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「空海室」は、弘法大師空海の足跡を紹介する常設展示室です。今回は、既存グラフィック内容を踏襲しつつデザインを刷新するとともに、空海の道程を示す地図を新たに加えることで、より伝わりやすい展示へのリニューアルを図りました。また、展示室の順路をわかりやすくするとともに、来館者が展示内容を理解しやすくなるよう、導入部のサインなどを新規に設置しました。さらに展示室中央エリアでは、空海の紡いだ5つの言葉を空海像に重ねて投影する演出を加え、歴史的存在である空海がその場に立ち現れるような体験を創出しました。この演出に用いる文字については、香川大学創造工学部の協力を得て、空海直筆の文字を学習したAIにより筆跡を再現しています。視覚情報と空間演出を統合することで、学術性と没入感を両立した展示環境としてリニューアルしました。
大阪を拠点に全国展開されているハウスメーカー、アイ工務店様の本社移転計画において、デザイン・設計から内装工事までを一貫して担当しました。アイ工務店様らしさや企業風土を体感できる場として、企業イメージの向上を重視した空間づくりを目指し、信頼性と誇りを感じられるデザインを構築しています。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)シグネチャーパビリオン「null²」は、テーマ「いのちを磨く」から連想された「鏡」をモチーフにした2つの体験を生み出す、メディアアーティスト落合陽一氏がプロデュースしたパビリオンです。1つ目は「未知の風景」を生み出す建築です。素材から開発した特殊なミラー外装膜に覆われた巨大な構造物は、それ自体がヌルヌルと変形することで周囲の風景や人物を歪め、未知の風景を生み出す彫刻建築となります。2つ目は「未知の体験」を生み出すデジタルの身体による合わせ鏡です。パビリオンの中の空間は、訪れた人々の身体がデジタル化され、有機的に変形し、自律的に動作する身体(デジタルヒューマン)と対話する体験型シアターコンテンツとなっています。デジタル化された自分と出会う体験は、有史以来行われてこなかった鏡の再発明です。当社は、内装演出・制作、内装デザイン、内装設計、内装施工を担当しました。
日本初上陸となるフェアモント ホテル&リゾートのフェアモント東京は29のスイートを含む全 217の客室、5つのレストランと2つのバー、屋外テラス、スカイチャペル、スパなどを完備するラグジュアリーホテルです。ブルーフロント芝浦タワーSの上層階に位置し、東京を見渡す壮大なパノラマを享受できる場所で都市と水辺のつながりを空間として表現しています。当社は36階にある日本食のスペシャリティレストランと、同階のスイートルームのザ・ビュー スイートのデザインを担当しました。
タワーレコード渋谷店は、滞在型および体験型店舗への進化を目指し、1階・4階・5階のリニューアルを実施しました。また、リニューアルと並行して、同店6階のアナログレコードフロア内に、新業態となるスタンディング式のビアバー「TOWER RECORDS BEER」を開業しました。
島根県の総合建設会社カナツ技建工業様のオフィスリニューアルプロジェクトとして、自然とテクノロジーが調和した今までにないオフィス空間づくりを行いました。
キッザニアはKCJ GROUP様が運営する、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」です。実在の企業がスポンサーとなり、リアルな職業・社会体験を通じて、未来を生き抜く力を育むことができる施設となっています。ららぽーと豊洲内にある「キッザニア東京」の一角にオープンした「ホースセンター」では「馬に寄り添い、馬文化を育む」「馬と直接触れ合い、馬の魅力を知る」という方針のもと、普段はなかなか触れ合う機会がない馬に関わる仕事を通じて、「馬を身近に感じること」ができる3つのアクティビティが体験できます。「獣医師」では、外科医と麻酔科医に分かれて馬のねじれた腸を治す本格的な開腹手術の体験ができ、「アシスタントトレーナー」では、手入れを通じた馬とのコミュニケーションや、馬具を装着して騎乗を行い、馬の高さを体験できます。また、「乗馬体験」では、シミュレーターを使い、レベル別に3種類から選んだ乗馬コースで馬と心を通わせる体験ができます。「ホースセンター」での体験を通じて、こども達が馬という存在に興味を抱き、命の尊さやチームで協力して物事をやり遂げる大切さを学ぶ機会を創出することが(KCJ GROUPおよびJRAの)目的です。当社は施工・制作の立場からこの想いに寄り添い、限られた条件下においても、こども達に深い気づきを与える空間品質を追求いたしました。
本施設は、駅直結商業ビルへの広島市立中央図書館の移転に合わせて整備された広島市郷土資料館の附属展示施設です。広島の歴史や文化を身近に学べる場として、市民の郷土愛を育むとともに、本館への誘導拠点、観光の玄関口となることを目指しています。展示では、広島の成り立ちに大きく関わる「川・海・山」という地理的特性に着目し、交通、産業、暮らし、文化の歴史を紹介しています。新旧写真が見比べられる映像、広島市の魅力が盛りだくさんの床面イラストマップに加え、産業を紹介するエリアでは牡蠣養殖を題材にした体験型ゲームを設けるなど、子どもから大人まで楽しみながら学べる構成としています。 当社は、基本計画・基本実施設計・施⼯を担当しました。
電動化の時代を切り拓く日産自動車様の“今”と“未来”を体感できる、「Japan Mobility Show 2025」の同社ブースにて、新型エルグランドが世界初公開となりました。第3世代e-POWERをはじめとする先進技術により進化した「運転の愉しさ」と、日産自動車様がこの新型モデルに託す「プレミアムツーリングモビリティ」というビジョンを新たな価値として提示されています。ボディカラーには、富士の黎明の一瞬を切り取った自然美を表現した「FUJI DAWN -フジドーン-」と、日本で古来より高貴さや格式の高さを象徴する色から着想した「至極 -シゴク-」の2トーンが新色として採用されています。このカラーを象徴する、夜明けから日中、夕方へと移ろう一日の時間を演出照明で表現し、エルグランドの存在感と世界観をドラマチックに演出しました。また、真っ白な本のページから車と街が浮かび上がってくる、飛び出す絵本のような世界観を表現した、白を基調とするモノトーンのミニマルな空間構成としています。さらに、一充電走行距離を大きく伸ばした新型リーフ、軽自動車の価値観を刷新する新型ルークス、洗練と先進性を高めたアリア、アウトドア志向を強めたエクストレイルなど、日産の電動化と多様なライフスタイル提案を体現するモデルを展示しました。加えて、Fairlady Zやスカイライン、フォーミュラEマシン、フラッグシップSUVのパトロール(中東モデル)を通じて、走りへの情熱と挑戦を伝えるブース構成になっています。当社は、設計、サイン、制作、施工を行いました。
昭和館は、昭和の時代に国民が経験した戦争の記憶を継承し、またその時代の国民生活に係わる歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、その労苦を次世代へ伝える国立の施設で、「戦前・戦中・戦後を通した国民の暮らし」をテーマとした展示を行っています。 本プロジェクトは、エピローグ「昭和のくらし―昭和30年代体験エリア―」のリニューアルで、2023年の基本計画から段階的に整備を行いました。終戦からの復興を経て高度経済成長期へと向かうこの時代は昭和レトロの懐かさと共に、明るくワクワクする魅力満載の展示となっています。展示空間は、商店街の「電気屋」をイメージした再現家屋と「路地裏」です。電気屋には、当時憧れの家電だった各社の“三種の神器”が贅沢に並べられています。板塀に貼られた数々のポスターからは、当時の世相や文化を垣間見ることができます。路地裏は電気屋の裏庭・縁側空間につながり、手押しポンプ・手回し洗濯器シミュレーションによって、電化以前の水仕事を擬似体験できます。広場の紙芝居師の演目は、大人気の「黄金バット」です。 電気屋の一家のシルエットパネル(父親・母親・子ども)はスマートフォンをかざすと、各人の暮らしを昭和30年代から語りかけてくれます。
1979年開館の富山市科学博物館は、変化にとんだ富山の自然を科学の視点でさぐる博物館です。2026年3月、1階・地学展示室「とやま・時間のたび」とロビー展示がリニューアルオープンしました。本リニューアルは、当社が担当した2007年の全館改装以来、約20年ぶりの中規模改装となりました。メインの地学展示室は、多くの岩石や化石標本から、富山の大地の成立ちと生命の歴史を紹介しています。 既存展示品の魅力を生かしながら、「とやま大地の逸品」、「とやまフィールドマップ」、「35億年の生命史」、そして、恐竜アンキロサウルス類の全身骨格「ガストニア ブルゲイ」などのコーナーを新たに整備しました。富山の大地や自然の魅力が直感的に伝わる展示、暮らし・大地・自然を結び付ける展示、映像やデジタル技術で理解を深める展示を実現しました。
NANKAI様は、大阪・なんばパークスに隣接するオフィスビル「パークスタワー」において、共用会議室エリアを従業員専用ラウンジ「PARKS PATIO」として再構築しました。なんばパークスの象徴である緑豊かなパークスガーデンと呼応する、“働く人のための特別な裏庭”のような空間として計画しています。働く人が日常的に利用する場として、打ち合わせや作業だけでなく、休憩や気分転換など多様な過ごし方を受け止める環境を整備しました。ワーカー参加型の制作プロセスや、ガーデンの植物を用いたアート、沿線の環境音を取り入れたサウンド演出などを通じて、都市の利便性の中に心身を整える余白を取り込みながら、オフィスビル全体の価値向上とワーカー体験の向上を目指しています。当社は、企画からデザイン・設計、制作施工を担当しました。
オーストラリア発の寝具ブランド、「コアラスリープジャパン」の旗艦ストアです。都市にいながら、オーストラリアらしい自然や文化を感じられる“アーバン・オアシス”をコンセプトにしています。主力商品であるマットレスでの睡眠体験やさまざまなシーンで活躍するソファーベッドもお試し体験ができます。オーストラリアの自然にインスパイアされたデザインのクッションやラグのホームウェアも実店舗ならではの楽しいお買い物体験ができ、併設されたコアラカフェではオールプレス・エスプレッソのコーヒーや「オージー」らしさを表現したフードメニューを楽しむことができます。※2026年2月現在、Koala Sleep Japan株式会社からKoala JP株式会社に社名を変更しました。
本店舗は、AI搭載オーブン「バウムクーヘンAI職人 “THEO(テオ)”」がリアルタイムにショーキッチンでバウムクーヘンを焼いて提供するカフェです。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマにある言葉「いのち」から着想した「卵」をモチーフとして、白を基調に、丸みをおびたシルエットの椅子やテーブルなどが並び、窓から差し込む光をやわらかく照り返す明るい空間となっています。また、床・壁・天井・テーブルの素材には、バウムクーヘンづくりに使われた卵の殻を再利用することで、材料を無駄にせず、建築へと活かしていく未来のお菓子屋さんのあり方を表現しています。※出店期間:2025年4月13日(日)~10月13日(月)
プロデューサー・宮田裕章氏による2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」は、屋根も壁も持たず、隣接する「静けさの森」と溶け合うように佇むパビリオンです。「いのちを響き合わせる」をテーマに掲げ、来場者はその日・その時間に集った一期一会のつながりを起点に、3つのシークエンスで構成される共鳴体験へと導かれます。シークエンス1では、自己と他者を見つめ、「何を通してつながるか」を再認識する体験をします。多様なモチーフと向き合うことで、他者の価値や自己の願いに気づき、未来へ向かう共鳴の手がかりを得ます。シークエンス2では、自然や文化、そこで育まれた暮らしと響き合う視点を体験します。「声」という普遍的なモチーフを通じて世界の価値観に耳を澄まし、遠い地域の風習が自分の暮らしとつながることを実感します。シークエンス3では、来場者同士がつながり、世界と向き合いながらより良い未来を描く体験をします。人々や自然とのつながりを感じつつ共に虹をつくることで、違いを認識しながら同じ空を見上げ、未来へ歩む感覚を得ます。最後のエピローグでは、来場者がその瞬間に体験した行動や環境データを重ね合わせた一回性の映像が上映され、世界とのつながりや、未来へと共に歩む手がかりが示されます。当社は本パビリオンにおいて、共鳴体験の核となるアートインスタレーションの制作・設置をはじめ、来場者を体験へと導く専用デバイス“ふしぎな石ころ”「echorb(エコーブ)」(協賛:村田製作所)に関する通信設備の設置展示工事を担当しました。
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