一度きりの観光では味わいつくせない「京都東寺」を分かりやすく紹介するホテルとして、あまり知られていない仏像曼荼羅(まんだら)をイラスト化し、古(いにしえ)と現代を比較しながら自在に開閉できる街歩きマップや、砂で写経のできる大テーブル、人感センサーで仏がほほ笑む壁面アートワークをロビーに設置しました。
また、五重塔をモチーフにした原寸大の柱は、実際の心柱そのものが曼荼羅であることから、知恵を授けるブックシェルフとしました。
新幹線から見える京都のランドマーク・東寺の近くに位置する「都市型観光ホテル」として、そのコンセプトに見合う深堀りした魅力が必要とされていました。新築後すぐに閉業となったホテルの改装となるため、内装の状態はよく、既存を最大限生かした改装としつつ、東寺エリアを楽しむためのディスプレイ・コンテンツのアイデア出しが求められました。
京都の歴史調査から、東寺の「真言密教」や「曼荼羅」といった難解な仏教的な要素を簡略化し、知識がなくても楽しめるグラフィックコンテンツや写経体験・平城京と現代を行き来する今昔マップなどのコンテンツ提案をおこないました。
また、既存を最大限活かす方針のなかで、「東寺」をテーマとしたコンテンツ・グラフィックを象徴的に分散配置させることでOMOブランドの価値づけにつながるロビーエリアを提案しました。
- オープン
2021
- 所在地
京都府
- クライアント
株式会社京都九条ホテルマネジメント様
- ソリューション
企画、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、制作・内装施工
- 受賞
「第55回日本サインデザイン賞」入選
「日本空間デザイン賞2021」LognList(A・03.エンターテイメント&クリエイティブ・アート空間)
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