2019年、利根工場に新設されたヨーグルトの製造棟です。この新棟において、子どもたちが楽しみながら身近な牛乳・乳製品への理解を深めるとともに、SDGs目標達成に向けて食の安全を守る工夫や環境に配慮した取り組みを学べる工場見学施設を併設するプロジェクトです。当社は、施設のコンセプトから、空間デザイン、展示設計制作、コンセプトムービーを始めとした各種コンテンツ制作まで、トータルにプロデュースしました。
企業のブランドコミュニケーション施設として、製造工程や商品ブランドだけでなく、企業として大切にしている製品づくりへの想いや企業姿勢の認知にもつなげ、来場者が楽しみながら、日々の生活に寄り添う森永乳業様の企業活動をより身近に感じてもらうことが課題でした。
“家に帰ったときに思わず話したくなる”ような体験を目指し、「ふと、家族を想う場所」というコンセプトが生まれました。施設に入ると、少し不思議な青空や雲、大きな家にはたくさんの本、家族の部屋には楽しく遊べるおもちゃの数々が目に飛び込んできます。こうした来場者を引きつけるコンテンツが生活の中に溶け込むようにちりばめられています。また、ヨーグルトの製造棟らしく、「菌の食品とサイエンス」について興味をもってもらえるよう、空間の随所にビフィズス菌BB536を模した意匠を配しています。
- オープン
2023
- 所在地
茨城県
- クライアント
森永乳業 株式会社様
- ソリューション
企画、デザイン・設計、環境演出装置設計・制作、コンテンツ設計・制作、制作・展示施工
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