2025年日本国際博覧会 RITE 未来の森6
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動画

概要

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において地球環境産業技術研究機構(RITE)様が出展する実証プラント「RITE 未来の森」において、当社は企画、デザイン、建築、展示設計および監理から運営サポートまで総合プロデュースを行いました。

本施設は、大気から二酸化炭素を直接回収するDAC(Direct Air Capture)※1と 、それを地中へと貯留するCCS( Carbon dioxide Capture and Storage )※2の双方を掛け合わせることで、今後期待されている未来の技術の実証実験に取り組んでいます。そして、人が排出した二酸化炭素を人の力で回収するという、新しい森を未来につくることを目指したプロジェクトです。

ガイダンス棟では建築も新しい技術への実証実験として取り組み、未来の森というコンセプトから未来の木造技術「CLT※3折版構造ハングアップ工法」を世界で初めて実現させました。ハングアップ工法とは、丁番金物によりお互いに緊結した三角形 CLT パネルを水平面に敷き詰め、特定箇所をクレーンで吊り上げることで自重により折り紙のように変形し、折版構造を形成させるコンセプチュアルな工法です。
今回はこの工法を用いることで、表情のある構造体で大空間をつくり上げ、デザイン性・機能性・施工性を併せ持ったCLT構造の普及促進につなげるための建築実証プロジェクトとしての側面もありました。これにより、身の引き締まるような神聖な空気感を発する建築空間が出現し、そして国産杉によるCLT折版構造そのものが展示映像や演奏などの音を響かせるコンサートホールのような音響環境を実現した類稀な建築となっています。

会期終了後には、サスティナビリティ建築として活用すべく、京都府木津川市にあるRITE本部への移設の計画があります。
万博の出展、そしてその後の活用を通し、二酸化炭素排出抑制、廃棄物を最小限とするリユース、CLT構造の普及促進などさまざまな社会課題に取り組みました。

※1 大気からCO₂を取り除くことで、大気中のCO₂濃度を下げる技術
※2 排出されたCO₂を集めて地中に貯留する技術
※3 ひき板を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料
 

課題・要望

CO₂の排出を極限まで減らすという社会状況の中での国際博覧会への初出展に際し、大気中のCO₂を直接減らすことができる未来の技術の実証実験を行うために、実験により発生する騒音への配慮と、どのように伝えいかに訴求していくか、加えて、会場へのアクセス方法は専用バスのみとなるため、集合から解散までの時間をどのように配分していくかが課題でした。また、同様の研究を行っている企業や大学にも訴求できる場をいかに内包させるかについても検討する必要がありました。

解決策

敷地内の配置ゾーニングの検証から、企画、デザイン、工事、運営に至るまで議論を重ねながら、総合プロデュースを担い、オープンまでサポートしました。RITE様を中心に、他の企業や大学への訴求を含め、子どもから大人までが限られた時間で少しでも多くの気付きを持ち帰ることができるように、来場者が体験する時間をデザインし、全体を構成しました。

プロジェクトメンバー

営業・プロジェクトマネジメント
山本 泉一郎
調査
鈴木 恵千代、小糸 紀夫
企画・基本構想
鈴木 恵千代、小林 三夏、徳盛 哲之、小糸 紀夫
デザイン・設計
鈴木 恵千代、小糸 紀夫、小佐野 菜々、髙畑 庄蔵、杉本 渉
サイン・グラフィックデザイン
鈴木 恵千代
コンテンツ設計・制作
津田 裕
制作・施工
井上 大輔、阿部 優生

基本情報

オープン

2025

所在地

大阪府

クライアント

公益財団法人地球環境産業技術研究機構様

ソリューション

調査、企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、環境デザイン、建築設計、設計監理、什器制作、環境演出装置設計・制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、運営サポート

施設情報や社員情報はオープン時点のものです。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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