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【プロジェクト概要文】 古くから大陸との窓口だった唐津。江戸時代、唐津藩は幕府の九州統治の重要拠点であり、また唐津くんちや唐津焼などの独自の文化が花開く歴史・文化都市でした。 唐津観光の始点である唐津城に期待されるのは、唐津の輝く歴史・文化の魅力を活かし、 まち歩きの循環装置の役割を果たすことだと捉えた弊社は、 展示、施設、運営を総合的に見直し、唐津城の魅力を最大限に引き出して地域を元気にする拠点として唐津市の「まち歩き」総合施設ガイダンス施設として再整備をめざしました。 弊社では基本計画、設計、施工を一貫してお手伝いさせていただきました。 【お客様の課題】 リニューアル前の唐津城の課題は三つありました。 一つ目は、老朽化した施設・時代遅れの展示、古くなった展示テーマの更新をクライアントが切望されていたこと。 二つ目は、唐津市では魅力ある資源が十分に活用されておらず、収蔵品、他の観光スポットと連携が必要であったこと。 三つ目は、安全上、文化財保護上の問題で、外光、ユニバーサルデザイン、地震、盗難などへの対応が求められていたこと。 これら三つの課題を解決することで、「自然と歴史と文化に包まれた本物が輝く観光文化交流都市」にふさわしい観光拠点をめざしました。 【解決策】 課題解決のために「唐津を楽しむ展示」の実現をめざし、城下町の歴史と歴代城主を中心とした展示ストーリー展開、肥前国産物図考・唐津焼を活かした魅力ある展示空間の具現化、 展示解説ARの導入などITの積極的な活用を実施しました。 次に「心地よい展示」の実現をめざし、ミュージアムショップなどおもてなし感のある空間づくり、館内動線の見直しと外国人観光客など見学弱者への配慮、トイレ、階段昇降機、多目的ルームの設置しました。 さらに「安心できる展示」の実現をめざし、観光情報コーナーなど観光唐津の導入施設としての機能の充実、周遊観光施設の情報発信による回遊性を訴求、事故・損失の危機管理を徹底しました。 以上、弊社は三つの解決策を打ち出しました。 <当社プロジェクトメンバー> 【開発】楠元 夢樹 【営業・プロジェクトマネジメント】藤井 達也・楠元 夢樹 【企画】神 剛司・岸田 匡平 【デザイン・設計】満長 正明・森田 理恵 【制作・施工】末嵜 武・山野 吾郎・堀 七重 【保守管理】山田 克己・中村 隆利
【プロジェクト概要文】 2019年春の完成に向けて、プロジェクトが進行中の福岡空港国内線旅客ターミナル商業施設「greenblue(グリーンブルー)」。 公園化構想のもと空港全体の再整備が進む中で、我々は商業ゾーンの環境計画を担当しています。全体が一体的なパークのような、旅行客はもちろん街の人々が集える場を目指しています。 今回、初期のオープンの中で目玉となるフードホールthe foodtimes(ザ・フードタイムズ)の設計・施工を担当させていただきました。 【課題/テーマ】 ■デザインコンセプト「キャプテンズベース」“世界中を飛び回るキャプテンのプライベート基地”これをコンセプトとして整備場や飛行機から多くのインスピレーションを得て、各ゾーンやディテールのデザインに展開。ストーリー性をもたせることで、空間の魅力を深めていきました。 ■最高の旅は、最高の始まりから「待ち時間が楽しくなれば、旅はもっと素晴らしくなる」。この考えのもと、ゲストそれぞれの目的に応じた待ち時間の過ごし方が提供できるように、ゾーンごとに個性の違う客席空間を設け、遊び心をプラスしたデザインを散りばめました。 【解決策】 搭乗口に近い北側ゾーンは、気軽にドリンクを飲んですぐに搭乗できるハイカウンターゾーンを配置。南側のゾーンには、飛行機のパーツを展示し、ミュージアムのようなスペースを創出しました。普段目にすることができない飛行機の機材に触れながら、時間を過ごせるように計画。また中央のホール席は、整備場のトラス構造からインスピレーションを受けたオリジナルの照明を設置。ランダムな動きを持たせ、楽しげな賑わいを創り出しています。奥のスペースは、キャプテンの書斎をイメージ。パイロットになる想いを綴ったメモ書きを、天井の黒板に描いています。 【当社プロジェクトメンバー】 【営業】後藤 直樹 【コンサルティング】鈴木 早穂子 【設計】松浦 竜太郎 /出口 智彦 /大村廣介 【実施設計】松尾聡 【施工】金山光明/津曲敏秀
〈プロジェクト概要文〉 施設インフラ設備の経年劣化による更新時期を迎えることにより発し、商業周辺環境の変化による売上の減少等に対応すべく全面リニューアルを計画。 エキナカという立地の良さを生かしたMDの再構築、リニューアルコンセプト「博多らしくあたらしく」をテーマに和モダンでのデザインイメージの統一を基に26年振りとなる大規模改修工事を実施しました。当社は、全体環境のデザイン、設計、施工、内装監理をお手伝いさせていただきました。 〈お客様の声〉 マイング広場に象徴される緑化や、博多織をモチーフとした垂壁デザイン、またゾーンごとに異なる空間演出、「和モダン」を印象づける相天井と温かみのある館内照明によってリニューアルのコンセプトを表現いただきました。
佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》は、人と科学をつなぐコミュニケーション施設として1999年に誕生しました。当社は2006年から「指定管理者」の代表として、現在は株式会社マベック様と共同運営しています。コンセプトは「こどもの科学する心を育てる」「発見や創造の素晴らしさを伝える」「宇宙・地球・佐賀の総合的理解と、自分との関係について発見・認識する」です。学習性を高める展示と共に、観光客にも対応し、全国に発信できる話題性のある展示を企画しました。この施設には「佐賀発見ゾーン」「地球発見ゾーン」「宇宙発見ゾーン」の3つのゾーンがあり、開館時も当社が全ゾーンを担当しました。そして開館から四半世紀の間に「地球発見ゾーン」の全面リニューアルを経て、2024年に「宇宙発見ゾーン」の全面リニューアルを行いました。 宇宙には星の数だけわくわくがあふれている「宇宙発見ゾーン」リニューアルのコンセプトは、「宇宙へのはるかな旅」です。宇宙とは何かを解明しようとする宇宙科学と、人類が宇宙の開拓に挑戦する宇宙活動の2つの視点を「生命」をテーマにつなげています。わたしたちのいのちが、どこで生まれどこへ向かっていくのか、宇宙とどのようにかかわっていくのかを展示空間全体で壮大に描いています。また、宇宙を身近に感じ、視野が広がることで、別フロアの既存の2つのゾーンへもつながっていく展示体験を目指しました。
【プロジェクト概要文】 2015年、創立100周年を迎えた安川電機は、北九州市黒崎にある本社事業所を再編し、地域や社会に開かれたコミュニティ「ロボット村」をオープ ンしました。四季折々の自然を楽しむことができる「YASKAWAの森」は一般開放され、その中心に安川電機の事業、ものづくりの楽しさ・凄さ・緻密さ、 ロボットの最新技術などを、お客さま、学校・研究機関、地域の方々に興味を持って体験していただける「安川電機みらい館」が誕生しました。 そこで当社は、安川電機様の魅力をさらに引き出すこの施設の「空間づくり」と「コンテンツづくり」を担当させていただきました。訪れたすべてのゲス トの方々に安川電機の事業や技術を分かりやすく体験・体感していただくだけでなく、最先端のテクノロジーとエモーショナルな感性が響きあう驚きと発見に満 ちた空間の中で、世界に誇る日本の「ものづくり」とそれを牽引する安川電機の未来を肌で感じていただけるよう、メカトロニクスや映像コンテンツ、ライティ ングといった空間を彩るすべてのエレメントを一体化させてデザインしました。特に安川電機を代表する産業用ロボットのダイナミックな動きと協調する制御技 術を活かした「ロボティクス・サイネージ」や、業界最高の性能を発揮するモーターの3次元制御と最新のプロジェクションマッピング映像を組み合わせた「メ カトロニクス・ウォール」は観る者すべての五感を刺激する世界でも唯一無二の空間演出装置で、「ものづくり」の可能性や魅力を無限に広げるためのお手伝い をさせていただきました。 尚、本施設におきましては空間づくりと魅力づくりの基本構想からデザイン、設計、コンテンツ企画制作、施工とトータルな視点から施設づくりのお手伝いをさせていただきました。 <クレジット> 総合デザイン :田村啓宇、安藤陽介 企画プロデュース :荻野健司、梶村直美 コンテンツディレクション :鈴木健司、後藤映則、細谷宏昌 プロダクトディレクション :楠次郎、四ツ谷昌紀 撮影 :ナカサ&パートナーズ 河野政人 ※プロジェクト当時
大アトリウム空間のアイコン的な役割を持つプレミアムなウエディング会場とレストランを兼ね揃え、ヒルトン福岡シーホークのアトリウムが、リニューアルオープンしました。 景観・光・音の3つの演出により、新たなパートナーの誕生を祝う場に相応しい空間に仕上がりました。 当社は、企画、デザイン・設計、制作・施工にて、東京本社、大阪事業所、九州支店の共同体制で トータルにお手伝いさせていただきました。 担当箇所:デザイン・設計, 企画, 制作・施工
長崎のリゾート地 ハウステンボスに、マチハコを使用したライブハウスがオープンしました。 歌劇をはじめとした様々なエンターテイメントショーが開催される、常設のライブハウスです。 当社ではマチハコ事業推進部、一級建築士事務所など全社的体制のもと、デザイン・設計、制作・施工にてお手伝いさせていただきました。 担当箇所:デザイン・設計、制作・施工
空間コンセプト・光と緑の大回廊」新しい博多駅ビルの顔となるレストランゾーン「シティダイニング くうてん」の環境計画です。全長120メートルの大回廊を中心に、演出的な吹抜や階段で2フロア繋ぎ、風の通る光庭やテラスを配置することで、有機的な回遊動線をとっています。多くのトップライトとそれぞれに九州の自然をモチーフとしたガーデンを配置し、力強い風土をイメージした素材を用いるなど、「緑・木・花・土・光・風」を取り入れた空間演出で緑あふれるくつろぎの飲食空間を実現しています。
「アミュプラザ博多」は、九州・アジアの玄関口博多駅に立つ「JR博多シティ」の中核となる商業施設です。幅広いターゲット層へ、モノを売るだけではなく ココロに残る駅ビルとなることを目指しています。物販フロアは隣接する商業施設との有機的な横の動線に、上下階を結ぶ機能的な縦の動線を組み合わせ、買い 回りのしやすい店舗配置を実現しました。また、環境デザインは、高いプレステージ性や、個性溢れるカジュアル感などフロアの性格に応じて変化をつけていま す。さらに、各フロアのコンセプトに柔軟に対応しながらも、館全体の統一感とグレード感を確保しました。 担当箇所:デザイン・設計
長崎の海外交流の貴重な資料を一堂に集結し、2005年11月に開館しました。県立クラスの博物館では初となる学芸部門を含めた指定管理者制度を導入したことで話題を集めました。開館時より乃村工藝社は指定管理者として施設運営に携わっています。当社の総合力を活かし展覧会やイベントを実施する一方、復元された奉行所ではボランティアがお裁きを寸劇で再現するなど、市民の協力を得た活動も積極的に行っています。また「長崎学」の研究拠点としての役割も担い、設置者と連携して文化行政の継続性を担保する仕組みをもった運営をしています。
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