静岡市に本社を持ち『世界に挑戦する「偉大な中小企業」として社会の持続的発展に貢献する』をパーパスとする、スター精密様のオフィスリニューアル計画です。
7階建の本社屋は、1階から6階までが開かれたオフィス、7階は格式高いシークレットな役員フロアとして、2017年にグランドオープンしました。
そこから7年が経った2024年、社員数の増加や働き方の変化に対応するため、7階もオフィススペースとして運用していく方針が決定、依頼に基づき、スター精密様のプロスペリティパートナーでもある木内建設様と共にご提案、設計、施工を行い、2025年2月にリニューアルオープンしました。
フロア中央の光庭を挟んで、東側に40席の執務クワイエットエリア、西側には活発な議論が行われるアクティブエリア、南側には役員個室、北側に役員会議室(通常時は執務エリア)を配するプランは、開放性を有しながらも適度な距離感を確保できています。
2017年の新社屋オープンから7年が経ち、社員数の増加や、7階諸室の稼働率の低さ、他階との交流の希薄化などの課題が顕在化し、これらを解決する改装計画を要望されました。
役員と一般社員の交流を促し、社内イノベーションを起こす可能性を秘めた空間をご提案しました。役員個室と一般執務エリアは隣接していながらも、対峙することなく緩やかに交流ができる仕掛けを施しています。
個室の雁行配置と2カ所の出入口、個室前廊下を屋外的な設えにすることで、来客を歓迎する間口の広い個人商店のような構成になっています。
光庭をはさんだ西側のSTED(スター精密様の社内交流の場)は、簡易な打ち合わせから、映像音響機器を利用したピッチコンテストなどのプレゼンテーションまで、幅広い用途に対応し、社内交流を活性化します。
西側のSTED、東側の執務エリアの間は、屋外空間の光庭で隔てられていますが、全面ガラスや通り抜けのための新規開口、床仕上げの工夫により、3つのエリアが大きな一体空間のように感じられる構成になっています。
役員会議室は、通常時には執務エリアの延長として利用できるよう透過性と開放性を確保しながらも、役員会議利用時には機密性や遮音性が担保できるよう、開口部の可変する納まりに配慮しました。
7階フロア全体を視線が通り抜けるように構成することで、外周の眺望を全てのエリアから楽しむことができます。
改修前の内装材や家具など、リユースできるものは最大限活用しサステナブルに貢献しました。
役員と従業員の距離がとても近くなりより相談しやすい環境となりました。コミュニケーションスペースではプロジェクトごとプレゼンを行う機会が多くなり、活気ある空間となりました。
- オープン
2025
- 所在地
静岡県
- クライアント
スター精密株式会社様
- 共同企画・設計・施工
木内建設株式会社様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、制作・内装施工、デザイン監修、植栽の納品設置
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