YKK AP様の設立30年を記念し建設された「YKK AP30ビル」の1階に位置する、YKK APの理念と歩みに触れるフィロソフィーホールです。
アルミ、ガラス、カーテン、光などYKK APらしさを感じる要素を取り入れながら、企業風土である「円になって座り対話し、おもてなしする」コミュニケーションスタイルを空間構成に取り入れ、可視化しました。
展示においては、アルミの押出し技術を彷彿とさせる象徴的な展示手法や、光と影のコントラスト、没入感ある映像演出などを用いて、手や目に触れるモノ全てから理念や製品に込めたこだわり、想いを伝えました。
一方通行の情報伝達ではなく、技術と美しさを備えた「Architectural Products」の理念を体現するアート的展示手法で表現することで情緒に訴え、社員が自らの言葉で語り、お取引先さまの理解や関係性を深めるきっかけになるメディアとして情報デザインを行いました。
訪れるすべての人がYKK APの理念に触れ、その想いや価値に共感し、パートナーとして信頼関係を築いていただける場を目指しました。
設立30年を記念する新社屋において、YKK APのフィロソフィーと、制定して間もないパーパス「Architectural Productsで社会を幸せにする会社。」を伝え、かつそれらを自ら考え行動で示す世界中の社員の姿を通じて、グローバルな視点で信頼できるパートナーとして共感を抱いていただくための場所が求められました。
形として表現しにくいフィロソフィーやパーパスなど、YKK APが大切にしている価値観をより具体的に伝えるため、その思想が色濃く表れた製品へのこだわりや従業員の想いを切り口に、展示計画を行いました。解説文を読んでもらうだけのコミュニケーション手法ではなく、インテリアに溶け込んだアート的なアプローチでYKK AP製品に一貫する細部に至るこだわりや美しさ、技術力、熱意を感じられるものとしました。さらに、相手の顔と自然に向き合える車座のスタイルを採用し、おもてなしと対話を通じたコミュニケーションの場を設え、信頼や共感を促す空間構成としました。
YKK APのフィロソフィーに触れていただく場として、お客さまと円になって座りおもてなしするYKKグループの文化を空間構成に取り入れ「ENZA」と名付けたことに対してお客さまからの共感の声をいただいております。
- オープン
2024
- 所在地
富山県
- クライアント
YKK AP株式会社様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、環境演出装置設計・制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、制作・内装施工
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