概要
ながのこども館「ながノビ!」は、旧長野市少年科学センターを全面リニューアルして誕生した屋内遊戯施設です。
「子どもたちの生きる力を育む × だれもが居心地よく癒される屋内の公園」をコンセプトとして、自然・動物・科学をテーマに、森や宇宙を想起させる有機的な造形と回遊性の高い空間構成により、0~12歳の子どもたちが全身で遊びながら主体的に学べる環境を実現しています。
長野の自然をテーマにした遊び場で、揺れる・回る・登る・つかむ・くぐるといった多様な身体活動を引き出し感覚統合(※)を育む「森のたんけんひろば」と、光による演出空間で全身を使って遊べる「宇宙アスレチック」を展開しています。さらに、サイエンスショーやクラフト、科学原理の体験、デジタル体験などで構成する「科学と創造のひろば」、りんごの木をテーマに音や動きを楽しめる大型ボールコースター、木の温もりを感じられる木育広場など、多様な遊びと学びを体験できます。
子どもたちが夢中になって遊び、家族みんなで心地よく過ごせる“屋内の公園”として生まれ変わりました。
※感覚統合:さまざまな感覚器官を通じて身体に入ってくる複数の感覚を適切に分類・整理し統合するはたらき
課題・要望
近年の気候変動により、長野市においても、猛暑・大雨・降雪といった気象条件の影響で、屋外で遊べる機会が減少し、運動不足や握力低下など、子どもの運動機能の低下が課題となっていました。あわせて、多様な子どもが安心して過ごせる場の不足も指摘されていました。
リニューアルに際しては、旧センターの建物を活用し、子どもの発達を支える環境づくり、科学の学びの継承、隣接する動物園利用者の休憩機能、大人と子どもが快適に過ごせる居場所の創出など、地域の多様な利用シーンに応えることが求められました。
解決策
当社はこれらの課題に対し、旧センターの改修にとどまらず、「地域をつなぐプラットフォーム」づくりを進めました。
屋内で公園機能を実現するため、空間を「静」と「動」にゾーニングし、大型遊具は素材や形状を工夫して、異年齢の子どもたちが限られたスペースでも安全に多様な刺激を得られる設計としました。
また、地場産材を活用した木質空間により、長野の森とつながる温かみのある環境を整えています。
赤ちゃん連れの方が安心して利用できる休憩スペースや親子トイレを整備し、隣接する動物園との連続性を高める動線計画としています。
さらに、旧センターの展示を再活用しつつ、新しいサイエンスコミュニケーションやデジタルコンテンツを取り入れ、学びの体験を現代的にアップデートしました。大学と連携したプログラミング体験や市民協働イベントを通じて、三世代が楽しめる学びの継承と、時代に合った体験価値の提供を両立しています。
何度訪れても新しい発見があり、だれもが心地よく過ごせる空間となるよう、地域とのつながりを育む仕組みを整えました。安全性・包摂性・地域循環を基盤に、有識者との協議を重ねながら、子どもと大人が快適に過ごせる居場所づくりの実現に取り組みました。
お客さまの声
子ども達がのびのびと遊べる空間の提案および施工をしていただき感謝申し上げます。施設開館より今日まで多くのお子様に利用いただく中で、利用者からのアンケートにおいても高評価を多数いただくなど順調に運営しております。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2024
- 所在地
長野県
- クライアント
長野市様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、制作・展示施工、制作・内装施工
- 受賞
「日本空間デザイン賞 2025」LongList
「第59回日本サインデザイン賞」入選
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