年ほどのホテルを「ザ・パルス霧島」としてリブランドしたプロジェクトです。旧ホテルを不動産投資ファンドである事業者が購入し、全面リニューアルを実施いたしました。当社は全館における内外装のデザイン設計を行い、施工についても地元ゼネコン会社と協業し、設計着手から約1年間という短納期でのオープンを実現しました。
ロワジールホテル 品川シーサイドは、全フロアが高層階にあり、16階のフロント・会議室と17階から22階の客室の7フロアで構成されています。このたびのリニューアルで当社は18階の客室50室の改修を担当しました。立地の特性を生かすとともに、観光地へのアクセスの良さに着目しながら、宿泊時の最初の体験にデザインを反映しました。「旅の一歩を刻む始まりの空間」というコンセプトのもと、宿泊体験を細分化し、その“最初の行動”にデザインを添えることで、訪れたお客さまにホスピタリティを感じていただける空間づくりを目指しました。また、この土地ならではの景色を生かすため、FF&Eにはホテル前に広がる港湾地区のコンテナターミナルの色彩を取り入れ、外の風景を借景的に空間に組み込みました。
北海道虻田郡の「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」ゲレンデ山麓に位置する「マウンテンセンター」の改修を実施しました。本施設は、1階が売店・チケットカウンター、2階はレストランの2フロア構成となっており、今回の改修において、1階の売場面積は1.6倍に拡張、2階レストランは「sanshoku」と名を改め、空間演出と共に全面リニューアルする形となりました。グラン・ヒラフに降り立つゲストをコースに送り出す場所として、また、コースから帰ってくるゲストを出迎える場所としての役目を持つ施設であると解釈し、デザインしました。おおらかに包み込む北海道の自然を、「ヒラフブルー」が象徴する新たにバリューアップされたクールなブランドアイデンティティに溶け込ませ、その要素をリゾート施設ならではの一期一会で賑やかな空間にちりばめることで、ここにしかない、クールでいて、どこか温かみを感じる体験を生む空間づくりを目指しました。
明治後期より多くの文豪に愛された愛知県蒲郡の料理旅館「常磐館」。その離れとして建てられた「梅別館」が時を経て、蒲郡クラシックホテルの一棟貸しの宿泊施設「THE COVE(コーヴ)」として生まれ変わりました。「三河湾を取り巻く地域の恵みと出会い、五感で味わう時間を」というコンセプトを掲げ、穏やかな三河湾に浮かぶ竹島に面した小高い丘に佇む、登録有形文化財である名建築とそこからの眺望を最大限生かしました。さらに、必要な個所へ「新しさ」を加えることで心地よい対比による非日常の宿泊体験を創出しています。地域で続く伝統的な技術を用いたアートワークを採用し、また地域の素材を使い地域の人の手によりつくられたオリジナルドリンクの開発を行うなど、地域の魅力を数多く詰め込みました。
株式会社セラヴィリゾート泉郷様は国内11カ所の地域でホテル・コテージ・愛犬リゾート施設を展開しています。このたび当社では、北アルプスに抱かれた山岳リゾート「AMBIENT 安曇野ホテル」のレストランリニューアルを担当しました。計画の背景には、地下1階と1階の2つの階に分かれていたレストランを1階に増床・集約することによる運営オペレーションの効率化と、1階展望テラスから眺められる雄大な北アルプスによってリゾート気分を醸成し、顧客体験価値を向上するという目的がありました。地域独自の文化・歴史・工芸が感じられる空間・家具・装飾品を用いて非日常を演出し、地元食材を生かしたご当地ならではの調理法を演出するライブキッチンを新設するなど、また宿泊したくなるための要素を随所に打ち出す計画としました。
“大阪の迎賓館”として国賓・皇室をはじめ多くのお客さまに愛されてきた、創業90周年の歴史を誇る由緒ある「リーガロイヤルホテル大阪」が2025年4月に開幕する大阪・関西万博の開業を控え、IHGホテルズ&リゾーツのブランドの一つである「ヴィニェット コレクション」を導入し、「リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクション」としてグランドオープンしました。ホテルの歴史やアイデンティティを受け継ぎ、水の都ならではの周囲に広がる美しい景観の魅力を融合させ、時代を超えて愛される空間へと生まれ変わりました。今回の改装において、当社はエントランス、レセプション、パブリック、客室、宴会場、ジムの各エリアのデザインを手がけ、併せて客室エリアの実施設計・施工、アート、FF&Eも担当しました。
「北海道ボールパークFビレッジ」の最寄り駅となるJR千歳線・北広島駅と直結したホテルです。1階から3階は商業施設、4階から13階までが客室全158室のホテルとなります。当社は主にホテルのロビーと北海道日本ハムファイターズをテーマとした11階の客室フロアのデザインと施工を担当しました。ロビー空間は野球をテーマとした演出をちりばめ、ファイターズの本拠地球場である「エスコンフィールド HOKKAIDO」をイメージさせる天井の造作やファイターズカラーを使うなどワクワク感を盛り上げる空間となっています。ファイターズフロアは廊下をギャラリー空間として選手のサイン入りユニフォームや写真を展示し、客室はエスコンフィールドを感じさせる黒系のコーディネートでシックにまとめ、窓からは球場の姿を見ることもできます。
静岡県の伊豆半島西部に位置する旅館の改修計画です。万葉集に詠われた「明けてしまうのが惜しい、素晴らしい夜」に由来する「あたら夜 西伊豆」の第2期、第3期リニューアルのプロジェクトとなります。第1期ではスイートルームとバーを改修、今回の第2期で客室の改装をし、第3期でファサード・ロビー・ルーフトップテラス(足湯)・共用廊下・ライブキッチンを改装するなど、全面改修を当社で担当しました。若年層のカップルや夫婦でくつろげる心地よい広さの客室、足湯をしながらマシュマロを焼いて食べられるロビー、西伊豆の水平線を見ながら楽しめる足湯付きのルーフトップテラスという夜を楽しめる体験をつくり出しました。
建築設計からインテリアデザイン、外構デザインまで住宅1棟丸ごとの設計・デザインを行いました。敷地は目の前に日本海を望む土地で一帯には複雑に入り組んだリアス海岸が広がり、「洞門」と呼ばれるダイナミックな地形の景勝地として知られています。一方、周辺に目を向けてみると迷路のように入り組んだ路地が独特の街並みをつくり出しています。これは、北風が吹き抜けるのを防ぐために交差部がクランクした枡形構成というこの地域ならではの特色です。その特有の路地構成を1階平面に採り入れることで建築ボリュームを分節し周辺環境との調和を図っています。外観やエントランスホールはリアス海岸をモチーフとした地形のような構成となっており、南側からセットバックすることで街並みとの連続性を確保しています。一方、北側のファサードは周囲より1段立ち上げ、立体的な桝形構成のような形状とすることで北風が街へ吹き抜けるのを防ぐことを意図しています。外部仕上に関しては、下部が岩肌で上部に木が生い茂るリアス海岸の外観的特徴を建築にも呼応させるべく、下層には洗い出しによって骨材をあらわにした岩のようなコンクリートを、上層には杉板型枠による木目調のコンクリートを採用しました。表面に現れてくる骨材も杉板型枠材も共に地域で採取できる材料を利用しており、その土地ならではの素材による表情が、立地固有の情景を未来に紡いでいくことを期待しました。加えて、この2段構成は、内部空間の仕上げにも適用することで建築との統一感をつくり出し、内外の一体感の醸成にも貢献しています。
本ホテルは那覇市の国際通り近くに位置し、客室数は全88室です。4つのレストラン、プール、ジェットバス、サウナ、ジムなど、多様な空間を内包しています。沖縄ならではの多様な文化が融合したミックスカルチャーからインスピレーションを受け、ミッドセンチュリーモダンをデザインコンセプトとし、まるで昔からそこに建っていたかのような物語性のあるホテルを目指しました。
日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2024」(テーマ「Reframing -転換のはじまり-」)に、「Being 家具が居ること」を出展しました。「Being 家具が居ること」は、人と物との関係性について再考するプロジェクトです。私たちは空間をデザインするプロジェクトの中で日々多くの物をつくり出していますが、その裏側では、それらがまだ十分に使える状態で廃棄されてしまうことや、使われなくなってしまうことに対して、大きな課題を感じています。一つの物が長く大切に使われるという状況を考えてみると、物に対する愛着が芽生えるような関係性が生まれていることがしばしばあります。そのようなとき私たちは、「所有して使っている」感覚から、いつしか物を気にかけて「一緒に居る」感覚になっていることに気がつきました。そこで、この感覚の変化に気づくことが、課題解決のためのひとつの方法ではないかと考えました。プロジェクトが提示する家具はとりわけ頑丈なわけでも、機能的に優れているわけでもありません。むしろ、どこか不安定さや気まぐれさがあり、気にかけたくなる性質を持っています。家具が“ある”から“居る”という存在に変わったら、私たちはどのように彼らと接するか、本プロジェクトにおける一連の実験的デザインによって、人と物の間の価値変容を社会に問いかけます。当社は「一人ひとりの『クリエイティビティ』を起点に空間のあらゆる可能性を切り拓く」をビジョンとし、人々の心が豊かになる空間づくりに取り組んでいます。その一環として、私たちは直面する社会課題にクリエイティブな視点で挑戦し、アウトプットを通した発信・交流・イノベーションの循環をつくるため、国内外のデザインイベントへの出展を続けています。
禁酒法が施工されていた1920年代のアメリカを時代背景に、その当時、美容室や法律事務所などを装って裏で酒を密売する文化“スピークイージー”をコンセプトとしたバーです。コンセプトを面白いと思ってくれた人たちだけが集まる場として、このスピークイージーの仕組みを取り入れた、シークレットバー「JANAI」シリーズの3店舗目となるのがJANAI HOTELです。一見扉とは思えない絵画を開けると、暗証番号を解読した人だけがたどり着ける秘密のバーに入店することができます。当社はデザイン・設計、テナント内装設計を担当いたしました。
“誰もが過ごせる「インクルーシブスタジアム」の実現”に向けたトライアルとなるプロジェクトです。2024年9月22日(日)開催のプロ野球イースタン・リーグ公式戦にて、主催される読売新聞社様・日本テレビ様・東京ドーム様ご協力のもと、「センサリーフレンドリーチケット」を初めて販売しました。
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