紀伊國屋書店新宿本店1～4階リニューアル

未来志向の原点回帰をコンセプトとした紀伊國屋書店新宿本店1～4階のリニューアルプロジェクトです。

新しい老舗書店として、
① 時代にふさわしい文化、芸術、情報の発信拠点となる
② 本を愛する多くのお客さまにこれからも愛され続ける書店となる
③ 紀伊國屋ビルをこの先も維持発展させていく
という３つのテーマを店舗改装のミッションに掲げました。

1964年のビル竣工当初から待ち合わせ場所として親しまれてきた1階、通称“ひろば”の価値を継承し、「紀伊國屋でまちあわせよう」をコンセプトに、新宿通り側のエントランスを復活させ、本を買う以外の目的でも「ちょっと寄って行こう」と思える空間にすることがお客さまのご要望でした。
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また2階は、「サロンの再生」をテーマとしました。竣工当時、創業者の田辺茂一は9階に設けたサロンで文化人との交流を深めていました。そのような、文学好きの人たちが語り合える「たまり場」をつくることがお客さまの期待でした。​​

サイン更新を行い1階ひろばには待ち合わせのシンボルとなる“HASHIRA VISION”を設置し、前川國男の歴史的建造物にふさわしいスタイリッシュなファサードを再構築しました。

2階のサロンの再生は「BOOK SALON」として“BOOK CLOCK” “BOOK WALL” “BOOK型デジタルサイネージ”など本好きたちが語らうきっかけとなる仕掛けを充実させ、創業者の田辺茂一がつくった文化人交流の場のサロンを再生しました。