概要
南海電気鉄道様は、大阪・なんばパークスに隣接するオフィスビル「パークスタワー」において、共用会議室エリアを従業員専用ラウンジ「PARKS PATIO」として再構築しました。
なんばパークスの象徴である緑豊かなパークスガーデンと呼応する、“働く人のための特別な裏庭”のような空間として計画しています。
働く人が日常的に利用する場として、打ち合わせや作業だけでなく、休憩や気分転換など多様な過ごし方を受け止める環境を整備しました。ワーカー参加型の制作プロセスや、ガーデンの植物を用いたアート、沿線の環境音を取り入れたサウンド演出などを通じて、都市の利便性の中に心身を整える余白を取り込みながら、オフィスビル全体の価値向上とワーカー体験の向上を目指しています。
当社は、企画からデザイン・設計、制作施工を担当しました。
課題・要望
既存の会議室エリアは用途が限定されており、多様化する働き方に十分に対応できていない状況でした。
また、竣工から年月を経たオフィスビルであることから、ワーカーが共用空間に求める役割や過ごし方の変化に対して、機能や環境の更新が課題となっていました。
そのため、なんばパークスという自然豊かな環境に隣接する立地を生かしながら、ワーカーが日常の中で気軽に利用できる共用空間を整備し、オフィスビルとしての魅力と快適性を高めたいという要望がありました。
単なる会議室機能の更新にとどまらず、仕事・休憩・交流など複数の利用シーンを受け止める、“働く人の居場所”として空間を再構築することが求められました。
解決策
空間デザインでは、なんばパークスの景観に呼応する建築スケールの有機的な曲線や光・緑の要素を取り入れるとともに、アートやサウンドを空間体験の一部として計画しました。また、利用者がその時々の気分や用途に応じて過ごし方を選べる共用空間を計画しました。本計画では、オフィステナントのワーカーやクライアントをはじめとする関係者を制作プロセスに巻き込みながら、利用者とともに空間をつくりあげるプロジェクトとして進めています。
象徴的なボタニカルアートには、パークスガーデンの植栽の剪定で生まれた植物を素材として使用しています。ガーデンとの直接的なつながりを通じて、なんばパークスが都市の中にもたらしてきた“緑”への敬意を空間の中で表現しました。
また、リラックスルームの突き当りに設えたアート作品には、パークスの商業テナントから提供された鉄廃材を活用しました。これを植物のモチーフへと再解釈することで、都市と自然が共存するパークスならではの環境を象徴しています。
環境音の演出では、テナントワーカーとともにサウンド素材の録音ワークショップを実施しました。難波のまちや南海沿線で収集した環境音をもとに、ランダムに再構成されるアンビエントサウンドとして空間に流れる仕組みを構築しました。都市の中にいながら自然の気配を感じられる音環境を生み出しています。
プロジェクトメンバー
基本情報
- オープン
2026
- 所在地
大阪府
- クライアント
南海電気鉄道株式会社様
- ソリューション
企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、制作・内装施工
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