本コンテンツは沖縄県那覇市にある琉球王国国廟・崇元寺(そうげんじ)を紹介する周遊映像コンテンツです。崇元寺の歴史や建物の特徴、中国からの使者「冊封使(さくほうし)」が訪れた那覇の姿や関連する史跡・逸話などを3DCGやアニメーション映像を交えながら解説・紹介する映像、および崇元寺にまつわる史跡を周遊できる体験型コンテンツをウェブブラウザ上で公開しました。体験型コンテンツである『琉球ヒストリートラベル』(ウェブサイト)では、ナビゲーターに導かれながら、3つのルートで往時の那覇の様子を体感でき、クイズを通して那覇のまちの変遷に気付くことができるように設計しています。当社はコンテンツ設計・制作を担当しました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「未来の都市」パビリオンは博覧会協会と協賛12者による共同出展事業です。商船三井 展示プレイスは「WIND VISION」をコンセプトに、商船三井様が開発を進める、水素製造船「ウインドハンター」の大型装置模型と、大型スクリーンで構成した展示となっています。ウインドハンターが捉える無尽蔵の自然エネルギーである「風」と、船が生み出すムーブメントとしての「風」を来場者に感じていただけるようにインタラクティブな体験型の演出を行いました。
山口県下関市に位置する「海響館」は、下関らしさあふれる豊富な種類のフグの展示をはじめ、国内最大級を誇るペンギン展示施設を有し、動物が本来持つ習性や行動にフォーカスした「生き様展示」が人気を博す水族館です。開館以来はじめてとなる今回の大規模改修では、老朽化した設備を中心に更新と改装を行うと同時に、展示のリニューアルも実施しました。地元を中心に中国、九州エリアで広く愛される同施設の来館者の期待に応える目新しいデザインに加え、機能性を重視した構成にしています。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において地球環境産業技術研究機構(RITE)様が出展する実証プラント「RITE 未来の森」において、当社は企画、デザイン、建築、展示設計および監理から運営サポートまで総合プロデュースを行いました。本施設は、大気から二酸化炭素を直接回収するDAC(Direct Air Capture)※1と 、それを地中へと貯留するCCS( Carbon dioxide Capture and Storage )※2の双方を掛け合わせることで、今後期待されている未来の技術の実証実験に取り組んでいます。そして、人が排出した二酸化炭素を人の力で回収するという、新しい森を未来につくることを目指したプロジェクトです。ガイダンス棟では建築も新しい技術への実証実験として取り組み、未来の森というコンセプトから未来の木造技術「CLT※3折版構造ハングアップ工法」を世界で初めて実現させました。ハングアップ工法とは、丁番金物によりお互いに緊結した三角形 CLT パネルを水平面に敷き詰め、特定箇所をクレーンで吊り上げることで自重により折り紙のように変形し、折版構造を形成させるコンセプチュアルな工法です。今回はこの工法を用いることで、表情のある構造体で大空間をつくり上げ、デザイン性・機能性・施工性を併せ持ったCLT構造の普及促進につなげるための建築実証プロジェクトとしての側面もありました。これにより、身の引き締まるような神聖な空気感を発する建築空間が出現し、そして国産杉によるCLT折版構造そのものが展示映像や演奏などの音を響かせるコンサートホールのような音響環境を実現した類稀な建築となっています。会期終了後には、サスティナビリティ建築として活用すべく、京都府木津川市にあるRITE本部への移設の計画があります。万博の出展、そしてその後の活用を通し、二酸化炭素排出抑制、廃棄物を最小限とするリユース、CLT構造の普及促進などさまざまな社会課題に取り組みました。※1 大気からCO₂を取り除くことで、大気中のCO₂濃度を下げる技術※2 排出されたCO₂を集めて地中に貯留する技術※3 ひき板を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料
ロワジールホテル 品川シーサイドは、全フロアが高層階にあり、16階のフロント・会議室と17階から22階の客室の7フロアで構成されています。このたびのリニューアルで当社は18階の客室50室の改修を担当しました。立地の特性を生かすとともに、観光地へのアクセスの良さに着目しながら、宿泊時の最初の体験にデザインを反映しました。「旅の一歩を刻む始まりの空間」というコンセプトのもと、宿泊体験を細分化し、その“最初の行動”にデザインを添えることで、訪れたお客さまにホスピタリティを感じていただける空間づくりを目指しました。また、この土地ならではの景色を生かすため、FF&Eにはホテル前に広がる港湾地区のコンテナターミナルの色彩を取り入れ、外の風景を借景的に空間に組み込みました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「未来の都市」パビリオンに出展された川崎重工様の展示プレイスです。展示コンセプトは「移動本能研究所」です。川崎重工グループが描く2050年のモビリティ社会を、実物大のモビリティを用いた体験型展示で表現しています。来場者の「見る」「触れる」「体験する」といった体験を通じて、移動の未来に大きな希望や期待を感じさせる空間を提供しています。未来感と大型LEDによる没入感を両立させた空間演出と、実物大モビリティによる展示・体験を融合させることで、移動の未来を「自分ごと」として体感できる構成としています。
東京・有明のパナソニックセンター東京が2024年12月に閉館したことに伴い、ビジネスのお客様向け展示を東京・汐留に移転し、パナソニックグループの歴史や最新のソリューション、未来像などを実感できる場として「パナソニックコーポレートショウルーム」をリニューアルオープンしました。法人・官公庁などのVIPを対象とし、パナソニック様のこれまでの歴史と未来へのさまざまな取り組みについて、おもてなしや映像を通してプレゼンテーションしながら、共感から共創を促す場となっています。当社は、デザイン・設計・制作施工を担当しました。
キャラクター雑貨、玩具の企画製造販売およびコンサルティング事業を手がけるトーマントイズ様の東京本社移転プロジェクトです。急速な事業成長を背景に、オフィスの拡張と企業リブランディングを目的としてスタートし、当社はデザイン設計から内装・造作工事の施工を担当しました。トーマントイズ様のこれまで積み上げられた「クリエイティブ力」と築き上げられた「信頼」を強固な土台とし、親しみやすく柔らかな企業イメージを大切にしながら、今後の成長を見据えた新たな会社の顔を創出しています。レイアウトプランでは、距離感の近さや親しみやすさという社風を空間構成に反映しています。デザインでは、木を基調としたワントーンカラーの素材の組み合わせで、アイディエーションカンパニーとしての知的な雰囲気を表現しました。また、北欧家具をベースとしたFF&Eコーディネートにより、企業イメージの柔らかな空気感を醸成しています。アクセントとして随所に取り入れたコーポレートカラーが空間全体に統一感を持たせ、唯一無二のオフィスを実現しました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)シグネチャーパビリオン「EARTH MART」は小山薫堂氏がプロデュースしたパビリオンです。「食を通して、いのちを考える」をテーマに、日本人が育んできた食文化の可能性とテクノロジーによる食の進化を共有し、未来へと導く「新しい食べ方」を共に考える場となっています。普段は「食」が並ぶスーパーマーケットに「いのち」を陳列し、その背景を体験することで気づきを得る設計としました。日常的な風景の中に見つける価値は、日々のさまざまな場面での選択を考えるきっかけになります。また、「野菜の花」や「卵殻を利活用した再生たまご」など生きた素材を使って空間を構成しながら、食に関わるさまざまな方(農家・寿司職人・バイオテクノロジー研究者)と共にコンテンツ自体を構築し、空間に物語が広がっていくような「統合されたひとつの世界観」をつくることでメッセージの伝達を実現しました。切り取られた「いのちの断片」を通じて、さまざまな当たり前をリセットすることで、いのちにとって本当に大切なものに気づき、感謝や優しさが生まれ、ほのかな幸せにつながる。食事の時間を昨日よりも少しだけ大切にしたくなる…そのような後味を残せればという小山プロデューサーの想いを具現化しました。
大阪・関西万博開催地の、大阪府・大阪市が産学官民一体となって出展する「大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn」。当社は展示JVの代表企業として、基本計画、基本設計、実施設計、施工までを担いました。「未来の医療やヘルスケアが浸透した生活を体験でき、なおかつ未来社会の実験としてレガシーにつながる展示」という基本構想を、ミライの「ヘルスケア」「都市」「食・文化」「エンターテインメント」で表現しました。主なプログラムである「リボーン体験ルート」では、「カラダ測定ポッド」で健康データを測定することで、25年後のじぶんに出会います。その25年後のじぶんと一緒に、大阪を中心とした約20の出展企業が思い描くミライのヘルスケアや都市生活などを体験することで、ミライのじぶんが生まれ変わる、という体験ができます。「いのち輝く未来社会」に、リボーン= “「人」は生まれ変われる” “新たな一歩を踏み出す” きっかけになれば…と、想いを込めた展示です。【業務の特徴】「いのち輝く未来社会」に、リボーン= “「人」は生まれ変われる” “新たな一歩を踏み出す” きっかけになれば…総合プロデューサー、アドバイザー、出展企業、その他多くの関係者の想いを一つにまとめ、実現できました。
横浜ランドマークタワー30周年を契機としたプロジェクトです。横浜・神奈川にゆかりのあるシェフ監修の店舗や地元企業とのコラボレーション店舗など、魅力的な3つのバルが集積し、県内の食や生産者の魅力を来場者へお届けする、新たな「食」の発信拠点として2025年5月29日にオープンしました。店舗内装の一部には神奈川県産の木材を利用し、神奈川在住のアーティスト・山下良平氏の壁画アートにより空間を彩るなど、当社は企画からデザイン、施工までを担当しています。
京都市下京区の梅小路公園内に位置し、子どもから大人まで幅広い層が訪れる京都水族館における交流エリアに誕生した「ミテッテ」の改修を行いました。館についての展示、ワークショップの開催、休憩などの幅広い機能を備えた新エリアとして、生き物についてだけでなく、生き物へのスタッフの思い、スタッフや館の活動を知ることで、京都水族館をより好きになれる場所となるよう、空間を構成しています。
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のホスト国として、「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに、展示と建築がシームレスにつながることで、来館者に「循環」の意義を感じていただくパビリオンです。円環状の構造体によって、いのちのリレーを体現する日本館は、ホスト国のパビリオンとして唯一無二の存在感を示しています。周囲をぐるりと歩くうちに自然と日本館内に吸い込まれていく動線に加え、最大の特徴は、円を描くように立ち並ぶ無数の「木の板」です。その隙間からは内部を垣間見ることができ、中と外、展示と建築の連続によって、日本館のテーマにもある「あいだ」を来場者が意識するきっかけをもたらします。また、本パビリオンの特徴として「ごみを食べる日本館」というコンセプトがあります。万博会場内で出たごみが、微生物のはたらきによって分解され、エネルギーや水に変換されます。その過程をインスタレーション*で追体験しながら、生み出されたエネルギーや水が日本館を動かすさまを体感する「生きたパビリオン」となっています。そして、3つのゾーンで構成される館内を一周しながら、日本の美意識である「循環」の意義を感じることで、来館者自身も、その永く壮大な物語の一部であることを実感できます。加えて、主にCLT(直交集成板)で構成される「木の板」と、構造には鋼材を使用することで、CLTをできるだけシンプルで象徴的な方法で使用しています。日本館で使用されているCLTは、万博終了後に日本各地の企業や自治体などに再利用いただく予定となっており、解体や転用がしやすいよう工夫されています。日本館のテーマである「いのちと、いのちの、あいだに」の根底にある「循環」の価値を知ることで、私たちのすぐ身近にある循環を見つめ直し、これからの社会のあり方や、持続可能な未来へのヒントの探求につながることを目指しています。当社はこの日本館において、展示デザイン(基本設計、実施設計)、施工、運営を担当しております。*展示空間全体を作品として体験する現代の芸術形式。観客はその空間を歩き回り、視覚や音などを通じて作品を楽しみます。
北海道虻田郡の「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」ゲレンデ山麓に位置する「マウンテンセンター」の改修を実施しました。本施設は、1階が売店・チケットカウンター、2階はレストランの2フロア構成となっており、今回の改修において、1階の売場面積は1.6倍に拡張、2階レストランは「sanshoku」と名を改め、空間演出と共に全面リニューアルする形となりました。グラン・ヒラフに降り立つゲストをコースに送り出す場所として、また、コースから帰ってくるゲストを出迎える場所としての役目を持つ施設であると解釈し、デザインしました。おおらかに包み込む北海道の自然を、「ヒラフブルー」が象徴する新たにバリューアップされたクールなブランドアイデンティティに溶け込ませ、その要素をリゾート施設ならではの一期一会で賑やかな空間にちりばめることで、ここにしかない、クールでいて、どこか温かみを感じる体験を生む空間づくりを目指しました。
カタールの人、土地、海が持つ豊かな物語を、リアルな素材を駆使して表現した、大阪・関西万博のパビリオンです。砂漠の風景を繊細なグラデーションで再現する本物の砂や、床・壁・天井を覆い尽くす深海のようなアルミ素材、そして文化的な豊かさを象徴する精巧な刺繍の巨大カーテンで空間を構成しています。訪れる人の感性にダイレクトに訴えかける素材の中にカタールの伝統工芸や風景が幻想的に浮かび上がる、体感型展示空間を設計しました。
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