小田急ホテルセンチュリー相模大野7階にオープンするオールデイダイニング「MONDO 相模大野」のプロジェクトです。
200坪を超える豊かな空間はレストラン「MONDO」の象徴となる巨大な薪窯を持ち「山からテーブルへ」をテーマに、薪火調理で素材本来の味を引き出し、シンプルで革新的な味わいを提供します。手づくりのこだわりパンをメインとしたランチビュッフェや、薪窯で焼き上げるステーキを中心に、本格的なイタリアンを気軽に楽しめます。また、レストラン内には本格カクテルや希少なオールドウイスキーをカジュアルに愉しめる「BAR ROJY」、焼きたてパンや焼き菓子が購入できる「こがさかベイク相模大野」も併設し、自由で温かな唯一無二のレストラン体験を街の皆さまへ提案いたします。
当プロジェクトはキープ・ウィルダイニング様プロデュースによる小田急線「相模大野駅ステーションスクエア」の7~10階のバリューアッププロジェクトのひとつであり、当区画は既存テナントが居抜きのまま、コロナ禍により3年以上営業されていない状態でした。お客さまからは既存設備をうまく生かしながら、以前からこの場所にあったかのような町場のレストランをつくりたいとのご要望をいただきました。
しかし、当区画はホテルレセプションのさらに奥まった箇所で、共用部からまったく店内が見えず、さらにファサードも視認性の低い場所に位置し、長い廊下を抜けてようやく客席に辿り着くようなイレギュラーなつくりとなっており、店舗の顔出しと来店者を引き込む動線の確保、ならびにレストランと隣接するホテルロビーをどう共存させるかが求められました。
ホテルロビーとレストランを分断していた間仕切り壁を撤去することで、ネックであった長い廊下をなくしてロビー空間を広くとりました。そこに新たなホテルのレセプションカウンターとレストランのカフェカウンターを共通のデザインで設えることで、ホテルとレストランの顔がどちらも見える構成としています。
店内は薪窯を中心としてバーラウンジ、ダイニング、半個室、大人数の収容が可能な個室など、幅広い客層や用途に対応できるさまざまな座席構成とし、ランチビュッフェとディナー両方に対応できるような設えとしました。内装は既存の仕上げや意匠を再利用し、それらにアンティークミラーや左官、黒皮鉄材などの素材を組み合わせ、各所に間接光の柔らかな明かりと意匠照明をちりばめることで、昔からこの場所にあったかのような居心地の良い空間を創出しました。
- オープン
2024
- 所在地
神奈川県
- クライアント
株式会社キープ・ウィルダイニング様
- ソリューション
テナント内装設計、デザイン
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