日本三稲荷の一つである竹駒神社様が地域コミュニティとにぎわい創出のために取り組んだプロジェクトです。当社がハブとしての役割を担い、神社、地域、企業が三位一体となったチームを形成しました。チームで取り組んだことは大きく分けて、「鎮守の杜の整備」「カフェ設置」「地域コミュニティ活性化」「プロモーション」「新しい祭をつくる」の5つです。当社は企画・ロゴデザイン・建築設計・造園デザイン・建設・外構工事・カフェ開業支援・カフェメニュー開発・商品開発・映像制作・広報PRなど全般におよぶ総合プロデュースを行いました。竹駒神社様が市民の生活に欠かせない存在として持続可能なかたちで未来へ紡いでいくことを目指しました。
〇総合プロデュース内容
①顧客課題抽出 ②課題解決方法立案 ③実施(運営)体制の検討 ④実施(運営)体制の構築(リーシング) ⑤神社・運営者の意見をふまえたデザイン ⑥商品開発(飲食メニュー、販売商品選定) ⑦神社全体の活性化検討 ⑧神社全体のプロモーション映像作成 ⑨CAFÉプロモーション検討 ⑩オープニングセレモニー計画 ⑪各種メディア誘致 ⑫オープン後のPDCA実施 ⑬新しい祭をつくる ⑭世界プロモーション映像を海外へ
当社のネットワーク(地元企業中心に)から賛同者を募ることで、独立して可動できる体制を構築しました。
①地域と共に共存共栄してきた神社だからこそ、コロナ禍で薄れてしまった「地域とのつながり」を復活したい。
②時代が変化しても、参拝者から選ばれる神社として、新たな施策を考えたい。
③かつて神社はコミュニティやローカル文化の中心だったことから、今の時代に合わせたやり方で地域の要となる価値を高め、盛り上げたい。
以上のご要望がありました。
当初、本プロジェクトは境内外周にある参集殿の改修のご相談からスタートしました。神社と氏子の皆さまと会話を重ねる中で見えてきた課題解決に向けては、建築や体制面においてこれまでと違った新たなアプローチが必要になるという結論に至りました。そうした経緯から、新たな建屋を参道に面した位置に設けることとし、地域コミュニティの中核となる施設を新築することとしました。新施設のコンセプトを「呼び起こす」とし、本殿を頂点としたヒエラルキーを厳守しつつ、境内の歴史的な建造物や神社ならではの神聖な空気を取り込み生かすことを念頭に、鎮守の杜の整備を行いました。加えて、この場に身を置くことで日常から解放され癒しを得られることで、いつの間にか失いつつある人本来の感性を呼び起こす場づくりを目指しました。建築するに当たり、敷地内の樹木を一部伐採する必要がありましたが、梁材や家具としてアップサイクルすることで、本神社ならではの空間創造につなげています。
体制面では、竹駒神社様は地元と共に長い歴史を育み、鎮座1182年を迎えました。次の担い手に伝承するためにも地元の力が必須であると考え、建築施工、造園、地域の森林組合をはじめ、商品開発、メニュー開発、カフェ事業社、映像作成、イベントなど、宮城県を拠点とする24社の企業と協業しながら推進しました。他の地方都市同様に、ここ岩沼市でも地域コミュニティに関する課題意識が一層高まっており、その解決策として、地元イベント会社と共に“盆踊り”や“灯のみち”といったイベントの企画・開催にも取り組みました。また、現在新たなお祭りとして「一粒万倍祭」も企画しています。今後も岩沼市をより一層盛り上げるべく、「住民のよりどころ」「地域との関係強化」「新たなローカル文化の発信」を図るための取り組みを継続・推進していきます。
- オープン
2025
- 所在地
宮城県
- クライアント
宗教法人 竹駒神社様
- ソリューション
調査、企画・基本構想、コンサルティング、リーシング、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、環境デザイン、テナント内装設計、建築設計、設計監理、内装監理、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、制作・内装施工、制作・建築施工、PR業務
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