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概要

京都市内から1時間離れたお茶の名産地である和束町に行きたくなる場所、【Road to Wazuka】をコンセプトに、京都駅から車で10分圏内に位置する築70年以上の京町家を1棟貸しの宿泊施設に再生しました。当社は町家再生に企画段階から参画し、空間プロデュースを担当させていただきました。「都心部から地方へ送客する」という新たな空間的試みに挑戦しており、そのための各手法が結果的に他の京町家宿泊施設との差別化要因となりました。

今回の開業プロジェクトは、町家を用いた宿のオペレーションを手がける「NAZUNA」、古民家再生をファイナンス面で支える「Kiraku Japan」、不動産のクラウドファンディングを行う「クラウドリアルティ」、企画・デザインを手がける当社がチームを組み連携して進めました。また、開業資金はクラウドファンディングで集められました。コンセプト【Road to Wazuka】に共感し、町に貢献したい、日本文化を世界に知ってもらいたいという想いをもった個人投資家と参画企業がともに地域課題の解決に取り組んでいます。

<当社プロジェクトメンバー>

【空間プロデュース】山野 恭稔
【デザイン(内装)】谷 高明
【家具装飾品コーディネート】二宮 咲
【開発】八木 信之
【営業】高鷹 裕司

【お客様の課題/ご要望】
(1) 京町家を外国人観光客をメインターゲットとした宿泊施設へ改修を行いたい。
(2) 市内に多く存在する京町家とは異なる、ストーリー性のあるコンセプトを強みにしたい。
(3) 同敷地内で和束茶を提供するカフェを営むオーナーが、和束町の魅力発信をしたいと考えている。

【解決策】
施設内に和束町に行きたくなるような仕掛けを用意しました。和束町の風景をモチーフにした岩と枯山水のベッドールームは、和束町の大地で寝ているかのような体験を味わうことができます。2階のティースタンドは和束町で使用されていた茶箱をリメイクして制作されており、本物に触れることができます。また、同じく2階の壁面グラフィックは、当時、和束町からお茶を海外輸出する際に木箱に貼られていた柄をモチーフにしており、生地には京都の西陣織を使用しました。吹抜け空間の照明も和束町でかぶせ茶を生産する過程で使用される遮光シートを素材として制作。「まだ見ぬ魅力的な場所に行きたくなるモチベーションを醸成する宿泊型アンテナショップ」として空間を構成しました。また、空間に込めた仕掛けを宿泊客に伝えるためイラストで表現した説明書も用意し、どのように体験してもらうかを手助けるソフトまで手がけました。

【お客様の声】
乃村工藝社様が立案されたコンセプト、デザイン性の高さがこのプロジェクトへの出資者の共感を喚起し、今までにない宿泊施設の実現に至ったと感じています。

基本情報
オープン

2018

所在地

京都府

クライアント

株式会社クラウドリアルティ 様

ソリューション

調査、企画、コンサルティング、空間デザイン、デザイン監修、家具装飾品コーディネート

受賞

「第38回ディスプレイ産業賞2019」優秀賞 (経済産業省商務・サービスグループ審議官賞)[余暇・観光施設]

掲載内容は施設オープン時点の情報です。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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