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概要

1998年にウイスキー博物館として開館して以来、ドラマの放映やハイボールブームの到来も相まって、来館者が60万人を超え、施設の老朽化や展示の見せ方が時代に合わなくなってきていることから、余市蒸溜所の見学施設全体の見直しをおこないつつ、第一期計画として同施設の旧ウイスキー館を改修することとなりました。

余市蒸溜所は、見学者にニッカを体験いただける重要な接点の場であり、ウイスキーファンにとっては聖地ともいえる場所でもあります。しかしながら、これまでの見学施設は、その重要性に見合ったレベルにはなく、世の中の変化や進化に追い付いていない点も今回の改修の大きな課題となっていました。                                                  
創業者である竹鶴政孝氏の理想のウイスキーづくり、あるいはニッカの原点としての余市、ここから始まりさらに未来に向かっていく姿をストーリー化しニッカブランドへの理解と共感を醸成していくことが改修のメインテーマとなっています。


【社会課題/お客様の課題/ご要望】
①見学者の理解度・満足度をさらに向上させ、ニッカファンを増やし、ブランドの強化を図っていくことを改修の目的とする。
②ウイスキー人気の高まりにともないユーザー層の広がり、見学者ニーズの多様化に合わせた展示に改修する。
③外国人見学者の増加にともなう、多言語化対応の再整備。
④ウイスキーに興味があって来場されるお客様をメインターゲットとする。
⑤製造工程等など基本的なことから、こだわり、トリビアといったところまでを展示するが、決して網羅的ではなく、要点を直感的に理解できるものとしたい。
以上のご要望がありました。


【解決策】
今回の企画設計にあたり、これまでのウイスキー博物館という一般的かつ網羅的なウイスキーの情報提供の場から大きく発想の転換を行い、全く新たな展示アプローチを試みました。
「ニッカの4つの商品のブランドストーリーを通じて、ニッカウヰスキーの神髄を知る」というコンセプトを軸に据え、ニッカを代表する4つのブランドにフォーカスし、それぞれのブランドストーリーを展示体験化しました。ブランドストーリーを追いながらニッカウヰスキーの神髄や、ウイスキーの基礎的知識に触れることができる体験の場を目指しました。
展示の中では蒸溜所で働くさまざまな方々のトーク映像やブレンダーの重要な役割を紹介するなど、これまで触れることのなかったウイスキーファン垂涎の展示演出も今回初めて取り入れています。展示解説ではメインターゲット向けにトリビア情報も盛り込むとともに、商品の個性を形作る製造工程の秘密に迫る展示内容も多数取り入れています。
多言語化については展示解説は日本語と英語の表記を基本とし、最も来館者の多い中国の方々に向けた対応として、個人携帯で解説翻訳文を読むことのできるデジタル技術を導入しました。


<当社プロジェクトメンバー>
【営業・プロジェクトマネジメント】松原 忠之
【クリエイティブディレクション】田村 啓宇
【デザインディレクション】鈴木 不二絵
【デザイン設計】山田 明加、城土 健作
【プランニング】柳原 朋子、飯塚 篤郎
【制作】岩崎 司、梅本 郁茂 

基本情報
オープン

2021

所在地

北海道

クライアント

ニッカウヰスキー株式会社様

ソリューション

企画、デザイン・設計、サイン・グラフィックデザイン、什器制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工

受賞

「日本空間デザイン賞 2022」Longlist(08.博物館・文化空間)

掲載内容は施設オープン時点の情報です。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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