「NEXT HOME」をコンセプトとし、創業50周年を迎えた山一地所様における、次代の基盤となる新社屋プロジェクトです。同社の渡部社長からの「ただカッコイイだけのハコはいらない。活きたハコが欲しい」というご要望に応えるため、全社員と準備委員会を対象としたワークショップを重ねながら、新社屋の各所に社員一人ひとりの想いを詰め込み、「自分たちのオフィス」という意識の醸成につなげました。今回のプロジェクトを通じて、社員一人ひとりのモチベーションも変化し、新たな社内外の交流が生まれています。山一地所様が期待するコミュニケーション、リクルーティング、DNAの継承などの課題解決につながる、オリジナリティーに富んだ「自分たちのためのオフィス」がここに誕生しました。
当社は、2022年より取り組んでいるR&Dプロジェクトの一環として、“素材=地球資源”をテーマにした「マテリアルレコード(material record)」を立ち上げ、その第一弾プロダクトとなる音響装置「noon by material record(ヌーン バイ マテリアルレコード)」(以下、「noon」)を発表しました。同プロダクトは、地球を構成するさまざまなサステナブル素材に目を向けて、“音”と“素材”を結び付け、空間設計を得意とする乃村工藝社グループの創造性が詰まった、体験型アートピースです。今回の「noon」のリリースに当たり、俳優の仲野太賀、映像ディレクターの上出遼平、写真家の阿部裕介による旅サークル「MIDNIGHT PIZZA CLUB」とのコラボレーションを実施しました。2024年12月12日に発売された、旅の記録をまとめた書籍「MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st BLAZE LANGTANG VALLEY」の出版記念イベント(12月13~15日開催)の空間デザインも担当したほか、「noon」を設置し、旅の途中で撮影したネパールの写真展示と共に、上出遼平が旅先で収集した音源から制作したアンビエント・サウンドを「noon」で再生しました。
国内最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO 2023」に「わたしたちの未来へ- SCRAP MATERIAL UPCYCLE PROJECT- SCRAPTURE」を出展しました。「SCRAPTURE(スクラプチャー)」は、建材や内装素材から排出される「SCRAP」を「FURNITURE」へ、さらに再生素材としてリユースし地球に還元するアップサイクルプロジェクトです。普段は目にすることのない内装にまつわる廃棄物を身近に感じ、感情と記憶に訴え続ける実用的かつ持続的なメッセージアートとしてのファニチャーを制作しました。その後も新たな内装材として循環させ、共創の輪を広げるメディアとして、より良い未来を考えるきっかけになることを目指しています。
リファインバースグループ様は Waste to Wealth を掲げ、廃棄物を資源として「新しいモノづくり」に取り組んでいます。今回のオフィス移転に伴い、当社はデザイン設計から内装造作工事の施工を担当しました。
「カカオティエゴカン」は、生産地に足を運び、カカオ農家と共に豆から妥協せずにチョコレートをつくり上げています。店内の設えには、チョコレートの製造過程で廃棄されるカカオの薄皮「カカオハスク」を粉砕し練り込みました。カカオの実から丁寧につくられたチョコレートと、「カカオハスク」に包み込まれた店内、それらが共鳴し合い、カカオの魅力を全身で体感できる特別な空間となりました。
京都府立植物園は、1924年に日本初の公立植物園として開園し、2024年1月1日に開園100周年を迎え、開園100周年を機に、園内に新たに、どんぐりの森「Dongreen Lab(どんぐりーんらぼ)」エリアを整備しました。整備場所は、ドングリの実がなるコナラやクヌギなど世界各地から10種類を超えるどんぐりの木を集めた園中央部の面積3千平方メートルの一帯です。子どもたちが実際にどんぐりを手に取り、形や匂いを感じる仕掛けとして、クマをかたどった「どんぐりポスト」や、どんぐりの多様性を感じることができる「見どころキャプション」を設置することで、さまざまな種類のドングリに触れながら生態系を学ぶことができるようにしています。また、集められたどんぐりは園内のワークショップや、京都市動物園のクマへのプレゼントなどで活用される予定となっています。
東京建物仙台ビル2階エリアにおいて、ビル入居者の満足度向上を目的とした、エントランスおよびカフェスペースのリニューアルを行いました。当社は企画・基本構想段階から参画し、内装・環境デザイン、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、施工まで担当しました。
MIRAI-Bitは、日本科学未来館が2023年11月にリニューアルオープンした常設展示のうち、誰にでも訪れる老いを疑似体験できる「老いパーク」、ロボットと人が共に暮らす未来をテーマとした「ナナイロクエスト」、地球環境に関する「プラネタリー・クライシス」に関連する一部のコンテンツを個人の端末でオンライン体験できるサイトです。また、全国の科学館などからもMIRAI-Bitを体験することができるよう、各地で巡回展を行っています。当社はコンテンツ制作ならびに巡回用の展示什器の設計施工を担当しました。
新宿センタービル内のオフィステナント向け従業員専用ラウンジの企画・設計・施工プロジェクトです。当社は、本プロジェクトの川上から参画し、事業企画・基本構想、運営サポートのご提案、コンセプト・ネーミングのご提案を行いました。実証実験の場として、他エリア(空き区画)にもそのまま空間を転用させることを視野に入れたデザインとして対応しました。
「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」は、国内最大級のEV(電動)カートを中心とした都市型サーキットで、東京23区内では唯一のサーキットコースを擁する、モータースポーツとテクノロジーが融合したエンターテインメント施設です。本施設は、専用のEVレーシングカートとシミュレーターを使用し、屋外および屋内コースで本格的な都市型レーシング体験を提供します。屋内コースでは、プロジェクションマッピングなどを活用した演出のほか、モータースポーツファンからファミリー層までが一日中楽しむことのできる空間となっています。EVをはじめとするテクノロジーを活用することで、あらゆる方々に新たな都市型サーキット体験を届けることと、次世代モビリティによるウェルビーイングの推進、EVを用いたサステナブルな社会の実現など、SDGsへの貢献をミッションとしています。当社は共同企画社として、事業構想から運営後の付加価値向上まで、多岐にわたる領域に対応しています。今後は、トムス様と共に、モビリティエンターテインメントの拡大に向けて、当事業を今後全国展開していくことを見据えています。
オルクドール・サロンAOYAMAは、東海東京フィナンシャル・グループ様が運営する富裕層向け会員制サロンです。2016年名古屋、2019年東京・日本橋に次ぐ3拠点目として青山に計画された本施設は、会員である“富裕層”と“スタートアップ起業家”を結びつける新たな「大人の好奇心を刺激する社交場」をコンセプトに空間をつくり上げています。より多くのお客さまを多面的かつ記憶に残る驚きで迎えられるサロンづくりを目指して、空間性・アート・サステナブル・技巧を楽しめる、唯一無二の空気感をつくり上げました。
持続的に緑とともに生きる社会を考えるきっかけを創出することを目的とし、三井不動産様とディスカバー・ジャパン様の主催により、“木”を知り、学びを深めるイベントとして東京ミッドタウン日比谷にて開催されました。2023年8月刊行の雑誌『Discover Japan』の特集「木と生きる」をテーマとしたリアルイベントです。本イベントを象徴する空間として、1階アトリウムをイントロダクションエリアとしました。木彫作品のインスタレーション展示にあたり、当社は木彫作品を包み込む空間を実現するため、木の香りや音、光に包まれながら、五感で体験する「木とのかかわり合い方」をコンセプトとしました。当社は本空間演出のデザイン・設計、施工を担当しました。また、東京ミッドタウン日比谷 地下通路でのパネルエキシビジョンでは、当社R&D活動の“手で考えるデザイン「手ザイン」”の活動紹介と試作品実物展示を行いました。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の大林組の取り組みをPRする目的で、万博現場事務所内にビジタールームを設置し、大林組様のステークホルダーと、博覧会協会様のゲストに対しアテンドを行う施設を計画しました。展示構成は万博の大屋根リングをイメージさせる円形シアターを中心に、周囲には万博の開催概要や大林組様施工のパビリオンの解説とモックアップを展示しています。展示什器は木製単管で制作し、プロッター出力したグラフィックをクランプを用いて掲示するなど、現場事務所という背景を生かした「現場感」と、この場所で万博がリアルタイムにつくり上げられていく「臨場感」を表し、現場の「今」が展示できるように更新性を持たせた計画としています。また、大屋根リングの実証実験で使用したCLTパネルを再利用したマテリアルや、図面枠をモチーフにしたグラフィックや最新の工事写真を展示し、大林組様らしさを出すデザインと万博の開催まで現場とともに成長していく展示空間を目指しました。
CES 2024 「パナソニックグループブース」の展示プロジェクトです。「CES 2024」で当社は、地球環境問題の解決とよりよいくらしを両立した「パナソニックグループが思い描く将来のくらし」を紹介するブース全体のデザイン・設計を担当しました。具体的には、「Sustainable Energy(CO2排出削減)」、「Circular Economy(サーキュラーなものづくり)」、「Resource Optimization(資源の最適化)」の3つのカテゴリーで、パナソニックグループが描く将来のくらしと取り組みを紹介し、さらに、一人ひとりの「くらしの質」の向上につながる最新の製品やソリューションを展示しました。
「Marunouchi Street Park」は「道路空間」を快適な「都市公園空間」へと変える、未来のエリアマネジメントの実証実験として、2019年から東京・丸の内仲通りで実施されています。「Popping Summer Street -訪れる人が夏らしさを感じ、心躍るような丸の内仲通り-」をコンセプトとし、ラグビー/SDGsなど時代やトレンドにあった取り組みとのコラボレーションや、風力発電や太陽光発電の機能を備えたテーブルの設置、地域で働く方や来街者を巻き込んだ音楽演奏の場づくりなどを検証事項として実施しました。
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