総合学院テクノスカレッジ 東京工学院専門学校(東京都小金井市)のゲームクリエーター科の実習室のリニューアル案件です。当社は、デザインから什器制作、内装施工を担当しました。
5年後にゲーム会社で働いている姿を想像できる教室にしたいという当初のご要望からスタートし、先生方へのヒアリングを重ねていく中で「ゲーム業界に囚われずに自分たちの将来を想像してほしい」という想いがその根底にあることがわかってきました。
そこで、生徒がゲームという領域に囚われず、一人のクリエイターとして将来の自分を想像できるよう「Game Creator’s labo」というデザインコンセプトを打ち立てた提案を行いました。
テクノスカレッジの学びの核である「卒後ビジョン*」を想像できるよう、ゲームクリエイションの領域と社会の関わり方について、生徒たちに気付きを与えることが求められました。
一方で、ゲームクリエーター科の生徒がクリエイティビティを発揮し、学びに夢中になれる「没入感」も大事でした。
*「卒後ビジョン」…テクノスカレッジの学びの核となる考え方。社会や目指す業界の「変化」と「未来」を探究し、自分らしさが発揮されるシーンや働き方を想定し、そのために必要な学びや経験を計画すること。(テクノスカレッジ様HPより)
クリエイターとしてのキャリアを形成するにあたり、アイデアの創造や他領域との出会いの機会を促進する教室を実現しました。
教室デザインは、レトロモダンとゲームカルチャーを融合させた意匠とし、感度の高いデザインでありながらも、要所にゲームカルチャーを感じさせるアイコンや色彩・サインデザインなどをちりばめることで、生徒たちのクリエイティビティを刺激する空間に仕上げました。
ゾーニングについても、アナログのボードゲームから最新式のVRまで新旧のゲームカルチャーに触れながら学ぶ「Study」、生徒たちのグループワークや座学・作業など授業の中心となる「Create」、生徒同士や他学科との交流を深める場としての「Communication」という3つのエリアを構成しました。
特に「Communication」エリアは、当初の与件には含まれていない教室前の廊下部分に位置していましたが、他学科の生徒が行き交う通路部分に心地よい滞在拠点をつくり、交流を活性化させることは、生徒たちのクリエイターとしてのキャリア形成において重要になると考えた当社からの提案に、お客さまの賛同を得られて実現したものです。
また、生徒たちが親しみを持てるよう、このエリアを「GAME LABO」と名付けました。
今回の改修プロジェクトをきっかけに、学科を越えた交流を通して、生徒たちが将来を考えるきっかけとなる場所になることを目指しています。
- オープン
2024
- 所在地
東京都
- クライアント
学校法人 田中育英会 総合学院テクノスカレッジ様
- ソリューション
デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、制作・内装施工
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