仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」6
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」1
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」2
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」3
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」4
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」5
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」6
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」1
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」1
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」2
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」3
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」4
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」5
仙台・青葉まつり「五穀豊穣臺」6

概要

街中のケヤキ並木が新緑に覆われ、仙台がもっとも美しい“杜の都”になる5月に“伊達の粋を競う”時代まつり「仙台・青葉まつり」が開催されます。この祭りは、伊達政宗没後350年にあたる1985年に、江戸時代の仙台藩の祭りを復活する形で始まりました。第4回となる1988年の祭りでは、当時の山鉾(やまぼこ)巡行を再現するべく5基の仙台山鉾が制作され、巡行が復活しました。翌年にはさらに5基が加わり、1995年にはもう1基が制作され、11基となりました。

当社東北支店では初期段階から山鉾の制作に関わり、そのご縁で今でも毎年、支店員一丸となって毎年の巡行サポートを行なっています。そして2025年、この祭りに30年ぶりに新たに12基目の山鉾「五穀豊穣山鉾」が加わることになりました。新しい山鉾をつくるためには、相応の費用がかかります。さらに曳き手・踊り手なども合わせると100人以上の参加が必要となり、協賛社は、かなり規模の大きい地元の組織・団体であることが求められます。そのような中、仙台・宮城に拠点を置いているアイリスオーヤマ様の協力で、新たな山鉾が実現することとなりました。当社は「仙台・青葉まつり」の長きにわたるご縁で、そのデザイン、制作業務を担当させていただきました。

※開催期間:毎年5月の第3日曜日とその前日の2日間

課題・要望

アイリスオーヤマ様は多数の商品分野、事業を抱える総合企業ですが、2011年の東日本大震災の復興事業を契機に、精米やパックごはん、飲料水など食品分野にも進出しました。そして地元の仙台宮城は全国有数の米どころです。そこで今回の山鉾には、東北地方の農業、特に稲作への感謝と豊作祈願の思いを込め、地場産業の発展を祈念し、「五穀豊穣」をモチーフとしたいとご要望を受けました。また、新たな山鉾はその緻密な制作工程により2か年に分けて制作されますが、1年目の今年は塗装前の白木の稀な状態で参加し、山鉾制作の途中の段階も、地域の皆さんと一緒に共有し、地域文化の継承の一助にしたいというご希望がありました。

解決策

稲作への感謝と豊作祈願の思いを込め、屋根の上には米俵を配置し、また山鉾全体を天水引(柱周りに飾られる織物)で覆い、田おこしから田植え、稲刈り、脱穀などの稲作の工程をすやり霞の技法(霞を描き込んで余白の効果をもたらす手法)なども使いながら、ひとつの絵巻物として表現するデザインを行ないました 。
また下水引(演者が乗る欄縁の下に飾られる織物)では、演者の足元に豊かに実る稲穂の姿をデザインに取り入れました。

この天水引、下水引は2025年度はレプリカですが、2026年度には京都の祇園祭の水引なども制作している職人による織物として制作されます。このほか、2026年度には、山鉾本体も漆器や神社仏閣の建物内部で使われるカシュー塗装で仕上げられ、飾り金物、蟇股の彩色彫刻なども浅草の職人により制作、取り付けが行なわれる予定です。

プロジェクトメンバー

営業・プロジェクトマネジメント
佐藤 充宏
企画・基本構想
森藤 崇
デザイン・設計
森藤 崇、板橋 悦子
制作・施工
澤口 将也

基本情報

オープン

2025

所在地

宮城県

クライアント

仙台・青葉まつり協賛会様
アイリスオーヤマ株式会社様

ソリューション

企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、環境演出装置設計・制作、制作・展示施工、運営管理、保守管理

施設情報や社員情報はオープン時点のものです。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

What’s New新着実績から探す

PAGE TOP
Contactお問い合わせ

お問い合わせ/お見積もり依頼/資料請求は下記よりお気軽にご連絡ください。
お問い合わせの多いご質問や、よくいただくご質問は別途「よくあるご質問」ページに掲載しておりますので、
ご活用ください。