本館は前橋の「危機と民力」をテーマとした歴史エンターテインメント施設です。江戸時代に「関東の華」と称され、城下町として栄えた前橋は、明治時代以降も群馬県の県庁所在地「県都」として発展してきました。一方その間に起こった、利根川の浸食による前橋城の崩落や、明治維新による廃藩置県、主力産業であった製糸業の世界恐慌による操業停止、第2次世界大戦中の空襲によって市街地の8割が焼失するといった「四つの危機」を先人たちは「民力」によって乗り越え、再興を果たしました。本館は「関東の華」「県都」として発展した前橋を「華都」と呼び、市民が郷土の歴史をたどり、前橋の未来について考えるきっかけとなることを願い開設されました。