京都府立植物園は、1924年に日本初の公立植物園として開園し、2024年1月1日に開園100周年を迎え、開園100周年を機に、園内に新たに、どんぐりの森「Dongreen Lab(どんぐりーんらぼ)」エリアを整備しました。整備場所は、ドングリの実がなるコナラやクヌギなど世界各地から10種類を超えるどんぐりの木を集めた園中央部の面積3千平方メートルの一帯です。
子どもたちが実際にどんぐりを手に取り、形や匂いを感じる仕掛けとして、クマをかたどった「どんぐりポスト」や、どんぐりの多様性を感じることができる「見どころキャプション」を設置することで、さまざまな種類のドングリに触れながら生態系を学ぶことができるようにしています。また、集められたどんぐりは園内のワークショップや、京都市動物園のクマへのプレゼントなどで活用される予定となっています。
次の100年に向け、植物に触れながら学べる新エリアを整備したいとの御相談をうけ、どのような手法が考えられるかなど、技術的なご相談がありました。
どんぐりの森エリア整備にあたって、遊びを通して植物園における原体験を育みたいとの希望に対し、子どもたちが実際にドングリを手に取ることができるような仕掛けやエリアに入りたくなるような空間の提案をし、共感いただけました。また、植物園直営で整備可能な部分と、当社が担当する部分を整理し提案したことで、事業予算の圧縮も図られ、京都府における予算も計上され、入札を経て新エリア整備の実現に至りました。
どんぐりポストのくま「どんちゃん」の可愛らしさ、愛らしさがお子様に大人気となっています。これまでの植物園にはなかった洗練された雰囲気も出しながら、園の大切にしている植物を主役としたエリア整備となっています。
- オープン
2024
- 所在地
京都府
- クライアント
京都府(京都府立植物園)様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、制作・展示施工
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