大阪城 豊臣石垣館6
大阪城 豊臣石垣館1
大阪城 豊臣石垣館2
大阪城 豊臣石垣館3
大阪城 豊臣石垣館4
大阪城 豊臣石垣館5
大阪城 豊臣石垣館6
大阪城 豊臣石垣館1
大阪城 豊臣石垣館1
大阪城 豊臣石垣館2
大阪城 豊臣石垣館3
大阪城 豊臣石垣館4
大阪城 豊臣石垣館5
大阪城 豊臣石垣館6
概要

約400年前、豊臣秀吉が築いた初代大坂城は大坂夏の陣で落城し、徳川幕府により大量の盛り土で地中に埋められてしまいました。本プロジェクトは、400年の時を経て、豊臣期の石垣を地中から掘り起こして整備し、一般公開を行うものです。
地下空間に降りて遺構公開を行う全国的にも類を見ない施設において、徳川幕府が再築した石垣とは異なる豊臣期石垣ならではの価値を伝える展示づくりに取り組みました。豊臣期の石垣と解明するまでの過程や、石垣の特徴、石垣が辿った激動の歴史を追体験できる展示ストーリーと演出を組み立て、さらに地上から地下へ、そしてまた地上へと上下する遺跡見学のプロセスと重ね合わせることで、より特別感のある展示空間としました。また、石垣そのものの見せ方を大切にしながら、映像・照明・音響を連動させた一体的な演出で、遺構本来の魅力を伝えています。

課題・要望

単なる遺構の公開施設ではなく、各時代の遺跡が眠る歴史の重層性を体感できる大阪城の特徴を、分かりやすく国内外の観光客に伝えることが求められました。いかに来館者が豊臣期石垣の理解を深め、大阪城ならではの重層性を体感できるよう意識を盛り上げ、かつ施設全体を通して一体感のある展示演出空間をつくりあげるかが課題でした。

解決策

施設に⾜を踏み⼊れてから外に出るまでの⼀連の展⽰ストーリーや演出と、地上と地下を上下する施設構造を融合させることで、石垣と出会う瞬間をクライマックスに仕立て、来館者への心理効果がより盛り上がるようドラマ性の高い空間体験を構築しました。冒頭のガイダンスでは石垣の謎に迫る期待感にはじまり、⽯垣との対⾯直前では高揚感を醸成していきます。そして遂に豊臣⽯垣の実物を目の前にする臨場感につながり、さらには⽯垣の辿った激動の歴史に没入できる体験映像の満⾜感に浸りながら、最後は地上の徳川石垣へと誘います。石垣との出会いを核としつつ、その前後で効果的に情報提供や没入体験映像を取り入れることで、理解を深めながら、壮大な歴史を体感できる展示施設となっています。

プロジェクトメンバー
営業・プロジェクトマネジメント
森本 浩一
企画・基本構想
藤居 重雄
デザイン・設計
築山 知代
サイン・グラフィックデザイン
CIC:東原 由季
コンテンツ設計・制作
CIC:東原 由季、林 みのり
制作・施工
末崎 武、CIC:長尾 成生
基本情報
オープン

2025

所在地

大阪府

クライアント

大阪市様

ソリューション

企画・基本構想、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、環境演出装置設計・制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工

施設情報や社員情報はオープン時点のものです。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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