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奥只見電力館

奥只見電力館
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奥只見電力館
奥只見電力館
概要

1973年に建設された「奥只見電力館」は、尾瀬を源流とする「奥只見ダム(電源開発様)」のPR施設です。ダムを見下ろす高台に位置し、奥只見湖・尾瀬散策に訪れる観光客や小学生の団体見学をメインターゲットとしています。2023年に開館50周年を迎えることから、デジタル技術を駆使した電力館としてリニューアルオープンしました。

奥只見の四季やダム・発電所建設の歴史を知るコーナー、大型スクリーンで建設時のデジタルリマスター映像やドローンの迫力映像で今と昔を体感できるコーナーなど、奥只見ダムや水力発電の仕組み、エネルギーについてより分かりやすく学ぶことができる展示内容となっています。

また、魚沼市ふれあいコーナーや、日本アカデミー賞受賞映画「ホワイトアウト」に使用された資料の展示、立ち入り禁止のため「幻のダム」と称される大鳥ダムのトリックアートコーナーで臨場感のある写真撮影なども楽しむことができます。

課題・要望

本施設は、開館から50年を経過したことを踏まえ、「建築・設備リフレッシュ工事」と「展示物の刷新」、今後の10年を見越した「メンテナンス性を担保する機器更新」が課題となっていました。また、J-POWER(電源開発様)グループの「最新経営理念のPR」や「環境問題・脱炭素」への情報対応が求められていたほか、展示を具体化するための一次資料の調査および入手方法の検討も課題でした。

解決策

顧客ニーズの共有化を先行しながら、具体的な情報収集に基づいて早期にプロジェクトの骨格を固めました。また、地元事業所との定例会議を通じて、計画的に写真資料やテキストなどの一次資料を入手し、限られた情報ソースを最大限生かした展示を実現しました。

展示は、ダムの規模感や臨場感も伝えることができ、かつ、メンテナンス性も担保できる映像展示に刷新しました。
1階には6枚の「大型パネル」を設置。尾瀬ならではの自然の恵みである水から発電までをストーリー化し、奥只見の自然が育む水源や四季、ダムと発電所建設の歴史について紹介しています。2階の大型スクリーン(2m×4m)では、1960年代撮影のダム建設フィルムのデジタルリマスター版をはじめ、最新ドローンで撮影された迫力ある映像を選択式で閲覧できるようにしました。

また、全展示リニューアルを、「自然公園法」の許可申請調整と同時並行、かつ豪雪による冬期閉館と観光シーズンを避けてプロジェクト推進するため、施工会社との協力体制の早期構築、地元の建築・設備会社との密な連携、多岐に渡る承認・手続きをスケジューリング。非常に短期間の施工工程でも、顧客が50年ぶりのリニューアルに向けて十分な検討ができ安心してオープンを迎えられるよう配慮しました。

プロジェクトメンバー
プロジェクトマネジメント
吉田 琢人
展示ディレクション・デザイン・プランニング
成田 英樹
制作・装置ディレクション
髙野 昌弘
基本情報
オープン

2023

所在地

新潟県

クライアント

電源開発株式会社様

ソリューション

企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、環境演出装置設計・制作、制作・展示施工

施設情報や社員情報はオープン時点のものです。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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