新宿センタービル　サステナブルラウンジ「i-ma」

新宿センタービル内のオフィステナント向け従業員専用ラウンジの企画・設計・施工プロジェクトです。当社は、本プロジェクトの川上から参画し、事業企画・基本構想、運営サポートのご提案、コンセプト・ネーミングのご提案を行いました。実証実験の場として、他エリア（空き区画）にもそのまま空間を転用させることを視野に入れたデザインとして対応しました。

オフィスワーカーが、仕事の合間や昼休憩時に気持ちをリセット・リフレッシュできるような場が求められました。また、この事業が持続・継続できるように、将来的な空間のフレキシブル性がテーマになっており、可動什器の採用、他エリア（空き区画）への流用が可能な「仮設的なデザイン」が求められました。

常に変化に対応できる空間として、床・壁・天井は新規で一切設けずに、単管パイプだけで空間を構成しました。照明や什器も全て単管パイプと一体になるようにジョイントして、少ない要素で空間を成り立たせています。一方で、仮設的でありながらも「居心地の良さ」は担保できるように植栽や照明などでバランスを取りながら空間を構成しています。躯体の壁や床も入居時のままの状態としているため、単管パイプを解体するだけで容易に現状復旧が可能で、簡単に空間を移転することができるフレキシブル性を徹底的に体現したデザインとしています。