概要
西武鉄道様の社員の安全教育を目的に、2009年に設置された西武研修センター内「事故情報展示室」のリニューアルです。
これまでの「展示エリア」に加えて、「学習エリア」を新たに設置し、過去の事故から学び、二度と事故を起こさないために、社員一人ひとりが、自ら考え、行動し、安全構築にむけて意識共有することを目的に「安全共育室」として整備しました。
「展示エリア」では、これまでに蓄積された事故情報をもとにして西武鉄道の「安全最優先」を再確認すると共に、事故の教訓を学びます。
「学習エリア」では、ヒューマンエラーに着目し、最新の安全マネジメントの考え方を導入しています。体験展示やワークショップを通し、課題をどう解決するのかを自ら考え、グループで話し合うことで社員の安全への意識共有を目指しました。
当社は、企画・コンセプト、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、デザイン監修、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、制作・内装施工を行いました。
課題・要望
1. 安全に関する教育に流れ(ストーリー)を持たせる。
2. エリアを拡張し、事故学習と安全教育の両方の充実を図る。
3. 「安全優先」に気持ちが向くように働きかける。
4. パネル展示による情報をデジタルサイネージに置き換え、情報量を増やす。情報の追加しやすさ(拡張性)を高める。
以上のご要望をいただきました。
解決策
1. 安全最優先の意識を培うために教育ストーリーを構築しました。
2. 展示エリアと学習エリアの役割と機能を明確にしました。
教育内容においては、ヒューマンエラー(人為的なミス)がなぜ起こるかに着目した解説展示や安全学習要素を追加しました。
3. 事故の事実と向き合う空間を創出し、事故を風化させない場としました。
4. 既存展示を十分検討しながら体感・体験できる展示手法を創出し、メリハリと流れのある展示としました。
タッチパネル式のデジタルサイネージを導入し、「主体的な学習」を可能とし、社員が意識共有できる体験の場としました。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2025
- 所在地
東京都
- クライアント
西武鉄道株式会社様
- ソリューション
企画、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、デザイン監修、基本設計、実施設計、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工、制作・内装施工
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