空間創造によって人々に「歓びと感動」を届ける
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「奈良監獄ミュージアム by 星野リゾート」は、重要文化財「旧奈良監獄」の保存活用事業として、奈良県奈良市に開館しました。コンセプトは「美しき監獄からの問いかけ」。星野リゾートが世界的クリエイターと共に、監獄という特異な空間を通じて日本の行刑の歴史と監獄という社会をひもとき、「自由ってなんだろう」といった本質的なテーマから、来館者一人ひとりの人生観に「問い」を投げかける新たな体験を提供します。ミュージアムは、第三寮や看守所など当時の状態を残した「保存エリア」と、「展示エリア」で構成されています。展示エリアは、8つの展示室で奈良監獄の歩みを日本の行政制度と共に紹介するA棟、刑務所という特殊な社会での生活を「規律」「食事」「衛生」「作業」「更生」「お金」「自由」の7つのテーマで紹介するB棟、「罪と罰」「時間と命」といった普遍的なテーマのもと、5組のアーティスト作品と受刑者による刑務所アートを展示するC棟、カフェとショップが併設されたD棟からなります。当社はミュージアムの空間デザイン、設計を担当し、さまざまなクリエイター、ライターの方々と連携しながら、展示情報と空間体験を融合させる空間づくりを行いました。また、解説計画の策定や、各種の再現模型や造形、刑務作業の一端を伝える映像制作など、展示コンテンツの設計・制作を担当しました。
アクアワールド茨城県大洗水族館におけるイルカ・アシカによるプログラム「イルカ・アシカオーシャンライブ」の昼と夜、2つの公演のリニューアルにあたり、当社が企画・演出・設計・施工を行いました。昼公演「WOOOOARAI!-ここから始まる、出会いの物語-」では、新たに透過型ディスプレイを導入しました。目の前に広がる海と連動した映像演出や、各所に設置されたライブカメラによる多視点映像によって、生きものたちの躍動感や個性が輝くライブへとリニューアルしました。また、夜公演「FLOW A LIFE-鼓動する命の海-」では、壁面全体に広がる臨場感のある映像体験を実現しました。映像、照明、音響が一体となった没入演出が観客を海の中へと誘い、命が出会い、交わり、響き渡る大洗の海の世界観を体感できるライブとなっています。
アイシンコムセンター ヒストリーゾーンの改修では、従来、時系列に沿って全ての製品を陳列していた展示構成を見直し、「各時代の社会課題とアイシンのチャレンジ」をテーマに再編集しました。展示製品を精査することで、来館者の記憶に残る情報量へと整理し、企業の歩みと挑戦の軌跡がより明確に伝わる空間を目指しています。空間デザインにおいては、ものづくりのベースである工場内の棚や倉庫をモチーフとし、産業の現場性を感じさせるミュージアムとして整備しました。また、アイシンのものづくりを支えてきた精密加工技術を象徴する要素を空間化し、製品と技術、歴史が一体となって体験できる展示空間を構成しています。当社は企画からデザイン・設計、コンテンツ設計・制作、施工まで担当しました。
地域に根差す⽼舗博物館である琵琶湖博物館が、「みんなでつくる新⽔槽」を合⾔葉にクラウドファンディングによる支援も募りながら、部分リニューアルが行われました。今回設置された新たなビワコオオナマズ水槽では、琵琶湖の主としての存在感をより際立たせ、深場・浅場の構成や国内に⽣息する4種のナマズ⽐較のハンズオンなど多⾓的な展⽰へ刷新しました。新たなコアユ⽔槽では、漁のワンシーンを切り取った⽔槽演出など、人との関わりを軸に、湖上と湖底を横断する空間演出で湖の命の循環を体感的に伝えています。当社は展示のデザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計・制作、展示施工を担当しました。
「ワンダリア横浜 Supported by Umios」は、JR関内駅前の大規模複合街区「BASEGATE横浜関内」内にオープンしたDeNA様企画運営の没入型体験施設です。当社は施設に関する基本構想、空間デザイン、ワンダリアカフェ・ワンダリアショップの一部施工を担当しました。デジタル映像ならではの演出によって、緑豊かな森林や神秘的な深海などが目の前に広がり、生き物や自然との新たな出会いを演出する圧倒的没入体験空間となっています。また、鑑賞にとどまらず、専用アプリと連携することで没入体験をさらに高めました。登場する生き物にスマートフォンをかざすと、詳細な情報が取得できたり、カードとしてコレクションできるなど、探索・収集・学びを促す仕掛けにより、来場者の知覚と好奇心を広げ、新たな視点で世界を捉え直す場を創出しています。
NGKグループの変革を加速させる共創施設「NGK Collaboration Square DIVERS」(エヌ・ジー・ケイ・コラボレーション・スクエア・ダイバース)は、社員がグループの歩みや価値観に触れ、誇りと挑戦心を育むと共に、社内外の多様な知見を掛け合わせ、新たな価値創造へつなげるための拠点です。施設名には、多様性を意味する「Diversity」、新領域へ飛び込む「Dive」、そして次世代の挑戦者である「Diver」の意味が込められています。理念や歴史を共有する場、交流を生むイベントスペース、技術展示、開発資産のアーカイブ、デモンストレーションエリアなどを備え、学び・対話・共創が連続する施設として計画されました。当社は、企画、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、制作、施工を担当しました。
2016年の開所から10周年を迎えた「リコー環境事業開発センター」のリニューアルプロジェクトです。当社は、見学ツアー全体のリニューアルに向けた、展示のデザイン・設計、施工に加え、新たなキーコンセプトを「ごてんば 響環の森」として、コンセプトを表現したシンボルロゴの開発、サイン計画、タブレットを用いた運営計画の作成、デジタルコンテンツの制作を行いました。来訪者の環境経営の推進とGX加速を支援する共創拠点として、来訪者と共に環境課題の解決策を設計、検証する「実践型拠点」へと進化し、デジタルコンテンツを活用した課題分析や体験型プログラムを通じて、来訪者の環境経営の高度化と新たな事業創出を支援する施設となっています。
キリンビール横浜工場100周年を記念し、見学施設の一部リニューアルを行いました。 「キリンビール」という企業と、「一番搾り」という商品に秘められた多様な魅力を館内各所にちりばめることで、来場者それぞれの興味や関心を起点に、キリンビール横浜工場とのエンゲージメントを高めるような施設となりました。ツアー開始前の時間を過ごすウェイティングコーナーは、ビールやキリンの歴史を知ることができる「KIRIN HISTORY WALK YOKOHAMA」としてリニューアルしました。横浜創業の歴史を表現するレンガと爽やかなブルーを基調としたデザインを採用しています。100周年という節目に当たり、一般来場者に楽しんでいただくだけでなく、働く社員のモチベーション向上にもつながるコンテンツを制作しました。「一番搾りGALLERY」では、看板商品である「一番搾り」への愛着や親近感が深まる情報を発信しています。さらに、ビールをモチーフにしたユニークなフォトスポットを館内各所に設置し、来場の思い出を写真として残したくなる体験を創出しています。当社は、企画、設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計、施工などを担当しました。
重要文化財建築である国立科学博物館 日本館1階南翼展示室の改修計画です。テーマは「自然をみる技」。万物を対象とした先人たちの細やかな観察眼に着目し、来館者に展示室内の傑作コレクションを観覧する際の新しい観覧目線を提供するとともに、各コーナーの解説計画の整備によってわかりやすく観覧を促すことを目指しました。また、重要文化財建築の重厚なイメージを生かした場づくりにも配慮しています。
株式会社サンリオの創業者であり名誉会長である辻󠄀信太郎氏(株式会社辻󠄀信太郎記念館 代表取締役)が手がけるミュージアム「山梨いちごの王さまミュージアム サンリオ創業者 辻󠄀信太郎記念館」は、これまで公に語られてこなかったサンリオ創成期の歩みを紹介するミュージアムであり、辻󠄀氏とサンリオキャラクター「いちごの王さま」からサンリオファンへの贈り物として、故郷・山梨の地に「みんななかよく」の想いを込めて設立されたものです。施設は2棟のログハウスで構成されています。「サンリオ歴史館」ではサンリオの誕生から各年代の歩みを資料で紹介し、「辻󠄀信太郎記念館」では創業者・辻󠄀信太郎氏の個人史やゆかりの品の展示、執務室の再現を行っています。当社は、空間の総合プロデュース(建築改修・外構・造園・屋外サインの企画・デザイン、ならびに展示空間・サイン・グラフィック・造型の企画・設計・施工)を担当しました。
日本で本格的なブレンデッドウイスキーをつくりたいという夢があった竹鶴政孝(ニッカウヰスキー創業者)は、ブレンド用のグレーンウイスキー製造のため、1963年に「カフェスチル(カフェ式連続式蒸溜機)」をスコットランドから導入しました。長年にわたり宮城峡蒸溜所で稼働してきたカフェスチルが、2025年、世界初となる日本製カフェスチルへの入れ替えによりその役目を終え、このたびその一部がエントランスホールに移設、展示されることになりました。
JR関内駅前の「BASEGATE横浜関内」内に、旧横浜市庁舎行政棟をレガシーホテルとして活用した「OMO7横浜 by 星野リゾート」が開業しました。「ハマイズム」を施設コンセプトとする当ホテル1階OMOベースに設けられた、横浜の文化と歴史を紹介する展示「ハマイズムコレクション」において、横浜市都市整備局様・横浜市ふるさと歴史財団様ご協力のもと、当社は企画・基本構想、デザイン・設計、制作、施工を担当しました。横浜に息づく、本物を愛し古いものを大切にする精神「ハマイズム」。本プロジェクトでは多彩な横浜文化から建築の深い記憶へと至る体験のグラデーションとしてデザインしました。展示の入り口には、ナポリタンやアイスクリンの遊び心あふれる模型に加え、鉄道、ガス灯、ハマトラ(横浜トラディショナル)といった横浜発祥の文化を象徴的に配置しました。キャッチーな仕掛けで好奇心を刺激し、視線をその奥へと誘います。さらに「Not Scrap & Build」(※)を体現する野毛都橋商店街などの展示を経て、物語は名建築家・村野藤吾氏へのリスペクトを込めた世界へと展開します。旧横浜市庁舎から受け継いだ泰山タイルや真鍮のドア取手を、生きたピースとして再編しました。什器設計においては、照明計画を徹底し、建築のトーンに馴染ませながら各展示物が最も美しく浮かび上がるよう緻密に設計しています。 ※Not Scrap & Build:古い建物を壊して新しく建て替える「Scrap & Build(スクラップ・アンド・ビルド)」ではなく、既存の建築を活かしながら保存、活用するという考え方
OSAKA INNOVATION HUB(OIH)は、国内外から人材、情報、資金を引き付け、イノベーションが創出される環境をつくり、大阪・関西の発展をけん引するグローバルイノベーション拠点として、2013年に開設されました。今回、スタートアップおよびそれを支えるエコシステムが成長していく環境を整えていくため、「集う」「つながる」「成長する」をコンセプトにリニューアルし、施設面積の拡充やスタートアップの交流促進および支援強化のための機能を充実していくにあたり、当社は、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、制作・内装施工、コンテンツ設計・制作を担当しました。
鹿児島市立科学館は、1990年の開館以来、自然界の法則や科学技術、宇宙について分かりやすく紹介し、科学への創造性を育むと共に科学知識の向上を図りました。本プロジェクトでは、2つの展示エリアを、「鹿児島と宇宙」および「身の回りの科学」としてリニューアルしました。地方都市ならではの地域に根差した科学館を目指し、JAXAのロケット発射場を有する鹿児島の特性を活かした展示や、特産である桜島大根のグラフィックをあしらった体験装置など、地域と親和性の高い要素をふんだんに取り入れました。科学への敷居を下げつつ好奇心や探求心が自然と醸成される場を創出するために、アナログ的な展示だけでなくデジタル技術も多く取り入れました。目玉展示の一つである「グラビティチャレンジ」では、来場者の動きを反映するキャラクターがスクリーンに現れてさまざまな惑星で陸上競技を行い、惑星ごとの重力の違いを体感しながら学べるゲーム性の高いコンテンツを制作しました。さらに、展示と連動する公式アプリを開発し、クイズやAR体験を通じて100種類以上のアイテムをWeb上で獲得できる仕組みを導入しました。回遊性の向上とリピートしたくなる体験を創出すると共に、市内で配布される教育用端末に標準実装するなど、地域とのつながりを一層高めました。
霞ヶ関キャピタル様の本社機能として、執務エリアと来客エリアが共存する22階、業務拡大による新部門の執務エリアとグループ会社を有する34階に続く、本社オフィス計画プロジェクトの一環となります。27階は、およそ2,000㎡という専有部に執務エリアとコワーキングエリアの2エリアで構成されています。一方の28階は、霞ヶ関キャピタル様の絶え間ない成長と変化を、空間体験として伝える場です。情報は古びることなく、常にアップデートされ、今を映し出します。空間は静謐で上質な落ち着きをつくりながら、光・映像・素材の変化によってゆるやかに呼吸するように動き出します。この空間は、止まることのない企業のダイナミズムを反映する“生きた空間”であり、訪れるたびに新たな発見と価値に出会える場となっています。当社は、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計、制作・施工を担当しました。
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